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2017年7月31日 (月)

振動力学 水晶粒防振電源トロイダルトランス

00金田式の1980年代バッテリー駆動パワーアンプは誠に痛快で、乾電池ネオハイトップの数珠繋ぎでb級ならば70wも80wも出た。折りしもロボットが売れ初めて、他社との差別化はこのバッテリーアンプからもらったエネルギー効率の向上のテクノロジー思想で、以来一貫してエネルギー効率向上思想を原点に据えている。経営会議で力説したのは、直接的エネルギー効率の向上だけではなしに、使い勝手、サービス、メンテナンスも含めた間接的エネルギー効率の向上だった。金田式で妄信したり、音は良いの悪いのと聞こえてくるが、そんなのナンセンスで金田先生からもらった思想で自分流儀の音を作れば良い。

0xxそこでjazzオーディオに戻る訳だが、やはりここでも優先すべきはエネルギー効率の向上で、投資金額に対する音の良さがそれに値する。例えばタムラの金田式トロイダルトランスは55,000円もしたが音は別にで、今般成功した水晶粒防振電源トロイダルトランスはほぼ同額だが音は圧倒して、これこそがエネルギー効率の向上と言える。

1ここの所、暑さに負けて昼間は自宅で爆睡していると、名工ミルトさんから4、50分でそちらへ行きますが!と連絡が入り、慌てて徒歩で店に向かう。余談だが、愛車の花屋の車の冷却装置周りから水漏れが起きて遂にご臨終となった。30年も前の車だからもう仕方ない。持ち込んだのが上記設計図通りに製作した、水晶粒防振電源トロイダルトランスで、その仕様は素晴らしく、1次200v、2次18vx2、9.9vx2、4.5vとソニーCDP-337ESDの200v仕様電源トランス、これこそが電源密結合の秘密兵器なのだ。

2早速トランスの体を成しているかの検査をする。負荷抵抗は代表格巻き線の(18vx2)に47Ω抵抗を並列接続する。200v仕様で電源が間に合わないので、スライダックのmax130vまで上げる。ミルトさんの電圧降下法測定による1次インダクタンスは33hとあり、十分な値を示している。

31次電流検出抵抗はdealの10Ω1%を使う。1次電圧をスライダックmaxまで上げて電流を測ると185maと出た。

4この時の1次電圧は132.5vとなる。

52次電圧は22.5v、先ずは電圧比換算、200v/132.5v=1.51、1,51x22.5v=34vとなって、設計値36vの計測誤差も含めた誤差範囲。2次の負荷電流は1次負荷電流185maから換算すると、(132.5v/22.5v)x0.185a=1.1aで十分すぎる値になる。出来た!とエージングに入るが24w程度の負荷では、1次、2次巻き線とも熱の欠片すら無い。もっと凄いのは、トランスの唸りの発生する要因が皆無で、これこそが医療用に使え、サイレントトランスと命名しよう。このサイレントトランスは勿論特許構造だが、著作物としておく。又しても余談だが、オーディオ用電源アイソレーショントランスでブ~ンと唸りが出ても平気で作っているメーカもユーザーも、この振動で音を悪くしていると気付いて欲しい。

7ミルトさんの健闘を讃えながら”こんなに凄いことは力説して広めることは止めよう”と言うと、ミルトさんは”空しいだけ”とつぶやいた。ハイエンドオーディオに大枚投資して、金額換算なんかできやあしない。金額換算できないものを広める訳にはいかない。学術的権威で難しくしていることへのアンチテーゼで、難しいトロイダルトランスを四則演算だけで作れるように簡単化して大衆レベルに引き下げた。権威権力の威を借りても音はたかが知れている。

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