« 素材力学 オイル含浸高耐圧紙コンデンサを作る1 | トップページ | 素材力学 オイル含浸高耐圧紙コンデンサを作る3 »

2018年3月19日 (月)

素材力学 オイル含浸高耐圧紙コンデンサを作る2

1事故を起こしたJensen Copper Foil, Paper-in-Oil Capacitorだが、回収して調べたところ異常は無かった。電解コンデンサと同様で若干の自己回復性があるのかも知れない。たいていはこんなバカなことはしないから気が付かない範疇の話で、しかし自力でコンデンサを作るとなると気になる。それじゃあ再度使えば?となるでしょうが、それは耐圧テストをし漏れ電流を測定して、漏れが少なければダメージは無いとして再利用できる。従って、コンデンサの開発には耐圧試験機が必要となり、作らねばならない。

11誘電体の紙については美濃市へ出かけ手すき和紙を入手し、ロールに掛けて硬質紙に加工しながらオイルを含浸させるのが理想的だが、今回は時間が無いので市販のコンデンサペーパー7μmを入手する。この7μmが良くも悪くもポイントで、この厚さで一体どの程度の耐電圧がとれるか?
2これがofc純銅テフロンコンデンサの残骸で、Φ200mmの紙管に0.2mmのofc純銅板を巻いてある。Φ200mmの紙管は余分な話で、本番では0.5mm~1mm位で丸が潰れない程度の強度のofc純銅板をマイナス極に使い、型取りが出来たら紙管を抜き取り純銅板だけにする。
3こちらが本番用のΦ300mmの紙管で、これで0.05μf位取れればベストだが。耐電圧に関しては4,000v級で行くが果たせない時はコンデンサの数を増やす。
6画像の黄色丸印がコッククロフト・ウォルトン回路のタワーのイメージで本物の粒子加速器みたいになるが、ここでSound Lab electrostatic speaker A1の音が決まるならば、いくら大きくても構わないし、水晶粒防振カルダスマルチストランド高圧ケーブルさえ作れば、少しくらい離れても問題ない。
4現役の電気主任技術者でないから高圧絶縁油の入手にも困る。昔なら業者さんへ飛んで行き、1リッターくらいならタダでもらえたものだが。h社時代には高圧絶縁油のphペーハーを計って酸化の度合いを調べ、使えるかどうかの判断を良くやったものだ。40年が過ぎて今更高圧絶縁油のお世話になるのかと思うと、何やら因縁めいている。結構高い高圧絶縁油を手配中で、入荷次第製作に入るが答えは極めて単純で直ぐに出る。音が良くなければその時点で開発は終わる。

|

« 素材力学 オイル含浸高耐圧紙コンデンサを作る1 | トップページ | 素材力学 オイル含浸高耐圧紙コンデンサを作る3 »