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2017年11月 9日 (木)

喧々(けんけん)力学 トランス結合古典管回路1

Jirox dcサーボモータpwmアンプ修理の後遺症で完全に夜型になってしまい、出社は夕方になる。出社して間もなくミルトさんが”スピーカの相談があります”とみえた。”ウーファをaltecにしたいが...”と言われたので”ようやく改心しましたか?”と讃える。静岡のレイブラウン本山二郎さんの生ベースを眼前で聴けばaltecになってしまい、重いコーン紙ではもたついて軽やかなベースは表現できない。現代録音の重低音を求めるならば重いコーン紙が正解で、後は何をどう表現したいかで決まる。今一番の関心事は喧々囂々(けんけんごうごう)力学のうるささの除去で、その解決方法がトランス結合古典管回路にあると説明する。その論拠は?水晶粒防振構造の銅線及び純銅線のみを使用して、ニクロム線抵抗からの決別なり。

Itoxxさてトランス結合古典管回路となると、伊藤先生の回路と佐久間さんの回路となる。先ずは伊藤先生1940年製作の50ppパワーアンプの回路図、道楽の末の最後の回路と言われ、utc原型回路のコピーをしたと白状しているから、当時のスタンダードとみた。オリジナルutc、モディファイ伊藤と記載し出展を明らかにされている正統派。50を駆動するには3段増幅器となり、段間トランスは3個必要となる。

Sakumaxx続いて佐久間さんの50プリメインからパワーアンプの部分のみ抜粋した。12aの前にもトランスがあるから段間トランスは3個必要で伊藤先生と同じ。結局は1930年代の回路のコピーで進化、いや退化?させる必要は無いと言える。両方の回路図にある赤丸印の抵抗は、音を悪くするから電源トランスに巻き線を増やして除去する。

450xxでありますからコピーを重んじデフォレストのこの基準回路に回帰しよう。この回路は1段増幅器でこれを必要段数追加すればよい。従ってオリジナルDeforest、モディファイあんぷおやじが今後の回路となる。赤丸印はカップリングトランスの1次側で、ここに直流を流すから磁気飽和させないようにコアボリュームを選択する。黄色丸印は2次側でこっちも可変負バイアスで直流を流すが微々たるモノ、このトランスに印加する負バイアスが電流センサー検出値によってpid制御される。続いてヒラメントになるが450の場合は7.5v1,25a、345の場合は2.5v,1.5aで共にmj15024で直流安定化電源とする。これによりハムバランスは取れるからこの回路上に抵抗は現れない。

T2_2音進化のチャンスは上手くいかなかったり謎めいた時にあり、プレートチョークがそれで、何でファインメットに銅線を巻いて銅マンガニン線抵抗のような音にならないか。銅マンガニン線の音だってたいして良くない。ここから大いに見えるのもがある。トランスの巻き線がポイントで、グルグル巻きのワニスベタベタは振動に対して無防備で音を悪くし、コアの材質は2の次となる。例えば10kのインピーダンス段間トランスを作るならば、線径を決めて巻き数を決めて、結果一重巻きとなるようトロイダルトランスの径を決める。大きくなろうが高額になろうがそんなのたいした問題じゃあない、violaのヴラボー4box(1,500万円)を考えれば断然安い。

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