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2018年1月21日 (日)

ジャパンレプタイルズショー2018 Winter 2

Rep2昨日に引き続き本日も生きものや菊屋のブースに詰めています。人間観察の絶好の機会で、ヘビメタのようなファッションに腕に刺青をして怖そうな若者のボールパイソンを見る目は優しく、実はみんな優しいのだ。総じて爬虫類女子が多く、旦那や彼氏に高価なボールパイソンを買わせたり、時にはオタッキーで女子1人で買いに来たり面白い。画像は北海道の動物園からボールパイソンの大蛇を見に来られて、次男坊がケージからやっと引き出したさまで、手伝いで始めて大蛇に触ったが冷たい!どうやらボールパイソンは夏の動物のようだ。手前は清水(市)の老舗のうなぎやの若旦那で、爬虫類にはまりお手伝いに参加してくれた。アメリカ人の大蛇権威者、中国人の豪商、ドイツ人の爬虫類マニア、芸能人、植物ハンター、趣味嗜好の世界は国家間とか人種とか宗教とかの垣根を瞬時に取り払い、どうやらここが平和の原点のような気がする。

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2018年1月20日 (土)

ジャパンレプタイルズショー2018 Winter

Bobxx1月20日と21日はツインメッセ(静岡市)で開催されますジャパンレプタイルズショー2018 Winterへ参加して、amp工房はお休みです。生きものや菊屋の展示ブースで説明員をしていますので、ご来場された方はお声を掛けてください。ボールパイソンの世界的権威者ボブ・クラークとの再会も楽しみです。

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2018年1月19日 (金)

Sound Lab electrostatic speaker A1 復活 20

0quad esl-63コンデンサスピーカはボーカルの表現力がaltecシステムとはまるで違い、妖しい。altecなどのダナミックスピーカはリニアモータで、ヴォイスコイルまではまあ正確に動作するが、コーンの位置ではもうアナタまかせのテキトー。コンデンサスピーカは静電リニアモータだから、フィルムの振動位置はまあ正確。altecの投げやり音離れの良さに比して、コンデンサスピーカは最後までサーボが掛かりネチョとする。最近はこう解釈してコンデンサスピーカの方が正確に動作していると決めているが、どっちが良いかなどお好きにどうぞの範疇。我がマドンナ、カルメン・マキさんの場合は、寺山修司さんの天井桟敷班優等生の初期はコンデンサスピーカが似合い、画像の板橋文夫さんとjazzった2007はaltecが似合う。

1マドンナカルメン・マキさんの天井桟敷班優等生時代の詩集をquad esl-63コンデンサスピーカで聴いていたら、がぜんやる気が出てきてSound Lab electrostatic speaker A1復活作業に没頭している。エンチョーまでmdfの切断に出向く時間も惜しく、手持ちのmdfを使い自力でカットして板取りした。

21mm位の誤差や直線性の悪さはあるが切りきった。jazzと同じで設計図(譜面)はあるが現物を見てアドリブが出てしまい、原型とは非なる電気箱の形状となったがまあ良いか。続いて各穴加工のケガキ線を書き込む。

3サイドパネルは左右合わせて4枚、これをバイスでクランプし4枚重ねていっぺんに穴あけをする。


4_2穴加工が終わったところで組み立てに入るが、寸法誤差でエンチョーカットみたいに綺麗に組めず歪んでいる。水晶粒防振構造にしてからmdf材がベストで安いし、加工は切れるノコギリさえあれば紙を切るような感覚で切れて、素人細工で全く問題ない。

5Sound Lab electrostatic speaker A1の背面電気箱の上に、追加の電気箱を乗せてチェックするが問題ない。板取りから組み立てまで僅か1日で終えてしまった。要はやる気の問題だな~。

6電気箱の仕上げに部品の取り付けを行う。左から高音ブリリアントコントロールボリューム、ofc純銅スピーカ端子、高電圧バイアス調整用スライダック、純銅iceインレット、これでオリジナルとは次元の違う音になると期待している。

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2018年1月18日 (木)

Sound Lab electrostatic speaker A1 復活 19

0000左から、某国営放送にも登場するようになったベースの生沼君、jazzプロデューサのm氏、ぼうや、イケメンピアニストのハクエイ・キムさん、jazzドラマーの大御所大隅寿男さん、jazzをカラーで表現するギタリストの平岡君、Sound Lab electrostatic speaker A1をスピーカと説明すると全員不思議がっていたが、なんせ鳴らせなかったから話にもならない。この時のレイアウトだが、左チャネルのA1は左奥の現在電子ドラムの置いてある場所で、電源の問題やアンプやcdの設置状況でこのレイアウトにした方が早く鳴らせる。とゆうコトで最後の最後にもう一度レイアウトを変える?

1作業は電気箱の設計に移り”サイズなんか自由に大きくすれば良いじゃん!”となるでしょうが、水晶粒の使用量が限りなく増えてしまい重量も桁違いに重くなり、案外難しい。そこで実際にレイアウトして高電圧のギャップをチェックしながらサイズを決める。1、高電圧バイアススライダック 2、高音用crフルター 3、高音用アッテネータでブリリアントコントロールと呼んでいる 4低音用トランスの半分 5、低音用トランスのもう半分 6、高音用トランス 7、低音用カップリング抵抗100kΩ 8、高音用カップリングコンデンサ0.01μf 9、高電圧電源トランス95v/1400v 10、コッククロフト・ウォルトン基板、検討結果500mmx400mmx200mmの筐体となり、本日エンチョーへmdf板の切り出しに重い腰を...
2何時までquad esl-63コンデンサスピーカの音が出ているか分からないので、kuraiman社長氏と連絡をとり聴きにきてもらった。レイアウトはスピーカの位置を目一杯広げて(黄色丸印)空間に音を散らせているが、相変わらず後からの音で不思議な雰囲気になってしまい、そうゆう曲を聴いてもらった。
3kuraiman社長氏とゴルフ談義、...談義、話は盛り上がり、カルメン・マキさんがマムゼルへ来るとミルトさんの情報を伝えると”いくべえ~!”となった。何とか清水にも呼ばねば。ほぼ同年代のカルメン・マキさんは反戦の旗手でもあり、我がジャンヌ・ダルクでもある。鬼才寺山修司さんの秘蔵っ子の優等生だったが、後のヘビメタ~jazzにブルースにベルソナが年とともに開放されて素晴らしい。画像のアルバムをquad esl-63コンデンサスピーカで聴くと異次元で、位相だ!音色力学だ!が吹っ飛んでしまい、コンデンサスピーカの妖しく怪しい不思議能力に何としてもSound Lab electrostatic speaker A1を復活させよう。

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2018年1月17日 (水)

Sound Lab electrostatic speaker A1 復活 18

0Sound Lab electrostatic speaker A1を喫茶室に引きずり出し研究室の空間が広くなった為、昔の絵画作品の保存状態の点検が出来た。色の剥がれは少ないがキャンバスに穴の空いているものなどがあり、これはまずいと余り見せたくはないが引きずり出した。展覧会用の作品は意見広告に似たようなモノで、家で落ち着いて見る作品とは違い、それなりの展示空間がいる。ハッと思い、纐纈雅代さんのアルトはライブでギュルギュルと前衛を聴くのは良いが、お店でbgmに流す音楽とは違う。Sound Lab electrostatic speaker A1とquad esl-63のコンデンサスピーカでは、纐纈雅代さんのキバが抜けてしまい似合わない。

1テフロン基板を使ったコッククロフト・ウォルトン回路の製作が佳境であります。ゲージュツ家を標榜しているから、同じもの2個目の基板の製作は途端に嫌気が差してしまい、何日もグズグズしていた。

2_2紙フェノール、ガラエポ、ポリミイド、テフロン等の基板の材質よりも、銅のペラペラパターンに電流を流さない方がよっぽど重要で、基板作りは金田式からヒントを得た。ジャンパー線はモガミのofc2515を使う。我々はロボット用多層基板の専門家で4層~8層は当たり前だが、多層はそれなりの事情(パターンが通らないやノイズ対策など)で多層にしているのであって音質とは直接的でないし、自慢にもならない。今でこそcadで安いが、昔の手張りの時代は6層基板で250mmスクエアのcpuボードを開発すれば、200万円くらい取られた。この手作りテフロン基板は原始的だから開発費は掛からない。

3_2しぶしぶ2枚の基板のジャンパー線を張り終えて、コッククロフト・ウォルトン回路のテフロン基板が完成した。これにスライダックと1400vのトランスを接続して、格段の電圧を測り8段が正確に動作しているか検査をする。

4オリジナルの左の基板と比較すればテフロン基板の大きさが分かる。耐圧=沿面距離から、耐圧不足はサイズを大きくすればたいてい解決する。各部品の耐圧は仮に10,000v/8=1,250vとすれば、2倍の2,500vあれば良いことになる。3kvでは余り余裕は無いが、この成極電圧をどれだけ上げられるかが、コンデンサスピーカの現状における性能となる。

5今回またしてもjazzオーディオ3種の神器(水晶粒防振構造、純銅素材、電源密結合)の恩恵をquad esl-63のコンデンサスピーカは受けた。実に透明度の高い腰の据わった音になり、特に高電圧バイアス回路のチューニングが音に効いた。どうやらコンデンサスピーカ音質の要は高電圧バイアス(成極電圧)にありと踏んだ。各社チョロい高電圧バイアス用トランスに、高耐圧だけがとり得のダイオードとセラミックコンデンサ、ここへもろに高音質オーディオ部品を投入すればエライことになり、300MΩの直列抵抗のみどうするかこの先思案する。Sound Lab electrostatic speaker A1の高電圧バイアス(成極電圧)は現在考えられるベストを尽くしたので、効果絶大が期待される。

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2018年1月16日 (火)

音色力学 Art Blakey And The Jazz Messengers - Moanin'

0BLP 4003 Art Blakey And The Jazz Messengers - Moanin' 1958 Lee Morgan (trumpet) Benny Golson (tenor sax) Bobby Timmons (piano) Jymie Merritt (bass) Art Blakey (drums) Van Gelder Studio, Hackensack, NJ, October 30, 1958
tk.1 Are You Real
tk.4 Moanin'
tk.7/9/12/14 The Drum Thunder Suite
tk.16 Along Came Betty
tk.19 Blues March
tk.21 Come Rain Or Come Shine
名盤中の名盤だし、当時売り出し中のお洒落で格好良いリー・モーガンが入っているから、レキシントン盤の年代ではないがお宝として大事にしている。
1_2 ブルーノートオリジナル盤の見極めに随分投資したから直ぐに分かり、rマーク無しだから正真正銘の初回プレス品、このクラスでも随分と高価になる。 October 30,1958年のVan Gelder Studio, Hackensackの録音は、最高の演奏と合わせて傑作を生み出した。よどみなく吹きまくるリー・モーガン、コルトレーンのお仲間だから少々理屈っぽいベニー・ゴルソンも良しとしよう。モーニンをご機嫌で聴いているとティモンズのファンキーなピアノの後に出てくるジミー・メリットのベースが、ボケて画竜点睛を欠く。いやamp工房のaltecシステムでの比較の話で、皆さんには関係ないか?
2ハッケンサックのスタジオで、お洒落なリー・モーガンの前にぶら下がっているマイクが有名なノイマンのu47なのだ。リー・モーガンのファッションはレジメネクタイに小さな結び目、ボタンダウンのワイシャツに...その後日本にも登場し我らも真似たアイビールック。昔はjazzメンがネクタイをしていたのですぞ!ヴァン・ゲルダーは積極的にこのマイクを使ってjazz芸術を記録してくれた。レコーディングエンジニアのt井氏にu47を聞いたら、ダイアフラムが硬化してまともなモノは中々無いと言われていた。
3BLP 4003 Art Blakey And The Jazz Messengers - Moanin' を録音中のヴァン・ゲルダー。ジミー・メリットのベースがボケていても結構、秘密主義のヴァン・ゲルダーさんも既に亡く、われ等は残った僅かな写真を手掛かりに音色力学の秘密に迫り、大いなる想像を巡らす。
U47x画像資料出展:wikipedia
U 47は大型ダイアフラムを持ったコンデンサーマイクロホン、ゲオルグノイマン社によって1949年から1965年の間製造された。U47は、もともとCMV3用に開発されたM7カプセル(ノイマンボトル)を使用していました。...中略 U 47の回路はテレフンケン VF 14 Mの真空管がヘッドアンプとして使われている。このVF14はRFの五極管軍事分野の無線用で特別選別品を使用している。
Vf14kとゆう訳でこのコンデンサマイクを生かすのも真空管とゆうコトになり、音色力学は真空管に帰結する。しかしu47を見てしまえば、これに勝てるマイクは無いような気がする。性能とか経済性とは関係ない、戦後復興のドイツ魂のような存在がそこにはある。あのままヒモ族(テープ録音)であれば、最後はノイマンu47で上物1本200万円の投資になっていた。

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2018年1月15日 (月)

Sound Lab electrostatic speaker A1 復活 17

000

少し前の話題だが、スパコン詐欺はグチャグチャな様相を呈して失望の極みとなってしまった。美しくないものは結局滅び、美しいとは表皮のことではなく内面のコトだが...だから環境(人脈、政治力)が恵まれていると誘惑が多く害であって純粋に技術論と芸術論でなくなってしまう。我らのライフワークである高効率発電機とjazzオーディオにおける水晶粒防振構造は、孤立無援の環境が実によろしく、限りなき自由と純粋に技術論と芸術論で成り立っている。

1さてテフロン基板を使ったコッククロフト・ウォルトン回路の製作に入る。テフロン基板は5極管を使ったラインアンプと、jazzショットバー三保クレイドルのマークレヴィンソンチャンデバでの実績がある。テフロン基板は音が良い、とまことしやかに伝わってきたが、音は別にで今回は絶縁特性で使用する。

2先ずはテフロン基板の切り出しををやる。autocadで1/1の原寸サイズの基板設計図をプリントアウトし、それに合わせてステレオ分2枚切り出す。

3続いてテフロン基板を2枚重ね原寸サイズの基板設計図を貼り付けて、一気にドリルで穴あけをする。

4 テフロン基板のは柔らかくソリがあるため重りを載せて一昼夜放置する。


5基板が出来上がったところでセラミックコンデンサと高圧ダイオードをマウントする。各部品の足は丁寧に汚れやメッキを剥がしておく。サウンドラボA1から外した3kvの高圧セラミックコンデンサの足は銅にスズメッキしたもので、音は良さそう。背面でジャンパ線の必要なところはモガミのofcを使う。ただ足が短く基板上中空に配置出来ないのが残念。電子部品は基板上中空にマウントし、部品の下側にも水晶粒を回り込ませるのが水晶粒防振構造では正解となる。

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2018年1月14日 (日)

Sound Lab electrostatic speaker A1 復活 16

0画像出展:wikipedia
イタリアのフィレンツェにあるウフィツィ美術館で一番たまげたのはミケランジェロ作の聖家族で、これほどクリーミーな絵は観たことがない。残念ながら聖家族の写真は無い。ウフィツィ美術館は写真撮影禁止で、廊下の天井画を撮影していたら係員に注意された(廊下ですぞ!)。マドリッドのプラド美術館もニューヨークのMoma近代美術館も写真撮影はokで、わざわざ海外から行くのだから有料でも良いから写真撮影は許可してもらいたい。フランクフルトのシュテーデル美術館は有料で写真撮影が可能になり、確か1,000円程度だったと記憶している。ストロボは美術品の保護上禁止になっているが、もちろん賛成する。音を分厚くすればシスティーナ礼拝堂の天井画のように粗になり、クリーミーさは消えてしまう。分厚さと緻密さクリーミーさの両方を併せ持つ音の表現は今のところ無理(そうゆう音は聴いたことがない)、この聖家族のような音の表現が現在の指標となる。

1今回はSound Lab electrostatic speaker A1復活におけるパワーアンプのチューニング前哨戦になる。アムクロンのpa用パワーアンプはハイエンドオーディオからみれば身分は低いが、下手なトランジスタアンプを作るより簡単に良い音が手に入る。何もいじらずワーファーデールも国産3ウエイも鳴らしたが、けっこうイケてた。端子はスズメッキ品の制御盤用の安物端子、その他プロ用と称してロボット屋が使うような工業用部品が多いから単純に純銅部品に交換するだけで効果は絶大になる。

2前哨戦は水晶粒防振構造化にする。まだ扱いはぞんざいで、中目の水晶粒を充填するが中身のチューニングは一切やっていない。水晶粒も基板の下側に入れるなど充填の難しい所は止めて、簡単にできる部分のみとした。

3altecやワーファーディールなど効率の良いスピーカならば出力は小さいが、コンデンサスピーカであれば50wくらい入れないと音にならないから発熱の問題がある。とりあえずトランジスタの放熱フィンの上部のみ熱交換が行われるように露出させた。

4この段階でもう身分の低いpa用パワーアンプとは言えない。クリーミーさが増して透明度が増して、これだから水晶粒購入量に500kgでも1tonでもやったろ!になる。quad esl-63コンデンサスピーカのエージングを兼ねてビビリが出る直前までパワーを入れて放置しておいたら、流石に放熱器が結構な温度になった。

5元々温度検出機構があり温度の上昇でファンの回転となるが、水晶粒充填でファンは止めて蓋をしてある。そこで大型のacファンをスライダックを使って電圧を下げ、無音で回し冷却効果は十分となった。ここまでのチューニングでSound Lab electrostatic speaker A1復活におけるパワーアンプの準備は完了となる。

6xこのアンプでquad esl-63コンデンサスピーカを鳴らしており、パーカショニストのnakaさんに聴いてもらった。初めて聴くコンデンサスピーカに感心しきりだったが、さすがパーカショニストで”コンガかボンゴの区別がつかないや!”ときた。altecほどキレキレにならないからパーカッションなんかの表現は難しい。やはり後方から音が出て音像の後に下がるのが気になっていた様子、これは現代スピーカにも良くある話で音響回折でそうなるのだがどうも馴染めず、altecのように前にガンガン出て欲しい。Sound Lab electrostatic speaker A1の音が出たならば、バックチャンバーを付けてこの問題の解決に挑む。

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2018年1月13日 (土)

振動力学 QUAD ESL-63の水晶粒防振構造化 了

000xSound Lab electrostatic speaker A1とquad esl-63の2種類のコンデンサスピーカを喫茶室へ出したものだから、研究室は結構スペースが出来て昔の油絵が見られるようになった。この油絵はライフワークの”愚考の輪シリーズ”のサブタイトル”再生のアイロニー”で80号の大作になる。たまたま絵の前にcdを水晶粒防振構造化したものを並べて置いたら、絵と合体して不思議な雰囲気が出て思わず写真に撮った。シュールレアリズムを標榜している20歳頃の作品で、技術は未熟だが発想だけは今でも評価できる。余談になるが、絵画もロボットもjazzオーディオも技術(上手い下手)に余り重きを置いていない、自由な発想と独創性を重んじてやっていると技術は自然に後からついてくる。

01サウンドラボA1コンデンサスピーカの水晶粒防振構造化には大量の細目水晶粒を使用する。今回は600kg入荷してその内200kgを分けてもらった。1袋が何と50kgもあり持ち上げられない。これをkuraiman社長氏もミルト氏も軽々と運ぶのだから、恐るべし。仕方がないのでズルズル引きずってaltecシステムの裏側へ運んだ。

1x_2毎度ながら言い訳のように1時間と称して時間を割き、quad esl-63コンデンサスピーカのチューニングをやっている。純銅素材の試作品がゴロゴロしており、今回は不細工な試作品の有効活用。1番と3番は試作品の純銅プラグでofc板を叩いて作ったもの。2番はフルテックの純銅プラグにカルダスマルチストランドワイヤー。4番はesl-63の高電圧バイアス調整スライダック。5番は水晶粒防振構造化したカルダスマルチストランドワイヤーの電源線。6番はkuraiman社長氏に納品したアイソレーショントランスと同じ改造品で、水晶粒に埋もれている。7番はパナwn1512kコンセントにofc純銅板を貼り付けた試作品。これらで電源密結合の電源ユニットを急ごしらえした。

2esl-63周り全てにカルダスマルチストランドワイヤーは使えないのでモガミofc線を水晶粒防振構造化スピーカ線と電源線、iceインレット(黄色丸印)は純銅素材の試作品を使った。1時間と称してquad esl-63コンデンサスピーカのチューニングをやったが、まる1日掛かってしまい本末転倒になった。

3_2在庫品や試作品の流用でチューニングを終えたが、別物くらいに凄い!音になりたまげている。jazzオーディオ3種の神器は水晶粒防振構造、純銅素材、電源密結合で、これを実践しているとどんな素材でもある方向性を持って進化する。しかし、いつ何時完全破壊するか分からないquad esl-63コンデンサスピーカの時限爆弾だが、命尽きるまでしっかりと鳴って欲しい。

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2018年1月12日 (金)

Sound Lab electrostatic speaker A1 復活 15

0xxquad esl-63コンデンサスピーカを喫茶室へ出したものだから、研究室に広いスペースが出来た。そこでScan-Speak 15W/8530K00+セアスツイータのサブシステムを、その空間へ広げた。その昔、神楽坂のイデオさんへ行った時ダイアモンドツイータの繊細極まりない音を聴かされ”altecなんか粗い音で古臭い”と言われ、そうかなと思ったがaltecシステムを水晶粒防振構造にしたら厚く(分厚くはない)繊細極まりない音が出てリベンジした。Scan-Speak 15W/8530K00+セアスツイータのサブシステムを水晶粒防振構造にしたら更に繊細極まりない音が出てaltecシステムを超えた。コンデンサスピーカには繊細極まりない音で勝てないと思っていたが、Scan-Speak 15W/8530K00+セアスツイータのサブシステムを水晶粒防振構造の勝ち。しかしコンデンサスピーカのハッとする美しさ妖しさは余人を持って代え難しで、Sound Lab electrostatic speaker A1が水晶粒防振構造に出来たなら、A1の勝ち。とゆう訳で水晶粒防振構造にすれば勝てるが、素材の持つ能力の方がもっと重要ということになる。

1やっと得意な電気系に戻れた。サウンドラボA1コンデンサスピーカの高電圧コッククロフト・ウォルトン回路( Cockcroft-Walton)の基板を作る。現状が100mm角の小さな基板に1万vを押し込んでいるから、基板サイズは235mmx120mmと十分に沿面距離をとり高耐圧とする。セラミックコンデンサは3kvを入手したが、元々の方が音が良さそうで基板から外して整備した。高抵抗はカーボンの100MΩが3本付いていたので300MΩ1本にした。ダイオードは3kvに全数交換する。

2もう一度LTspiceでコッククロフト・ウォルトン回路を正式なパラメータにしてシュミレーションしてみる。パラメータの主な変更箇所は60hzにして電圧は√2倍してピーク値の2060vにした。出力の高電圧は16,500vになった。トランジェントの時間は60hzに合わせて5sec程度に大きくしないと過度のリップルだらけになってしまう。

3LTspiceを起動したので高域のトランスについてもシュミレーションしておく。



4_2上画像の赤丸印回路を切り出す。トランスモデルは正確に出来ないため1次側をコイルだけにして、インダクタンスは想定で決めた。



5シュミレーション結果はご覧の通りで、-3dbで3khzとなってクロス周波数は2khz程度になる。quad esl-63コンデンサスピーカの場合は分割されたコンデンサエレメントを購入して交換すれば生き返るが(技術的には熟練を要す)、サウンドラボA1コンデンサスピーカの場合は分割されているが、交換の方法は無いから振動板をだめにしたら終わりになる。しかし能書きの「パネルフレーム上に永久的に固定され、その結果フィルム張力は無期限に保持される。」の文章から、振動板は壊れないと信用しよう。

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2018年1月11日 (木)

振動力学 QUAD ESL-63の水晶粒防振構造化

1_2振動力学のQUAD ESL-63の水晶粒防振構造化を、前日に続いてA1復活作業合間に1時間だけ割いて実行した。ジャンクなんか意味ないじゃん!となるでしょうが、ジャンクだから壊したってジャンクなので構わないとゆう怪しい論理で強行した。裏蓋を開けるがペラペラ樹脂の筐体とカバーで、高価な商品だからもう少し何とかして欲しいし、ハイエンドオーディオ機器に車のネジと同じタッピングスクリューは使うべきではないと思う。

2これがコッククロフト・ウォルトン回路で、コンデンサの数から10段であることが分かる。トランスの2次側の電圧が分からないが、高圧が5kvくらいとすれば2次側は400v程度か?いずれにしてもA1ほど高圧ではない。

31時間限定の作業はかなり荒っぽくなり、先ずスピーカ自体を逆さまにする。下側になったコンデンサエレメントに水晶粒がこぼれても困るから、ティッシュを目地に突っ込み塞ぐ。放電時間不足で目地塞ぎ作業中に高電圧にやられ、目から火花が出て眠気はすっ飛んだ。ティッシュを使うなどはもってのほかだが、ジャンクだから構わないし短時間でも音が出れば判断がつき十分なのだ。

4水晶粒はこうゆう高電圧の荒っぽい作業では空気層を多く含む中目が適して、絶縁の点で有利となる。強行に及んだのはA1の1万vに比して5,000v程度と想定したからで、洗浄をしていない水晶粒の絶縁性で問題ないと踏んだ。

5水晶粒充填量は満タンにすべきだが、前出のタッピングスクリューネジが上手く締まらないトラブルが発生で水晶粒を減らした。目地の完全塞ぎが怪しい状態で水晶粒充填するのでほんの僅かコンデンサフィルム層にこぼれたが、逆さまを元に戻せば落下して問題ない。

6期待と不安が交錯する中で通電をする。え!ビービープチプチと騒々しいのが収まった。現象の説明はつかないが深く詮索はせずお終い。まあ水晶粒で高電圧がリークしてバイアス電圧が下がったのか?防振で高電圧が安定したのか?音出しをすると、よたっていた音に腰が据わり、三保の羽衣の松の天女のようなコンデンサ特有の音が減った。三保の羽衣の松を見れば分かるが、バリだらけの松では羽衣は引っ掛かり破れて悲惨な目に遭うが...いかん、余分な話だ。

7聴き込むと、コンデンサ特有の音色特性は抜群だが位相特性は悪く、全て閃いた!QUAD ESL-63の水晶粒防振構造化は決して無駄な寄り道ではなかった。コンデンサスピーカ特有の三保の羽衣の松の天女のような音は、コンデンサの振動体から発生するものではなく剛性不足からくるのだ。畳みたいに大きな発音体の剛性を確保する概念は、現在のコンデンサスピーカメーカには無い。次に位相特性を悪くする最大の要因が背面の音で、単純に逆位相で放出される。低音の回折性は大きく奇策でそれを逃れているようだが、背面の音が聴こえてくれば音を濁らせてしまう。壁から離せ等の指導はあるが本質を理解していない。サウンドラボA1コンデンサスピーカでは巨大なバックチャンバーを付けて40kのグラスウールで吸音させて完全密閉構造とする。更にウッドベースなどで重要な100hz前後の低音の為にショートホーンを付けて、振動板の振れを小さくして負担を軽くし高電圧のバイアスを下げる。コンデンサスピーカ3種の神器は、水晶粒防振構造、完全密閉箱、ショートホーンとなる。またもや誇大妄想で仕事量が増えて...

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2018年1月10日 (水)

Sound Lab electrostatic speaker A1 復活 14

1割烹”わかすぎ”の若旦那から預かっているquad esl-63コンデンサスピーカは場所食い虫で処分したいが、ジャンク品の為どうしようもなく長期間放置したまま、そこで気分転換に動作させてみることにした。たいていフィルムに穴があき張替えで高額の修理費となるが、それだけの価値を見出せるかは投資者の判断になる。A1復活作業合間の気分転換だから投資できる時間は1時間、又しても重たいものを引きずり出した。

2_2電源とスピーカ線を繋げば音出しは出来る。ビービープチプチと騒々しいヤツで困ったものだ。特に右側のスピーカが酷い。その騒音の中からjazzが流れ始めて、音は別にでどうしたものか。
3_2とりあえずビービープチプチと騒々しいヤツを止めよう。quad esl-63の電源にスライダックを入れて電圧を50vと定格の半分にしてビービープチプチをある程度押さえ込み、あとは何年振りかのコンデンサチャージに時間を掛ければよい。コンデンサの音の参考であって、ビービープチプチは取りきれない。高圧バイアスが低いから音については評価以前の話になり、ここまでの作業で〆て1時間、お終い。
4_2閑話休題
パーカショニストのnakaさんに手伝ってもらって、何とかd2へパンツのゴムヒモを買い出しに出向く。中学の家庭科の授業なんか役に立つのかい!だったが黒カーテンにゴムヒモを縫い付けるに大いに役立った。ご覧のように左チャネルが黒カーテンで覆われて、1本出来上がった。
5正面は何とか見栄えはするが、うしろは不細工で見られたもんじゃあないが、まあいいか。音が出るかどうか分からないので余分な時間の投資は出来ない。この構造であれば防塵効果は期待できる。
6_2右チャネルも黒カーテンで覆って2本目が出来上がった。日焼けの白っぽさも、まあ愛嬌だな。カバーを止めているゴムヒモの先端に針金で作ったフックを取り付けてあるから、黒カーテンの取り付け、取り外しはワンタッチで出来る。
7_2ようやくお店のレイアウトも元に戻りやれやれで、一番苦手なA1機構本体の完成となった。多少シワシワのカーテンカバーだが、黒色のせいで目立たず何とかなった。これだけ大型のスピーカだから左右の間隔はもっと空けるべきだが、これが限界。
9こちらがaltecシステム側から眺めた図。気まぐれでquad esl-63コンデンサスピーカを鳴らしてビービープチプチを聞いたら、昔の悪夢を思い出した。コンデンサスピーカはオーディオ機器の中で特に”生きもの”だから、長期間メンテナンス無しに鳴らすことはできない。技術者でない方なら何度も何度もトラブルが発生すれば、音が良くても持っていることに嫌気が差してしまう。コンデンサスピーカに対して気持ちがぐらついてしまう、quad esl-63コンデンサスピーカの音出しでした。

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2018年1月 9日 (火)

Sound Lab electrostatic speaker A1 復活 13

00xミケランジェロの最後の審判はイタリアルネッサンス期の1541年に描かれ、長谷川等伯の楓図は桃山時代の1593年に描かれた。イタリアと日本の距離差は1万kmもあり、国交や情報の伝達が無くてもルネッサンスは同時期に起きた。安土桃山時代と歴史では表現するが、ルネッサンス期として捉えるならば安土ではなく桃山時代となり、イタリアルネッサンスに対して桃山ルネッサンスとしよう。
0x_2画像出典:wikipedia
この楓図は華やかで日本画と洋画のカテゴリーを超越しているように思え、Sound Lab electrostatic speaker A1を日本画に例えて解釈していたが、altecのミケランジェロサウンドが出るのかも知れない。オーディオ3種の神器(電源密結合、純銅素材、水晶粒防振構造)をあみ出した今日は、等伯もミケランジェロも同じように鳴る...

1早いところ電気系に移りたいが、A1の機構部を完成させないとお店の営業に差し支える。バックグランドペーパークロス写真映像撮影用背景不織布3mx6mを手に入れたが、平面に置けず加工が出来ない。面倒だが喫茶部の椅子テーブルを搬出して空間を確保し、掃除機を掛けて床を拭いた。これで不織布3mx6mを直に床へ置ける。
2流石にこの不織布3mx6mは1人では手に負えなくて、パーカショニストのnakaさんにsosを出す。不織布は軽々してカバーとしたら実に具合は良いが、スケルトンA1の木組みのバリに引っ掛かり、これはダメだ。
3仕方がないので厚手のカーテンを用意した。しかしカーテンなど持っている訳もなくて、なんてこたあないトイレにアクセントで張ってあったものをひっぺがした。この黒カーテンは使えそうだが、銀色の文様がダサくてこれはいけない。
4そこで裏返しにするとオールブラックスで問題ない。実は大いに問題ありなのだが、それは後ほど。
6それじゃあ不織布3mx6mは無駄だったのか?いや背面は常にカバーしたままだからカーテン生地ではおおぼった過ぎる。そこでここへは不織布を張ることにした。まだスケルトンA1は完成した訳ではないので、ピンを打って仮止めした。この薄手の不織布ならば背面の音に影響は無い。この背面の音は大問題なのだが、これについては別稿で。
7黒カーテンをスケルトンA1の2本へ引っ掛けて雰囲気を掴む。カーテン生地は重く且つ強度も十分で木枠のバリも気にならない。これで何とか方針は決まった。問題は右チャネルのカーテン生地で、トイレの窓際に張っておいたから日焼けして白っぽくなっている。しかし左上空から光が差しているような雰囲気の日焼けで、これはもうガマンするしかない。
第97回全国高等学校ラグビーフットボール大会は東海大付属仰星高校の優勝で幕を閉じた。湯浅監督にはコーチ時代に2006年組の子供達がお世話になり、大泣きをしている湯浅さんは熱い人だった。

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2018年1月 8日 (月)

Sound Lab electrostatic speaker A1 復活 12

0Sound Lab electrostatic speaker A1の復活作業中に、昔のウエストミンスターの思い出に繋がった。アンプ系はcelloのアンコールモノと1MΩプリで、まるで鳴らなくて随分と焦り、この手のスピーカは管球アンプに限る。静岡の山奥の小さなお寺のご住職と仲良くなり、前出のシステムを1式持ち込んで鳴らした。その後ご住職が居なくなり?付き合いも無くなった。お寺にはその後もご縁があり焼津大覚寺全珠院千手大観音さま建立のご縁、今回は小学生弟子のt-mon君の親御さんは静岡の由緒あるお寺のご住職で、又してもお寺とのお付き合いになった。年末にはご住職直々に”もっとがんばれ自然薯”を届けて頂き、感謝でありました。Sound Lab electrostatic speaker A1の復活には、小学生弟子のt-mon君にオーディオの多くを経験してもらいたい目的もある。

1世界に1台しかないスケルトンサウンドラボA1の”外観だけ”が遂に出来上がった。早速喫茶室へレイアウトしてダサくないか検討している。
2altecシステム側から眺める。スタンダールの赤と黒から派生したカラーで、スケルトンA1の黒は申し分なく店の雰囲気に合う。
3右チャネルのレイアウト。コルトレーンの邪魔をしないように配慮した。
4左チャネルのレイアウト。こちらの椅子一脚を撤去した。
5防塵カバーはかなり大きな布を必要として費用も相当に掛かりそうで思案。アマゾンでバックグランドペーパークロス写真映像撮影用背景不織布を発見、何と3mx6mの超特大サイズで4,000円、これだ!早速取り寄せるが3mx6mのスペースなんか容易に確保できない。テーブルに広げてみたが、どうしようか...

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2018年1月 7日 (日)

Sound Lab electrostatic speaker A1 復活 11

0Sound Lab electrostatic speaker A1とaltecシステムとフェラーリフラッグと...この2種類のスピーカシステムは現在まで続いており、20数年前の写真から。オーディオルームには他に、タンノイのウエストミンスターとオンケン3ウイ、日立hs500とコーラルベータ8etc、まるっきりオーディオショップの陳列場で音質どころではなかった。反省して2種類とし、やがてA1はイカれて現在と同じaltecシステムのみとなった。当時の認識は「この2種類のシステムの音質は陰と陽の月と太陽で、光の反射がA1で光を放つのがaltecになり、どっちが良いかなど異質過ぎて議論できない」だった。

1水晶粒高耐圧防振ケーブルは現状の木枠の穴では通せなくなり、穴を追加工する。横穴などは板厚が50mmもありホルソーでも加工困難で、径の違う2種類を使い25mmずつ穴加工して抜いた。
2最大のハイライトがコンデンサエレメントを木枠に入れる作業で、水晶粒高耐圧防振ケーブルを少しずつ通しながらコンデンサエレメントを引っ張り、それを繰り返す。
3_2水晶粒高耐圧防振ケーブルを通し終えたらコンデンサスピーカ自体を立てて、ケーブルが挟まるなどしていないか確認して通線作業は完了となる。今までは黄色丸印の穴から3本出ていたが、独立して耐圧の問題でも有利となる。
4_2次が後ろの電気箱をM10mmのボルトで締めて本来の形状に戻った。ここまでの道のりの長かったこと。
5_3ほーらご覧この勇姿を!
木枠のオーク色に黒のコンデンサエレメント、中々良い配色じゃあないですか。近くで見るとそんなに良いものでもなく、見えない所の大雑把がアメリカ製品で、コンデンサの仕切り板から合板のバリが出ていてトゲを深く刺した。しかしバリ取りで埃を出すとコンデンサに付着するため、何も出来ない。
7_2最後に静電容量の測定を行う。右チャネルだから静電容量は170pfを切っているが、温度が上がれば200pfを超える。
6_2
静電容量測定画像はA1の裏側で、半円形の手の込んだ作りに感心する。サウンドラボ社のコンデンサスピーカでサランネットが黒色のものがあり、雰囲気は似ている。聴く時はこのスケルトン状態で、保管の時は防塵対策でカバーを付ける。次なる難問は見栄えの良いA1の防塵カバー製作で、どうなることやら。

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2018年1月 6日 (土)

Sound Lab electrostatic speaker A1 復活 10

00xSound Lab electrostatic speaker A1のインピーダンス特性を入手した。それによると、音楽電力が最低で50wとなっているから3khz以下は真空管アンプでも駆動できるが、10khzでは3.8Ωになってしまい苦しく、20khzでは1.5Ω~1.3Ωとなり、もういけません。一応スペックではインピーダンスは8Ωとなっているが、3.5khzにおいての値で誤解してはいけない。A1の真空管アンプ駆動の実績ではAtma-Sphere MA-2 (20 x 6AS7G) OTL 220wがある。但し価格は32,800$となって日本では幾らになるか分からない。とゆうところでA1駆動用真空管アンプを作ったろ!の計画は無い。

1m+aさんがもっとがんばれ甘いもの持参で、陣中見舞いに駆けつけてくれた。氏はアポジーを使うなどあんぷおやじと同族の平たい顔族で、趣味が合う。平たい顔族のコンデンサやリボンなど平面スピーカは麻薬みたいなもので、極度の中毒症状に陥る。その時説明したA1仕上げのアイディアは、画像のコンデンサスピーカエレメントを水晶粒を充填した箱にズブッと差し込んで設置すれば、防振と高圧の処理も楽だし第一小型になる、でありました。

2散々迷ったが電極から直にモガミのofc線を出すのは更にA1を解体しなくてはならず、完全破壊の恐れありで断念した。


3続いて水晶粒による高耐電圧防振ケーブル化の作業になる。ここで使用する水晶粒細目は、フルイで微塵を取り除き且つ洗浄したものを完全乾燥させた高圧用になる。ここで訂正で-電極は青でなくて黒になっていた。

4こちらが水晶粒高耐電圧防振ケーブルの完成したもの。本来カルダスマルチストランドワイヤーでやるべきだが、まともに鳴らない可能性があるためモガミのofc線で良しとした。

5_2 コンデンサエレメントは高電圧による帯電で集塵機となり黒いカーボン状の埃が多く付着しており、乾いたタオルで丹念に拭き取っていたらビビリの原因と思われるフィルムの”よれ”を発見した。幸い2台とも両サイドの列に発生しているから、最悪この端の列の電極を切断して音を出さなくすれば何とかなる。両サイドの列に発生はきっと構造上の特性で、ここにパワーが集中したに違いない。とゆう訳で方針は一気に決まり、サランネットは音を悪くするから止めてスケルトンにする。さすれば何処で放電が起き易いか、何処でビビリが出るか一目瞭然で具合が良い。1万ボルト掛けてスケルトンではお客様がシビれる?一時流行ったお年寄りの静電治療器のようなものでご安心を、ただ髪の毛が引っ張られたり...

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2018年1月 5日 (金)

Sound Lab electrostatic speaker A1 復活 9

1黒いIV線のようなモノが電極で表と裏に張ってある。これが20数年前に初めて見たサウンドラボA1コンデンサスピーカの構造で、当時と現在では我が評価はまるで違う。当時はコンデンサスピーカに宇宙を見ていたから、IV線のようなモノが電極では何事ぞ!と大いに落胆した。その後他社のコンデンサスピーカ(staxやクードetc)が修理で持ち込まれ勉強を重ねた結果、現在A1は凄いぜ!となった。

2サランネットは新品の時は乳白色で綺麗だったが今は薄黒くなっている。そのサランネットを外さないと完全解体にならないコトが判明した。その証拠が赤丸印の修理したホッチキス跡で、この部分を剥がして修理し再びホッチキスを打った。

3 左チャネルの左上部がビビリ電極と振動板フィルムの間に消しゴム(黄色丸印)を挟んだ。「パネルフレーム上に永久的に固定され、その結果フィルム張力は無期限に保持される。」の文章と、構造上の観察により”ビビリ”は別な要因で出ると想定して前に進む。

4_2 このサランネットを外した状態は20数年前に修理した時と同じになる。


5サランネットを元に戻して、コンデンサエレメント単体での静電容量を測定する。この荒っぽい作業で静電容量にダメージがありや無しや?


6測定値は概ね400pfで大きな変動は無く安定している。何日か繰り返し測定しているが、静電容量値の変動は温度によるものの方が大きい。


7本格的のサランネットを外しに掛かる。最初はホッチキスを丁寧に抜いたりしていたが、、構造材に傷を付けることと時間が掛かるので切り取りにした。実はこのサランネットを再利用しようと洗濯したが、薄黒い20数年の汚れは落ちず、更に微塵のゴミがワンさと出てきてコンデンサエレメントに悪影響を与えそうで、捨てることにした。

8サランネットを外したサウンドラボA1コンデンサスピーカはどこかで見たような?昔、ハイエンドオーディオで似たようなコンデンサスピーカが賑わしていた時代があった。直ぐに壊れた?ものだから散々Sound Labに悪態をついてきたが、乾燥したソルトレイクでは日本のこの環境が分からなかったのだろう。カレージだから仕方がないが、h社であれば環境試験は基本中の基本で、それに合格したものだけが製品となる。完全解体して分かったことは、凄い!コンデンサスピーカで構造に目を見張るものがあり、仮に2本とも満足な音が出なくても、ここまでやれば十分に落とし前は付けたと思う。

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2018年1月 4日 (木)

Sound Lab electrostatic speaker A1 復活 8

0画像出展:Sound Lab社
サウンドラボ社は健在でA1の後継機も作っていた。赤丸印のオーディオパワーは音楽になる値が50wからで以前の100wより改善され、maxは600wまでとなり、能率も1db改善された。サウンドラボ社の能書きで新たなる発見があり、これが旧タイプのA1に適合されるかは分からないが興味深い。
「メンブレン:メンブレンフィルムは、わずか100万分の1インチの厚さを有する強靭なポリエステルポリマーからなる。テフロン(登録商標)のマイクロコーティングで保護された非常に薄い均一で導電性の膜が膜に適用され、水分およびコーティングの均一性および特性に影響を及ぼす他の汚染物質を封止する。膜は、滑りが可能でないように、パネルフレーム上に永久的に固定される。その結果、膜張力は無期限に保持される。」この文章からはフィルムタッチなど起きず、ビビリは一体何だったんだろうか?

1行き詰れば家に帰って録画した相棒を観れば勇気が沸き、翌日にはたいてい解決する。はなっから気付いてはいたが底に2個の穴があり、何の穴かは気にも留めていなかった。懐中電灯で穴の中を照らすと木ネジが見えるじゃあありませんか!
2_2これで全て解決になるはずで、勇んで2本の木ネジを抜く。この底ネジでコンデンサスピーカエレメントと木枠を固定していたのだ。
3_2そろりそろりとコンデンサスピーカエレメントを抜き始める。動いた!高圧ケーブルを木枠から抜き出す。
4抜ける抜ける、確かにスッ、スッと抜けた。
6底から出ている高圧配線を確認しておく。木製の枠に何やら絶縁層のようなものがあり円弧外側が+赤電極と黄色振動板になり、円弧内側は-青電極となっている。どこから切り離してモガミofc線にするかは思案のしどころになる。
7 完全に抜き去りコンデンサスピーカエレメントのもを直立させる。スッ、スッと抜けたら電極も姿を現すかと記憶していたが、それはあり得ずサランネットを外すしかない。

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2018年1月 3日 (水)

Sound Lab electrostatic speaker A1 復活 7

1_2サウンドラボA1コンデンサスピーカの完全解体が行き詰まってしまった。20数年前の記憶では、スッ、スッと抜けてIV線?の如き電極を見てギョッとした...と残っているが、記憶とはかくも曖昧なモノで、どうがんばってもスッ、スッと抜けない。解体のドキュメントが残っていればな~と当時を恨むが、ロボットベンチャー時代は仕事に追われる日々で、すべからく荒っぽくなる。よって今回は丁寧にブログエントリーとして記録に留める。でありますからブログが難解?と文句を言わんで欲しい、技術データベースでもあるのだ。

2両サイドの柱に固定木ネジがあり、木製のメクラキャップが打ち込まれ木ネジを隠している。そのキャップを取り外して中央の2箇所、上部の2箇所の木ネジを抜く。それを両サイド合計8箇所行う。

3 次に天板で2mを超えているため脚立の上に立っての高所?作業となる。天板には3箇所木ネジがあるからそれを抜く。


4天板を外すとコンデンサスピーカエレメントの上部が見えて、この構造からスッ、スッと抜けそうにもない。

5上部の構造が良く分からないので下部にまわる。高圧電源箱とコンデンサスピーカ本体を連結している長いボルト(m10、インチボルト)2本を抜き、高圧電源箱を外す。

9木枠下側に片側4本の木ネジがあるが、これはコンデンサスピーカエレメントの抜き出しに関係ないので触らない。

6xこれを見て欲しい、高圧線の出てくる穴はノミで開けたような乱暴な穴に見える。この辺はアメリカの豪快さなのかねえ。

7スッ、スッと抜くために横に寝かせた。天板側を掴んで両足を両サイドの木枠に当てて、強引に引き抜くが抜けない。挙句逆さまにして自重で抜こうと試みるも抜けない。立てたり寝かせたり逆さまにしたり、これを1人プロジェクトxでやるから危険極まりなく、いつ事故が起きても不思議でない。ネットでA1の構造図を探すが出てこない。しかしネットからユタ州ガニソンのSound Lab社が健在であることが分かり、長く続けていることは素晴らしいし、コンデンサの優位性に信念を持っていることも素晴らしい。ここは日本のメーカも見習うべきで宗旨はいたずらに変えてはならないのだ。散々煽って逃げ出した販売関係者達はオーディオを芸術として捉えていないからで、オーディオの使命を深く考えて欲しいね。それにしても平面に置くとデカイ!

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2018年1月 2日 (火)

Sound Lab electrostatic speaker A1 復活 6

0Sound Lab electrostatic speaker A1のスペックを入手した。注目すべきはインピーダンスと能率で、インピーダンスは8Ωで一見問題なさそうだが周波数によって変動するからもう少し調査が必要、能率は88dbと最悪、amp工房のオールホーンaltecシステムを105dbとして比較した場合17dbの電力差は何と50倍に匹敵し、altecシステムをカニンガムcx345パワーアンプを使って2w出した音圧は、A1では100wも必要とされてしまう。この100wとインピーダンス変動で真空管アンプでは上手く駆動できない所以なのだ。

1モノはもっと大切に保管すべきと反省している。嫌になれば身分は最低で暫く前までは大型ゴミとして扱っていた。くれ!と言われればやってしまったでしょうが、誰もくれ!とは言わなかった。サウンドラボA1コンデンサスピーカの復活作業は日を追う毎に長期化の様相を呈して、難工事が見えてきた。難工事となれば下調べと段取りが必須で、A1を完全解体する前にコンデンサの状態を見ておこう。hiokiのLCRメータをA1にセットして静電容量の測定を始める。

2hiokiのLCRメータで鉄芯入りのインダクタンス測定に失敗してから敬遠気味だが、コンデンサの容量測定には問題無い、はず。最初に右チャネルの測定を行う。

3テストフィクスチャにA1コンデンサ端子をセットする。振動板がcomで高電圧印加場所になり黄色端子これを基準に、+電極赤端子、-電極青端子のプッシュプル静電容量を測定する。

4com黄色端子~+電極赤端子は170.8pfと出た。

5com黄色端子~-電極青端子は174.0pfと出た。これはプッシュプルにおいて静電容量がバランスしており、rchのスピーカは大丈夫そう。

6 次に左チャネルの測定を行う。


7com黄色端子~+電極赤端子は404.3pfと出た。


8com黄色端子~-電極青端子は418.5pfと出た。これはプッシュプルにおいて静電容量がバランスしており、lchのスピーカも大丈夫そう。所がrchの概ね170pfとはだいぶ違い、これを完全解体して調べる。しかし170pfと400pfの違いはあるものの、片側ショートなどしていないから先ずは安堵して、もしかしたら両方生きるか?期待が高まる。

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2018年1月 1日 (月)

Sound Lab electrostatic speaker A1 復活 5

0_2音が出るかどうか分からない内にスピーカのレイアウトでウンウンしている。再び正面ステージへサウンドラボA1コンデンサスピーカを配置してaltecメインシステムの音出しをするが、やっぱりA1が邪魔をしている。それにA1同士が接近しすぎで大型スピーカの機能が十分に果たせない。昔のレイアウトにすれば空間の邪魔をしないが、リスニングポジションがカウンター内では具合が悪い。この迷いは当分続きます。A1の防振対策は全て水晶粒で行い、スピーカ本体は水晶粒を充填したベース箱の水晶面に置く。高圧電気箱内部は水晶粒の充填で行い、新たに挑む効能は以下の通り。

Xtalx出展:田中政直著電気材料
水晶粒防振構造はjazzオーディオにおいて画期的で、機器の種別を選ばず良いものはより良く、そうでないものはそれなりに良くなる。今回は絶縁材料における水晶の研究で、絶縁特性は素晴らしいが小型で加工性が悪く使い難い、となっている。ところが水晶粒防振構造ケーブルはそれらの問題点を解決しており、防振と同時の高絶縁なのだ。但し水晶粒に不純物が混じったり、湿気が入るとその限りではない。そうなんです、オヤイデに頼んでいた高圧電線は要らなくなった、とゆうより音が悪いから使ってはいけないのだ。モガミのofc線を洗浄された水晶粒で包む方式で、防振と高圧電線ができる。防振高圧電線の水晶粒の機密性が問題になるが、ここの部分はh社時代に随分研究を重ねて答えを持っている。h社受電部、77kvの特別高圧ケーブルの構造を考えればよろしい。
A1xここまで研究が進むとこのまんま改造を進めるわけにはいかず、遂にA1の完全解体に及ぶ。A1は木枠にネジが埋められており、キャップを外してネジを抜き、縦方向にスルスルと抜ける。実際には寝かせて抜くが、極めて広いスペースを必要とする。celloのパフォーマンスでフィルムタッチを起こさせた時に全解体をして内部を調べたが、今回も同様に完全解体をして2本が使えるかどうかの判断をして進めるべきで、同時に振動板とプッシュプル電極から水晶粒高絶縁モガミ電線に張り替え、更に現ノウハウの観点から構造を観察し改善の余地も探る。アイディアいや狂想か?止まる所を知らず拡大妄想を続けるあんぷおやじ流儀は「本年もよろしく」です。

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