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2018年3月 7日 (水)

振動力学 Philips CD-PROメカ 対 ソニーCDP-337ESDメカBU-10

Cdproxxよもやcdメカをゼロから作るほど資金力もないし、しかしcdメカを何とかしたい!と強い気持ちでいたら、インチョンの友人moonさんがオーディオ仲間で始めたPhilips CD-PROを作ろうの会へ入れてくれた。基板関係は共同で起こし、Philips CD-PROメカは1ダースで購入した。なんせ当時は最低販売単位が1ダースで1人では無理があった。アルミダイキャストのフレームで剛性が高く音は良い、ハイエンドcdの多くに搭載されている、等々でやたら凄く見えてしまった。

20111214xxしかし本業多忙で何年も放っておいたら、m+aさんが作ってくれることになった。水晶粒防振構造化テクノロジーは既に始まっており、電源部とdaコンバータ部の一部だけ水晶粒防振化した。期待に胸膨らませて音出しするが、別にでいっぺんに夢が失望に変わった。Philips CD-PROでcdトランスポートを作ったら素晴らしかった、など人様の美辞麗句はすっ飛んだ。

Proaxisx一応記録に留めておくと CD-PROのトラッキングサーボ機構はマブチモータでウームギアを回転させ、直角に駆動方向を変え、ウームホイールと平歯車でラックを駆動している。ハイエンド時代はスチューダーd730を使っていたが、cdm-4のスイングアーム式の方が音が良かった。CD-PROのラック機構は粘性負荷が大きく高感度サーボには不向きな機構と言える。心臓部のトラキングサーボがマブチモータでは...

337esdそして現在、ソニーCDP-337ESDメカbu-10の登場となる。トラッキングサーボ機構はCD-PROのギアとラックに対してリニアモータで感度は高い。このリニアモータを使ったトラッキングサーボを1987年に作り上げたソニーは凄い!

Bu10xこちらがbu-10の組図、ピックアップはkss-190aでここが問題。余りにも古すぎて補修パーツの入手は不可能な時代になっているが、CDP-337ESDは耐用年数を大幅に過ぎても生き残っており、大いなる矛盾が生じている。ピックアップkaa-190aは海外で70,000円近い価格で売られており、これは無理な話でCDP-337ESDの本体を多く入手している理由がそこにある。

20180228xx水晶粒防振構造は万能ではなく、良いものはより良く、良くないものはそれなりにで、Philips CD-PROを水晶粒防振構造化してもそれなりになったに過ぎなかった。我ら駄耳族は大幅に音が良くならないと反応しないから、かえって良いのかも知れない。ソニーCDP-337ESDの水晶粒防振構造はデジタル音がどうのこうのの世界ではなく、真に防振とは何か?を突きつけている。

337esdsソニーCDP-337ESDメカの次なるステップは、重力方向への固定の為に荷重の追加(黄色丸印)で、9mmの鉄材を使用する。これはレコードのターンテーブルでもトーンアームでもみんな同じで、妖しい筐体への固定ではなく地球の中心方向へ重力固定する。散々妖しい筐体の為に大枚投資した恨みがあるのかも知れなが、筐体ががっちりしていれば良いの論理は行き詰る。大体が痛快の豪快で、ミクロン単位に精密加工し芯出しした高剛性筐体に対し、もっと怪しいmdfの筐体へ水晶粒を充填し、荷重付きcdメカをズブッと差し込んで水準器で水平を出せばお終い。

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