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2018年3月10日 (土)

電源力学 世界一音の良いスライダック(スライドトランス)を作る

1Sound Lab electrostatic speaker A1で事故(別エントリー)が起きてしまい、急遽世界一音の良いスライダック(スライドトランス)を作るハメになった。先ずは画像左のスライダックの歴史、1976年にロボットベンチャーを起業した翌年、y電機の所長が”不良品のスライドトランスがありますが使いますか?”とタダで頂いた。以来40年数々の開発を共にした。

2解体すると40年の埃が一斉に飛び出し思わず咳き込む。次は身分の話、単巻きは1次と2次の絶縁は出来ないし、電圧は可変できるが音は悪いとされて低い身分の扱いになっている。しかし単巻きは音の良し悪しの要因ではない。

3音を悪くしている部分は巻き線をスライドさせているカーボンブラシ、これが最悪なのだ。そこで何時も通りofcの純銅板をカーボンブラシの表面に巻きつける。ofc純銅板からモガミのofcリード線を出す。

4 ofc純銅板カーボンブラシ(黄色丸印)を組み込んだ画像で、見事に収まっている。

5紙管へ収めて配線し水晶粒の充填を始める。


6水晶粒を完全充填したのではチェック出来ないので通電テストをする。するとバチバチと音がして焦げた!慌てて電源を切る。


7カーボンブラシの形状は何ら変哲のないように見えるが、実は隣のコイルだけ短絡するようになっていた。無造作にofc純銅板を巻いたためコイルを4本くらい短絡してしまい、そのコイルに短絡電流が流れて焦げた。そこでカーボンブラシを削りクサビ形にしてofc純銅板を巻いて解決した。

8Sound Lab electrostatic speaker A1へ組み込み音を出すと、ふくよかな音になり正しく世界一音の良いスライダックの完成である。これでスライダックだから音が悪いとした要因は排除して、後はm+aさんに来てもらい電圧下げ、低電圧の限界値を探る。以前もスライダックを使っていたのでは?100vaの小型のスライダックを後のパネルにネジ止めしていたから水晶粒の防振効果も少ない。今回は2kvaと強烈に大きくし、地球の中心へ荷重が掛かるようにし水晶粒で防振したから、その効果もある。

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