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2017年4月10日 (月)

電源力学 金属コンデンサ開発騒動記

Macro画像は本年度驚異の紅葉となった Opuntia macrocentra var. minor ウチワサボテンで、3月期の低温が原因で本来生長に回るべきアントシアニンが生長の停滞で濃度が増して紅葉となった。サボテンの研究は中学時代に始めたから優に50年を超えて、オーディオの歴史よりも長い。清水(市)でも当時の温度記録(プライベート)から2度~3度冬季の温度上昇が見られ、確実に地球温暖化が進行している。サボテンは6000万年くらい前にフツーの植物が進化して登場した植物で、トゲは葉っぱの進化したもの。砂漠化が進行しても生き延びられる高度な植物で、この先もしっかり生き延びると思う。人間はトゲ人間になるほど体質進化は出来ないから、知恵を進化させていかないと自ら招いた地球温暖化にやられてしまう。

11ミルトさんがjazzライブへ行って来た。開口一番”良い勉強になった!”シンバルの音が純銅電解コンデンサの音と似てると言う。とてもじゃあないがライブ感を出すなどオーディオでは不可能だが、少なくとも音色が似てくれば大成功でその感じを掴んだらしい。更に主電源の2次電解コンデンサを撤去して純銅電解コンデンサだけの音は、一段と音の滲みが消えてはっきりしたと連絡が入る。純銅電解コンデンサにすると音が自然に近くなり、質感の表現が増すように感ずる。電気仕掛けを如何に自然界に近づけるか!がjazzオーディオの命題でもある。

1純銅電解コンデンサの成果に気を良くして、更に次々と閃くものだから金属コンデンサの開発中に挑んでいるが、エラク難航している。ofc純銅板をマイナス極に使いプラス極は電解液を綺麗に洗浄した酸化皮膜付きアルミ箔で、中間に挟むべき電解紙は使わず、乾式の金属コンデンサを目論んだ。ところが極間タッチが起きてしまいコンデンサの体をなさない。

22電解コンデンサのモデルは図の通り。陽極箔はアルミに酸化皮膜の誘電体層を生成し、電解紙は真性陰極であり紙から配線は出来ないので陰極箔を付けている。画像上両箔とも波打っているのはエッチングで表面積の拡大をしているため。誘電体は絶縁層なのだから電解紙を撤去して陰極箔にofc純銅板を対向させても、導通は出ないはず。これが短絡してしまう。

2どうにも分からないので拡大鏡を準備した。顕微鏡があれば簡単に分かるのだろうが。そもそもこの拡大鏡はカートリッジの改造用で準備したものだからx10しかない。ガリレオの時代望遠鏡が発明され、その逆の拡大鏡ミクロスコープも発明された。イタリアバロック期の天才彫刻家ベルニーニは教皇のシンボルであるミツバチを、このミクロスコープで密かに観察し精密なミツバチを彫刻してバル・ダッキーノを完成させ、教皇を大いに喜ばせた。

3多分このミクロスコープと同じ程度の倍率だから、ミツバチくらいにしか分からない。画像から読み取れるものは酸化皮膜の厚みにバラツキがえらくあることで、エッチングの深い所は酸化皮膜が厚く、凸出している所は薄いのかも知れない。その薄い誘電体層はチョットしたストレスで破壊してしまい、電解紙はこの不安定な誘電体層のクッション材の役目もしているように思う。この先は顕微鏡の世界でそこまで見る気は無いが、電解コンデンサのアルミ箔を利用しての金属コンデンサの製作は無理と分かり、次なる酸化皮膜の検討をする。電解コンデンサの専門家からすれば無知無謀と言われるでしょうが、無知無謀が故に出る自由な発想もあるのだから面白い。

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