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2017年7月 7日 (金)

振動力学 水晶粒防振電源ユニットを作る2

0新東名の新清水インターチェンジを下りると宍原で、初めて来た人は山ん中でたまげるに違いない。ここから甲府に向けて52号線をひた走ると中部横断自動車道の増穂インターチェンジへ到着し、後は楽になる。ところが六郷に新インターチェンジが出来ており、これで一般道の走行距離が50kmと大幅に短縮された。六郷で乗り、駒ヶ根高原の「こまくさの湯」へ向かう。昔、駒ヶ根に事務所を持っていた関係でこのパブリック温泉は仕事場になっていた。人生最大のピンチ負の時代にはよく各地の温泉を訪ね歩き、鼻下まで深々と湯船につかり温泉の気を目一杯吸い込むと少しずつ勇気が沸いてきて...やはり温泉には神様がいらっしゃるようだ。

1オーディオの神様はどうやら電源にいらっしゃるようで、時々姿を現しコルトレーンのリードを噛む歯軋りが聞こえる。かくして現在考え得る最強の電源ユニットを作っている。kuraiman社長氏電源ユニットのコンセントは(壁コンセント)はfurutecのgtx-dで、定価はなんと16,500円もする。高いので1個口なら安かろうと調べると、これまた13,000円もしてたまげた。勿論パナの安物にofc純銅板を巻いた手作りも考えたが、kuraiman社長氏のオーディオ装置はリファレンスにしておくべきと、furutecにした。
2そこで2個口を1個口の2連にしてしまおう作戦に出た。分解すると銅のバスバーで2個口は連結されており、この中央を切断すれば分離され、1個口の2連になる。このシリーズは金メッキ品とロジュウムメッキ品になるが、金箔は食べても大丈夫だから金メッキ品にした。
3純銅でできているから切断は楽なもので、ご覧のように2分割できた。これで1個口の2連になり16,500円/2=8,250円となり、これでも高すぎるがなんぼも売れないオーディオ用だから仕方がない。しかしコンセント歯等の各パーツは組み立て時にゴリゴリ押し込むのではなく、ポルシェタイプシフトのようにグニャと入り、作りは一流品でやはり日本製は世界一と思う。
4_2出力コンセントが完成した所でncwトランスの仕上げ改造に入る。ベース改造は粗取りでこれからが本番の改造になり、更にトランスをボツにする危険が伴う。黄色丸印部分が1次コイルと2次コイルの隙間で、ここにセパレータの樹脂が入っているから出来るだけ除去する。赤丸印は2次コイルと鉄心の間の何重にもなるテーピング材で、除去する。
5_2黄色丸印の樹脂セパレータ部は細いノミを持ち合わせていないので、マイナスのドライバを使いコイルに傷つけないように打ち砕きながら奥へ進む。赤丸印の多重テーピング除去は最大の難関で、僅かな隙間へ糸ノコを通してコイルに傷をつけないようにゴリゴリと切る。
6_2取り出した多重テープとゆうよりクッション材(赤丸印)は振動絶縁のために使うような素材で、テープより分厚い。黄色丸印2箇所に穴が開き、ここへ水晶粒細目を充填して仮蓋をしておく。このクッション材もそうだが、オーディオにおける防振と振動絶縁をごっちゃまぜにしているからややっこしい。防振は振動エネルギーを熱又は電気エネルギーに変換して消費させる。振動絶縁は外部に対して振動を伝えないから振動そのものは内部で消費される。このクッション材やゴムなどの軟体動物では防振効果は薄い。

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