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2017年5月22日 (月)

振動力学 ソニーCDP-337ESD最強化手法その2

0_2ハイエンド時代のcd機はスチューダーのd730で、プロ機ゆえに使い難く最後まで使いこなせなかった。これにcelloのR-dacをdaコンバータで加え、当時考えうる最強のcd再生装置と自負していた。ある日、知り合いのオーディオショップの店主がエンジニアを連れて最強のcd再生装置を聴きにみえた。音の噂を聞き付けて、なんてこたあない他流試合に来たのだ。

01x持ち込んだクオードの66cd 16bit改造機と金満cd機の対決は...内心青ざめたが”まっ、もう少しキメを細かくクリーミーにした方が良い!”と偉そうに金満返事をした。しかし内心は大いに焦り、なんだいR-dacのbb pcm63kの20bitより、フィリップスtda1541の16bitの方が魅力的な力強さは出るのか!この事件はその後のオーディオ人生に大きな転換をもたらすコトになった。66cdの改造機を作ったのは町の電子屋さんで、こっちはプロだから負ける訳が無いなどど高慢だったが、知恵に完敗した。振動力学上構成要素は少ない方が音の力強さが出て、jazzオーディオは16bitが似合う。

1リモコンヴォリューム、ヘッドフォン、出力セレクト、デジタル出力関連などごちゃごちゃした配線は全て撤去して必要最小限とする。ご覧のようにすっきりとして水晶粒防振構造化が楽になる。cdドライブ側と電源トランス部は仕切り板を付けて水晶粒充填可能にしておく。電源トランスは出来るだけ解体してコイルに水晶粒が接触するようにしておが、この部分は外部の純銅電解コンデンサ側に移植する。

2最大の難関がcdドライブユニットの水晶粒防振構造化にあり、細心の注意を払い改造に挑む。画像では見えないが底はリニアモータとピックアップ点検用で大きく窓が開いており、ここは水晶粒の進入を防ぐ為にmdfの薄板で蓋をする。

3スピンドルモータとピックアップ部は水晶粒の進入を避けるために薄板で土手を作る。この辺りはしくじった時、簡単に撤収出来るように木工用のボンドで貼り付けておく。cd上部の押さえ機構はofc純銅棒を加工して作ったが、ここから派生してとんでもない方向へと進化するが、これについては稿を改める。

4改造なったcdドライブを本体へ組み込んで具合を見る。板金作りの本体はあっちこっちに穴が開いており、ガムテープと油粘土を使い水晶粒のこぼれ防止や侵入防止を行う。通電テストをするが問題なく回転再生をし、ホッとする。

5毎度ながら水晶粒充填作業は土木作業でCDP-337ESD改造作業のハイライトだ。但しアンプやスピーカと違い豪快にドカドカと充填する訳にはいかず、繊細な充填作業が続く。電源トランス部は中目、cdドライブとdaコンバータ部は細目の水晶粒を充填する。cdドライブにはテープを貼っておき充填が完了するまでcdピックアップ心臓部を保護する。

6満遍なく水晶粒を充填して完了となるが、最後は左官屋さんみたいにコテを使い水晶表面を滑らかにする。ターンテーブルと同じ構造で、cdドライブユニットは水晶粒の中にズボッと埋めているだけ、でありますから水平方向は埋めながら微調整をする。画像はofc純銅のcdクランパーで変芯がありサーボ系に負担を掛けているが、標準のマグネットクランパーにするとサーボの立ち上がりから回転安定度が別物で、水晶粒防振効果はサーボ系の安定化にまで貢献しているから驚きだ。回転cd面下側と水晶粒表面のギャップは小さい方が振動対策には有利で、精密ギャップ調整を行う。この精巧さは左甚五郎や!と威張って回転させると、四方八方へ水晶粒を撒き散らし腰を抜かす。回転すると静電気が発生して水晶粒がcd面に貼り付き、それを遠心力で四方八方へ撒き散らしたのだ。

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