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2017年5月14日 (日)

修理力学 アキュフェーズcd機dp-11復活3

Micx画像出展:wikipedia
フィレンツェのウフィツィ美術館で一番たまげたのがミケランジェロの「聖家族」で、1507年に油彩とテンペラで描かれたとある。ミケランジェロの筋肉フェチは若干あるものの透明度は抜群でキメ細かくクリーミーで、上手さに舌を巻いた。彫刻家としてのミケランジェロだが、天才とはかくもあるものなのか。バチカンのシスティーナ礼拝堂の天井画は漆喰へダイレクトに描くフレスコ画(水彩)で、20mの上空だからキメ細かく見えるが実際には映画の看板みたいにダイナミックで粗いが、しかし力強さは凄い!

1入手したソニーのcd機CDP-337ESDは筐体の角がひしゃげて、手荒く扱ったフシがある。そのせいかトレイのリニアガイドに歪が生じて出し入れは出来ない。先ずは機構の修理から入り、メカの芯出しをしオイルを給油して、何とかトレイの出し入れ動作が出来るようになった。そこでcdを投入する。ここからが地獄でいくらサーボパラメータを調整してもまともに動かない。丸2日も費やしてしまった。原因は画像の運搬時固定ストッパーが破損して引っ掛かり、シークの原点出しが出来ないからヘッダーを読めない。ドライブを解体しないとストッパーは外せず、そこで強引にストッパーを曲げてもぎ取った。daコンバータと記したのは防振で貼り付けてあったセラミック?板。

2RF(Radio Frequency)信号のアイパターン波形を見るが美しくない。フォーカスサーボをいくら調整しても波形は揃わず、Z軸方向の変芯が大きいようだ。機構のガタか手荒く扱って水平方向に歪が生じたかは定かでない。ピックアップkss-190aのレーザーダイオードの出力調整をすると1.5vppと十分な出力で、1.4vpp位に押さえた。とゆうコトはピックアップは寿命が未だ十分にある。

3アキュフェーズのcd機dp-11のピックアップのRF信号はいくら増強しても500mvppと小さく、明らかに寿命が来ていたのだ。

CdschRF信号が十分大きいことに気を良くして厳密な調整に移る。調整マニュルなどないから回路図とrfアンプとサーボのチップセットを調べる。チップセットはソニーのcxa1081とcxa1182で、これは内部のブロック図が入手できるから概ね推定できる。

5RF信号を見ながら各サーボのパラメータ調整を行う。この調整位置は記録に留めておく必要があり、拡大撮影しておいた。cdメカは4軸仕様の直行ロボットで、トレイの出し入れがy軸、フォーカスサーボがz軸、トラッキングサーボがx軸、回転スピンドルサーボがθ軸で、なんだか職業病みたいになってきた。

4ジャンク品の15000円を呪ったが、RF信号のアイパターン波形は汚いもののサーボ系に若干の余裕度もあり、まあ良しとしよう。しまった!ソニーのcd機CDP-337ESDの修理に夢中になってしまい、アキュフェーズcd機dp-11復活どころではなくなっていた。こんなポンコツcdメカをdp-11へ移植する訳にはいかない。しかしCDP-337ESDの音はザラメだね、音が良いと評判だが。

Sistinax画像撮影:あんぷおやじ
ここで巻頭に戻り、ミケランジェロの聖家族とシスティーナ礼拝堂の天井画となる訳。安物のcdでも十分や!と言われる御仁も300万円位のハイエンドcdの良く調整された音を聴くべし、まさにミケランジェロの聖家族風で近くで観ても遠くで観ても良い音に聴こえる。一方でCDP-337ESDの音はザラメだがチューニング次第でキメ細かさも増し、しかし粗いは力強さに通じシスティーナ礼拝堂の天井画になり近くで観れば粗いが遠くで観れば良い音で、jazzオーディオにはこのローレゾの16bitが良い。

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