デザイン力学 General Radio Impedance Bridge Type 1650-B
これはアメリカGeneral Radio社のインピーダンスブリッジで、1650Aの後継機種としてコルトレーンの亡くなった翌年の1968年に発表されている。今更インピーダンスブリッジもないもので、LCRメータでコト足りる。たまたまオークションでレクロイの電流センサーを探していたらヒットして、思わず手に入れた。
amp工房メインシステムの再構築ではラインアンプのヴォリュームが10回転ポテンショメータに変わり、そのツマミを探していたらGeneral Radio Impedance Bridge Type 1650-Bの超大型のツマミに惹かれた。落札のお代はポテンショメータのステレオ分位で、こうゆう時オークションは役立つ。間もなく現物が届き”解体したろか!”と勇んでいたが、ホレボレするデザイン力学にやられて”解体するなど不埒モン!”となってしまい、又してもガラクタが増えた。
小型のスーツケースみたいなヤツを開くとインピーダンスブリッジのパネルが現れ、思わず”オーッ!”と感嘆し時代の余裕度を感ずる。デザイン力学なのでしょうが、後世に残る優れたデザインは成果主義の現代では中々生まれ難いのかも知れない。
| 固定リンク