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2018年6月 4日 (月)

素材力学 増幅器の原回帰線は和食アンプ!

450xxリー・ド・フォレスト(Lee De Forest)は3極管の発明者として歴史にその名を残した。経営や経済では恵まれていなかったようで、最終的にはrcaに吸収されてしまった。この経営経済に恵まれていないは、我が人生と重なりデ・フォレストに激しく共感を覚えるのであります。まあ、結局は「天は二物を与えず」なのでしょう。1929年製のaudion 450を1本だけ持っているが、そのデータに付いていた回路にたまげた。実に簡単で、しかし作るとなると難しい。

07aampデ・フォレストの回路を参考にあんぷおやじ流儀アンプの基本回路を苦労して?考えたら、1922年~1927年製のWestern Electric 7A amplifierの回路と同じになってしまった。ここに登場の2種の回路は誰が見ても同じで「コピーした!」だの「盗作だ!」など揉めることはないし、「どうだい凄い回路だろ!」と威張ることもできない。

87a早朝、パーカショニストのnakaさんがみえる。
「1922年~1927年製のWestern Electric 7A amplifierの回路は凄いでしょ、何も無い」「ふ~ん」「音が入って、出るまで間は真空管の素材を除いては銅線だけで、美味い天然マグロに下ろし立てのワサビをのせて、上質の醤油を1滴落とした味に相当する」「そうか、和食アンプだね!」ときた。「うまい事を言う、Western Electric 7Aの時代は良質な抵抗やコンデンサが無いからこうなった、それが1935年になると抵抗やコンデンサが確率されて87Aの回路になり、マグロに醤油、ソース、ケチャップをかけたゴチャゴチャの味になった」「おまけだが、Western Electric 7Aより87Aの方が圧倒的に音は良い、それはトランス力であって原理ではない」

1何でも作る派は何でもが結構面倒で困る。ソースだかケチャップだか分からない抵抗は、カーボンや酸化金属は論外で、巻き線抵抗のニクロム線も電気コンロじゃああるまいし許せない。まあ、銅マンガニン線を巻いて抵抗を作れば、醤油もどきにはなる。Western Electric 7Aをやれば先ず抵抗から開放される。抵抗=レジスタンスだから、レジスタンスが居ない世界の方が平和です。

2続いてコンデンサから開放される。Φ350mmのオイル含浸高耐圧紙コンデンサ0.063μfを苦労して造ることもない。もっとも、cr型イコライザをlc型イコライザにしてここのコンデンサと、Sound Lab electrostatic speaker A1のクッククロフト回路のコンデンサと、電源の純銅電解コンデンサだけは残る。とゆうコトで何でも作る派は、トロイダルトランスだけを作れば良いから思考も単純になり、老体鞭打つ必要もなくすこぶる平和なのだ。

3夕方、名工ミルトさんがコーヒーにみえる。トロイダルコアを使った水晶粒防振トロイダルトランスをサクサクと何個も作って成果を上げている。「1922年~1927年製のWestern Electric 7A amplifierの回路は凄いでしょ!何も無い」「ふ~ん、だけどこれじゃあお金は取れないね」ときた。「celloのパフォーマンスもviolaのブラボーも、マグロに醤油、ソース、ケチャップをかけたゴチャゴチャの味になりがちだが、上手く調理して素晴らしい音を出している。とんでもない凄腕で我ら凡人には到底真似出来ないし、だからお金も取れるのです」かくして我等は相変わらずお金に縁は無いが、その分少しは良い音を創造主から分けて頂いているような気がする。

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