振動力学 チャンネルデバイダ その3
エンチョー(ホームセンター)の資材館は朝8時にオープンとなっているが、7時50分頃行っても開いている。先ずは開店前にmdf12mm板材を確保しておいて、8時になったら直ぐにカットしてもらいその時間僅か10分、お陰で朝から仕事になり、あんまりありがたいものだからレジの女の子に”早朝から助かります”と感謝すると、”全国のホームセンターでは朝6時からオープンする所もありますよ”と言う。便利なシステムには違いないが、よくよく考えるとそれを織り込んだ社会構造になっており一向に楽にならない。チャンネルデバイダの板材を確保し嬉々として戻る。
あらかじめrcaジャックとiceインレットコンセントの穴加工をしておく。カニンガムcx345パワーアンプ側にポテンショメータのレベル調整を内臓させているから、チャンネルデバイダ側にはレベル調整を付けない。外観は表パネルがのっぺらぼうの単純なチャンネルデバイダになる。
現在は早朝4時30分、早朝のちょっとヒンヤリだが湿気の若干多めの空気は塗装にむかないが始める。毎度筆を運びながら、我人生最後まで画家魂となっていることに思わずニヤッとする。日が当たり始めるころには1回目の塗装を終えて乾燥させる。2度塗りが基本です。
これがkuraiman社長氏のチャンネルデバイダの全貌です。サイズは当初の設計が600mmx600mmx250mmだったものを、ひと回り小さくして550mmx550mm200mmとした。銅コンデンサ用のofc純銅筒には未だ銅コンデンサが入っていない。銅コンデンサはjensenの銅コンデンサとし、銀線リードとアルミケースは止める。
著名な評論家の記事を参考に高価なファインメット(日立)のグリッドチョーク(4個の鉄缶)を初めて使い、これに期待している。グリッドチョーク部は最低でも50kΩは必要で銅マンガニン線では巻きが難しい。プレートは銅マンガニン線を整列巻きして作りofc純銅筒に入れ、水晶粒で防振している。ここは何度もテストしたが、プレートチョークよりこの方が音がしっとりと潤いが出て良い。プレートチョークの銅線より銅マンガニン線の方が音の良い訳がなくて、要するに防振構造上整列巻き線で水晶粒に全面に渡って接触する構造か、グルグル巻きの内部は防振できない構造の差と踏んでいる。
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