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2018年3月16日 (金)

素材力学 Sound Lab electrostatic speaker A1幻の音2

3_2素材力学上最強のコンデンサはDuelund社の銅コンデンサで、これを使えばジャンセンのアルミケースのアルミ臭さは消えて申し分ないのだが、価格に申し分があって躊躇する。Duelund社vsfシリーズの40μf100vなんか2,500ドルもしてしまい、いくらなんでも...しかも何故音が良いか?で解明し切れていないのがその構造で、表面の硬質紙管はベストだし銅箔とオイルを含浸した紙も素晴らしく、その銅コンデンサエレメントを硬質紙管に入れて樹脂で固めたのか?ここが不明では気持ちが悪く、何れ手持ちを解体(破壊?)して構造を見てやろう。

1_2一方でジャンセンの銅コンデンサはアルミケースのオイル入りだから、簡単に解体出来るメリットはある。銅箔とフィルムの巻き方は円筒でDuelund社の平たい顔族より自然の法則で良い。近頃は銅コンデンサの認知度も上がり銅箔コンデンサの種類も増えたが、樹脂で固めた円筒型は防振対策が出来ないのが玉にキズだし、フィルムで紙ではない。もっとも銅箔に紙を巻き取り機で巻けば良いのだから自作は可能だし、高耐圧の銅コンデンサの製作も可能だから最終目標は自前製作となる。
5こちらがメタライズドポリプロピレンコンデンサの改善前のコッククロフト・ウオルトン回路になる。
2_2こちらがジャンセン銅コンデンサの水晶粒防振構造化したもので、コッククロフト・ウオルトン回路を組み上げた。段々不細工になっていくのが気になるから、いずれ最初からきちんと作り直そう。
6_2Duelund社の銅コンデンサは一説にエージング時間が1,000時間とあるから1日8時間として125日、冗談じゃあねえや寿命が足りない。スライダックの電圧を標準の50vにして音出しする。あ~!エージングなんか関係ない、その場でSound Lab electrostatic speaker A1は出たことの無い、いや出せない色気の音に粒立ち極まり、これは凄いことになった。しかし当たり前だ、電源が音を出しているからコッククロフト・ウオルトン回路を銅コンデンサ化すればこうなる。まあここで留めおけば事故に、いやもう既にこの状況でも事故なのだが、なんと何を思ったかスライダックの電圧を75vに上げた。音は益々妙なる音色になるが、なにやらプ~ンと嗅いだことのない臭いが漂う。しまった!耐圧オーバーだ。その内右チャネルの音が出なくなる。
7慌ててコッククロフト・ウオルトン回路を調べると、水晶粒防振構造化したジャンセンの銅コンデンサがパンクしていた。そこでこの1個はメタライズドポリプロピレンコンデンサに交換した。m+aさんに来てもらいこの妙なる音色は幻になるからと聴いてもらう。パーカショニストのnakaさんにもこの妙なる音色は幻になるからと聴いてもらう。nakaさんから”幻の音にしないでください!”と言われてしまったが、銅コンデンサは既に耐圧オーバー、命懸けで音を出しているから美しく幻となる。技術論は次回に。

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