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2017年7月27日 (木)

振動力学 水晶粒防振出力トロイダルトランス編 2

Patamp工房メインシステムのパワーアンプは2a3シングルで、出力トランスにプライトロンのpat-3025-se-02を使っている。これのスペックは1次インピーダンスが2.49kΩ、直流抵抗が40Ω、インダクタンスが18hとなる。何社か試したが音の品格でこれに決めた。その能書きがふるっており、特殊な巻き線方法とコンピュータ解析と、数百にも上る試作品によってスペックを決めた、とある。我ら素人軍団はやたらと試作をするのが当たり前、しかしプロでしかも最強のコンピュータ有限要素解析を持ってしても人手による数百の試作なのだから痛快、それだけ磁気現象は難しいとゆうこと。面白い考察、シングルトランスのpat-3025の重量は5.4kg、一方プッシュプルトランスのpat-4006の重量は2.54kgと軽い。その理由だが、シングルはa級動作で直流を流すため磁気飽和から逃げるべくコアヴォリュームを2倍近くにして、磁気ギャップなど飽和防止をやっていないと推測する。

Pt0そのプライトロンの電源トランスの巻き線画像が出てきた。なんてこたない、タムラのトロイダルトランスも似たようなモノで、こっちは巻き線方法を見てぎょっとした。コアの上下面に平たく巻いているから、我らのインダクタンスの測定法に問題があったのだろう。hiokiのlcrメータに頼りすぎた。一番簡単な電圧降下法によるインダクタンスの測定が、鉄心入りの大容量インダクタンスには向いている。

345出力トロイダルトランスの製作が可能?になって、俄然現実味は古典管カニンガムcx345シングルパワーアンプによる3相正弦波駆動のdp-80ターンテーブルなのだ。イマイチ筆が進まなかったのは真空管アンプにおける出力トランスの存在で、dp-80用なんて市販品には無い。それが自分で出来るようになれば補間作用が強力に働き、全てがテキトーで良くなる。目くじら立てて難解な数式を操り難しいのは、個々が独立していると相手に合わせなくてはならないからで、自分で全部作れば自分内談合で事は足りる。

Dp802そこで以前のエントリーdenon dpー80モータの可能性 から、実験データを引きずり出す。あんぷおやじのブログは難しい、と言われたりするが、このブログの目的のひとつにデータの整理があり、ココログを借りてやっているフシがありスマン!
そのデータから、
駆動周波数55hz
電源電圧±34v
駆動電圧22vrms
駆動電流0.13arms
トルクは十分すぎるほど出ている。

Dp806これらからインピーダンスを概算すると2次インピーダンスは172Ωでインダクタンスは0.5hとなる。カニンガムcx345出力トランスの1次インピーダンスは4.6kΩ、2次インピーダンスは172Ω、すると巻き数比は√4600/172=5.17となり、1700/5.17=330ターンと出る。電圧比では1次電圧140vrms、2次電圧25vrms、電圧比は5.6:1となり、巻き数比とほぼ一致する。まだ構想段階で、数値数式はテキトーで参考にはしないように。

Ttrxdp-80用カニンガムcx345の3chパワーアンプ及び200khz電流制御サーボアンプのトロイダルトランスは、電源トランスが1個、出力トランスが3個の合計4個となる。画像はトロイダルトランス1個分の水晶粒防振構造になるが、合計4個はターンテーブルメカの下部に水晶粒層を設けそこに入る。

35h0最近のトレンドは電磁鋼板の特性表を眺めることで、ここに小宇宙を見るような気がする。ロボット屋のモータ屋で磁石には随分拘ったが、電磁鋼板までは踏み込みたくなく避けていた。ラグビーファンだから新日鉄を支持し無方向性電磁鋼帯から選択すると、35h360となる。厚さは0.35mm、b50磁束密度は1.6t、ちなみに方向性になると1.8tとなる。磁化力hはdp-80の場合60maがmaxになるから80(a/m)となり、磁束密度は0.6tで最大値1.6tに対して十分な余裕が出来た。

337ソニーCDP-337ESD最強化手法は驚異で、緻密で細かい音をsn比良く拾う高額ハイエンドのcdpとは違い、色艶がつき音楽が躍動して聴いたことの無い音なのだ。これを体験しているのは名工ミルトさんとあんぷおやじだけ、理屈で考えればcdのデジタルデータを水晶粒防振して何で音が変わる?となるのでしょうが。いくら凄いパワーアンプを作ったとしてもcdやレコードプレーヤのセンサーから色艶素晴らしく拾えなければ、力の発揮しようが無い。とゆう訳で俄然dp-80用カニンガムcx345のトロイダルトランス設計へと、方針がグラつくのでありました。

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