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2018年7月31日 (火)

修理力学 日立精機マシニングセンタVK-45サーボアンプ修理2

Amp全く邪魔な存在がハイブリッドicで回路解読に難儀している。「ようがす、やってやりやしょう!」と勇ましく引き受けたものの、正面突破は無理な気がしてきて、からめ手でいこうとシステム調査から入るコトにした。サーボアンプは上田市の山洋電気製で型式BL SUPER SERVO AMPLIFIER 27BA050FXTH1の30a仕様。年代はlotnoの頭が088だから概ね1988年、となるとデジタルサーボ黎明期で未だアナログサーボアンプは納得できる。問題はサイン波駆動か?サイン波駆動ならばサイン波発生器がrom等で行うため基板を見るが、それらしきは見当たらない。矩形波駆動のエンコーダから磁極位置が出ていれば、それで駆動パターンは生成できる。先ずはその当たりの調査に移ろう。

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2018年7月29日 (日)

振動力学 世界一のスーパーターンテーブルプロジェクト2

0x慌てて台風の養生をしているとタテハ蝶科のヒョウモン蝶が、天変地異に気付いたか?我が軽ヨンのミラーに避難しているではありませんか。自宅まで戻るが相変わらずミラーにへばり付いており、相当な危機を感じているのだろう。我等は気象衛星まで打ち上げ天空から見て初めて危機を察知するが、昆虫はそれを体内センサーで察知検出するのだから、凄い!

Mj1633rpmとか45rpmは全く問題ない。問題は1rpm~5rpmの超低速で、相当にパルスを多くしておかないと速度データの更新が無くゲインは上げられない。ゲインが上がらないと磁石付きモータはコギングの罠に嵌りギクシャクする。それを何度となく経験すればdcモータに嫌気が指しても当然でしょう。acモータもギクシャクはあるがdcモータより遥かに小さく、どっちの音が良いかなんて容易に想像がつく。ここまで先達が実績を重ねてもdcモータを作るのは継承が全くされず、残念でならない。そもそも我ら電子&電気技術者が牛耳っているオーディオ界も限界で、大いなるブレークスルーは考えられない。もうそろそろ往生して、機械技術者とか物理学者にバトンタッチすべきなのかもしれない。

3複雑系機構の直感的開発者m氏が多忙の中、永遠に回るオルフィレウスの永久運動機械的ターンテーブル回転機構を考案中で、実験機をamp工房へ持ち込んだ。上下2枚の鉄材円形回転体がスラストベアリングで受けてあり、潤滑材の工夫で永遠まではいかないが実にスムーズに回る。

6xスラスト受け面に鋼球が円形に並んでいるため、ゴロゴロ音が出てターンテーブルにベアリング類は応用できないことが良く分かる。今回はあえてスラストベアリングに挑戦し水晶粒防振機能でどこまで対処できるかの実験で、音的s/nは解決したが振動的s/nはやはりボールの点接触移動の限界を感ずる。それにしても水晶粒防振機構は凄すぎ、オーディオでない工業分野での応用もかなり考えられるが、ビジネス引退で封印しておこう。

4次なる一手はメタル軸受けでこれは古来よりある手法で発明でもなんでもないが、軸の径と接触部の面積とスラスト鋼球と、オイル加圧式で開発すべき問題が山積みにある。この手のシャフトは試作品がゴロゴロしているから、その中から1機種取り出し潤滑油の交換をm氏がする。お~!オルフィレウスの永久運動機械的ではありませんか。プラッターが延々と回る。

6pm11時半、風雨が激しさを増し栽培場のウチワサボテンで背の高いモノは次々と倒れて、もう諦めモード。この機に乗じてmaのcdをガンガン掛けて深夜の良い音を聴いている。深夜の良い音を聴けば如何に電源がjazzオーディオの全てを支配しているか、良く理解できるはず。シマッタ!am0時半暴風雨が急に収まり大音量が外へ漏れ出した。

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2018年7月28日 (土)

修理力学 日立精機マシニングセンタVK-45サーボアンプ修理

0特急の修理を引き受けて暫くは身動きが取れなくなるため、家人に「温泉の神様に会いに行こう!」と早朝5時amgを駆って新東名へ乗る。この時間帯では予定よりも早く信州駒ヶ根「こまくさの湯」に到着してしまい、開館前にも係わらず館内で待たせてもらう。先ずは本日の目的「一番風呂」であります。口を閉じて鼻先が湯に触れんばかりに沈み込み、ス~ッと温泉の神様を吸い込む。「あ、無い!」カルキ臭さが全く無いのだ。あの臭いは温泉でオシッコをしたり洗わず飛び込む不埒者が居て、塩素と反応してあの臭いが出る...最近仕入れた情報でね。とゆう訳で一番風呂は無臭なのです。もうお分かりですね、パブリック温泉は一番風呂に限る。目的の1つ達成で次なる目的地木曽路妻籠宿を目指して、清内路峠を7g-tronicシフトを頻繁に操作しながら駆け抜ける。妻籠では日立製の水力発電所を誇らしげに眺め、出力2,800kwは地区の経済状態に合い日本の電力供給の理想を見る気がした。駐車場のおやじさんに蕎麦と五平餅の美味い所を聞いてから、妻籠宿の町並みへ入る。五平餅は団子2兄弟でわらじではなく南信州の典型的スタイルで美味い、蕎麦は手打ちで...清水(市)は蕎麦のレベルが高いことを確認してしまった。大誤算は妻籠で31度の鬼暑とは、たまげて早々に帰路へ。
1_2帰りは豊田経由の新東名でエラく早く到着し、早速修理作業に掛かる。これは紛れもなく鬼暑のせいです。日立精機のマシニングセンタ vk-45のサーボアンプがアラームになってしまった。何も暑さに弱いのは動植物に限らず、電子機器も同様なのだ。だいたいが日立精機は既に会社が無く、一体どうすれば良いのだろうか?と仲間の機械加工屋さんから相談を受けたので、「ようがす、やってやりやしょう!」と勇ましく引き受けた。以前の古いサーボ修理はdcサーボアンプで、今回は比較的新しくacサーボアンプになる。金田式ターンテーブルもdcモータからacモータに変わり、もうdcには戻れないそうだから、dcアンプもacアンプになるやも?
2鬼暑の中ガタッといって機械が停止し、一斉にアラームランプが点灯した。マズイ、acサーボモータが焼損でもしたらエライことになる。また機械的にボールネジに引っ掛かりが生じているいるかも知れない。nc装置はyasnac(安川電機)製でこの時代円弧補間用LSIにkm3701と3702の東光を使っており、我らも初期はソフトウエアサーボ技術が無くこのkm3701と3702を大量に使用していた。何とも懐かしいLSIを使っている。エイ、面倒だ!いっそマシンだけ残し全部作り直したら?勿論出来るが、それだけの投資が出来ない零細企業の厳しい現実がある。
51990年代の日立精機のマシニングセンタは質実剛健の良い出来で耐用年数を大幅に過ぎても現役で、しかし問題はメンテナンスで森精機へ移管されたと言っても対応はできない。サーボアンプの取り扱い説明書も無い、回路図も無い、先ずは基板を見ながら回路図をある程度起こす。ハイブリッドicのオンパレードで中身は分からないから回路図起こしに手間取り、ノウハウを隠さんが為のハイブリッドicは、テクトロのオシロでもあったが時代が過ぎると厄介者になる。
3一番懸念していたパワートランジスタモジュールipmを調べると破壊していない。ここがやられるとトランジスタ入手難で修理はかなり難しくなる。先ずはジャブの応酬で、この難関突破出来るのでありましょうか?

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2018年7月25日 (水)

数式力学 水晶粒防振構造トロイダルコア出力トランス編4

Qfo0xターンテーブルの開発を手伝っていると、こっちがノウハウを握っているから当方からの技術供与の数式になるが、秘密保持協定を結び「知り得た情報は第3者に開示してはならない...」の文言が踊る。知り得た情報ったてこっちの情報で誠に奇妙な話しだが、まあ一部上場企業相手だから力関係でしょうがないか。ターンテーブル3機種の内2機種は会社が無くなり、秘密保持協定は消滅してバラしても問題ない。さて家業が画家であったためか?美術と国語は得意だったが、全くダメは数式で今でも難儀している。ロボットの数式で困るとn大のt橋研究室へ飛び込み、教授かマスターの皆さんに教えを乞うていた。画像のqfoの数式は簡単なpid演算式で、これならば理解に及び、ワウフラ0.05%を安定的に出せた。ロボットもターンテーブルも全く同じで、数式の塊で確実に動く。

1名工ミルトさん作のΦ350mmの測定を行う。ターンテーブルとはエライ違いで、水晶粒防振構造トロイダルコア出力トランスは全く数式に乗らず、「エイッ面倒だ、どんどん巻いたろ!」になる。
1次巻き線算出公式はn1=e1x10の8乗/{(2π/√2)xax b0xf}で、精度が重要なパラメータに磁束密度があり今回は7000ガウスで計算した。

2電圧はac100vrmsでテスターで測定。


22横河電機の高価で高精度な差動プローブを用意したがテスター値と2vくらい違い、精度は良いにも係わらず従来の測定値と異なりデータに整合性が取れないため、テスターに戻した。

3電流値は4.13ma
z=24.2k
60z 64h
50hz 20k
1次インピーダンスを50hzで4.6kと設定したが余りにも違い、あんぷおやじ流儀の水晶粒防振構造トロイダルトランスに前述の公式が当てはまらないか?若しくは設計磁束密度が大幅に違うしかない。公式から逆算すると計算値7000ガウスの2倍の14000ガウスで何とか合う。数式は苦手だし深く探求するより(トランスの専門家ではないし、なりたくもないし)「エイッ面倒だ、どんどん巻いたろ!」も分かるでしょ。

4それで水晶粒防振構造トロイダルコア出力トランスはどうなる。Φ0.6mmからΦ1.0mmに太くし、ターン数を減らす。
Φ1.0mm 1.062
実測コア内径からくる巻き数
879/1.062=828ターン
60z 23.6h
50hz 7.4k...30hzで4.4kとなりΦ1.0mmで巻けば概ね良い。

Pidx数式に余り重きを置かなくなったのは数学が苦手とは別に、オーディオ狂いのせいでもあります。遡ること日立時代、人材豊富で天才と評しても良いくらいの凄腕の設計者が居た。その天才?が難解なトランジスタ回路のパワーアンプを設計製作して、問題の音は「別に」で、なんだい設計力と音質とはあんまり関係ないか。mj誌上で金田式を批判していた理論派設計者の作品に興味を持ち再現実験してみたら、音は「別に」で余計に分からなくなった。こうゆう事態に遭遇すれば、夢中になって数式を解く心境にはなれず、まあいいか!になる。でありますから、はなっから難解な数式を振りかざす御仁は信用できない。

Pactecx数式にまつわる話をもうひとつ。ソウルオリンピックの翌年は1989年、この年から数年間技術営業で韓国全土を訪れた。画像の正面が講義中のあんぷおやじ、向かって左は美人トランスレータのキム女史。チャンヲンの三星エアロスペースでの講義中、ロボット制御pidの演算式の説明をしていると、難解な通訳になりキム女史にはチョット無理...先方の課長さんはドクターで、やおら黒板にこっちよりも難解なpid演算式を書いて直接説明を始めた。たまにこうゆうことも起き冷や汗モンだが、この時ばかりはハングルが全く分からんフリ(実際は少々分かる)をして、動じない。スヲンの3星電機でも似たような事態になり、学術的レベルの高さには舌を巻いたものだ。ところが、数式が解けたくらいでは全くロボットは出来ず、あれから丁度30年になるが我々が作った生態的ロボットは、未だ韓国に出現していない。

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2018年7月23日 (月)

古典力学 水晶粒防振構造トロイダルコア出力トランス編3

A810プレデターが出そうなくらいな鬼暑!遂に清水(市)まで襲われてしまい調子の悪いエアコンの中、ウンウンしながら名工ミルトさんとmcトランスについてテストしたが箸にも棒にもかからず、にわかmcトランスは無理と中断した。その時、伊豆のDCアンプmania さんからtelが入り「今日伺っても良いでしょうか?」「勿論お出でください」と相成りました。慌ててミルトさんに手伝ってもらって借用しているプロ機スチューダーa810の音出しするが、どうも歪っぽくてヤバイ。こっちもプリアンプのトランス巻き線で平面対向巻きに無理があり電圧を下げたばかりで、入力レベルオーバーか?そうこうしている内にDCアンプmaniaさんのご来店で、「あ!76cm/sは調子が悪いですよ」そこで荒武君ピアノの38cm/s最新録音を聴くと、上手く撮れているではありませんか。続いてDCアンプmaniaさん持参の良い録音と評されているcdをかけるが、「あ、痩せてヒリついている!」とたまげて中断した。DCアンプmaniaさんの録音の方がよっぽど良い。

1

これがトランスだけの古典管アンプの出力トランスのプロトタイプ、ミルトさんの作で間に合わせてくれた。真ん中のトランスが善戦ノグチのoptで9w、それに比して巨大な水晶粒防振構造トロイダルコア出力トランスはカニンガムcx350用で、出力はたったの5w。これのインダクタンスを測定して、どうゆう巻き数分割にするか検討に入る。DCアンプmaniaさんが興味深げに「どうゆう音になりますか?」と聞くものだから「クセの無い素直でしかし色艶の付く音になります、我々はトランスのクセばかり聴かされていたのです」と答えた。

2「秋葉原の有名な真空管屋で50管を2本買ったが、エラク高価でしたのね」「え、ヤラレたんではないですか?」そこで現物を見せてもらうとなんとカニンガム時代の最後期の50のst管の新品未使用品、何よりも上物の元箱が付いており、大枚叩いただけのコトはある。

3遂に伊豆のDCアンプmaniaさんも50管の軍門に下ったか?カニンガムもディフォレストもrcaに吸収されてしまい、1933年になるとナス管s-21型がst-19型のrca50に替わった。この構造変化が振動力学的に音を変えてしまったと踏んでいるので、250管は1928年から1932年までの僅か5年間の球にすべきだが、DCアンプmaniaさんの50管はカニンガムの刻印からwe300aと同時期の1933年頃製造と推察される。we300aが天文学的金額である現在、50管は良い選択と思える。その50管2本は預かり、再生プログラムに掛けてデータ取りまですることにした。

CmDCアンプmaniaさんから持参のレコードをかけて欲しいと要請を受けるが「あの~、cdほど進化していないので、然程良くありませんが」急にしどろもどろになる。なんだいこの軽いデザインのジャケットは!と思いながらレコードをかけると、すげ~ベースで「日本人にはこうゆう演奏は出来ない!」思わず叫ぶ。そこでジャケットをしげしげ眺めると、何と名手クリスチャン・マクブライドではありませんか、更にこのデザインはヴィレッジ・バンガードの地下へ降りる階段でありました。jazzオーディオで良い音を標榜されるなら、こうゆう名演奏と良い録音がお勧めです。何度か訪れたヴィレッジ・ヴァンガードで、こんなに良い音で凄い演奏は不幸にも出会えていない。

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2018年7月22日 (日)

古典回帰力学 トランスだけの古典管アンプ3

Carav0真面目1本やりで面白くない!などと言われたりしていましたから、天才でありながら無頼のカラバッジオは嫌いな代名詞でありました。が、ウフィツイで本物を見てから180度方向転換で大ファンになってしまった。1602年に描かれたサン・ルイジ・デイ・フランチェージ教会(San Luigi dei Francesi)のコンタレッリ礼拝堂にあるカラヴァッジオの「聖マタイと天使」は、天使が頭上に現れ絵画の構図としたら非常識極まりない。常識を破壊し社会不適合者の烙印を押されても、芸術家はそれらをエネルギーに進化を遂げてきた。余談だが、芸術家を標榜しているが中々なれない。「家」と「屋」では大違いで、国民を守るのが政治家、自分を守るのが政治屋...

450xかくしてあんぷおやじ流儀のトランスだけの古典管アンプは、常識を破壊して突き進むのでありました。衝撃的だったのがディフォレストのaudion 450に添付されていた回路図(画像)で、ハムバランサーのポテンショメータを除けば抵抗は1本も使っていない。勿論直流点火にすればポテンショメータも不要になる。ここで前言翻しでスマンが、結局の所非常識でも何でもなくて単なる古典回帰なのだ。

Amp0x_2実験をしながら、トロイダルトランスを巻きながらで、設計と言われる作業は殆ど無いが、ようやくパワーアンプの回路図に辿り着いた。古典直熱管で直流点火は必須、最初は交流点火でスタートしたが、見事に60hzの変調が掛かりしくじった。ここだけmj15024で安定化電源を作る。グリッドバイアスの負電源はプレート電流を見ながらトロイダルトランスの巻き線調整で電圧を決めて、ポテンショメータは付けない。よって球交換では再調整のトランスの巻き線変更も伴う。

Dcpsx電源は最重要で密結合が基本だから内部抵抗の高い整流管は使えず、31df6を使う。電解コンデンサはフィリップスが入手できない現在、m+aさんが見つけた某社の電解コンデンサを使う。アイソレーションアンプ1段毎に+b電源、-c電源、フィラメント安定化電源の3電源を独立で持つ。それが2回路では無理があり、トロイダルコア2個にするか、1個で重ね巻きにするか思案のしどころ。出力トランスとここが決まれば一気にトランスだけの古典管アンプの製作に入れる。この重ね巻きは問題続出で別エントリーします。

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2018年7月21日 (土)

振動力学 水晶粒防振構造トロイダルコア出力トランス編2

01よっぽどヒモ族に縁があるようで、長いものには巻かれろ...だな。最初のヒモ族はオーディオ(テープレコーダ)で随分長かったが、ニューヨーク、ヴィレッジ・ヴァンガードで苦労して録音した音が悪く、きっぱりと足を洗った。画像は伊豆のDCアンプmania さんから借用しているプロ機のスチューダーa810で、名機です。

0次なるヒモ族は花サボテンで、ヒョロヒョロと伸びるだけの不細工なヤツだが花は驚きの大輪で美しい。夜9時頃開花して明け方にはしぼんでしまい、中々人目には触れない。夜中に動き回る蛾などが気が付くよう巨大化したもので、白い花は背後の花弁で30cmもある。

02最後のヒモ族は水晶粒防振構造トロイダルコアトランス群で、こっちも負けずに最大で45cmもある巨大なコアに朝から晩までヒモ(ポリウレタン線)を巻き続けている。

1ヒモ族になった名工ミルトさんが興味深げに「トロイダルコアの計算式が...」とゆうものだから計算式を記しておきます。計算で答えが出るほどパラメータの精度が高くないコトと、トロイダルコアで平面対向巻きのオーディオ用は世の中に存在せず、あくまでも参考まで。

コア径Φ350mmの根拠
z1=4600Ω、カニンガムcx350用
z2=56Ω、マルチトランス用
巻き数比n
n=√(z1/z2)=√(4600/56)=9.06
cx350maxpower 5w
e2=√(5x56)=16.7v
e1=e2xn=16.7x9.06=151v
飽和磁束密度=18500の40%、7000で計算する。
断面積30mmx30mm 占積率=94.5%
a=3x3x0.945=8.505cm^2
1次巻き線算出公式
n1=e1x10の8乗/{(2π/√2)xax b0xf}
n1=151x100000000/{(2π/√2)x 8.505x7000x50}=1143ターン
n2=1143/9.06=126ターン
合計 1269ターン
計算上から1269ターンと出る。
これにΦ0.6mmのポリウレタン線を巻くと、
1269x0.644=817mmと出て内径に変換すると、
817/3.14=260mmと水晶粒防振層の内径が出る。
260+20+30x2=340mmとなり、外径Φ350mmとする。
実測コア内径からくる巻き数
280x3.14=879.2mm
Φ0.6mm外径0.644
879.2/0.644=1365ターン
巻き数に余裕があり問題ない。
Φ0.6mmポリウレタン線長さ概算
Φ40mmx3.14x1365=171m
抵抗値 62Ω(1000m)x171=10.6Ω
特筆すべきは直流抵抗値で、ポリウレタン線のΦ0.6mmを巻いたものだから計算上で10.6Ωと出た。通常100Ω~300Ωあるモノが何と10.6Ω!(実測11.6オーム)音は良いに決まっている。

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2018年7月20日 (金)

振動力学 水晶粒防振構造トロイダルコア出力トランス編1

Priロボットベンチャー時代の仲間がカナダのトロントで会社を経営しており、訪問したついでにプライトロン社へ行こう!と決めていたが、トランスは自社開発となり行く必要もなくなった。浜松のテクソル社の案内にも「終息製品」とあってオーディオで商売をする難しさを感ずる。出力トランスの影響力は電源ほど無いため、投資金額に対する成果では大いに迷う存在となる。2a3シングルアンプの出力トランスにpat-3025-se-02を使用しているが、樹脂モールドされているため水晶粒防振構造化が不可能で、オリジナル製品より良い音は出せない。

Ori意外や意外は善戦しているノグチの出力トランスpmf-9wsで、安い分ハイライトコア(無方向性電磁鋼板)を使用している。このトランスは開放型で解体して画像のように水晶粒防振構造化したらたまらなく緻密な音が出て、プライトロンを凌駕した。出力トランスに数万円も投じて後悔するより、この手法は大いに安心感がある。

Metx期待に反したのが我らが日立のファインメットで、薄板のせいかカットコアに精度感がない。出力トランスやチョークで数多く使用し、画像のように解体して水晶粒防振構造化したが音はつまらない。大枚投じた分自信は無くなり、m+aさんに引導を渡されてから使うのは止めた。この時からで、電磁鋼板と音質について深く探求した。どうもハイテク電磁鋼板は渦電流損の低減で板厚を薄くする傾向にあり、これが防振効果的に劣ると考え、ウエスタンなんかの古典厚板トランス群に適わないと想像した。再三言うが、ファインメットもアモルファスもプリウスなんかのdc-dcコンバータのスイッチングコイルで数十khzで駆動するような用途で低鉄損効果を発揮し、もしくは柱上トランスで省エネを0.1%単位で評価されるような用途で威力を発揮する。しかし決して無駄な投資ではなく、現在のトロイダルコア板厚の手掛かりに大いに貢献してくれた。

350ampx1967年のサンスイから始まりラックスとタムラと使用して、随分と長い間出力トランスに悩まされた。一時期トランスがいやになりotlもやったが、これも音的には難しく直ぐに止めた。それらの集大成が水晶粒防振構造トロイダルコア出力トランスになり、電磁鋼板の板厚は0.23tを選んだ。ここが周波数特性と音の分厚さのギリギリの攻めぎあいで、妥協した。

Opt1xx 現状の常識的出力トランスに馴らされた状態では脳が硬化し自由な発想は生まれないが、とりあえずマルチトランスにしてみた。515b用で16Ω2巻き線、288-16gで16Ω1巻き線、ガウス1502用で8Ω1巻き線、合計4巻き線を用意する。トロイダルコアはΦ350mmの0.23t、これにΦ0.6mmのポリウレタン線をグルグル巻いて1次側50hzで4.6kが出れば良い。マルチアンプシステムと同じになるのが嫌で、出力トランスはスピーカのネットワーク箱に入れる。勿論1次側の配線は問題を生ずるがf特10khzで良しとした。515bも288-16gも1502もgndラインの共通性は無く、アイソレーションされている。ただし衝撃のカルダストランスのようなコトはないから過度の期待は無いが、自由自在に出力トランスが出来ることと、ストレーキャップの低減、完璧なる水晶粒防振構造化などのメリットで良しとしよう。

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2018年7月19日 (木)

古典力学 トランスだけの古典管アンプ2

0x_2nfbは使わない無帰還アンプなのに、なぜ出力トランスの2次側をgndに落とすのか?オーディオのアンプまで送電線の地絡事故に対する安全対策と同じなのか?でありますから、2a3高音質ヴァージョンでは2次側の0vはそのまんまスピーカへ接続してgnd接続は無い。だいたい妖しく怪しい2種接地は信用できない。日立構内で変台の接地に散々苦労して、電気工事屋さんの親方との会話は「出ましたか?」「まだ出んねん!」「エイ、面倒だ塩まいたろ!」となったりする。この程度の接地で土のgndを基準電圧にして良いのだろうか。gndについては前々から疑問に思っていたが、まだ我が方でも解決出来ていない。水晶粒防振構造トロイダルトランスは絶縁(Insulation)トランスだから回路図のように電源とgndを独立させて、各段アイソレーション(絶縁)アンプにできる。

3gndを分割するとオシロスコープでの波形観測はややっこしくなる。そこで登場が高電圧差動プローブで、ロボット用のサーボアンプでは必需品になる。ところがデジタルアンプで使えた差動プローブも波形歪みでオーディオには使えないコトが分かった。

1_2差動プローブの使用を断念したが、画像のように3箇所の状態を並べて見たい。そこで温存していたカラーブラウン管式のtds784c(Tektronix TDS784COscilloscope, 1 GHz, 4 Ch., 4 GS/s)の登場となる。美しい画面に見とれていると、バチッバチッと音がしてch2の映像が消えた。にわかに現実は理解できなかったが、出力トランスと古典管の配線がポリウレタン剥離不十分で接触不良を起こし、イグニッションコイルのように高電圧が発生してオシロが飛んだ。

2この高額なオシロが...青ざめて解体するが、プローブ入力基板h2462hはセラミック基板へ抵抗などの印刷したハイブリッドタイプで、手に負えず修理は諦めた。破壊は入力のatt?なのでもしやと思い、抵抗値0のプローブを手作りしたら10vまでの波形は観測出来て、まあ救われた。余分な話でスマン、閑話休題。

4そこでご覧のようにオシロスコープならゴロゴロしているから、3台使用した。


6入力電圧の確認、1khz、2vrms


7出力電圧の確認、1khz、92v0peak、92/√2=65.7vrms、ゲイン30db


8古典管周りの確認、グリッド6.45vrms、プレートac結合19vrms


9古典管周りの確認、1khz、プレートdc結合

91 古典管周りの確認、10khz、プレートdc結合


Aampxx衝撃のカルダストランスはまだ仮構造だが、完全平面対向巻きが完成すればストレーキャップは無視できるほど小さくなり、ハムの入り込む余地はなくなる。水晶粒防振構造トロイダルコアトランスの各段完全アイソレーションアンプになれば、ノイズや妖しいgndとも絶縁になる。絶縁トランスを使いながらフツーのアンプでは、絶縁トランスの機能をまるで生かしていない。そりゃあそうだけど電源が...いや電源トランスまで作るのだからいくら巻き線が増えても問題ない。長年計測用のアナログデータ電流伝送をやってきたが、この世界ではアイソレーションアンプは当たり前に存在している。スイッチングノイズが支配する現代社会にこそアイソレーションアンプは活躍できると思うし、何がどう効能するか分からないjazzオーディオ界にあって、この手法はもしかしたら救世主になるやも?

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2018年7月18日 (水)

古典力学 トランスだけの古典管アンプ

4昨日はコルトレーンの命日でしかも連休明け、客は誰も来ないから大音量で鉄ケースのコルトレーンアルバムをかけまくる。衝撃のカルダスアイソレーショントランスのお陰でcdの音は激変、聴こえてくるはギュリギュリと悪魔の叫び声のエルヴィン・ジョーンズさん。コルトレーンの歯軋りが聴こえ突き抜けるテナーの最高音部、トランスだけの古典管アンプの実験機を作りながら、思わず「凄いjazzを残してくれてありがとう」と感謝の手を合わせる。

1名工ミルトさんが巻いてくれたΦ0.4mmのデータを取る。今回はac100v電圧リードにyewの差動プローブを使った。
トロイダル17号機Φ350mm
インプット用author milt
段間トランス、1900ターンは巻いていると自己申告あり。
60hz、0.4t、dcr=40Ω、2.25ma、44k、117h。

2続いてトランスに分割する。
1次と2次に分割する。
1次 12Ω、16ma、6.25k、16.6h、50hzでは5.2k。
2次 27Ω、4.22ma、23.7k、63h、50hzでは20k。

3_2実際のゲインを測定する。
1khz、1.02v:1.71v、4.6dbの1.7倍と出た。

0xxこちらが実験機回路図の原型。inputトランスにミルトさん作を使用し、出力トランスにamp工房作を使用した。




5xxx画像を見て欲しい、直流電源部を除いたらトランス2個と古典管1本しかない。いよいよ通電で果たして動作するのだろうか?
。。

7動いた!
抵抗無し、カップリングコンデンサ無しの古典管アンプが遂に動いた。グリッドバイアスはinputトランスを経由して供給される。入力2vに対してcx350のドライブ電圧は66vあり、トータルゲインは30dbもある。ありがたい!これで妖しい銅マンガニン線抵抗を作る必要もなく、油まみれになりながらのofc純銅オイルコンデンサを作る必要も無い。アンプ作りはトロイダルコアに出来るだけ良質の純銅線を巻くだけの、超単純化の革命が起きた!大袈裟な~単に1922年のトランスだけの古典管アンプに戻っただけや。実は、Western Electricで1922年に開発されたwe-7aアンプでも気付いていなかったし、現在まで誰も気付いていないアンプの潜在性を次回報告しよう。

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2018年7月17日 (火)

コルトレーン命日

Coltranex1967年7月17日に芸術家としての天命(40歳)を全うして天に召された。本日は終日コルトレーンを流します。昨日の1ドリンクamp学校、kuraiman社長氏に「やりますか?」「やりましょう」となり冥福を祈る1曲、名盤meditationsから「the father and the son and the holy ghost」父と子と聖霊とを流し、天の声を聴いた。忘れ去られているから記すが、1967年7月18日に後追い自殺した名も無きコルトレーンフリークの冥福も祈ろう...

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2018年7月16日 (月)

運力学 衝撃のカルダストランス3

2516xロボット会社時代にIA(インテリジェント・アクチェーター)を掴み運良く成功した。辞したら仲間内から「運も使い果たしたな!」と良く言われ、その時は「そうだな」と思っていた。人生において運を掴むのはただ一度きりのチャンスかも知れない。ところがどうやら2度目の運を掴んだような気がする。長い間トム・コランジェロのスペルバインダー(呪縛)にやられていたが、衝撃のカルダストランスのお陰で呪縛から開放されたようだ。衝撃のカルダストランスとはトランスであってトランスではない。水晶粒防振構造カルダスケーブルをトロイダルコアに巻いただけだから、ケーブルが何十メータか走っている内に「気がついたらエネルギー変換された」と表現できよう。もっと分かり易く表現すれば「ハイエンドな電源ケーブル(トロイダルコア付き)に交換した」になる。究極は直径2メータ位のトロイダルコアがお店の入り口に設置してあり、そのコアの穴を通って入店し、ジーメンスのMRIみたいなモノ、カルダスケーブルは水晶粒防振構造化したΦ10mmがグルグル巻いてある...そんなアホな!

2x_2いやいや、そんなアホな!を実現するのが運を掴む秘訣なのだ。論より証拠に丁度1年前、トロイダルコアにカルダスケーブルを巻いたろ!を予言していた。上画像はΦ450mmへモガミのofc2516を巻いたアイソレーショントランスだが、音は別にで直ぐに解体した。やはり音の良いケーブルを巻かねば音の良いトランスは出来ない。
5_2但し重量だけはどうしようもなく、運も重量の内とゆうことになる。Φ450mmのトロイダルコアとcdの比較画像で大きさは分かると思うが、これに水晶粒を巻きつけその上にカルダスケーブルを巻くと、老体の持てる限界だから35kgはあると思う。
3こちらが完成した衝撃のカルダスアイソレーショントランスになり、上に置かれた赤い鉄材やモータは加圧機構になる。最近はmj誌やブログの影響で水晶粒防振構造を試される御仁も見かけるが、水晶粒は加圧してはじめて効能は増大される。本日は1ドリンクamp学校で、晴れて運をお披露目した。衝撃のカルダストランスに大喜びは名工ミルトさんで、ハイエンダーは大枚投じているからお足では良い音が手に入らないを承知している。「これが最後の運で、もう無い」とも伝えた。

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2018年7月15日 (日)

古典力学 古典管アンプのゲイン配分

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旨過ぎる話には警戒しよう。こっちが好調の時に近寄ってくる御仁にも大いに警戒しよう。jazzオーディオのアンプで、トランジスタやopampを使えばゲインは無尽蔵にあり誠に旨い話だが、我らの古典管のゲインは全くトロくて誠に旨くない話になる。しかし人生訓からすれば旨くない話をとるのが正解で、どうしても不自由な古典管になる。今回は税収の少ない中でゲイン配分をどうするか?

1我が方のトランスのゲインは実測で10dbとなっている。これ以上のゲインを望むと平面対向巻きは崩壊する。


Ax_2これであれやこれやとゲイン配分を試みる。初段のinputトランスは3.5倍、cx345で2倍程度、1vの入力ではcx350のグリッドに25vでは如何せん低すぎる。それじゃあラインアンプも作るのだから入力の0dbを2vにしよう。これでcx350の入力の最小値50vで駆動できる。回路図上は3段まで考えたが、水晶粒防振構造トロイダルコア段間トランスを3個作るのは大変で、何としても2段で収めたい。

3どうやら実現できそうな雰囲気となり、実験回路用の電源ユニットを作る。+b電源と-c電源はスライダックで可変できるようにしておく。これでようやくWestern Electric1922年~1927年製のwe-7aアンプと同等回路の検証ができる。

4過日名工ミルトさんがコーヒーに見えて「トランスを積んでいますが...」「ありがたい、これでテストできます」画像右がミルトさん作のΦ0.4mmポリウレタン線を巻いた水晶粒防振構造トロイダルコア段間トランスになる。左はあんぷおやじ作のΦ0.3mmポリウレタン線を巻いたもの。jazzオーディオの苦労をいとわないミルトさんの音の進化は目覚しく、電源系の整備が終わればエライことになると容易に想像がつく。良い音を手に入れたければ誠に旨くない話に乗るコトです。

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2018年7月14日 (土)

電源力学 ofc純銅電解コンデンサのメンテナンス

0xxもう部隊は消滅で時効だから言うが、マランツへターンテーブルの開発で打ち合わせに出向いた時、担当部長から「あんぷおやじさん、遊びではないねん!」と一喝された。気骨のある部長さんで、その後仕事を通じてエラク親しくなった。今でも思っている「オーディオは遊びや!」。遊びがなくなったからギクシャクして、社会もオーディオも面白くなくなった。その遊びの典型がプリアンプ用の純銅電解コンデンサなのだ。2017年の3月設置ですから1年とチョットで30μfが2μfになってしまい、低域のエネルギーが出るたびにボコッとなり、これはSound Lab electrostatic speaker A1のコッククロフト・ウオルトン回路の高圧コンデンサの抜けと同じで妙に納得する。まあ、テーピング程度で機密を保っているが、これじゃあ素人細工で秘密?漏洩も致し方ない。よってメンテナンスが発生するから、この遊びは誰にでも提供とゆう訳にはいかない。

1先ずはテーピングを解き解体する。緑青(りょくしょう)が発生して汚らしい。


2_2ofc純銅板の表面を研磨する手もあるが、面倒で裏表ひっくり返して使うことにした。次回には表面研磨を行おう。

3電解コンデンサ本体は日立の2,700μf450vを解体して使う。これの音質はチェック済み。

4手際よく+極アルミ板と電解紙を-極のofc純銅板の表面へ巻きつけ、養生テープでミイラの如くグルグル巻きにする。電解液が手に付きビリビリすることもあり手早い方が良い。

5容量を測定する。52μfが今年のスタート値。

51耐電圧試験は必須でこれをやらないと電解コンデンサの体を成しているか判断できない。ピチッ、パチッの音もなく自己回復機能も作動するような状況ではない。

6その時の充電電圧波形、全く漏れなども確認できず合格。音は大して変化なくボコッは見事に取れている。メンテ前の2μでも音は十分に凄すぎで、それでの変化は少ない。名工ミルトさんが「家の音とはだいぶ違う」とこぼしていたが、純銅電解コンデンサは音色決めで重要だから、メンテナンスは必須です。成果主義が蔓延すると益々社会ギアの遊びが無くなりギクシャクする。向こう三軒両隣みんな仲良しじゃあ~、の江戸式経営法はないのだろうか?

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2018年7月13日 (金)

一番弟子kouhei君凱旋!

16年振りは就職して以来の来店で随分と時は経っていた。中学生とゆう驚きと、amp工房最初の弟子だった。川崎のdenonへ新幹線で行かなければ、帰りにぶらっと静岡駅の土産物売り場イベント会場へ行かなければ、kouhei君の母君に会うこともなく、kouhei君に会うこともなかった。人生には相当に精度の高い偶然が必要で、実に面白いコトを生み出す。

2歓迎はビル・エヴァンスのにわか試聴会となった。カートリッジメーカへ就職してmcカートリッジの開発に明け暮れ、今般新たな出発をしようとしている。この若きオーディオエンジニアに幸多からんコトを...

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2018年7月 9日 (月)

振動力学 水晶粒防振構造トロイダルコア段間トランス編4

000xx絵画は長年シュールレアリストでどちらかと言えば前衛になる。ロボットベンチャー時代も有機的結合分離のアミーバの如きロボットを唱えて、これも前衛だった。前衛は理解され難く、こっちも面倒だから一々説明はしない。ロボット引退後はオーディオのプロで飯を食っていたがこれも前衛で、理解されない客先には苦労した。今は晴れて自由の身だから前衛の前衛は既に理解不能、それでもamp研究所のメンバーは前衛にめげず良く協力してくれる。その最たるものが水晶粒防振構造トロイダルトランスなのだが、音の表現は全く前衛ではなくバロック期の立体彫像のようでたまげてしまう。

1水晶粒防振構造トロイダルコア段間トランスの低域特性の実験してみた。


2今回からラムサのパワーアンプを使うことにした。低域をsg505オシレータの出力アンプで賄うには、能力オーバーになっていた。ラムサのwp-1100aの歪み率は0.1%で、paアンプにしては優れもの。

3残念ながらテクトロのsg505の最低周波数は10hzになる。正真正銘の10hzに合わせた。

4低域は位相遅れ無しの減衰なしで見事に10db増幅している。まあ50hzも出れば十分なので、低域の追求はコアボリュームが十分にあるとして1件落着。いよいよカニンガムの銘球cx345の入力にこの水晶粒防振構造トロイダルコア段間トランスを組み込み、1段電圧増幅回路のテストに入る。

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2018年7月 7日 (土)

振動力学 水晶粒防振構造トロイダルコア段間トランス編3

0x00出展:トロイダルコア活用百科
図中のkはトランスの結合係数で、限りなく1に近い方がトランスとしたら高性能となり周波数特性も良い。画像のk=0.999の結合係数では許容損失を3dbとした場合の相対周波数は1kとなる。おおよそだが、1桁上げると10倍の周波数になっているので当面の目標値結合係数はk=0.9999としたい。

1x試行錯誤力学でトロイダルコア段間トランスの巻き線のカット位置を変更している。340mmの位置(黄色丸印)では60hzで9.7kと大きく出たため、その位置から6kを狙う。美しかったトロイダルトランスは既に継ぎ接ぎだらけになってしまった。

5早速6k付近でカットしてテストベンチにかける。

21次電流は16.5ma、60hz
z=100/0.0165=6k
16h
50hzでは5kで狙い通りが出た。


32次電流は2.63ma、60hz
z=100/0.00263=38k
101h
50hzでは32kとなる。

4周波数特性を見ると、10khzで減衰なしの10dbのゲインがある。これで1次5k、2次32k、トランスゲイン10dbは一応完成するが、12k~15kでどんどん減衰してしまい、どうやら平面対向巻きの限界が見えた。10khzも出れば合格なのだが、次項のデータがあり要因をもう少し探ってみよう。

6xx過去のデータでは20khzも全く問題なく、f特は50khzにまでおよび位相遅れも無い。


7xその構造が振動力学 水晶粒防振構造トロイダルコアインプットトランス測定 で、
「トロイダル2号機Φ300mm
総合ターン数 616t 1/2=308t
100vrms 10Ω
86.2mv
i=86.2/10=8.62ma
z=100/0.00862=11.6kΩ
インダクタンス=30.8hと出た」
これを2分割するとインダクタンスは1/4になり7h程度、50hzにおけるzは2kとなり、ここから大いに見えてくる。f特を上げようとしたらインダクは減らし、トロイダルの分割は1/2にする。こうすると結合係数は1桁上がり50khzまで通過できる。物事は単純でインダクが少なければ磁束は多く発生し、分割1/2はベストな結合係数を生み出しf特は上がった。しかし1/2のz=2kではトランスのゲインは稼げず、ここがトレードオフになり思案は続く。

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2018年7月 5日 (木)

振動力学 水晶粒防振構造トロイダルコア段間トランス編2

1人生と開発はトレードオフの産物で、何かを得れば何かを失い、万事メデタシなどあり得ない。教科書によると、トロイダルトランスでやってはいけないのが平面対向巻きで、トランスの専門家は決してやらない。平面対向巻きのトランス結合係数は重ね巻きに比べて著しく劣り、周波数特性はかなり悪くなる。しかし周波数特性と音質のトレードオフならば、間違いなく周波数特性を犠牲にする。さて新型トロイダルトランスΦ350mmの出来栄えは最高傑作?実に美しく出来たと思います。

2_2最初に水晶粒防振構造化でタケノコを作る。巻紙を一節テーパに巻いて水晶粒を充填し、次の巻紙一節テーパに巻いて水晶粒を充填、これを繰りかえす。

3こちらが水晶粒防振構造が完成したトロイダルコア。なにやらツタンカーメンの黄金のマスクのような雰囲気。今回も巻き紙の上にテーピングを施した。


4巻き線を始める。ポリウレタン線はΦ0.3mmとした。

5巻き線は大変で何時終わるとも知れずひたすら巻く。まあそれでも時間的には丸一日で巻けた。

6早速テストベンチにかける。

7画像の電流値は2.11maになるが、小電流で蛍光スタンドのインバータノイズで値は大きくなってしまった。スタンドを消して測定すると1.9maとなった。
段間トランス
60hz
Φ0.3mm
dcr=90Ω
蛍光灯インバータノイズ注意
19.0mv
1.90ma
ac100v
z=100/0.0019=52.6kΩ
140h
トランスのインピーダンスは通常50hzで44kとなる。

8巻き線全体(1025mm)の1/10の102mmの位置で切断して、巻き数の少ない方を1次側とする。
1次4k
2次40k
44-4=40k
1/10
ac50v
50ma
z=50/0.05=1.0kΩ、50hz0.85k
2.7hしかない...失敗だが測定してみる。

9いよいよトランスの体を成しているか測定してみる。



91テクトロのsg505を使い、先ずは8khz周波数特性をみる。

928khzでは入力1vに対して10vの出力が出ていて、正確に20db増幅している。

93続いて10khz。

94こちらは入力1.02vに対して出力7.47vで73%となり、ー2.7dbとなって一応周波数特性は10khzが出た。重ね巻きをすれば50khz位は軽く出せるが、ここがトレードオフなのだ。今回はたまたま1:10と間違えてしまったが、1次インピーダンス(50hz時)は4.7kにする必要があり、340mmの位置で切りなおして再測定を行う。

Maxトランスの体を成した報告で名工ミルトさんに帰りに寄ってもらう。まあどうぞとコーヒーを勧めながらmaのcdをかける。何やら気配がなくなり凍りついたようなミルトさん。1曲目が終わったら「鳥肌が立った!」と盛んに言う。タッド・ガーファンクルのmacdは松本シンホニーホールのヴェーゼンをbkのマイクで撮ったものが多く、綺麗で緻密で終わっていたモノが、血沸き肉踊る活きた音楽に変わってたまげていた。それもこれも衝撃のカルダストランスCardas transformer of shock!のせいなのだ。

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2018年7月 3日 (火)

振動力学 水晶粒防振構造トロイダルコア段間トランス編

1水曜日と木曜日は定休日なのだが、平気で訪ねてくるお客さんも居る。最近は平常勤務が多いのでコーヒーだけならばと、お店を臨時に開けたりする。先週の水曜日の炎天下、入り口のドアをノックする音が聞こえて、又しても来客かい?いや違って運送屋さんでした。「エラク重たい荷物が3個あります」「じゃあ手伝いましょうか」言ったものの、70kgの木枠梱包の荷物は本当に重かった。頼んでおいたΦ350mmの薄板トロイダルコアが30個入荷したのだ。木枠梱包3個はお店の入り口を塞いでしまい休日明けの営業に差し支える為、意を決して解体することにした。木枠をバラしコアを1個々取り出し、直ぐに防錆用サランラップ巻きをする。

0最近のamp工房は禁断の館転じて、水晶の館とか鉄の館とか言われる始末だが、それについては全く反論の余地は無い。今回は段間トランスで、inputトランス、driveトランス、outputトランスのコア材で一応周波数特性を考慮して薄板とし、高周波における低鉄損を狙った。たかが10khzでは高周波でもないがね。カニンガムcx350パワーアンプの片チャネルに、このトロイダルコアを3個使う。更にmcトランス、フォノイコ、ラインアンプとなると、kuraiman社長氏と名工ミルトさんと自分の分で30個では到底足らず、100個は要るがしくじりを考えて最低数とした。実は鉄損を気にして薄板になる傾向はあるが、これはjazzオーディオではなく数10khzの高効率スイッチングにおける鉄損で、音としたらウエスタン時代の厚板の方が良い、と直感的に思うが未だ確証は取れていない。

2このハイレゾ時代に10khzはないだろう?と言われてしまうが、中学生弟子のt-mon君を除いては20khzどころか15khzは完全に聴こえず、10khzがやっとの事情ですから皆さんは真似をしないように。Φ350mmトロイダルコアの潜在能力を確認するために、簡単に70ターンを巻いてテストベンチにかける。

3電圧は正確にac5vrms。

4電流値は96ma
1次 70t
5v
96ma
z=5/0.096=52Ω
0.13h(130mh)と出て、2000tも巻けばかなりのインダクタンスになる。全くの余談だが、altec515bのネットワークコイルは8mhで、このコアを使いカルダスをダブルで巻けばムンドルフのZero-Ohm-Coil (ZOC)に簡単に対抗できる。

5続いてトランスのテストをする。一番磁気抵抗の多い対面に2次コイル70tを巻く。


6これに10khzを入力して1次と2次の確認をする。こんな乱暴なやり方では2次側に減衰は見られるが、平面対向巻きトランスの体を成している確認はとれた。Φ350mmの内径290mmで、これに水晶粒層が5mmx2加算されて、280mmとなる。内周は280xπ=880mmとなり、Φ0.3mmのポリウレタン線の仕上がり外径は0.337mmとなる。従って880/0.337=2600tと出る。この2600ターンが全ての勝負となる。まあこれで不足した場合にはΦ0.23mmを投入して、880/0.264=3,300tと出る。音的には出来るだけ太いポリウレタン線を使いたい。

7トランスの説明をしていると名工ミルトさんが「忘れてた、rca50を3本持ってきた!」「炎天下ではまずい、至急避難を」。日本は本当にありがたい国でヴィンテージモノの多くが集まっており、ミルトさんのrca50は何と新品未使用品であります。この50のパワーアンプを設計するのだが、Φ350mm段間トランスによって決まるため、最初にすることはトランスの試作になる。

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2018年7月 2日 (月)

振動力学 世界一のスーパーターンテーブルプロジェクト始動!

1m画像はエディカレントモータステータのスロット構想図。
世界一のスーパーターンテーブルとは何を指して言うのか?音が世界一良い...これは誰も評価出来ない。ならばワウフラ真の実力値を0.01%としよう。長年オーディオ機器の開発をやっているが、世界一と銘打てるのはターンテーブルの回転性能データだけで、他のさまざまな機器は世界一のデータを出したところで説得力は無い。プロジェクトの中心は機構開発部隊で、ロボットや数値制御工作機のメカ開発者のm氏が遂に加わって、にわかに現実味を帯びてきた。

3m_2最初にm氏にぶつけたのがスピンドルの限りなき摩擦ゼロと、真直度の超高精度で極太スピンドルだった。水晶粒防振構造は宙に浮いた状態でも振動を消費する能力があるため、油圧で浮かすことも考えた。これについては議論が続く。

0mモータの構造はエディカレントモータとした。同期モータも考えたがスベリ制御で世界一のワウフラデータを実現するには、リスクが多すぎる。例えばリラクタンストルクモータの同期時のスベリによるワウフラは0.5%くらいあり、これをベルト駆動の比で1/15くらいにして0.05%を実現している。今回のスーパーターンテーブルプロジェクトはddであり、この同期ずれの研究に生涯掛かりそうで今回は止めにした。

11m画像のスロットにはステータコイルは一重しか巻かず、このステータユニット自身を細目の揃えた水晶粒を充填する。充填用のケース磁気透過型を考案する。ここでモータコイルの振動は極限まで押さえ込む。従ってトルクが不足した場合にはスロット数を多くし、モータ外径はΦ600mくらまで許容することにしている。

Pgttxx速度帰還が必要で速度センサーになるが、ここはミクロン単位加工が得意な5軸マシニングセンター(例の潜水艦のプロペラ加工できるマシン)をm氏の会社は所有しており、速度パターンを1000分台の加工精度彫りこみレーザ測長器で読みとる。駆動は勿論古典管アンプで水晶粒防振トロイダル出力トランスを持つ。daコンバータは16bit、cpuはriscのsh2aコア、電流制御速度は世界最速の200khz、まあこの辺りは某社のttで実績済みで全く問題ない。

2m運用が振るっていてレコードの溝検出機構も備えており、モードゼロは起動時33rpmへpid制御で瞬時に入れ込み、即座にモータオフして1曲分は慣性で回し、次の溝を検出したら同じシーケンスを繰り返し、機械仕掛けで回転し速度減衰は限りなくゼロに近い機構を備える。我等は電気屋だから電気を無くすことが最善の方法と考える。実はここに至るに2つの事件を目撃している。第1はn大ハイブリッド車研究プロジェクトに参加した時で、「メカにエネルギーを溜める」だった。第2はサーボアンプの教え子が転職して、風力回転力のダイレクト利用方法で、「メカにエネルギーを溜める」だった。これらの経験からメカにエネルギーを溜めよう方式も選択肢の一つに上がっている。モードオンは通常のpid制御でワウフラ世界一のデータで電気仕掛けで回す。m氏に延々と回る軸受けの開発に心血を注いで欲しいとお願いしてあり、現在回転機構の試作中です。

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2018年7月 1日 (日)

振動力学 水晶粒防振構造トロイダルコア段間トランス試作編

0Western Electric1922年~1927年製のwe-7aアンプに似てしまったが、各種トランスの設計を進めている。ウエスタンは赤丸印のようにスイッチ式アッテネータとなっている。我が方は連続可変を狙い、トランスの半分の1次巻き線は単なるトランス、もう半分の2次巻き線はトロイダルコイルの上面巻き線を削ったスライダック式アッテネータとする。この削り面にofc純銅ブラシを滑らせれば最強のアッテネータが出来る。

01その際にはタケノコ構造は取れないため、初期型トロイダルトランス構造を使う。トロイダルコアの上下にR加工したmdf板を貼り付け、上面はフラットになるようにしてΦ1.0mmのポリウレタン線を削りこむ。スライド部分のポリウレタン線のみ接着する必要がある。

1前エントリーの「そうだこの巨大なΦ450mmのトロイダルトランスは電源の大元にアイソレーショントランスとして入れよう!」と決めた為、巻き線を解くことにした。ただせっかく巻いたので段間トランスに急遽仕立ててデータを取ることにした。現在巻いてある巻き線をとりあえず2次とした。2次巻き線目分量の1,500ターン、1次巻き線100ターンを新たに巻く。
2xx早速テストベンチにかける。
3_22次電流値は9.53ma
z=10.5k
半分巻いて28hと出た。半分巻いて28hならば全周の2倍に巻けばインダクタンスは100hを超えて、この巨大なトロイダルトランスも大いに魅力的。
4_2電圧は正確にac100vrms。
5_21次電流値は198ma
z=51
0.135h
6電圧は正確にac10vrms。
7_2テクトロのsg505オシレータを1次側に接続する。上限の10khzを送り込んでみる。
8_2問題なく増幅しトランスアンプの出来上がりで、これはいける!巻き数比は1500/100=15、電圧増幅11.8v/0.699=17 24.6db、ゲインは実測の方が大きいが、2次巻き線のターン数は目分量で正確にカウントしていないせい。ひずみ率計にかけるまでもなく全く問題ない波形で、恐るべしトランスアンプ。しかしそんなに上手い話などあろうはずも無く、mcトランスの0.1mvの世界は又別なトライになるし、1次側のインダクタンスも負荷抵抗5kくらいにしたいからかなり巻く必要があり、ゲインはmaxでも12db位となる。
9注目すべきは巻き線間距離で青丸印は最大で300mmもある。磁気抵抗問題も漏洩磁束問題も、今のところ全く見えない。となれば電源の水晶粒防振構造トロイダルアイソレーショントランスのコア径は1,000mmにして、コイル間隔を100mmは取ろう。これならばアイソレーションは完璧で面白いことが起きる。1mもの巨大なトロイダルコアのお代は?マイ電柱の投資を考えたら安いものよ...ただ重量が!高度なトランスを誰でもトランスにしてしまった一重平面対向巻きトロイダル構造と、水晶粒防振構造と併せて実にエポックメイキングな出来事になった。

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