素材力学 オイル含浸高耐圧紙コンデンサを作る13
有東坂迷店街のサークルkの前から下った先に、謎めいたjazz喫茶amp工房がある。駐車場には一面にサボテンが置いてあり、閑静な住宅街にしてはチョットした異空間になっている。この時期サボテンの新芽の手入れに忙しく夢中で剪定作業をしていると、サークルk側から大きな声で酔っぱらいが3人歩いて来る。「おやじいるかな~」とか「音楽関係の...」などと聞こえてきて「この忙しい時に酔っぱらいに係わりたくないな...」と内心思っているうちに捉まってしまった。「sです、あんぷおやじー」「エッ!」何十年振りかの再会はh社時代の同僚であった。何が起きるか分からないjazzのような人生も捨てたもんじゃあなく、実に面白い。
さてデンマークduelund社(デュエルンド)の銅箔オイル含浸紙コンデンサの音は抜群とamp工房では評価しているが、そうでないと話は先には進まない。このコンデンサの問題点は価格で、15uf / 100VDC, VSF, Copper Foil は何と749ドルもしてしまい手が出ない。原資潤沢な方は迷わずduelund社(デュエルンド)の銅箔オイル含浸紙コンデンサを使うべきです。
こっちは原資乏しき故苦労してオイル含浸高耐圧紙コンデンサを作っている。m+aさんに音質評価をしてもらう前に先ずはSound Lab electrostatic speaker A1のコッククロフト・ウオルトン回路に組み込んでみよう。2000v以上にも耐えたのだから大丈夫!と自信を持って電源を投入するとジイジイ音がして放電してしまった。まずい耐電圧がもたない、これは一体...又しても失敗で耐電圧試験器の不備なのである。
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