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2018年6月15日 (金)

電源力学 水晶粒防振トロイダルアイソレーショントランスの怪

0m+aさんがパリの香りを携えて陣中見舞いに来てくれた。2度目のパリになるそうで、昔と違い、余りの観光客の多さに閉口したようでした。超耳で正直だから余り褒めたコトのないm+aさんが、水晶粒防振構造トロイダルアイソレーショントランスの威力にたまげて、「空気感が凄い!」とつぶやいていた。過激なaltecメインシステムが過激さに色気と妖しさを付け加え、たかがcdpのアイソレーショントランス如きでこれだけ激変して良いのだろうか?jazzオーディオは謎だらけの、怪なり。

1 割烹わかすぎの若旦那は天才的耳の持ち主で、アイソレーショントランスの必要性をいち早く説いていた。ユニオン電機の標準トランスを画像のように解体し、水晶粒防振構造のアイソレーショントランスもどきにしてある。音はすこぶるクリーミーになりその効果は確認していた。但し2個2段のカスコード接続は電源粗結合になってしまい、音は鈍くなり失敗も経験した。

2そのユニオン電機の標準トランス転じたアイソレーショントランスを、画像の初期型水晶粒防振トロイダルアイソレーショントランスに交換しただけ。ここで思い出されるのがオルフィレウスの永久運動機械で、アイザック・ニュートンは「無から有を得ようとしている」と一刀両断に切り捨てたことで、アイソレーショントランス=有で、もしアイソレーショントランスがなければ「無から有を得ようとしている」となり、有ることが必須となる。有ったからアイソレーショントランスの怪となった。

3名工ミルトさんは既に水晶粒防振トロイダルトランスの量産体制に入っており、負けちゃあいられない。ここで一気に勝負に出て、オールトロイダルトランス化を計る。システムの違いこそあれ、使用するトロイダルコアの数は50個程度にはなると予想している。先ずはトロイダルコアにストッパーのタオルを巻きつける。

4特許構造?のタケノコ型紙防振筒でテーパーにして巻いてテーピング、水晶粒を充填して次のタケノコと序々に延長する。なぜ紙か?これは100歩譲って、圧電素子の仲間で防振効果があると決めた。またこの作業がハイライトで一番大変になる。

5今回は紙巻きだけで巻き線に、と思ったが紙が直ぐに破れてしまい従来どおりの保護用のテープを巻いた。このテープは音を劣化させる方向で使いたくない素材ではある。出来るだけコイルを水晶粒に接触させたいのだが、薄い素材は直ぐに破れてしまい、ここの改良は今後の研究になる。

6次は巻き線作業になる。今回もアイソレーショントランスなのでΦ1.0mmのポリウレタン線を相当にテンションを掛けて紙に食い込むようギリギリと巻く。こうすると紙巻きのブクブクがどんどん先に追いやられ、水晶粒を密に充填したと同じ効果が得られる。

7ドクターストップも忘れてひたすら巻いていたら、Φ1.0mmのポリウレタン線が無くなり自動的にストップが掛かった。ここまの巻き線所要時間は1時間、Φ300mm程度のコアでΦ1.0mmであれば2時間で巻ける。トロイダル巻き線の秘訣は巻き線の間を空けないことで、どんな種類のトランスでも全面に巻くようにしている。これにより漏洩磁束を押さえ込む。

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