« 振動力学 jbl 2405 スーパーチューニング編2 | トップページ | 振動力学 jbl 2405 スーパーチューニング編4 »

2017年11月24日 (金)

振動力学 jbl 2405 スーパーチューニング編3

Salvator_mundixx画像出展:wikipeia
「サルバトール・ムンディ」はダ・ヴィンチが1500年頃に描いた、青いローブをまとったイエス・キリストの肖像画とされている。1498年に最後の晩餐が完成したからその直後になるが、直後にしてはどうも違和感がある。画面向かって左の手の表現がスーパーリアリズムの如き緻密丹精さで、ダ・ヴィンチ絵画ではダントツに凄い。またキリストの持つ水晶玉は似合わないし、第一聖書には「水晶に似たガラスの海のようであった」とあり、オカルトチックな水晶玉を持つ記述は無い。余談だが、和訳のこの文章からは正確性は伝わってこない。じっさまはヘブライ語の原典を読んでいたから、ここでしか分からない。この謎めいた水晶玉は想像逞しくさせて、「サルバトール・ムンディ」から第2のダ・ヴィンチコードが出てくるやも知れない。

Sei参考までに、
水晶に関する聖書の記述の一説、ヨハネ黙示録から。

1真鍮にニッケルメッキされた端子は抜き去り、穴が残るのでmdfの円柱を作り穴へ打ち込む。そのmdfの中心へ穴を空けモガミのofcを通して接着する。銅箔とポリミイドのヴォイスコイルリード線をモガミのofc線へハンダ付けし、直接リード出しとする。

2ここからがゲージュツ的作業になり、細目の水晶粒をフルイに掛けて微細目水晶粒を作る。ダイアフラムの内側はイコライザで押さえるため、水晶粒のリング小を作る。画像の水晶粒防振リングは余り美しくないと見られがちだが、やれば分かるがこれだけ綺麗なリングにするには神業なのだ。

3ダイアフラムの外側はホーンで押さえるため、内側より大きい水晶粒のリング大を作る。画像のように水晶粒防振リングの大は実に美しく仕上がった。2台分で内側小2個、外側大2個の合計4個の水晶粒防振リングの製作に、作っては捨て、作っては捨てて精根尽き果てた。

4続いてイコライザの内部へ微細目水晶粒を充填する。このまんまでは水晶粒がこぼれてしまうため、表面に強度の十分にある粘着テープを貼る。

5次はイコライザを取り付ける真鍮ネジの貫通穴の空間に、微細目水晶粒を充填する。


6ここまでくればシメタもので片の力が抜ける。先ずはイコライザをネジ止めするが、水晶粒防振リング小がダイアフラム内側の中央に来るように配置する。

7イコライザが付いたらホーンの取り付けになり、水晶粒防振リング大をダイアフラム外側の中央に配置する。ホーンを取り付ける時の4本のネジの締め付けトルクは均等になるようにし、力の入れ過ぎで水晶粒防振リングを破壊しないように気をつける。

9組み立て完了後のjbl2405を横から見ると、本体とホーンの間にギャップが見られる。ここから水晶粒が進入してダイアフラムの外側とホーンの内側を防振する。このギャップが均等になるようにネジは締めてある。水晶は磁石に着かないところから全てが始まり、ダイアフラムの一部が剥き出しの開放構造で水晶粒の微塵がヴォイスコイルの磁気ギャップに入ったって、何ら影響は無い。

8組み立てが終わったらsg505オシレータに直接繋いで音出しをする。低い周波数でビビリが無ければ合格で、音色は本番で確認する。ここまで手の込んだツイータの防振構造は初めてで、振動力学上一段と進化した。但し余りにも大変で且つツイータをダメにする可能性もあるから、人様にはお勧め出来ない。今回は約束上kuraiman社長氏の分を改造したが、これで終わり。ツイータの透明度は上がり、喧々力学のうるささから一段と解放されることだろう。後は自分用のgauss1502を同様の水晶粒防振構造化するだけ。

|

« 振動力学 jbl 2405 スーパーチューニング編2 | トップページ | 振動力学 jbl 2405 スーパーチューニング編4 »