待ち時間があり久しぶりにステレオサウンドを立ち読みしたが、ハイエンドオーディオ機器は実に美しく、オーディオはファッションの側面も持ち合わせて重要なファクターであるコトが良く分かる。それに比して我があんぷおやじ流儀の無骨なこと、少々反省の弁もあるが音が全てでして...いずれファッションオーディオの時はデザイナーの実力もお見せしよう。さて世界一音の良いスライダック(スライドトランス)を作るの巻きも完了で、結局は画像のトロイダルトランス一重巻きに同じとなり、音は凄い!

Sound Lab electrostatic speaker A1の高圧電源のスライダック電圧を30vまで下げた。音出ししていると例のプ~ンと焦げくさい臭いが出て、又してもコイルを焼いてしまった。もういけません!徹底的に改造することにした。画像は左チャネル。

スライダック(スライドトランス)から全てを取り去り、トロイダルコイルだけにする。100vから中間タップを出しているが、巻き数は画像からもたいしたことはないのが分かり、トロイダルは効率の良い。先ずは100vの配線は止めて、130vの最大昇圧端子へ100vを接続する。こうすれば利用率は落ちるが電圧の分解能は増す。オシロスコープでrms値を測定しながら、正確に50v、40v、30vの引き出し線を作る。ここから出力を取ればブラシ部は消え去る。

左チャネルの入力と出力電圧で正確に30vを出力している。
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左チャネルが完成したのでA1の電気箱の上に荷重で置く。配線は30vに接続してある。
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続いて右チャネル。こちらは本家本元の東芝製でスライダックの商標を持っている。こんなことを言っちゃあなんだけど、東芝のスライダックは一流品で左チャネルのように焼けることは一度も無かった。カーボンブラシの形状も優れたモノだった。

左チャネルと同様に全てを取り去りタップを出して完了。赤丸印が100vの接続点だがここには配線せず、巻き終わりの130vに100vを接続する。
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右チャネルの入力と出力電圧で正確に30vを出力している。
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右チャネルが完成したのでA1の電気箱の上に荷重で置く。配線は30vに接続してある。50vからスタートして30vの限界値まで下げたが、どうも音に活気が無い。この高圧バイアス電圧が低いと能率が落ちてしまい、30vはどうやらこの領域か?そこで40vに接続変更をすると音楽が生き々してきて、最低電圧は40vになった。この理由については事故の詳細と技術検討で別エントリーになる。