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2017年3月19日 (日)

音色力学 ガボール・ザボ the sorcerer 魔術師

Szaboxガボール・ザボはハンガリー動乱でアメリカへ亡命し、jazz界で活躍してやがて1981年に祖国ハンガリーへ戻るが、1982年の2月26日に亡くなる。ガボール・ザボのレコードはインパルスレーベルとスカイレーベルに止めを刺し、音の良いレコードは録音年代からスカイレーベルまでとなる。1980年代も終わり頃、LAの中古レコード屋さんにインパルスのオリジナル盤(オレンジ黒レーベル)は未だ残っており数ドル~20ドル程度で購入できた。ブルーノートのオリジナル盤などはよっぽどの専門店へ行かないと見られないが、そうゆうお店に辿り着くのが至難でありました。タイトルのthe sorcererは魔術師となるり、その原点はインド音楽でありシタールへと繋がり、同様に影響を受けたのがコルトレーンとなって共通点がある。

J160exxこのザ・ソーサラー魔術師をcelloのパフォーマンスで鳴らそうとしたが鳴らず悔しい思いをした時期もあり、特別な思い入れがある。更にこの録音がされたボストンまで飛んだが痕跡は無かった。演奏しているギターはgretsch(グレッチ)で電気ピックアップを付けて、あの独特のハウリング奏法を織り交ぜている。他の多くはギブソンのj160eで演奏録音しているため、ジョンレノンが使い価値の上がった1964年製を手に入れ音色の研究をした。前置きが長すぎた、要するに原音を知らずしてjazzオーディオは進化のしようがない、が基本的スタンスなのだ。スタインウイのフルコンサートd274は近所のk賀先生の所で弾けば原音は確認できる。幸jazz喫茶をやっている関係上、日本の有名なjazzミュージシャンと親しくなり、楽器の銘柄について質問しといて演奏中に音色を記憶する。これで漸く音色力学の判断材料が揃うことになる。

Emこの音色について実にもっともらしく論評する御仁を見かけるが、ビリー・ホリディなんかとうに生を聴けないのだからこうあるべきなど無いはずで、どんな表現になっても仕方がない。ところが楽器の場合は、セルマー・マークⅥで、5スター・ミディアム・メタルのオットー・リンク・マウスピースと#4リコ・リードが取りつけられてたコルトレーンのテナーは、似たようなセルマーで音色は確認できる。さて振動力学から派生したScan-Speak 15W/8530K00システムの音色は抜群で、自信を持っていた。

Sorcerer常連さんがレコードを聴かせてよ!と言うものだから久しぶりにメインのアルテックシステムに電源を入れ、ガボール・ザボ the sorcerer 魔術師インパルスオリジナル盤をかける。ここのところ音色々と追求して、いささか音力を忘れてしまって、アルテックから飛び出すオリジナル盤の音力に全てが吹き飛んだような気がした。音色力学に音力学を加算しなければならないがレコードオリジナル盤の必要性があり、やはりレコードには適わないか。

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