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2018年1月14日 (日)

Sound Lab electrostatic speaker A1 復活 16

0画像出展:wikipedia
イタリアのフィレンツェにあるウフィツィ美術館で一番たまげたのはミケランジェロ作の聖家族で、これほどクリーミーな絵は観たことがない。残念ながら聖家族の写真は無い。ウフィツィ美術館は写真撮影禁止で、廊下の天井画を撮影していたら係員に注意された(廊下ですぞ!)。マドリッドのプラド美術館もニューヨークのMoma近代美術館も写真撮影はokで、わざわざ海外から行くのだから有料でも良いから写真撮影は許可してもらいたい。フランクフルトのシュテーデル美術館は有料で写真撮影が可能になり、確か1,000円程度だったと記憶している。ストロボは美術品の保護上禁止になっているが、もちろん賛成する。音を分厚くすればシスティーナ礼拝堂の天井画のように粗になり、クリーミーさは消えてしまう。分厚さと緻密さクリーミーさの両方を併せ持つ音の表現は今のところ無理(そうゆう音は聴いたことがない)、この聖家族のような音の表現が現在の指標となる。

1今回はSound Lab electrostatic speaker A1復活におけるパワーアンプのチューニング前哨戦になる。アムクロンのpa用パワーアンプはハイエンドオーディオからみれば身分は低いが、下手なトランジスタアンプを作るより簡単に良い音が手に入る。何もいじらずワーファーデールも国産3ウエイも鳴らしたが、けっこうイケてた。端子はスズメッキ品の制御盤用の安物端子、その他プロ用と称してロボット屋が使うような工業用部品が多いから単純に純銅部品に交換するだけで効果は絶大になる。

2前哨戦は水晶粒防振構造化にする。まだ扱いはぞんざいで、中目の水晶粒を充填するが中身のチューニングは一切やっていない。水晶粒も基板の下側に入れるなど充填の難しい所は止めて、簡単にできる部分のみとした。

3altecやワーファーディールなど効率の良いスピーカならば出力は小さいが、コンデンサスピーカであれば50wくらい入れないと音にならないから発熱の問題がある。とりあえずトランジスタの放熱フィンの上部のみ熱交換が行われるように露出させた。

4この段階でもう身分の低いpa用パワーアンプとは言えない。クリーミーさが増して透明度が増して、これだから水晶粒購入量に500kgでも1tonでもやったろ!になる。quad esl-63コンデンサスピーカのエージングを兼ねてビビリが出る直前までパワーを入れて放置しておいたら、流石に放熱器が結構な温度になった。

5元々温度検出機構があり温度の上昇でファンの回転となるが、水晶粒充填でファンは止めて蓋をしてある。そこで大型のacファンをスライダックを使って電圧を下げ、無音で回し冷却効果は十分となった。ここまでのチューニングでSound Lab electrostatic speaker A1復活におけるパワーアンプの準備は完了となる。

6xこのアンプでquad esl-63コンデンサスピーカを鳴らしており、パーカショニストのnakaさんに聴いてもらった。初めて聴くコンデンサスピーカに感心しきりだったが、さすがパーカショニストで”コンガかボンゴの区別がつかないや!”ときた。altecほどキレキレにならないからパーカッションなんかの表現は難しい。やはり後方から音が出て音像の後に下がるのが気になっていた様子、これは現代スピーカにも良くある話で音響回折でそうなるのだがどうも馴染めず、altecのように前にガンガン出て欲しい。Sound Lab electrostatic speaker A1の音が出たならば、バックチャンバーを付けてこの問題の解決に挑む。

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