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2018年2月12日 (月)

素材力学 銅とofc純銅2

0画像出展:wikipedia
ローマのテルミニ駅で自由時間となり、サン・ルイジ・デイ・フランチェージ教会(San Luigi dei Francesi)のコンタレッリ礼拝堂にあるカラヴァッジオの3部作、「聖マタイの召命」、「聖マタイと天使」、「聖マタイの殉教」を観に行く予定だったが、行き帰りの時間を考えていると時間が足りず苦慮する。考え込んでいるあんぷおやじ家族を尻目に1人旅女子は、”アタシ、ヴァチカンのラオコーンを観に行くわ!”とバスに飛び乗った。ラオコーン像の制作は紀元前160年から紀元前20年と推定され、まあ簡単には2,000年前と考え、1,500年代にはミケランジェロに影響を与え、2,000年後にはミケランジェロのピエタを観た彫刻家安田 侃さんに”すべきことは無い”と言わしめ、芸術とは時空を超えたタイムマシンとなる。ITだのパソコンだのスマホだの進化したふりをする表皮に踊らされて、団塊は時代に取り残されると不安を感じるでしょうが、取り残されて大いに結構。幸い我らが携わっている芸術の芸のつくjazzオーディオは普遍的だから、時代の進化とは何ら関係ない。

1ミルトさんは街の優良な電気屋さんで、誠実真面目に修理まで引き受けている。”ミルトさん、fケーブルある?”とミルトさんのお店に飛び込む。”Φ1.6mmを10m売ってください”、”ようがす”と10m切ってくれた。”お代は?”、”授業料だからいいよ!”と感謝でありました。音色感度の高いSound Lab electrostatic speaker A1の電源を工事する為にfケーブルを入手した。これの被覆を剥ぎ水晶粒で防振構造化するのだが、被覆を剥ぐのも簡単じゃあなくて、そうだ!トランスを解体したΦ1.6mm線を使おう、となった。

2全長で8mもあり熱収縮チューブに水晶粒を充填する作業は現実的ではなく、1m単位くらいの短い長さに水晶粒を充填し防振構造にして、チューブ同士ははめ込み接着若しくはテーピングしながら尺取虫のように延長していく。水晶粒の入った熱収縮チューブ側をテーパを付けて細くし、そこへ新しい熱収縮チューブを差し込むのがミソ。

3黄色丸印がケーブルヘッドで、h社時代に電気の職人さん達が高圧のケーブルヘッドを作っているのを見て学んだ。オールナイトで作り明け方には音出しするが、「音は別に」でドッと疲れが出る。この別にが一番は腹立たしく、悪けりゃあ考えの間違いで納得するし、良けりゃあしてやったり、別にはどうすりゃあ良いの!

4気持ちが悪いのでカルダスマルチストランドワイヤーの現在最高の手法を次の夜には繰り出した。fケーブルもΦ1.6mmのポリウレタン線もタフピッチ銅で99.9%台、カルダスはofcの5~6ナインでそんなに純度は高くないが、電線自体が防振構造をとっており最強の電源ケーブルとなる。

5こっちはケーブルジョイント部で、ケ-ブルヘッドと同様の処理を施してある。


6次の明け方には音出しするが圧倒的な表現力で、Sound Lab electrostatic speaker A1の新境地を開いた。ここまでくればもう絶対となり、真鍮より銅にすべきだが、銅よりofc純銅が必須なのだ。某国製のプラグも純銅の定義からすればタフピッチ銅であっても正解で、純銅かどうかでなくてofc純銅かどうかの判断となる。22年前のA1の音も知っているパドバの店主が”昔より音は良いけど、何だかaltecに似てきた”と言われ、なんだい、俺は一体何をしているのだ!

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