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2018年1月17日 (水)

Sound Lab electrostatic speaker A1 復活 18

0Sound Lab electrostatic speaker A1を喫茶室に引きずり出し研究室の空間が広くなった為、昔の絵画作品の保存状態の点検が出来た。色の剥がれは少ないがキャンバスに穴の空いているものなどがあり、これはまずいと余り見せたくはないが引きずり出した。展覧会用の作品は意見広告に似たようなモノで、家で落ち着いて見る作品とは違い、それなりの展示空間がいる。ハッと思い、纐纈雅代さんのアルトはライブでギュルギュルと前衛を聴くのは良いが、お店でbgmに流す音楽とは違う。Sound Lab electrostatic speaker A1とquad esl-63のコンデンサスピーカでは、纐纈雅代さんのキバが抜けてしまい似合わない。

1テフロン基板を使ったコッククロフト・ウォルトン回路の製作が佳境であります。ゲージュツ家を標榜しているから、同じもの2個目の基板の製作は途端に嫌気が差してしまい、何日もグズグズしていた。

2_2紙フェノール、ガラエポ、ポリミイド、テフロン等の基板の材質よりも、銅のペラペラパターンに電流を流さない方がよっぽど重要で、基板作りは金田式からヒントを得た。ジャンパー線はモガミのofc2515を使う。我々はロボット用多層基板の専門家で4層~8層は当たり前だが、多層はそれなりの事情(パターンが通らないやノイズ対策など)で多層にしているのであって音質とは直接的でないし、自慢にもならない。今でこそcadで安いが、昔の手張りの時代は6層基板で250mmスクエアのcpuボードを開発すれば、200万円くらい取られた。この手作りテフロン基板は原始的だから開発費は掛からない。

3_2しぶしぶ2枚の基板のジャンパー線を張り終えて、コッククロフト・ウォルトン回路のテフロン基板が完成した。これにスライダックと1400vのトランスを接続して、格段の電圧を測り8段が正確に動作しているか検査をする。

4オリジナルの左の基板と比較すればテフロン基板の大きさが分かる。耐圧=沿面距離から、耐圧不足はサイズを大きくすればたいてい解決する。各部品の耐圧は仮に10,000v/8=1,250vとすれば、2倍の2,500vあれば良いことになる。3kvでは余り余裕は無いが、この成極電圧をどれだけ上げられるかが、コンデンサスピーカの現状における性能となる。

5今回またしてもjazzオーディオ3種の神器(水晶粒防振構造、純銅素材、電源密結合)の恩恵をquad esl-63のコンデンサスピーカは受けた。実に透明度の高い腰の据わった音になり、特に高電圧バイアス回路のチューニングが音に効いた。どうやらコンデンサスピーカ音質の要は高電圧バイアス(成極電圧)にありと踏んだ。各社チョロい高電圧バイアス用トランスに、高耐圧だけがとり得のダイオードとセラミックコンデンサ、ここへもろに高音質オーディオ部品を投入すればエライことになり、300MΩの直列抵抗のみどうするかこの先思案する。Sound Lab electrostatic speaker A1の高電圧バイアス(成極電圧)は現在考えられるベストを尽くしたので、効果絶大が期待される。

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