割烹”わかすぎ”の若旦那から預かっているquad esl-63コンデンサスピーカは場所食い虫で処分したいが、ジャンク品の為どうしようもなく長期間放置したまま、そこで気分転換に動作させてみることにした。たいていフィルムに穴があき張替えで高額の修理費となるが、それだけの価値を見出せるかは投資者の判断になる。A1復活作業合間の気分転換だから投資できる時間は1時間、又しても重たいものを引きずり出した。

電源とスピーカ線を繋げば音出しは出来る。ビ
イービ
イープチプチと騒々しいヤツで困ったものだ。特に右側のスピーカが酷い。その騒音の中からjazzが流れ始めて、音は別にでどうしたものか。

とりあえずビ
イービ
イープチプチと騒々しいヤツを止めよう。quad esl-63の電源にスライダックを入れて電圧を50vと定格の半分にしてビ
イービ
イープチプチをある程度押さえ込み、あとは何年振りかのコンデンサチャージに時間を掛ければよい。コンデンサの音の参考であって、ビ
イービ
イープチプチは取りきれない。高圧バイアスが低いから音については評価以前の話になり、ここまでの作業で〆て1時間、お終い。

閑話休題
パーカショニストのnakaさんに手伝ってもらって、何とかd2へパンツのゴムヒモを買い出しに出向く。中学の家庭科の授業なんか役に立つのかい!だったが黒カーテンにゴムヒモを縫い付けるに大いに役立った。ご覧のように左チャネルが黒カーテンで覆われて、1本出来上がった。

正面は何とか見栄えはするが、うしろは不細工で見られたもんじゃあないが、まあいいか。音が出るかどうか分からないので余分な時間の投資は出来ない。この構造であれば防塵効果は期待できる。

右チャネルも黒カーテンで覆って2本目が出来上がった。日焼けの白っぽさも、まあ愛嬌だな。カバーを止めているゴムヒモの先端に針金で作ったフックを取り付けてあるから、黒カーテンの取り付け、取り外しはワンタッチで出来る。

ようやくお店のレイアウトも元に戻りやれやれで、一番苦手なA1機構本体の完成となった。多少シワシワのカーテンカバーだが、黒色のせいで目立たず何とかなった。これだけ大型のスピーカだから左右の間隔はもっと空けるべきだが、これが限界。
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こちらがaltecシステム側から眺めた図。気まぐれでquad esl-63コンデンサスピーカを鳴らしてビ
イービ
イープチプチを聞いたら、昔の悪夢を思い出した。コンデンサスピーカはオーディオ機器の中で特に”生きもの”だから、長期間メンテナンス無しに鳴らすことはできない。技術者でない方なら何度も何度もトラブルが発生すれば、音が良くても持っていることに嫌気が差してしまう。コンデンサスピーカに対して気持ちがぐらついてしまう、quad esl-63コンデンサスピーカの音出しでした。