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2018年7月23日 (月)

古典力学 水晶粒防振構造トロイダルコア出力トランス編3

A810プレデターが出そうなくらいな鬼暑!遂に清水(市)まで襲われてしまい調子の悪いエアコンの中、ウンウンしながら名工ミルトさんとmcトランスについてテストしたが箸にも棒にもかからず、にわかmcトランスは無理と中断した。その時、伊豆のDCアンプmania さんからtelが入り「今日伺っても良いでしょうか?」「勿論お出でください」と相成りました。慌ててミルトさんに手伝ってもらって借用しているプロ機スチューダーa810の音出しするが、どうも歪っぽくてヤバイ。こっちもプリアンプのトランス巻き線で平面対向巻きに無理があり電圧を下げたばかりで、入力レベルオーバーか?そうこうしている内にDCアンプmaniaさんのご来店で、「あ!76cm/sは調子が悪いですよ」そこで荒武君ピアノの38cm/s最新録音を聴くと、上手く撮れているではありませんか。続いてDCアンプmaniaさん持参の良い録音と評されているcdをかけるが、「あ、痩せてヒリついている!」とたまげて中断した。DCアンプmaniaさんの録音の方がよっぽど良い。

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これがトランスだけの古典管アンプの出力トランスのプロトタイプ、ミルトさんの作で間に合わせてくれた。真ん中のトランスが善戦ノグチのoptで9w、それに比して巨大な水晶粒防振構造トロイダルコア出力トランスはカニンガムcx350用で、出力はたったの5w。これのインダクタンスを測定して、どうゆう巻き数分割にするか検討に入る。DCアンプmaniaさんが興味深げに「どうゆう音になりますか?」と聞くものだから「クセの無い素直でしかし色艶の付く音になります、我々はトランスのクセばかり聴かされていたのです」と答えた。

2「秋葉原の有名な真空管屋で50管を2本買ったが、エラク高価でしたのね」「え、ヤラレたんではないですか?」そこで現物を見せてもらうとなんとカニンガム時代の最後期の50のst管の新品未使用品、何よりも上物の元箱が付いており、大枚叩いただけのコトはある。

3遂に伊豆のDCアンプmaniaさんも50管の軍門に下ったか?カニンガムもディフォレストもrcaに吸収されてしまい、1933年になるとナス管s-21型がst-19型のrca50に替わった。この構造変化が振動力学的に音を変えてしまったと踏んでいるので、250管は1928年から1932年までの僅か5年間の球にすべきだが、DCアンプmaniaさんの50管はカニンガムの刻印からwe300aと同時期の1933年頃製造と推察される。we300aが天文学的金額である現在、50管は良い選択と思える。その50管2本は預かり、再生プログラムに掛けてデータ取りまですることにした。

CmDCアンプmaniaさんから持参のレコードをかけて欲しいと要請を受けるが「あの~、cdほど進化していないので、然程良くありませんが」急にしどろもどろになる。なんだいこの軽いデザインのジャケットは!と思いながらレコードをかけると、すげ~ベースで「日本人にはこうゆう演奏は出来ない!」思わず叫ぶ。そこでジャケットをしげしげ眺めると、何と名手クリスチャン・マクブライドではありませんか、更にこのデザインはヴィレッジ・バンガードの地下へ降りる階段でありました。jazzオーディオで良い音を標榜されるなら、こうゆう名演奏と良い録音がお勧めです。何度か訪れたヴィレッジ・ヴァンガードで、こんなに良い音で凄い演奏は不幸にも出会えていない。

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