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2017年12月29日 (金)

Sound Lab electrostatic speaker A1 復活 3

0出展:ステレオサウンド102号
1992年のステレオサウンド誌だから25年も前になるか。特技はステレオサウンド誌から音が聴こえてくることで、サウンドラボA1コンデンサスピーカはこの記事から妙なる音色が聴こえてやられた。A1コンデンサスピーカの左側はウーファのB1で日本にはこれしか入っていないようだった。これをcelloのパフォーマンスでブリッジ接続しているから、この仕組みは理想的に見えた。サウンドラボA1は言ってみれば深窓の令嬢のようなモノで、恒温恒湿に制御された過保護環境でないと生きられない。われら庶民の劣悪な環境では、例え入手できたとしても生きながらえない。落とし前は劣悪な環境でも何とか生きながらえる改造を施す。

1記憶は自分に都合の良いように改竄されてしまい、これが歴史の実態と思う。コンデンサスピーカなんか高圧とマッチングトランスだから簡単な回路だよな、と記憶はそう言っていた。ばらしたらなんか凄そうで...

2_2これが問題のコッククロフト・ウォルトン回路( Cockcroft-Walton)で、湿気にやられて年中漏電していた。

3全部部品を外して蓋を見る。バイアスはac100v入力の高圧トランスをボリューム可変する荒っぽさで、この辺りはアメリカ気質の豪快さの表れ。高音調整のブリリアンスコントロールなるものが付いている。低音調整はバナナプラグの差し替えで行い、1枚のフィルムスピーカなのに、なぜだろうか?

4x これも思い出したがac100vバイアス調整に呆れて入力97v、出力1,400vの高圧トランスを当時ユニオン電機に作ってもらっていた。この電圧の根拠はコッククロフト・ウォルトン回路8段で16,000vまで発生させることによる。バイアス調整はスライダックを使い、ac100v1次側の電圧調整で行う。

5パーカショニストのnakaさんがみえた時”後悔している”と言ったシロモノでご覧のようにサウンドラボA1の回路は大変複雑なのだ。チョイチョイとコッククロフト・ウォルトン回路だけ作り直せば終わり、がとんでもない事態になってきた。

6 こうなりゃあ火事場のクソ力でやってやろうじゃあないかと、完全にバラバラに分解した。オーマイトの100kΩ100wの抵抗とascの0.01μf16kvは低音と高音の合成に使われている。

7いよいよ本題のコッククロフト・ウォルトン回路で3kv高圧ダイオードと0.02μf3kvセラミックコンデンサ8段が数珠繋ぎになっている。ここから散々漏電して基板が焦げたため、ホットメルトで固めたのはマズかった。この手は耐圧が足りない。直るかどうかは分からないので投資は出来ないが、このコンデンサをジャンセンの銅コンデンサ0.02μf1000vに交換すれば確実に音質は向上する。

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