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2018年2月28日 (水)

電源力学 Sound Lab electrostatic speaker A1用電源トランス編 了

0仕事帰りにパーカショニストのnakaさんが密談にみえる。例のソニーcdp-337esd カートリッジを作るの巻きの秘策についてだが、新たなアイディアが噴出して何やら凄い!予感がする。Sound Lab electrostatic speaker A1用電源トランス編が完了したので早速音を聴いてもらうが、攻撃的な音がまろやかになったとたまげて、この先どう進化するか想像もつかない、と感想していた。実はみえる1時間ほど前は”しまった、事故だ!”と青ざめる事態になっていた。工事が完了して通電するとチッチキチーで音にならない。電圧は前のトランスで108v、今回のトランスで100v、ここに問題があり高電圧バイアスが下がって、且つ起動時のコンデンサチャージと重なり、鳴らなかった。A1を使いこなすにはまだまだ色々ありそうに思う。

2本題に戻ろう。なんとかd2へ行きパナの埋め込みコンセント@541円を2個調達する。久しぶりにコンセントのofc純銅化作業をするが、すっかり忘れてしまい美しく出来ない。銅とofc純銅には大きな差があるから、面倒でもofc純銅化しておく。
3アイソレーショントランスの配線はモガミのofc線で細くても結構、トランスは1.5kvaもあるがA1の高圧電源なんか10Wにも満たない。配線やケーブルの太さについてどっちの音が良いか?明快に誰も教えてくれない。仕方がないので試行錯誤して、どっちが振動に強いかで決まると仮説した。
4ここからが水晶粒充填で作業は豪快で面白いが、むやみやたらに充填している訳でもない。ncwトランスの場合コアとコイルの間にギャップがあり、ここへ細目の水晶粒を充填してテープで蓋をしておく。ここが効くのだ。また1次と2次の間もギャップが十分にあるからしっかりと充填しておく。
5水晶粒はトランスが完全に埋もれるまで充填する。この段階でコンセントの配線もしておく。
6水晶粒の充填が終わったら黄色丸印へセットするが20kgをオーバーした電源箱を奥へ入れるのが重くて難儀する。
7これでSound Lab electrostatic speaker A1用電源トランス工事は完了となる。箱が3個になったが1個にまとめはしない。そこまでやってしまうと音の変化がどの作業で起きたか見失う恐れがあるから、不細工でも継ぎ足しでやる。純銅、電源密結合、水晶粒防振構造により音色感度は極端に向上しているから、電源トランスをncwにして左右独立、コンセントをofc純銅化した効果は凄すぎで一々形容していられず、しかしこれは未だ緒についたばかりなのだ。

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2018年2月27日 (火)

電源力学 Sound Lab electrostatic speaker A1用電源トランス編1

0ウフィツィ美術館の前に置かれたミケランジェロのダヴィデ像はレプリカで、本物はフィレンツェのアカデミア美術館に収蔵されている。ミケランジェロに関してはヴァチカンのピエタ像にやられたから、ダヴィデ像には感動も覚えず従ってアカデミア美術館へ観に行く予定は無い。ダヴィデ像を見た瞬間に頭がデカ過ぎでアンバランスを感じたが、誰も文句を言わないから、まあ良いか。ダヴィデ像の奥にあるのがヘラクレスとカクスでミケランジェロの弟子アンマンナーティの彫刻だが、頭のバランスは申し分ない。彫刻家で、画家で、科学者で、ダ・ヴィンチと同じく万能の天才的で適わないが、科学者の部分だけは負ける気はしない。しかし今回は彫刻家ミケランジェロの弟子になる。

1トランスのNo Cutcore Winding Transformerがゴロゴロしているので、Sound Lab electrostatic speaker A1用のアイソレーション電源トランスにしてやろうと企んだ。ncwトランスの1.5kvaだから100vで15aも流せて電源のアイソレーショントランスに打ってつけ。この電源トランスはkuraiman社長氏の電源と、amp工房のスキャンスピークシステムの電源で好結果を出しており、今風に言えば抜群のコスパとなる。
2パーカショニストのnakaさんが絶賛したこのncwトランスは構造が単純で、改造すれば水晶粒防振構造化し易い。トランスの場合はなっから銅の巻き線でそこに差は生じない。まあofcポリウレタン線にすれば完璧でしょうが。左手にノミ、右手にハンマー、時々ノミ打ちがそれて握っている左手に当たり目が覚める。気分はもうすっかりミケランジェロで”音の彫刻家だい!”と辺り一面に樹脂の破片を飛び散らせる。
3ノミを振るうこと1時間、ようやく1個が仕上がる。ミケランジェロはカッラーラの大理石採掘場にに篭り”大理石の中に彫るべきものが見える!”と名言したが、こっちは樹脂の中に巻き線が見えて傷を付けないとなる。改造前と改造後になるが1次巻き線と2次巻き線にギャップが大きく存在してストレーキャップは小さく、身分の低いncwトランスの方が高価なノイズカットトランスより構造上優れているとは誰も言わない。どうも高度っぽい理屈とデータ、それに大学の研究室でも付こうものならば一気に信用度は上がる。
42個目も完成して、もうやらない!電源のアイソレーションの重要性に気付いてから、1kva程度のトランスの改造を総計20個くらいやって辟易としている。この先はトロイダルコアを使って一重巻き線の大ギャップの理想アイソレーショントランスの世界へ入る。まあ原資豊かな方は30万円もする能書き豊かなアイソレーショントランスで満足すれば良いし、原資乏しき方はオークションにも出てくるncwトランスで自作されたら如何だろうか?

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2018年2月26日 (月)

ソニーCDP-337ESDデータベース化 5号機

1_3福井の敦賀からとどいたソニーcdp-337esdの5号機をデータベース化しておく。ピックアップのkss-190aの音が別に良い訳でもないが、1μ以下のトレース幅を如何に安定的に動作させるかでは、トラッキングはリニアモータ式で剛性が高くスイングアーム式より理屈上は良い。cdサーボを深く学べば分かるが、エソテリックが都留の精密機械加工工場でcdメカをマシニングで削り出している意味もそこにある。振動対策が全てで、あんぷおやじ流儀の水晶粒防振対策も完璧ではないが現存する方式ではベストで、だから音色力学の恐るべしSound Lab electrostatic speaker A1となる訳で...残された時間はcdメカの防振対策に費やした方がよろしい。

2水晶粒防振構造も”ただ水晶粒を使えば良い”などとゆう生やさしいものではなく、高効率発電機開発から学んだ地球の中心方向へ重力エネルギーを付加させて、防振効果の向上を計る。
35号機のカバーは錆が出ており清掃はされているがボロっぽい。おまけにトレイのベルトや機構のへたりで出し入れが時々動作しない。それらは出品者のコメントにもあり、我が方では全く問題ない。
4大事な作業が各半固定ボリュームのマーキングで、ユーザでいじってないとすればメーカ調整の初期値だから記録に留める。
5 cdrも素早く読めたとコメントがあった通り、アイパターンは5台中のベストに近く1.43vあり、オフセット0.3vで振幅は1.13vとなり元気です。カートリッジemtのtsd15の水晶粒による防振対策も効果はあったが、cdのピックアップは焦点とトラッキングで絶えず動いているから、音圧などは外乱となって高精度サーボ制御に悪影響を与え、防振効果は絶大なのだ。俺達はロボットエンジニアだと散々威張ってきたが、cdサーボの難しさから比べれば恥ずかしい。デノンでcdjの3700と3900の開発をやったが、デノンの担当者はソニーのcdサーボ出身者で、こっちはロボットサーボ出身者で、お互いに相手が凄いエンジニア?と尊重して開発したからプロジェクトは成功した。今になれば相方が凄いサーボエンジアだった、としか言いようがない。

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2018年2月25日 (日)

音色力学 cdp-337esd カートリッジを作る 1

0大杉漣さんが亡くなった。ゲゲゲの時おやじ殿を熱演され、強く印象に残っていた。ギャラの安い名脇役は一生懸命働き、まるで企業戦士のように...亡くなれば無に帰し、何れ忘れ去られてしまう。あるとすれば確かに天国に行けるでしょうが、天上には恐るべしSound Lab electrostatic speaker A1のような音色は無いと思う。cdp-337esdの水晶粒防振構造改造機はカートリッジと等価となるから、無に帰す前に慌ててこれを作らねばならない。celloのデュエット350からパフォーマンスに変えてもA1はここまで激変しなかったから、音色を支配しているものはカートリッジ(cdp-337esd)で、ここを最優先に手を付ける。だからアンプなど作っている場合ではない。

1Φ400mmの紙管はスシ桶のようなデザインでよろしくないが、337esdの基板はワンボードでアキュフェーズより大きく200mmx300mmもあるり、且つrcaジャックが飛び出しているから、先ずはΦ400mmへ入れて見る。あれやこれや捻くりまわして問題なく収まりそうだ。Φ300mmのトロイダルトランスも入れて、改造費総額30万円のプロジェクトのスタートとなる。

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2018年2月24日 (土)

振動力学 アキュフェーズcd機dp-11復活劇 了

0_2画像出展:wikipedia
サン・ルイジ・デイ・フランチェージ聖堂(San Luigi dei Francesi)のコンタレッリ礼拝堂にあるカラヴァッジオの3部作、「聖マタイの召命」、「聖マタイと天使」、「聖マタイの殉教」の中で一番のお気に入りは「聖マタイと天使」で、構図の凄さとリアリティと力強さにたまげる。これぞ目指したあんぷおやじ流儀のjazzオーディオで、アキュフェーズcd機dp-11復活劇でまた少しカラヴァッジオに近づいた。現代アートのスーパーリアリズムもオーディオのハイレゾも似たようなモノで、高分解能を誇るがトルク感に乏しい。このトルク感は現代のように恵まれた環境では発生し辛く、時代の成せる技かも知れない。

1アキュフェーズcd機dp-11もデータベース化をしておく。アイパターンは前エントリー通りで、各ゲインのボリューム位置をマーキングする。アキュフェーズの使用している半固定ボリュームはれっきとしたシロモノで、この程度は信頼性の上から使用してもらいたい。

2円筒デザインでΦ400mmは平たい顔族になったので、Φ300mmと思い切って小さくした。Φ300mmであればエンチョーにも在庫が有るから具合が良い。ただ基板が長すぎで入らないため斜めに基板を入れる。トランス2個は各基板に合わせてデジタルとアナログ配置する。

3acインレットとrcaジャックは純銅品を取り付ける。正面には起動エキサイタースイッチを今回から新設する。電源トランスの接続には若干疑問点もあったので予備実験で電圧を確認する。我らのロボットもcdも同じ構成だから大抵は想像が付く。全体の配線と組み立てを仮に行い、cdメカも繋いで動作するかテストしておく。見事にcdが回り峠を越した。

4ここまでくればシメタもので、たたみかけて水晶粒の充填作業になる。細目の水晶粒が一体何kg入るのだろうか?放電管と操作スイッチのパネルの扱いに難儀したので、エイ面倒だ!水晶粒へズブッと差し込んでしまえ。ここの音への影響は小さいからこれで良い。

5ここからが慎重な作業でcdメカの改造になる。今回は間に合わないがcdメカの底に重り用の鉄板若しくは銅板の10mm位をネジ止めして、重力方向へ荷重を掛ける。これは水晶粒防振構造の基本となる。内側の赤い長方形の堤防が重要で、高くしたいがスピンドルとピックアップの位置で不可能。このダイキャスト面にどれだけ水晶粒が充填できるか、ここがポイントとなる。

6改造なったcdメカのスピンドルとピックアップの開口部に剥がれ易いテープを貼り、最後の水晶粒充填時の保護を行う。cdメカの水平を出しながら仕上げ水晶粒充填作業を行う。扱い難い操作パネルは放電管画面とリモコン受信部が水晶粒に埋もれないように調整して、水晶粒充填作業はお終い。

73日3晩不眠不休で取り組んだら、あっと言うまに完成してしまった。20年前に思い描いた円筒デザインのcd機の完成で、我ながら素晴らしいデザインと自負する。明け方に音出ししてたまげる。何とも恐ろしい音なのだ。Sound Lab electrostatic speaker A1からこんな音を出して良いのだろうか?

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2018年2月23日 (金)

振動力学 アキュフェーズcd機dp-11復活劇2

0amgを3週間も止めておいたものだから心配になり、エンジンクリーニングに出かけた。清水インターチェンジから新東名に入り、新静岡saを目指す。レブカウンターが5000rpmを越すようにアクセリングし、速度が上がりすぎるので減速、この繰り返しでエンジンクリーニングをする。お陰であっと言う間に新静岡saに到着する。何時ものようにテイクアウトでシュウマイに豚マン、それにタン塩串焼きを買おうとするが、お店が無い!僅か3年で2店舗とも閉店なのだ。ところが閉店したはずのパン屋が別の名前で再開していたので、プリンパンなどとゆう珍しいパンを買う。だから言ってるでしょ、jazzオーディオ喫茶amp工房は音で苦労しながら14年間も閉店せずにやっているのだから、音が悪いなどと言ってもらいたくない。

1アキュフェーズcd機dp-11から取り外したcdメカを、ソニーcdp-337esd2号機のcdメカと交換してみる。確かにアイパターンは1.0v程度に下がりくたびれている。そこでkss-190aに付いているレーザーダイオードの電流調整を少し上げるが、回し過ぎは危険で少しずつ調整する。

21.34vまで回復してオフセットの0.3vを差し引くと1.0vで、一応ソニーの規格に入る。なんだい、調整範囲ならば最初からやれば良かったが、昔はここまでのcdサーボのノウハウを持ち合わせていなかったから、仕方がない。これがメーカ修理の最低費用で35,000円也。

3 アキュフェーズcd機dp-11を完全解体(破壊)する。ソニーのcdp-337esdはコンシューマの量産向き設計で素晴らしいが、アキュフェーズは中量産の板金設計構造でこれまた素晴らしい。神奈川付近はコンピュータ工場も多く、良質の板金筐体設計者に板金工場がありレベルは高い。その点静岡はからっきしダメだった。

4複雑怪奇に見えたdp-11だが、主要部品だけにすると随分とシンプルな構成になる。トロイダル?トランスがデジタルとアナログで2個、放電管操作パネル、cdサーボ基板、daコンバータ基板となる。基板は両面ガラエポのスルーホール基板で、グリーンのレジストに黄色文字のシルク、あんぷおやじ流儀と同じで好感が持てるし、配置も素晴らしくアキュフェーズの設計陣は一流とみた。

5さて、これらのパーツをどう組み込むかが音質と外観が良くなるかの分かれ目で思案する。丸型のampやcdの筐体は20年も前から構想にあり、水晶粒防振構造をあみ出してからは紙管が使え、高価なジュラルミンのマシニング加工に比べればタダみたいなモノで、しくじったってたかが知れている。Φ400mmの電源トランスの紙管に配置してみたが、スシ桶みたいでダサく扁平の円形はだめだ。

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2018年2月22日 (木)

ソニーCDP-337ESDデータベース化 3号機

1韮崎からとどいたソニーcdp-337esdの3号機をデータベース化しておく。よもやcdp-337esdとここまで深く係わり合いを持つなど予想もしていなかったから、破損した1号機とkuraiman社長氏の機体はデータベース化していない。このcdプレーヤは1987年の発売、当時はロボットベンチャー黎明期で苦労の連続の日々だから、何かの因縁かも知れない。30年も前のcdが動作することも驚異だし、89,800円の価格も驚異に思う。この大きさから現在のテクノロジーならば空気を売る容器になってしまう。

2早速分解(破壊?)に入る。データベース化の最初はピックアップ信号と各種ゲインの半固定ボリュームの調整位置を明確にしておく。


3半固定ボリュームは合計で5個ある。画像のようにボリューム位置にマークを付け写真撮影して、メーカ出荷状態を記録しておく。


4続いてオシロスコープを接続してアイパターンを記録する。実は1号機の修理でオシロのプローブをrf信号接続時に、”ボッ!”と音がしてrfampのicチップが飛んだ。多分静電気の影響と思うが、rf信号を見る場合は電源off状態でプローブ接続しておく。冬季若しくはコンデンサスピーカのせいで静電電圧レベルが上がっているのかも知れない。1号機はメカガイドの損傷と基板の破壊で、リタイアとなった。

5これがアイパターンのメーカ発表値となる。アイパターンの振幅で1v~1.4v、オフセット電圧が0.1v、このオフセットの0.1vが中々調整出来ない。


63号機のアイパターンはこの画像。ピーク値で1.17v、オフセットが0.3vあるから1.17v-0.3v=0.87vで規格値の1vより少々低くくたびれ感がある。読めなくなったアキュフェーズcd機dp-11は、この値が1vあり規格値に入っていたから、一概にダメとも言えず、この統計学的データベースで明らかになっていくことも多いと思う。

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2018年2月21日 (水)

振動力学 アキュフェーズcd機dp-11復活劇1

0xavboxの担当者は言う、”あんぷおやじー、アキュフェーズはお代が決まっていて最低35,000円からで、ピックアップの交換調整は65,000円の修理費ですねん”35,000円ならば修理してもいいが65,000円では...急にしどろもどろになり、メーカ修理を断念した。このアキュフェーズcd機dp-11はセパレートの上位機種よりも音が良く、上位のセパレートcd機の方はオークションで処分してしまった経緯もある。daコンバータは使い慣れたpcm58pkで日立パッケージのモノ、18bitもあれば十分過ぎるくらいで、仮に0dbを1vとすれば符号付きだから131072の分解能となり、1.000v/131072=7.6μv/bitになる。この7.6μvを安定的に動作させる基板作りは相当に難しく、bit数で威張ってもたかが知れている。

1_2そもそもソニーのcdp-337esdはピックアップとドライブメカがアキュフェーズのdp-11と同じだから入手した経緯で、ドキュメントの完備からソニーのcdp-337esdに決めた次第なのだ。まあ、早い話アキュフェーズではcdメカを作るまで投資も出来ないから、ソニーからoem供給を受けたのでしょう。

2好事魔多しで、傑作cdp-337esdのフルチューン版が壊れてから思案が続く。そうだ!ここで大元に立ち返りアキュフェーズcd機dp-11復活させてみよう。勿論アキュフェーズがドキュメントを出す訳が無いから手探りになるが、cdp-337esdのトレイとピックアップをそのまま組み込んでいるので、少なくともインターフェース接続部は完璧に同じとなる。早速くたびれたcdメカ部を取り外す。

3これがインターフェース基板で、左がアキュフェーズdp-11、右がソニーcdp-337esd、トレイの開閉信号短絡部コネクターが黄色丸印で、ソニーのピン位置に合わせてアキュフェーズのピンを短絡させる。これで常にトレイは閉まった状態になるから、スピンドルモータは回転するはず。

4現在の手持ちソニーcdp-337esdはピックアップがへたり気味だが、これを取り外してアキュフェーズdp-11へ組み込む。水晶粒防振cdのいっとう軽量タイプをcdメカに載せてアキュフェーズdp-11を動作させる。回転はするが読み込みが出来ない。そこでフォーカスサーボとトラッキングサーボのゲイン調整を行う。何回か調整しているとサーボロックに入り音楽が再生できた。

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2018年2月20日 (火)

音色力学 恐るべしSound Lab electrostatic speaker A1 2

0ma jazzクラブの場所は新清水駅に近く巴川沿いで、水商売からしたら一等地にありバブル期ならば相当なモノだったのでしょうが現在は閑古鳥状態。直ぐの道路を挟んだ先が駐車料金の安い元清水市営の千歳橋駐車場、そこから巴川を撮影したが夕日は美しく、わが町清水(市)は実に良い所だ。ma jazzクラブの整備仕上げ作業も佳境で、パーカショニストのnakaさんの献身的な作業に頭が下がる。遂にはm+aさんにも入っていただきオーディオの整備も開始する。

1 2,000円cdに水晶粒を詰めたら音は抜群に良いが、基板にストレスを掛けてrfチップのハンダ不安定で音飛びが起きてしまった。そこで水晶粒防振構造のtascamを持ち込むが、ソニーの2,000円cdの方が音が良いのだから参ってしまう。こんなくだらないと思われることもノウハウで、素材が良くなければ話にならなくて水晶粒防振効果は万能ではない。ご覧のように綺麗にma jazzクラブは仕上がって、”箱”は完成した。これをどう有効活用するかに移る。
2ソニーのcdp-337esdフルチューン版をSound Lab electrostatic speaker A1に組み込んだ音を、ma jazzクラブの整備の合間にm+aさんに聴いてもらう。余りの凄すぎに絶句してしまい、してやったり。m+aさんもあんぷおやじと同じで、ハイエンドオーディオの洗礼をたっぷり受けており、凄い音を出すにはハイエンド機器が必須で、しかし幾らお代を投じても鳴らないコトもしばしばで、常にその矛盾に葛藤がある。しかしamp工房のA1システムはスピーカだけがハイエンドで、それ以外はハイエンド機器とは呼べない駄物だから、それでm+aさんはたまげている。
3ソニーのcdp-337esdのcdメカはフィリップスのcdproにも匹敵する、いやリニアモータを使っているから上に思う。この構造は1軸ロボットと同じで、かってのあんぷおやじの本業だからやたらと詳しい。片軸フィックスの片軸ローラーフリーのガイドシステムで、研磨丸棒ガイドにメタルブッシュで油膜でスライドさせている静音構造で、お見事。altecメインシステムからA1シアウテムへ移動の際に水晶粒を暴れさせてしまい、このメタルブッシュに水晶粒の粉塵が入ってしまってスライド機構にガリが生じて壊れた。全く好事魔多しで、たいていこうなる。予備の程度の悪いソニーのcdp-337esdで仮に音出ししているが、m+aさんの聴いたあの音は幻となってしまった。

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2018年2月16日 (金)

音色力学 恐るべしSound Lab electrostatic speaker A1

1毎晩 ma jazzクラブの準備で忙しい。水曜日はkuraiman社長氏がお手伝いにみえて、先ずはA1を聴いてもらう。”良いじゃあないですか!”とたまげているので、気を良くしてA1ミニコンサートと相成った。コルトレーンも聴けるし、ビルエヴァンスのコンプリート盤も良いし、rcaのレッドシールも良い。ampexの300録音の音色がダントツに良く、A1は録音の状況をはっきりと示す。翌朝は音の良い時間帯にm+aさんがみえた。”空間の表現が素晴らしい、但しリスニングポイントはaltecのスピーカ前位に離れよう”滅多に褒めないm+aさんが褒めるのだから、このA1はもしかしたら...

3午後にはロボットベンチャー時代の盟友、ロボット設計者で精密加工も得意なm氏が、世界一のターンテーブル開発の打ち合わせでみえた。先ずA1を聴いてもらうと”ピアノの音色が素晴らしい!”とこれまた褒められた。プラッターの素材は木として厚みは100mmくらいにし、カップ状に加工して水晶粒を入れる。ダイナミックバランスを取り、漆塗りで木の湿気を抑える。スピンドル径はできるだけ太くしてスラスト精度を確保しつつ、オイルで回す。モータの直径はΦ400mmなど奇想天外な打ち合わせが続いた。

2_2m氏が帰られても休憩も取らずma jazzクラブの準備で電源箱ケーブル作りをしていたらへこたれてしまい、夕方パーカショニストのnakaさんがみえた時は疲労困憊で”nakaさん今日は冷蔵庫の運搬だけで、オーディオのセッティングは止めよう”と逃げ腰。早々にma jazzクラブの準備を切り上げてnakaさんにもA1を聴いてもらう。あんまり褒めるものだからつい調子に乗り、altecメインシステムにセッティングしてあるcdp-337esdのフルチューン版をA1システムに入れた。nakaさんが”A1の覚醒だ!”と唸り、A1の音色力学は恐るべし。もはや軟弱なコンデンサスピーカではない。半ば逃げ腰でaltecがメインだからと気持ちに隙があったが、あんぷおやじ流儀通りにやれば結果は突然劇的に出る。altecでもコンデンサでもない新しい巨人が姿を現し、これはエライことになった。

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2018年2月14日 (水)

電源力学 2重アイソレーショントランス

00Sound Lab electrostatic speaker A1がここまで蘇るとは思いもしなかったし、パフォーマンスより上手く鳴らせるとは我がjazzオーディオ技術も進化したものだ。しかし駆動しているアンプがトランジスタでは1950年代のampex300などのふっくらした音色の再現は難しく、真空管アンプが?となるが現実的ではない。更に何度も書いているがA1は音色感度が高過ぎで、朝に希望を見出し、昼には絶望しているが如く、晴天の日は太陽光が強くなるとどんどん音が悪くなり、せっかく投入したカルダスマルチストランド水晶粒防振構造の最強のケーブルはどうしたのだろうか?

1そこでふっくらさせる為に次なる手の繰り出しで、電源にアイソレーショントランスをもう一段追加する。altecメインシステムで実証済み、音は鈍くなり電源密結合に反して粗結合となるが、鈍くしてもふっくらとさせたい。音は中央に集まり始め少しはクリーミーになったが、鈍さ=エネルギー不足で面白くない。

2何度やってもダメなものはダメで、2重アイソレーショントランスは断念した。アイソレーショントランスを無尽蔵に持っている訳でもなく、実はアムクロン、cdp、A1高圧電源と3個アイソレーショントランスを必要としていたが2個でお茶を濁した。そうだここへ投入しよう、2重アイソレーショントランスがA1高圧電源専用のトランスになった。効果はてき面で煩さは減少したが、目指す音色とは程遠くA1は難しい。

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2018年2月12日 (月)

素材力学 銅とofc純銅2

0画像出展:wikipedia
ローマのテルミニ駅で自由時間となり、サン・ルイジ・デイ・フランチェージ教会(San Luigi dei Francesi)のコンタレッリ礼拝堂にあるカラヴァッジオの3部作、「聖マタイの召命」、「聖マタイと天使」、「聖マタイの殉教」を観に行く予定だったが、行き帰りの時間を考えていると時間が足りず苦慮する。考え込んでいるあんぷおやじ家族を尻目に1人旅女子は、”アタシ、ヴァチカンのラオコーンを観に行くわ!”とバスに飛び乗った。ラオコーン像の制作は紀元前160年から紀元前20年と推定され、まあ簡単には2,000年前と考え、1,500年代にはミケランジェロに影響を与え、2,000年後にはミケランジェロのピエタを観た彫刻家安田 侃さんに”すべきことは無い”と言わしめ、芸術とは時空を超えたタイムマシンとなる。ITだのパソコンだのスマホだの進化したふりをする表皮に踊らされて、団塊は時代に取り残されると不安を感じるでしょうが、取り残されて大いに結構。幸い我らが携わっている芸術の芸のつくjazzオーディオは普遍的だから、時代の進化とは何ら関係ない。

1ミルトさんは街の優良な電気屋さんで、誠実真面目に修理まで引き受けている。”ミルトさん、fケーブルある?”とミルトさんのお店に飛び込む。”Φ1.6mmを10m売ってください”、”ようがす”と10m切ってくれた。”お代は?”、”授業料だからいいよ!”と感謝でありました。音色感度の高いSound Lab electrostatic speaker A1の電源を工事する為にfケーブルを入手した。これの被覆を剥ぎ水晶粒で防振構造化するのだが、被覆を剥ぐのも簡単じゃあなくて、そうだ!トランスを解体したΦ1.6mm線を使おう、となった。

2全長で8mもあり熱収縮チューブに水晶粒を充填する作業は現実的ではなく、1m単位くらいの短い長さに水晶粒を充填し防振構造にして、チューブ同士ははめ込み接着若しくはテーピングしながら尺取虫のように延長していく。水晶粒の入った熱収縮チューブ側をテーパを付けて細くし、そこへ新しい熱収縮チューブを差し込むのがミソ。

3黄色丸印がケーブルヘッドで、h社時代に電気の職人さん達が高圧のケーブルヘッドを作っているのを見て学んだ。オールナイトで作り明け方には音出しするが、「音は別に」でドッと疲れが出る。この別にが一番は腹立たしく、悪けりゃあ考えの間違いで納得するし、良けりゃあしてやったり、別にはどうすりゃあ良いの!

4気持ちが悪いのでカルダスマルチストランドワイヤーの現在最高の手法を次の夜には繰り出した。fケーブルもΦ1.6mmのポリウレタン線もタフピッチ銅で99.9%台、カルダスはofcの5~6ナインでそんなに純度は高くないが、電線自体が防振構造をとっており最強の電源ケーブルとなる。

5こっちはケーブルジョイント部で、ケ-ブルヘッドと同様の処理を施してある。


6次の明け方には音出しするが圧倒的な表現力で、Sound Lab electrostatic speaker A1の新境地を開いた。ここまでくればもう絶対となり、真鍮より銅にすべきだが、銅よりofc純銅が必須なのだ。某国製のプラグも純銅の定義からすればタフピッチ銅であっても正解で、純銅かどうかでなくてofc純銅かどうかの判断となる。22年前のA1の音も知っているパドバの店主が”昔より音は良いけど、何だかaltecに似てきた”と言われ、なんだい、俺は一体何をしているのだ!

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2018年2月10日 (土)

素材力学 銅とofc純銅

0Sound Lab electrostatic speaker A1は相当にヤバいスピーカで、音色感度が高すぎる。はっきり言って、こうゆうスピーカとは係わり合いを持たない方が良い。羽衣の松の天女と美しく形容していたが、高級クラブのお姉さんみたいにチットばかり貢いでも振り返りもしないと一緒で、アンプやケーブルにお金が掛かり過ぎる。更にお姉さん方は滅法我がままで、cdのアラを即出してしまうから聴けるcdが少なくなるし、大音量を出せないからjazzはからっきしダメだし、やっぱりjazzオーディオaltecに限る。しかしA1の妖麗な表現力は麻薬的でもあり、存在意義は認めるものの...

1あっと言う間に音が壊れた。某国製純銅電源プラグ + iceインレットコネクターの能書きで安く売っていたものだから、楽をしようと購入した。この商品の純銅電源プラグと表記された「純銅」とは、単なる電気銅ではないだろうか?ofc純銅は柔らかいから案外加工が難しく、オーディオ部品に使うとコストはアップするから、こんなに安くは出来ないと思うが。

2慌てて元に戻した。松下電工の医療グレードwf5018プラグが改造の母体で、プラグ歯は真鍮にニッケルメッキが施されている。

3_2そのニッケルメッキの歯を抜き取り、ofc銅板で製作したものに付け替えてある。自前の製作では金型プレスでないから美しくなく、某国製は見た目も綺麗だし、つい間違いを犯した。amp工房製のofc純銅の成分も分かり手作り品に間違いはなかったのだ...反省。

4コンセントボックスも余っているmdfのテキトー箱を再利用した。昔ジュラルミンの箱が良いと言われて大枚投じたが音は別にで、マシニング加工した超精密コンセント箱に大金を払う必要はない。ただ同然の箱に受け歯をofc改造したコンセントを付け、水晶粒で充填して防振構造にしたコンセント箱は明らかに音は良い。黄色丸印が慌てて元に戻した手作りプラグ。

5しかしこれだけでは終わらない。A1の電源用のiceインレットも某国製から戻さなくてはならない。iceインレットは製作が難しく、今まで使用していたofc手作り品では不安定で作り直すことにした。

6先ずは改造用ボディに某国製を使う。ofcの歯を苦労しながら作り嵌め込むが、これが結構難しい。プラグカバーは水晶粒防振構造にする為に使わず、画像の状態で完成。歯のむき出し部とofc配線部を熱収縮チューブで覆うが、加熱中に樹脂製ボディが溶け出した、あり得ん!

7こっちはフルテック製のボディ、上記と同様の作業をするが熱の問題はまるでない。


8思わぬ難工事になったが音は元より若干良くなった程度で、骨折り損の安物買いのゼニ失いになってしまった。冒頭にも書いたが、Sound Lab electrostatic speaker A1の音色感度は抜群で、特に電源系のカイゼンはその効果が如実に表れる。今後のプラグ、コンセント、iceインレットは、国産の部品の歯をofcに交換するめんどくさい方式に徹する。補足:従来が真鍮製のプラグとコンセントならば、某国の純銅製に交換しても効果はある。

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2018年2月 8日 (木)

素材力学 音の抵抗勢力

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パブロ・ピカソが描いたゲルニカはスペイン、マドリッドのソフィア王妃美術館にある。縦横のサイズは3.49mx7.77mとデカイ。ピカソは青の時代の支持者でキュビスムは嫌いだった。希望者だけソフィア王妃美術館へ行くことになり、家族全員を引き連れ出かけた。この巨大なゲルニカの前に立つと我を忘れて涙が滲み、戦う芸術の必要性を痛感した。ゲルニカ(Guernica)は、スペイン内戦中にドイツ空軍の無差別爆撃に抵抗して描かれた。近頃の抵抗勢力は品質が落ちてしまい、どっちがどっちだか分からないくらいの体たらく。
01x出展:wikipedia
今回はその抵抗勢力のお話です。素材力学からすると銅が一番良いが抵抗値は低く抵抗体にはなり難い。多く生産され安価なカーボーン抵抗は論外で、金属皮膜抵抗はせいぜいニッケルとクロムの合金の蒸着でこれも脱落、とゆう訳でニッケルクロムの巻き線抵抗はディールにあり、評判が良いので長年使ってきた。しかしニッケルクロムで本当に良いのだろうか?
1_2Sound Lab electrostatic speaker A1の高音質化で、ディールのrs-5ニッケルクロム抵抗体の5wを自信を持って投入したら、音の腰が抜けてしまいやっきりしてディールの巻き線抵抗は使用禁止!とした。この時はA1オリジナルアッテネータのニッケルクロムの太い巻き線に戻して事なきを得た。ここで分かったコトは同じ素材でも細い線はダメ。
2Sound Lab electrostatic speaker A1の高音質化で残された7.5Ωパワー抵抗に手をつけた。セメント抵抗の中身はニッケルクロムの巻き線抵抗をセメントで固めてあるから、音的にはディールの巻き線抵抗より悪い。
3オヤイデの銅マンガニン線のΦ0.6mmを10m手配した。お代は2,000円で7.5Ω1本辺り1,000円となる。Φ75mmの紙管にグルグルとテキトーに巻き付け、端末処理してお終い。その時間僅か30分。セメント抵抗は音の抵抗勢力と感じてしまうほどで、銅マンガニン線抵抗に変えると音の透明度が増し、伸びやかでありがたい。今後の抵抗の取り扱いに一石を投じた。

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2018年2月 6日 (火)

熱力学 水晶粒防振構造の放熱方式

0Sound Lab electrostatic speaker A1の復活と高音質化作業は、半端ではない集中力を必要として歯を食いしばった。1週間ほど歯痛がして放っておいたが、日曜日の午後にはゲシュタポの拷問くらいな歯痛で寝込んでしまった。一睡も出来ず月曜日の朝一番でhori dental clinicへ出かけた。hori先生曰く”この歯はどうやらダメのようです”と相変わらず悪い方向へ言う。歯を削って抗生物質をもらい帰ってきたが、相変わらず痛い。月曜と火曜はamp工房お休みです。今まで医者にかかるのは歯医者くらいで、しかし無理は歯にくるようです。

1Sound Lab electrostatic speaker A1のシステムにおいてパワーアンプはb級だから熱は出ない。他にcdもA1本体の消費電力もたいしたことはない。よって通電しっぱなしにしてコンデンサスピーカのエネルギーチャージに当てている。パワートランジスタはアルミ製のヒートシンクを使っており、銀銅金アルミとくるから熱伝達速度は速い。そのヒートシンクの上部だけ水晶粒から顔をのぞかせ(赤丸印)、そこにめがけてファンで風を送る。これが見事に成功して、振動を吸収して且つ放熱の手法が確立した。アルミの音は悪いので、自前のアンプは真空管にしてもトランジスタにしても純銅で放熱器を作り、水晶粒から顔を出した冷却部を大きく取り冷却効率を上げる。
2昔のボスは熱力専門で一緒に仕事をしていると門前の小僧になり、一端の熱力学の能書きを垂れる。その時は役に立つのかなあ?などと疑問を持ったりするが、すべからく一生懸命やっていれば何れ報われる。なぜならば、jazzオーディオは複合技術の最たるものだからである。画像の温度記録計は48時間も記録できるから温度上昇のカーブを記録するのに便利な機械、これと温度センサーを使い特に水晶粒防振構造古典管アンプの温度上昇は明快にしておく。
追記:昨日お休み中に仙台より来客があり、家族でオーディオを聴きに見えたようで、お子さんがSound Lab electrostatic speaker A1システムの音を聴いて”レコードみたい!”と言ったそうで、子供たちの方が素直に反応する。

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2018年2月 4日 (日)

Sound Lab electrostatic speaker A1 高音質化 了

0Sound Lab electrostatic speaker A1の復活と高音質化がここにメデタく終了した。苦節22年、この厄介者は当時の輝き以上に美しく輝きコンデンサスピーカの妙なる調べを奏でてくれる。jazzオーディオの進化は10年単位くらいの長い話で、簡単に答えはもらえないが、”なぜ?”に徹しないと10年経っても変わらない。先日もオーディオマニアの方のご来店があり、”電源を200vにしたら音が静かになって良かった!”と言われたので、なぜ?を突きつけると答えは無かった。2a3の音が良いとか、300bの音が良いとか、なぜ音が良いかと質問しても答えは無い。この22年間はなぜ?なぜ?の謎解きに終始した時代で、謎は解けたのか?解けなかったのか?

1_2アムクロンのパワーアンプの高音質化で、水晶粒を充填する筐体が必要になる。エンチョーへ出向いてmdf板を切り出しするのも面倒で、50のラインアンプ箱を切断して準備した。

2_2スピーカ端子はofcΦ16mmから手作りしたものが3個ありこれを使う。マイナスは左右共通にして3個でまかなう。

3_3筐体のリアパネルは左からカルダスのrcaジャック、ofcΦ16mm純銅端子、純銅iceインレットとなる。

4_2基板の改造1、内部アッテネータは音が悪いので短絡して使用しない。黄色丸印2箇所ショート。

5_2基板の改造2、電源トランスのサーモスタットスイッチは使用しないので短絡する。


6クラウンマークの電解コンデンサを撤去、代わりにフィルムコンデンサを付ける。後方のフィリップス電解コンデンサがメインとなる。


9筐体のアッテネータの位置が配線上まずくて右端へ移動し元々の位置はメクラを付ける。


7これにて準備が完了して配線作業へと移る。線材はモガミの2516と2515の2種類を使う。

8配線を始めるが明け方には完了してしまい、ワンボードパワーアンプの威力を実感する。底部には中目の水晶粒が充填してある。基板の防振は裏側まで水晶粒に接触させることが重要で、表面だけで終わらせない。

91緊張して電源を投入するとカチッとリレー音がして一発で動いた。早速コンデンサスピーカに接続して小音量だが音出しすると何とも甘い音がして、とてもじゃあないがpa用パワーアンプとは思えない。気を良くして音量を上げていくと、バッバッとフェイルランプが点灯して、失敗か?と青ざめる。原因は金属筐体が無くfgが取れていないため、パワー電流が流れるとgndが浮いて誤動作した。そこで黄色丸印の3箇所を電源の0vへ接続して解決した。

92 たたみかけて音出しするが、コンデンサスピーカの妙なる音色とはこのことで、深遠なるモノに引きずり込まれそうになる。気になる所は電源トランスで高々出力が50w程度でも温度上昇し、どうもトランス設計上の問題点とみた。冷却ファンの回転数を増して対処した。後はA1本体の7.5Ω抵抗を銅マンガニン線で手作りして交換すれば良い。22年前と同じでゴリゴリjazzはやはり無理で、低音の増強されたヴァン・ゲルダーの録音などはビリビリ振動が出る。更に一番コンデションの良い状態は放電が始まるギリギリの高電圧バイアスで、静かなクラシックをかけると埃によるチリチリ放電が聴こえ、レコードの溝に詰まった埃と同じ。まあ叩けば埃が出る人間が殆どだから、レコードとコンデンサスピーカはチリチリでよろしい...了

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2018年2月 3日 (土)

Sound Lab electrostatic speaker A1 高音質化6 悪魔のトランス

Carabaフィレンツェのウフィツィ美術館で初めてカラヴァッジオ(Caravaggio)を観た。それまでは嫌いな絵の代表格みたいなモノだったが、本物の絵力にやられて今ではミケランジェロ、ダ・ヴィンチに続く画家になってしまった。嫌いなものは理解が及ばないだけで、理解が及ぶと好きなモノより遥かに良くなる。コルトレーンがそのケースで、とにかく聴け!と言われて聴き続けたらすっかりコルトレーンフリークになってしまった。ウフィツィ美術館でに展示してあったカラヴァッジオの 「メデューサの首」は悪魔に見えた。

1Sound Lab electrostatic speaker A1本体の高音質化の第一次作業が完了して、次にパワーアンプの高音質化に移る。アムクロンのce2000はドキュメントが揃っており、安心して解体作業(破壊?)に入る。

2安心して?解体しているが基板が抜けず大いに汗をかく。筐体の開口部より基板の方が大きいので取り出すに工夫がいる。


3音の元は電源トランスで、流石1kwのパワーアンプだけのことはあり重たい。汚いトランスで且つポリウレタン線とスズメッキ線接続部は緑青が発生して電線が腐食している。まるでカラヴァッジオの 「メデューサの首」みたいで、悪魔のトランスだ。これでmade in usaとなっているが、某国に違いない。

4頭を抱え込むが、ともかく汚いフィルムや絶縁紙を丁寧に剥がす。ミルトさんの頑固トランスも似たようなモノで某国のトランスは大いにまずい。


5トランスの解体が終わりパワーアンプの主要部品を並べる。電源の電解コンデンサはクラウンとプリントされた小型で、とてもじゃあないが1kwのリップル電流など流せない。そこで駿河屋さんから頂いた最後のフィリップスの電解コンデンサを投入する。

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2018年2月 2日 (金)

Sound Lab electrostatic speaker A1 高音質化6 ブリリアンスコントロール

0これがSound Lab electrostatic speaker A1を鳴らしているシステムです。一応ジャンク品ではないcd機とパワーアンプの2台合わせて4万円と、ケーブル代にもならない。チャップリンのライムライトの名言「人生には、勇気と想像力、それとほんの少しのお金があればいい…」cd機とパワーアンプはそのほんの少しのお金で、そしてjazzオーディオでは勇気は余り必要ないでしょうけど、大いなる想像力は必須です。

1_2A1からブリリアンスコントロールが悪いと告げられ、直ぐに解体してみた。構成部品はアッテネータとソレンの7μfフィルムコンデンサ、crフィルターの7.5Ω抵抗となる。今回7.5Ωの抵抗は大電力の為手が付けられない。

2アッテネータをバラすとt型の定インピーダンスタイプのもので、ニッケルクロム線のえらく太い巻き線になっている。摺動部はt型で2箇所もあり、おまけに外部出力端子が鉄製では音が悪いに決まっている、とこのアッテネータは使うのを止めにした。

3こっちが一応高音質部品で、Duelund社の銅コンデンサ(こんなのゴロゴロしている訳がなく休止中のスキャンスピークから外した)、アウリキャップ、ディールの5w抵抗、これに交換した。良い面と悪い面が出てしまいハタッと考えるが、ディールの抵抗しか思いつかない。そこで元のアッテネータに戻すと高音が伸びきって、これで良い。遂にディールの抵抗が陥落で、先日もkuraiman社長氏のラインアンプのプレート抵抗をマンガニン線の手巻きにしたら激変して、グリッド抵抗など手巻き出来ない高抵抗部だけに使用は限定される。アッテネータもディールもニッケルクロム線だが、ディールは如何せん細すぎた。

4しかしこのアッテネータも具合が悪いので改造するが、ワイパー部は2箇所あり内側の巻き線部はofc銅板の変更はできないので止めて、ワイパー部を削ってみた。真鍮ではなくてリン青銅でまあ銅の純度は良いだろうとした。その削った部分にモガミのofc線をハンダ付けして可変部引き出し線にした。固定部は内部のカシメ部にモガミのofc線をハンダ付けした。これで音が鉄を通ることはなくなる。

5アッテネータの裏カバーの中心に穴を開け、可動部引き出し線を出して出来上がり。A1はそもそも低域トランスと高域トランスを持っており、何でトランスが2個も要るのだ!と疑問を持っていた。今回高域でしくじったら全く鈍い音になってしまい、高域専用のトランスが必須であることを理解した。全帯域を通過させるマッチングトランスを作るのに限界があるのでしょう。こっちはトロイダルコアで自在にトランスが出来るから、何れ高電圧マッチングトランスを作るのも目標が出来てよろしい。

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2018年2月 1日 (木)

Sound Lab electrostatic speaker A1 高音質化5 高電圧回路

1コッククロフト・ウォルトン回路が31df6とロボット用のポリプロピレンコンデサで完成し試聴しているが、22年前のcelloパフォーマンスより豊かな音になり成果は十分にあった。パフォーマンスより安物アムクロンのアンプの方が良い、などとはあり得ず、当時はcelloパフォーマンスを使いこなせなかっただけなのだ。今パフォーマンスがあればアムクロンの比ではない。会社帰りにパーカショニストのnakaさんに寄って聴いてもらう。”全然違う!”とたまげて、続けて”鳴らしているのがcdp-337esdとアムクロンだからな!”と言う。実はここにjazzオーディオの真髄があり、高級や低級に係わらず目一杯性能を出すのがjazzオーディオの醍醐味なのだ。

2コッククロフト・ウォルトン回路が素晴らしく良くなり聴いていると、A1からお呼びが掛かる。高圧トランス可変用スライダックが悪いぜ!

3そりゃあそうでしょうよ、真鍮端子に加えて、何と言ってもスライド機構はカーボンブラシと真鍮板で音は最悪なり。

4jazzオーディオ3種の神器は電源密結合、純銅素材、水晶粒防振構造で、これさえやれば音はどんどん良くなる。電源密結合の純銅素材とするために、カーボンブラシの上にofcの銅板を貼り付ける。こんなの作業は簡単すぎて、しかし成果はとんでもなく大なのだ。

5真鍮端子は止めで、ポリウレタン線接続部にモガミのofc線を直接ハンダ付けする。


6カーブンブラシに被せたofc銅板へ直接モガミofc線をハンダ付けする。赤丸印のスライド部分のカバーも考えたが、エイ!面倒だ丸ごと水晶粒に埋没させよう。高電圧バイス調整なんか年中回す訳ではないから、こんな強引な手法がとれる。結果はヒリツキ感が減り音は甘くなる。パーカショニストのnakaさんと羽衣の松の天女がやっと豊満になってきたと話をしていると、又してもA1からお呼びが掛かり、ブリリアンスコントロールが悪いぜ!

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