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2018年1月30日 (火)

Sound Lab electrostatic speaker A1 高音質化3 高電圧回路

0岡谷電機さんはロボットのサーボアンプに使用するコンデンサ等で有名な会社で、その昔は真空管やニキシー管も製造していた。1970年代にはhf-300と300b真空管の国産化もやられた。その担当常務が突然我社へ訪ねてこられて、貴重な音楽テープを頂いた。オールcelloシステムでjazzを聴いて頂くとampexの音ですね...から始まりアメリカのテープレコーダの歴史を教えて頂いた。流石ヒモ族(テープレコーダマニア)の先輩で感心しきりでありました。それから22年が経ち、遅ればせながら今頃はっきりとampexの音がSound Lab electrostatic speaker A1で理解した。どうゆう音色かって...レンジが狭めで中音が分厚い真空管の音色です。

1Sound Lab electrostatic speaker A1が鳴ったものだから次々と常連さんたちが聴きにみえて感心されたり、落胆されたり、反応はさまざまで面白い。一番誤解を生み易いのがA1の風体で、さぞかし広大な音が出ると思われるがそうはならない。左チャネルは400pfでビビリ防止の消しゴム付き、右チャネルは170pf、この状態で右チャネルの音が大きく左チャネルの音が小さい。よもやコンデンサエレメントのダメージかと青ざめる。

2左チャネルのコッククロフト・ウォルトン回路の調子が悪く、再ハンダしたが直っていないと判断して調べるが、基本的に測定できない。


3しかたがないので基板を外して机上でしかも低電圧で回路動作を調べた。これでも0.022μfのコンデンサ容量とオシロプローブの入力インピーダンスでは測定出来ない。断念...

4業を煮やしてコッククロフト・ウォルトン回路の左右を入れ替えた。すると今度は右チャネルの音が大きくなり、コンデンサエレメントは問題なく安堵する。結局最初からのコッククロフト・ウォルトン回路の問題を解決できないまま引きずっていた。今回セラミックコンデンサは全てオリジナルの流用で、ダイオードは耐圧4,000vの新品に換えたから、セラミックコンデンサに過去のダメージがあるかも知れない。そこで当初の計画通り31df6を5本使う方式で作り直す。5本直列では電圧のアンバランスが心配となるが、我らのように大量購入で同一ロット内のバラツキは小さいので、問題ないと踏み切った。

5先ずは5本の31df6を所定に長さに切断して、面倒だが丁寧にスズメッキを剥がす。足同士をダイエイ電線の裸銅線で縛り、ハンダ付けをする。これを5本数珠繋ぎにして完成。

6それを片チャネル8本作るから容易なことではない。合計40本の31df6のメッキ剥がしに指が膨らむ。水晶粒防振構造で充電部がむき出しでは高圧リークが発生するため熱収縮チューブに入れて絶縁する。このファーストリカバリーダイオードユニットの長さが120mmにもなり、この時点でもう基板の使用は無理となる。

7問題の銅コンデンサは諦めて、ロボットサーボアンプ用のポリプロピレン高耐圧コンデンサにする。少なくともセラミックの磁器より、3,000vの金属蒸着のポリプロピレンの方が音が良いと判断した。且つ0.022μfを0.068μfと3倍にし、高抵抗を100MΩと下げた。これをどう組み上げるかが次なる課題となる。

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