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2018年6月21日 (木)

電源力学 水晶粒防振プリアンプ用トロイダル電源トランス

Stcap出展:トロイダルコア活用百科
教科書によると、1次と2次巻き線は重ねて巻くか若しくは隣同士で巻きなさい、となっている。結合係数を確保して良い効率にしよう!なのだが、副産物で画像のようなストレーキャパシタンスが盛大に発生する。これではコモンモードノイズは通々になりアイソレーショントランスとは言えない。

0そこで登場は画像の対向巻き構造になるが、やはり用途は限定される。大電力には効率やスペーフファクターで不利となり、オーディオアンプ用が良いところでしょう。また高電圧の小電流に向いているから、純銅電解コンデンサと合わせて考えると、どうしても真空管アンプになってしまう。

1今回の水晶粒防振トロイダルトランスはsa3.1プリアンプの電源トランスになる。電圧は総勢334vになりそこそこ高いので巻き数を多くする。従ってポリウレタン線はΦ0.6mmを選択した。容量からΦ0.4mmでもいけるが太めで音も太め?を狙う。巻き始めて手のフィット感は最高でΦ0.6mmは巻き易い。

21/3巻いて1時間半経過。

3_2全部巻き終えて4時間、慣れたものでサクサク巻ける。

4インダクタンスの測定。

5トロイダル3号機Φ300mm
プリアンプsa3.1電源用
総合ターン数 855t 
100vrms 10Ω
52.2mv
i=52.2/10=5.22ma
z=100/0.00522=19.2kΩ
51h
オシロ画像のように電流値は52.2mvで5,52maとなる。Φ0.6mmを目一杯巻いて855ターン、インダクタンスは51hとなった。次回は電圧による巻き線分割を行う。

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2018年6月19日 (火)

電源力学 水晶粒防振トロイダルアイソレーショントランス2号機

Kulusemama2ドクターストップ中で夜遊びが出来ないものだから、jazzコンサートの打ち合わせでamp工房へ集結したjazzミュージシャンのもてなし係をあんぷおやじが担当、それぞれの趣味を聞き関連のcdをかける。テナーの右近さんにはコルトレーンのcdでもてなす。そのコルトレーンを聴きながらjazzミュージシャン界でただ1人の親友、jazzピアニストの青木弘武さんから貴重な話を頂けた。

Elvin「エルヴィン派ではないがセッションに参加する機会があった。エルヴィンは鋼鉄のバリアを張り”さあ、アナタは何をしたいのかね?”と4ビートでも乱打でも挑んできて、誰も入れなかったから自分が犠牲になり飛び込んだ。難攻不落のエルヴィン城は崩せなかったが、凄かった...」
cdばかりに気を取られていたがjazzミュージシャンの要請でレコードをかけて驚いた。水晶粒防振トロイダルアイソレーショントランスの威力はレコードにまで及び、コルトレーンのクルセ・ママは3次元空間に拡大して音が飛び散り別物に変革していた。思えばオーディオ機器の変革の時に毎度登場して、その叫びを聴いていた。この難攻不落のコルトレーン城はいつ乗り越えられるのか?最後にソロを取るベース・クラリネットの ドナルド・ギャレットの”音”は凄かった!

1さて水晶粒防振トロイダルトランスは量産体制に入っており、Φ1.0mmのポリウレタン線がオヤイデから入荷したものだから一気に巻き始めた。余談だが、昔ラジオデパートへ向かう途中で見かけたしもたやの電線屋さんがオヤイデで、随分立派になったもんで電話の対応もよろしく出世した理由がわかる。ポリウレタン線は1kgのボビンで割高になるが、まさか5kgのお徳用を持って手巻きは不可能だから仕方がない。奥の水晶粒防振構造のトロイダルコアは次にトランスになる。

2巻きが完成したら測定に入る。測定機器はテクトロオシロ、スライダック、テスターに電流検出用の1%10Ω抵抗と至って簡単。先ずはスライダックで100vrmsに合わせる。次にオシロで10Ωの電圧降下を計りお終い。

3データベースなので論より証拠を残す。87.5mvなので励磁電流は8.75maと鉄損になるが極めて小さい。エージングが進み最終的には8.62maとなる。
トロイダル2号機Φ300mm
総合ターン数 616t 1/2=308t
100vrms 10Ω
86.2mv
i=86.2/10=8.62ma
z=100/0.00862=11.6kΩ
インダクタンス=30.8hと出た。

4_2次に巻き数を正確に1/2に切断して100v:100vのアイソレーショントランスとする。このまんまでも巻き線内部に水晶粒が充填してあり十分良い音だが、最後の詰めで紙管のΦ400mへトロイダルトランスを入れて、純銅acインレットにカルダスケーブルを付けたら水晶粒を充填して完成とする。仕上がり外形は高さ方向で80mmとなり、紙管の高さは最低で内寸120mmとなる。この2号機はプリアンプのアイソレーション電源とした。これでコルトレーンのクルセ・ママが3次元に躍動するのだから安いものよ。

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2018年6月18日 (月)

逆転力学 出力トランスも電源トランスも同義

0celloのデュエット350からパフォーマンスに変えると勿論音の差はあるものの、費用対効果では難しい判断がある。往々にしてハイエンド機器はお代が高くなるほどチューニングは難しくなる。あらゆる(チト大袈裟)ハイエンドアンプ群を自家用他用で扱ってきたが、1機種に5年10年は掛けないと、実力は発揮出来ないような気がする...ただし5年10年ではモデルチェンジや消滅が起きてしまい、普遍でないオーディオ業界も又難しい。

Saku0出展:直熱管アンプ放浪記
あれやこれやと難しいjazzオーディオにおいてあんぷおやじ流儀は実に単純なのだ。水晶粒防振トロイダルトランス群はそれを証明してくれて、遂にパンドラの箱を開けてしまったような気がする。佐久間さんのアンプ回路は分かり易いのでお借りして説明しよう。たいてい音は出力トランスから出る(→2)から、出力トランスにしっかりお代をかけてアモルファスだ~!となる。ところが音声信号は電源トランスに流入(←1)するから、ここも大事だ~!となる。いや整流回路で直流化しているから音の大部分はこの直流電源で出している、とずーっとそう思っていた。所がカルダス電源ケーブル、アイソレーショントランスなど、電源系をいじれば音は良くも悪くも激変で、挙句水晶粒防振トロイダルトランス群では音が爆発してしまった。そうか音声信号は電源トランスを通過するから、電源トランスと出力トランスは同義で全く同じトランスなのか。電源トランスは差別待遇を受けて身分下に見られた存在だが、同じ音声信号が通るならば同じ構造で同じ周波数特性の電源トランスを作る必要がある。

Zabo0それは水晶粒防振トロイダルアイソレーショントランスの2台目を作り、プリアンプの電源に据えた時起こった。50年近く聴いているガボール・ザボのモア・ソーサラー1曲目los matadorosのイントロ終わりからブ~ンとハム的な音が出てきてたまげて、あれ機械の故障か?と疑い他のcdをかけるが問題ない。これは楽曲か録音の失敗か分からん現象で、今まではマスキングされて分からなかった。

5_3celloのデュエット350からパフォーマンスに変えた比ではなく音が爆発してしまい、とんでもなく分かり易いが、妖しいクスリでもやっている?くらいヤバイ状況にまともに聴いていられない。分かりますかね、この心境を。もっと微々たるコトに大枚と人生を投じてきたが、たかがトロイダルトランスだぜ。オタオタしていると中学生になった弟子のt-mon君がドアを開けるなり「わー凄い、音が深い」とびっくり、隣の父君殿のヴァイオレンス住職はこの小音量では気がつかない。そこで分かり易く大音量にして「音は爆発だ~」と叫び聴いてもらう。じ~っと聴きながら画像のトランス&コンデンサタワーを凝視していると、遂に、遂にです「出力トランスも電源トランスも同じにしろよ!」と指令が出たのでありました。

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2018年6月16日 (土)

逆転力学 水晶粒防振トロイダルトランス

Tt歴史は殆ど偶然の上に成り立ち作られ、やがて時が経ち真実が忘れ去られると都合の良いように書き換わる。電機商社のi氏が国産最初のomronシーケンサm型のPRに、我がh社を訪れた。k工業の今は亡きm部長とi氏が組んでロボットを作ったが、i氏が退社してしまいプロジェクトは頓挫した。そこでi氏は独立していたあんぷおやじを指名した。これがロボットベンチャーの起源だが、その事実を知る人物はk工業の優秀なるエンジニアのm氏と相方のk氏しか居ない。そのm氏に画像の世界一高性能なターンテーブルの設計をお願いしている。

000相方k氏は水晶粒防振トロイダルトランスの説明をすると「巻き数を多く巻けないですが?」と、流石に鋭い意見を言う。その時はコアサイズをどんどん大きくすれば良く、これが逆転力学となる。正転力学では、ターン数が多くなれば髪の毛みたいにポリウレタン線を細くして、どんどん細くして狭い空間に押し込んで巻くから色んな問題が生ずる。
1Φ450mmのトロイダルコアにはΦ0.3mmのポリウレタン線が2,500ターン~3,000ターンは巻ける。逆転力学だからこのターン数で何が出来るか考えると、出力トランスにmcトランスがある。mcトランスについてはエネルギーが微弱だから小さいトランスにするのが常識!と言い切られてしまったが、逆転でやってみよう。
2Φ300mmのトロイダルコアにはΦ1.0mmのポリウレタン線が1,500ターンは巻ける。逆転力学だからこのターン数で何が出来るか考えると、電源トランスになる。
3Φ350mmのトロイダルコアにはΦ0.3mmのポリウレタン線が2,500ターンは巻ける。逆転力学だからこのターン数で何が出来るか考えると、インプットトランスになる。1次と2次でポリウレタン線の径は変えない。面倒だし細くしても何も良いことはない。同じポリウレタン線をびっしり巻いてトロイダルトランス製作は完了。次に目的にあわせて巻き線を切断すれば、希望の電圧、希望のインピーダンスが出来る...これが逆転力学なのだ。

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2018年6月15日 (金)

電源力学 水晶粒防振トロイダルアイソレーショントランスの怪

0m+aさんがパリの香りを携えて陣中見舞いに来てくれた。2度目のパリになるそうで、昔と違い、余りの観光客の多さに閉口したようでした。超耳で正直だから余り褒めたコトのないm+aさんが、水晶粒防振構造トロイダルアイソレーショントランスの威力にたまげて、「空気感が凄い!」とつぶやいていた。過激なaltecメインシステムが過激さに色気と妖しさを付け加え、たかがcdpのアイソレーショントランス如きでこれだけ激変して良いのだろうか?jazzオーディオは謎だらけの、怪なり。

1 割烹わかすぎの若旦那は天才的耳の持ち主で、アイソレーショントランスの必要性をいち早く説いていた。ユニオン電機の標準トランスを画像のように解体し、水晶粒防振構造のアイソレーショントランスもどきにしてある。音はすこぶるクリーミーになりその効果は確認していた。但し2個2段のカスコード接続は電源粗結合になってしまい、音は鈍くなり失敗も経験した。

2そのユニオン電機の標準トランス転じたアイソレーショントランスを、画像の初期型水晶粒防振トロイダルアイソレーショントランスに交換しただけ。ここで思い出されるのがオルフィレウスの永久運動機械で、アイザック・ニュートンは「無から有を得ようとしている」と一刀両断に切り捨てたことで、アイソレーショントランス=有で、もしアイソレーショントランスがなければ「無から有を得ようとしている」となり、有ることが必須となる。有ったからアイソレーショントランスの怪となった。

3名工ミルトさんは既に水晶粒防振トロイダルトランスの量産体制に入っており、負けちゃあいられない。ここで一気に勝負に出て、オールトロイダルトランス化を計る。システムの違いこそあれ、使用するトロイダルコアの数は50個程度にはなると予想している。先ずはトロイダルコアにストッパーのタオルを巻きつける。

4特許構造?のタケノコ型紙防振筒でテーパーにして巻いてテーピング、水晶粒を充填して次のタケノコと序々に延長する。なぜ紙か?これは100歩譲って、圧電素子の仲間で防振効果があると決めた。またこの作業がハイライトで一番大変になる。

5今回は紙巻きだけで巻き線に、と思ったが紙が直ぐに破れてしまい従来どおりの保護用のテープを巻いた。このテープは音を劣化させる方向で使いたくない素材ではある。出来るだけコイルを水晶粒に接触させたいのだが、薄い素材は直ぐに破れてしまい、ここの改良は今後の研究になる。

6次は巻き線作業になる。今回もアイソレーショントランスなのでΦ1.0mmのポリウレタン線を相当にテンションを掛けて紙に食い込むようギリギリと巻く。こうすると紙巻きのブクブクがどんどん先に追いやられ、水晶粒を密に充填したと同じ効果が得られる。

7ドクターストップも忘れてひたすら巻いていたら、Φ1.0mmのポリウレタン線が無くなり自動的にストップが掛かった。ここまの巻き線所要時間は1時間、Φ300mm程度のコアでΦ1.0mmであれば2時間で巻ける。トロイダル巻き線の秘訣は巻き線の間を空けないことで、どんな種類のトランスでも全面に巻くようにしている。これにより漏洩磁束を押さえ込む。

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2018年6月14日 (木)

素材力学 鉄と戦う再び

0amp工房研究チームで開発中の高効率発電機は重厚長大の鋼鉄製の戦艦大和で、重過ぎてびくともせず苦戦している。現代社会の重きは軽薄短小となっているが古来の産業構造を崩壊させて、軽薄短小=格差に思える。少なくともamp工房で研究中のjazzオーディオにおいては、重厚長大を常として、切る、叩く、削る、の産業の原点たる工法に回帰して音作りに額に汗している。早い話がオーディオテクノロジーを電気屋から取り上げて、機械屋に渡している。とゆう訳で相変わらず重たい鉄との戦いの日々であります...ウッ腰が!

11鉄については知らないことばかりで調査研究が続き、jazzオーディオの謎解きで一番難航しそう。鉄の分野でもアルニコ等の永久磁石は今回除外としておきます。年表を紐解くとパーマロイとパーメンジュールはデ・フォレスト時代にあり興味深い。問題の方向性電磁鋼板(オリエントコア)は1934年にゴス(usa goss)によって発明された。

431しかしながら量産に成功するのは1945年の戦後であり、ゴスの発明から10年が過ぎていた。よってウエスタンエレクトリックの43aアンプ、1935年製には方向性電磁鋼板の搭載は不可能となる。何で1935年もの昔に拘るの?とお思いでしょうが、少なくとも1950年代jazzの再生において、ウエスタンを始めとしたヴィンテージトランスには適わない現実がある。余談だが、楽器の世界もまた同じでセルマーにしてもキングにしてもレスポールにしてもスタインウエイにしても、すべからくヴィンテージモノが珍重される。

3現代までに集めた情報から推論するとjazzオーディオのエネルギーは、無方向性電磁鋼板で分厚いコアから出る!と仮説しておきます。とゆう訳でΦ450mmの巨大なトロイダルコアは新日鉄の無方向性電磁鋼板35h360で作った。板厚は0.35mmでトロイダルコアとしたら分厚い。真ん中の小さいのが某社のファインメットトランスの中身で大きさの差が良く分かるでしょう。

35h360出展:新日鐵住金
こちらが35h360のデータ、鉄損はスーパーコアなどの薄板電磁鋼板の10倍くらいはあり、従ってコアサイズを巨大化してある。その意図する所はちっとばかり直流電流を流したところで磁気飽和に程遠ければ、性能に差し支えない。

2出展:新日鐵住金
コアの材質と板厚の関係と再生音と時代背景には何やら法則性が見える。si6.5%のスーパーコアjnexやアモルファスは軽薄の薄板で鉄損がエラく小さく、飽和磁束密度も小さい。まさに成績は優秀だがタフさが足りない現代社会のようだ。我田引水でスマンが、タフな厚板の鈍重で鉄損を撒き散らす無方向性か、真面目がとり得でがんばれば優秀になれる方向性の電磁鋼板が諸般の事情を考慮すると、よろしい。遂にアンプの設計は回路ではなくなり、トロイダルトランスになってしまった。

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2018年6月12日 (火)

振動力学 水晶粒防振構造JBL375ドライバの威力

Basie00x撮影:あんぷおやじ nikon fm
師匠でjbl党のベイシー菅原さんは決してブレず、40年間も同じjblをひたすら鳴らし続けている。スピーカは人格そのものだからコロコロ変えるようでは自分の人格の否定をしているようなもので、信用できない。そのjbl党の主役はウーファでなく2インチの375ドライバと決めている。鬼瓦(2395ホーン)の奥から聴こえてきた375の音に、しまったこの音の厚みは!もう手遅れで、既にあんぷおやじ流儀はどっぷりと1.5インチの288-16g altec党になっていた。一度は一関ベイシーへ...念願かなってjbl党の名工ミルトさんがベイシー詣でに出かけると、清水からとゆうコトで良くしてもらったようだ。

1_2だいぶ前になるがミルトさんから相談を受けた時、「jbl党だからドライバは375にしようぜ!」と言った途端に入手してしまい、行動は滅法早い。そのミルトさんの所へkuraiman社長氏、パーカショニストのnakaさんと急襲をかけた。「片付いていないので...」と急にしどろもどろになるが、強引に押しかけた。cdpは水晶粒防振のソニー337esdでアイソレーショントランスどころではなく、337回路の電源トランスを水晶粒防振構造トロイダルトランスにし、6sl7ラインアンプの電源トランスを水晶粒防振構造トロイダルトランスにしてあり、あんぷおやじよりかなり先を行っている。

0_2鬼瓦2395ホーンは見た目には素晴らしいが、とてもじゃあないが水晶粒防振構造には出来ない。そこで使いづらいが(ダイレクトラジエーション成分が多くうるさくなりがち)2350ホーンにしてもらった。これならば完璧に水晶粒防振構造に出来る。

2その状態がこれ、3次元曲線に苦労しながら防振筐体を作った。amp工房のaltec1003bの水晶粒防振構造より遥かに高度な防振構造になっている。

3375ドライバも考え得る最強の水晶粒防振構造化して、まるでカノン砲だ。2年ほど前の作品だが凄い出来映えで、今ではこんな複雑な構造を作るパワーが無い。

4_2早速マイルスのラウンド・アバウト・ミッドナイトをかけるとザラついており、ツイータを外し2ウエイでチャンデバの調整をやる。パーカショニストのnakaさんに音像と定位を確認してもらい直ぐに終了、2405だけ付けて調整は完了した。こんな375と2350ホーンの音は聴いたことがない。ダイレクトラジエーションだがうるささは微塵も無くクリーミーで音の張り出しはあんぷおやじのaltecより上、水晶粒防振構造トロイダルトランスの威力は凄すぎ、まだ抜け切ってはいないが素晴らしい音に参り、ミルトさんの情熱に返り討ちに遭った急襲でした。

Art付録:ベイシーの椅子
撮影:菅原さん
菅原さんの盟友で我が人生の師n谷弁護士の発案で、ボロボロになったベイシーの椅子を新調することになった。賛同者、実は敷居がエラく高くて結局は12人よりは多いが、12使徒風となってしまった。序列順に自分の好きなjazzミュージシャンの名前と本人の名前を金プレートに彫り、椅子に貼り付ける。いつなんどき訪れても、その椅子に座っている御仁を押しのけて座れる権利が付いている。ユダの位置ほど末席ではないが、下位のためコルトレーンもビル・エヴァンスも握られてしまい、アート・ペッパーにした...激動の22年前の話です。

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2018年6月11日 (月)

振動力学 最強のcdスタビライザ4号機

0xデジタルだからcdの回転部の振動を抑えても音は変わらない、デジタルデータに振動の影響が出る訳が無い、これらは良く聞く意見だが、これは1981年にcdが登場した時、デジタルだから全部同じ音になると著名な先生方の言われていた状況に良く似とる。だが結果はご存知の通りで、cdpの振動対策はジュラルミンブロックから削り出した加工芸術品まで現れる始末。まあ信じない方にまで薦めないがcdのセンサーであるピックアップ部の水晶粒防振は、cd機における最大の激変と言える。余談だが、cdの登場時、みんな同じ音になると言われて大いに安堵した思い出がある。これでオーディオの泥沼から抜け出せる...と。

6画像のようにcdメディアの直接水晶粒防振構造化が理想的だが、全部が全部この方式にもいかず汎用で水晶粒防振cdスタビライザを何個も作っている。
1
最強のcdスタビライザを作るにはcdとの接触面が最重要で、作り易さからmdfなどの薄板を加工していた。今回は難工事になるが同じcd-rを使うことにした。これならばcdが2枚重ねに等しく振動除去に大いに貢献する。但しcd-rなどメディアはpp樹脂を張り合わせているから、強引な加工は破壊してしまう。cdクランパー用の丸穴はカッターナイフを使い、印象派スーラのように点描でカットする。言うは易くで大変な加工作業になった。
2_2点描は直線補間の塊だからルーターを使い丹念に真円にしていく。
3_2この真円度がcdpのスピンドルサーボに影響を与えるから慎重に作業し、cdクランパーを接着する。
4_2Φ120mmの押し出しアクリルパイプを接着し、同じcd-rをひっくり返して蓋として接着。中央の穴から水晶粒細目の選別品を充填する。幾らでも充填できるが、太鼓のようにcd-r面が丸く張っては困るのでその1歩手前、水晶粒がガサガサ音がしないところまで充填する。ガサガサしていると500rpm回転時に水晶粒が偏り、変芯が起きてサーボエラーとなる。
7aaクラスの上質水晶玉Φ30mmを水晶粒充填の穴塞ぎで接着し、この水晶玉が加速回転のツマミにもなる。これも真円に接着しないとサーボに影響が出る。cd-rにしてだいぶ直接メディアを水晶粒防振構造化したフルバージョンタイプに近づいたが、未だ足りない。次なるアイディアも既にあるのだが...

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2018年6月 9日 (土)

振動力学 水晶粒防振構造トロイダルアイソレーショントランス事件簿

Vinchi以前のエントリーから「それにしても最後の晩餐には期待を裏切られて拍子抜けしてしまい、呆然自失で居ると真綿で首を絞められるようにジワジワやられて、気が付いたら素敵な金縛り状態になっていた」。 こちらの期待値(想像値)と違う場合には違和感を覚え、理解するまでに時間がかかってしまう。ミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院の食堂に描かれたレオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」はそれだった。

2水晶粒防振構造の丸型アキュフェーズcd機dp-11をaltecメインシステムに据えてから、それに近い事件が次々と起こる。先ずは最初の事件、Sound Lab electrostatic speaker A1のあの幻の音の支配者は丸型アキュフェーズcd機で、altecメインシステムの音は立体彫像に見えてきた。

3水晶粒防振構造トロイダルインプットトランスの特性測定が終わったものだから、一気に水晶粒防振構造トロイダル電源トランスに変身してもらう?なんてこたあない、電源トランスをインプットトランスとして性能を測定していただけ。ボイド管を使った水晶粒防振の丸型筐体はゴロゴロしており、トロイダルトランスを入れて持ち上げ下側へ水晶粒を十分に充填する。

4均等になるように心がけて、3次元方向へ水晶粒を十分に充填する。

5表面まで満タンに水晶粒を充填したら全体を叩いて充填密度を上げる。

6さらにテンコ盛りに水晶粒を充填し、その上に水晶粒防振構造の丸型アキュフェーズcd機dp-11を置く、重たい!ここからが次の事件で水晶粒防振cdをまるで読まなくなってしまった。これは一大事と焦り調べると、水晶粒防振構造トロイダルトランスの上に丸型cd機を置いたため3次元方向の水平が大幅に狂っていた。水準器を使い3次元方向の水平を出したら、見事に読み始めた。

7さあ、その後が大事件で「期待を裏切られて拍子抜けしてしまい呆然自失で居ると真綿で首を絞められるようにジワジワやられて気が付いたら素敵な金縛り状態になっていた」なのだ。テスト用はガボール・ザボのソーサラー(魔術師)のcdで直接メディアを水晶粒防振構造化したフルバージョンタイプ、長年聴き続けているcdやレコードしかテストには使わない、使えない。ダ・ヴィンチの最後の晩餐のように空間に音が飛び散り、もやもやとした綿菓子のようなネバッとした弾力空気感に支配され、重心は上がってしまいシマッタ失敗か?いや低域の楽器の重心は下がり、今までのように重心の下がり方が全楽器同時に地底深く潜り込んでいくような下がり方ではなく、必要なモノだけが下がっている。一番気にしている音色も変わりこれで良いのか?これはもう大事件です。

Mbh8cd機はセンサーでここで全てが決まってしまうため、cd電源は最重要部になる。amp工房でもそうだが画像のようなトランスをアイソレーショントランスとして使い、構造は電磁鋼板をグルグル巻いてカットコアやRコアを作り、これまたグルグル巻いたコイルを入れて作っている。当然トランスは全身金縛り状態で、これを水晶粒防振構造トロイダルアイソレーショントランスにしてしまえば全てが開放される。

9近所に勤務しているパーカショニストのnakaさんに連絡をとり、ヘロヘロに疲れている所を無理を言って帰りに寄ってもらう。nakaさん開口一番「こりゃあ事件ですね...ジェフ・ベックがこのように聴こえれば、ライブでもあり得ん!」水晶粒防振構造トロイダルアイソレーショントランスいやこの手法のトランス全てにおいて新しい表現が出現してしまい、正しいのか間違いなのかも分からなく、大いなる謎解きの事件へと踏み込んでしまった。

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2018年6月 8日 (金)

振動力学 水晶粒防振構造トロイダルコアインプットトランス測定

00画像は出番を待つトロイダルコア群とデ・フォレストのaudion450。過日kuraiman社長氏が陣中見舞いに来てくれた。Western Electric 7A amplifierの回路を見てもらいながら、究極のあんぷおやじ流儀オーディオシステムのトランスの多さについて説明をする。モノラルパワーアンプであればインプットトランス、ドライバトランス、出力トランスに電源トランスとなり、Φ300mm~Φ350mmのトロイダルトランスが合計で4個にもなる。システム全体ではmcトランス2個、ターンテーブルトランス1個、モノフォノイコ3個、モノラインアンプ3個、モノパワーアンプとなり最低でも30個位は必要となる。重量はトロイダル+アンプで500kg、これに水晶粒500kgで〆て重量は1tonか?

1次のトロイダルコアの発注に備え、現状のトロイダルトランスの性能測定をすることにした。アモルファスだ!ファインメットだ!と騒ぐものだから、こっちもつい高性能化に向けて何とかしたろ!と気持ちが動いてしまい...マズイ。トロイダルトランスのストレーキャパシタンスは画像の黄色丸印の位置で、ここを10mmも空ければ10pf以下にはなる。気になるようなら50mmも空ければ良い。

2LTspiceでシュミレーションもやりながら測定すれば信頼性は上がる。現状のトロイダルコアインプットトランスの巻き数比はおおよそ1:1でインダクタンスは約9h、直流抵抗がΦ1mm線を巻いたから2Ωと滅法小さい。早速トランスモデルの作成を行う。

3シュミレーション結果はご覧の通り。-3dbをf特とすれば1hz~100khzまで出てしまい、ホンマかいな?

4今度は実機になる。アンプしている間がないのでテクトロのオシレータを直に接続した。内臓のパワーアンプがトロイので10hz以下の低インピーダンスは心配になる。

5x20khzは全く問題なく通過する。-3db(70%)とすれば60khzも通過してしまい、方向性電磁鋼板とは凄い性能でたまげた。先き先へと変化(進化ではない)を遂げて行くが、もしかしたら未だ方向性電磁鋼板の性能を限界まで引き出していないのかも知れない。

6論より証拠でオシロ画像も記録に留めよう。高価になるがjfeのスーパーコア(Si含有率=6.5%、素材力学 トランスコア材の考察、鉄は異邦人エントリーの第2図)でやったろと思っていたが性能的にも方向性電磁鋼板で問題ない。アモルファスだ、ファインメットだ、スーパーコアだとなるのは現代録音のワイドレンジで俗に言う良い音の場合に威力を発揮して、1950年代のナローレンジの分厚い音では板厚の厚い電磁鋼板で良いのだと思う。素人細工でも少しはトランスが見えてきて何でも作ったろ!精神は無謀と言うより問題解決に案外良いのかも知れない。トロイダルコアインプットトランスの測定が終わり途端に電源トランスへ変身し...これがとんでもない事件へと。

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2018年6月 7日 (木)

伊奈かっぺいさんの元気な便りが届く

Inax「 ベイシーの次に良い音です!」
「大きく出ましたな~」
箱根を越えたくない伊奈かっぺいさんの弁で、もう10年以上も前になる。更に12年前は1996年、ベイシーで菅原さんに伊奈かっぺいさんを紹介してもらってから22年のお付き合いとなり、唯一芸能人で親しい。永六輔さんが亡くなって遺稿が見つかり、それをかっぺいさんのラジオ番組で流した、その連絡でありました。かっぺいさんも大病を乗り越えてで...ありがたく遊びましょう!

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2018年6月 6日 (水)

素材力学 トランスコア材の考察、鉄は異邦人

0x出展:モノ作り原点電磁鋼板
コア材の高性能化はハイブリッド車などの大容量dc-dcコンバータにおいて、スイッチング周波数が高くなると効率向上にモロに効いて、その分野では重要事項となる。そのコア材がアモルファスでありファインメットとなるわけ。鉄材は異邦人で、ある方向(100)のみ効率よく磁化でき、111方向は磁化出来ない。所がニッケルはその逆で、鉄とニッケルの合金は両方向となり全方位的に磁化できる。これが高価なパーマロイとなる。

Amorphous出展:日立金属
この図はアモルファスとファインメットが、従来にコア材に比べてどれだけ性能が良くなったかの説明になる。周波数特性を良くしたい場合、飽和磁束密度は高いほうが良く、保磁力はヒステリシスカーブを線状にしたいから小さい方が良い。コアの性能が上がれば当然音は良くなる、いや時代は進化したのだから最新のコア材を使えば音は良くなるに決まっている!ときたようだ。アモルファスなどの新素材は結晶構造を持たないから全方位的に磁化出来、且つ薄い素材が主流だから渦電流損失も小さい。早速評論家の言葉にやられてファインメットの出力トランス(高額)を入手しテストしたが、納得できずムダをしたようだ。音が良いの悪いのは、ウエスタンエレクトリックのwe618-bインプットトランスやd-95659出力トランスに比してどうなったか?とやってくれれば信用出来る。

41以下我田引水の屁理屈だから解釈はお好きにどうぞ、です。0.018mmのファインメットコアの日本刀より0.2mmや0.3mmの方向性電磁鋼板(オリエントコア)のナタの方が我らの水晶粒防振構造トロイダルトランスには合っている。余談だが、方向性電磁鋼板でei型に組んだ場合は方向は揃うのだろうか?...100%は揃わないそうだ。この手のトランスの設計は難しく素人の我らには不向き。

Mnrx_2こちらはユニオン電機のノイズカットトランスになり、方向性電磁鋼板もこのような構造にすれば分かり易い。

2だが何と言っても方向性電磁鋼板ならばトロイダルにして、磁気ギャップを付けずグルグル巻いただけの構造が良い。

4音が凄かったにしてもアモルファスやファインメットのコア材でΦ350mmのトロイダルコアは高額で作れず、パーマロイにしても同じ。原資豊でないと選択肢は狭くなり迷いもなく方向性電磁鋼板で決まり。この方向性電磁鋼板は鉄の結晶構造分布を一定の方向に揃えて作るから効率よく磁化できて周波数特性も良くなる。altecのjazzオーディオにおいて周波数特性なんか10khzも出れば十分だし、パワーも知れているから鉄損などの効率は気にしない。それよりもどうしたらトロイダルコアの振動が抑えられるか、に腐心すべきと思う。jazzオーディオにおいて信用できるのは紀元前の昔からある不動の銅と鉄で、21世紀の新素材は甚だ流動的で信用に足る時間が少ない。

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2018年6月 4日 (月)

素材力学 増幅器の原回帰線は和食アンプ!

450xxリー・ド・フォレスト(Lee De Forest)は3極管の発明者として歴史にその名を残した。経営や経済では恵まれていなかったようで、最終的にはrcaに吸収されてしまった。この経営経済に恵まれていないは、我が人生と重なりデ・フォレストに激しく共感を覚えるのであります。まあ、結局は「天は二物を与えず」なのでしょう。1929年製のaudion 450を1本だけ持っているが、そのデータに付いていた回路にたまげた。実に簡単で、しかし作るとなると難しい。

07aampデ・フォレストの回路を参考にあんぷおやじ流儀アンプの基本回路を苦労して?考えたら、1922年~1927年製のWestern Electric 7A amplifierの回路と同じになってしまった。ここに登場の2種の回路は誰が見ても同じで「コピーした!」だの「盗作だ!」など揉めることはないし、「どうだい凄い回路だろ!」と威張ることもできない。

87a早朝、パーカショニストのnakaさんがみえる。
「1922年~1927年製のWestern Electric 7A amplifierの回路は凄いでしょ、何も無い」「ふ~ん」「音が入って、出るまで間は真空管の素材を除いては銅線だけで、美味い天然マグロに下ろし立てのワサビをのせて、上質の醤油を1滴落とした味に相当する」「そうか、和食アンプだね!」ときた。「うまい事を言う、Western Electric 7Aの時代は良質な抵抗やコンデンサが無いからこうなった、それが1935年になると抵抗やコンデンサが確率されて87Aの回路になり、マグロに醤油、ソース、ケチャップをかけたゴチャゴチャの味になった」「おまけだが、Western Electric 7Aより87Aの方が圧倒的に音は良い、それはトランス力であって原理ではない」

1何でも作る派は何でもが結構面倒で困る。ソースだかケチャップだか分からない抵抗は、カーボンや酸化金属は論外で、巻き線抵抗のニクロム線も電気コンロじゃああるまいし許せない。まあ、銅マンガニン線を巻いて抵抗を作れば、醤油もどきにはなる。Western Electric 7Aをやれば先ず抵抗から開放される。抵抗=レジスタンスだから、レジスタンスが居ない世界の方が平和です。

2続いてコンデンサから開放される。Φ350mmのオイル含浸高耐圧紙コンデンサ0.063μfを苦労して造ることもない。もっとも、cr型イコライザをlc型イコライザにしてここのコンデンサと、Sound Lab electrostatic speaker A1のクッククロフト回路のコンデンサと、電源の純銅電解コンデンサだけは残る。とゆうコトで何でも作る派は、トロイダルトランスだけを作れば良いから思考も単純になり、老体鞭打つ必要もなくすこぶる平和なのだ。

3夕方、名工ミルトさんがコーヒーにみえる。トロイダルコアを使った水晶粒防振トロイダルトランスをサクサクと何個も作って成果を上げている。「1922年~1927年製のWestern Electric 7A amplifierの回路は凄いでしょ!何も無い」「ふ~ん、だけどこれじゃあお金は取れないね」ときた。「celloのパフォーマンスもviolaのブラボーも、マグロに醤油、ソース、ケチャップをかけたゴチャゴチャの味になりがちだが、上手く調理して素晴らしい音を出している。とんでもない凄腕で我ら凡人には到底真似出来ないし、だからお金も取れるのです」かくして我等は相変わらずお金に縁は無いが、その分少しは良い音を創造主から分けて頂いているような気がする。

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2018年6月 2日 (土)

素材力学 Western Electric製トランスコアの探索 

284d出展:大塚久氏著クラシック・ヴァルブコレクション
ウエスタンエレクトリックの音は古いとゆうご意見もおありでしょうが、それは古くもあり新しくもある。常連さんでWestern Electricの284dを沢山所有されている方がおられ誠に羨ましい。結局現代球では太刀打ちできず、この古いwe284dやwe300a等の銘球に行き着いてしまう。we300bではないですぞ、we300aなのだ。余談だが、we300bでも相当に高価で入手難だから、we300aと同年代の50や45で良しとしている。さて次なる古くもあり新しくもあるは、weのトランス類となる。

We86a先ずはインプットトランスでwe86の回路の261-bを調べると「permalloy」コアで、しまった!この時代既にパーマロイは存在していたのだから決して古くは無い。後のwe618-bでは「Supermalloy is a specially processed 80% nickel-iron alloy」となって更にパーマロイコアが進化して、fレンジも30hz~15,000hzとワイドになっている。これじゃあweのインプットトランスの天文学的金額は、音の良さと歴史的価値で納得できる。

We87xx次は出力トランスでwe87の回路を調べると、低インピーダンスタイプの有名なd-95659出力トランスとなる。出力管は最初に登場の284dとなる。d-95659出力トランスは滅多に市場に出ないし出たとしてもとんでもない高額で、従ってコアスペックも分からない。またまた余談だが、we86(300a)パワーアンプの先にブースタアンプwe87(284d)を置く方式は、佐久間さんアンプにも良く見られる。

We87a2 この画像がwe87アンプのフロントパネルでt1のインプットトランスが配されているが、このタイプはパーマロイではないような気がする。we284dのプッシュプルとweの水銀整流管we249bの全波整流回路となっている。h社時代に3,000v級でタコのような形状の水銀整流管を扱っていたが、白ブルーの放電光が妖しく美しかった。

We87aこちらがwe87のリアパネルで一番注目の出力トランスはt2のd-95659で、トロイダルコアの形状が分かる。この出力トランスはコアボリュームも結構あり、ここに高価なパーマロイは使えないと考えるのが素直だが、果たして?1935年頃では方向性電磁鋼板は未だ開発されていないから、fレンジを上げるならばパーマロイを使うしかなかった。本物を入手して解析すれば良いのでしょうが、ウエスタン・ラボ扱いのWestern Electric 41A・42A・43A システムで1,600万円もしてしまい、無理とゆうものよ。

7axxウエスタンエレクトリックのトランスコアを巡る旅は終わるが、紀元前のギリシャ彫刻ラオコーンをイタリアルネッサンス期にミケランジェロが見て、参りました!と感動したように、1922年~1927年製のwe-7aアンプ回路には参りました!

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