« 2018年7月 | トップページ | 2018年9月 »

2018年8月31日 (金)

修理力学 日立精機マシニングセンタVK-45サーボアンプ修理 了

1日立精機と言いながらサーボアンプにdc電源にacサーボモータは山洋電気で、これで良かったのだろうか?ncマシンならば生命線と言えるサーボ技術が社内に無いとすればいずれは衰退する、などと考えながらx軸の修理したサーボアンプを組み込む。以前z軸も修理したことがあり、次はy軸だな。

2専務とハラハラドキドキしながら「思い切って電源を入れてしまおう」「お~っ、電源が入った」大丈夫そうで各軸の動作をしてみると無事動いた。これでサーボアンプの修理は終わったと思いきや、「まずい!オフセットが300もある、30以下でないとプログラムは動かない」一応サーボアンプもopampも同じでオフセット調整回路があるから、多回転ボリュームをグルグル回しオフセットをゼロまで追い込んだ。しかしこの理由は分からず終いだった。

38時前に加工屋さんに入り午前中で一応作業は完了した。オフセット問題が頭を渦巻き釈然としない。夕方amp工房へ出社してドキュメントの整理をしていたら、突然気が付いた。安定化電源を交換して±の電圧が変わって勝手にオフセットを付けてしまったのだ。はっきり言って設計不良、少なくともオフセットなどのリファレンス電圧は温度係数の小さい定電圧icを使った別電源を用意し、更に温度補償もつけるべき。

4これで全て明快となりパーフェクトな修理と言える。日立精機マシニングセンタVK-45が作られた1986年はソニーのリニアモータ搭載のcdピックアップbu-1cの作られた時期と重なり、更にロボットベンチャー時代にia開発の時期とも重なり、時代が風雲急を告げていたように感じられ...

Funac「日立精機の副社長をしていたh岡さんには随分引き立ててもらった。h岡さんが日立を辞して3次元測定器のm製作所へ移られてからは、m製作所との取引も始まった。その時代にh岡さんに薦められて始めてアメリカへ渡った。シカゴでの会食の席上、m製作所のn田社長さんを目の前にして「いずれカール・ツイスを追い抜くようなnc制御の3次元測定ロボットを開発しましょう!」などと大口を叩いた。日立精機マシニングセンタVK-45サーボアンプ修理に端を発し、今では懐かしい思い出だが思い出す事が今は亡きh岡さんへの供養になるのでしょう」

...テクノロジー革新の凄かった1980年代に思いを馳せる。

|

2018年8月30日 (木)

修理力学 日立精機マシニングセンタVK-45サーボアンプ修理完了...予定

Svampnc工作機械やロボットを見ると何やら夢中になってしまう習性は50年変わらずで、根っからのロボット屋なのでしょう。回路図は無い、お金は無い、時間は無い、無い々尽くしで参ったが、根性で直した。いや~根性だけで直せるほど世の中甘くなく、m+aさんにアメリカから動きそうな中古サーボドライバを輸入してもらい、比較検査で故障箇所を見つけた。どうも何処かにぶつけたようで、瞬間なノイズ的過電流で電流回路のcmosicが飛んで、おまけに安定化制御電源も不安定になった。出力のipm(トランジスタモジュール)の破壊ではないから結果的には軽症で、日立精機マシニングセンタVK-45は多分動くはずですが...本日は現場調整でamp工房はお休みです。

|

2018年8月29日 (水)

互換力学 ソニーのCD用ピックアップBU-1とBU-1Cは互換するか?

102cdのメカ周りを調べる時、アキュフェーズは回路図が入手出来ないのでソニーの回路図から類推している。30年も前の製品だからアキュフェーズもそろそろ往生して回路図を公開してもらいたいものだ。キトクなエンジニアが自力で修理して製品の寿命を永らえるはず。いやいや修理までビジネスにしているので、それはチョッと...
bu-1ピックアップは末尾2番系のcdp(cdプレーヤ)で、bu-1cは末尾3番系のcdpになる。画像はbu-1ピックアップを使用したcdp-102の回路図のrfamp部になる。

303こっちがbu-1cピックアップを使用したcdp-303の回路図のrfamp部になる。赤丸印はドロップアウト検出回路でcd面の傷など検出した際にノイズとならないようにループゲインを下げる仕組みで、後にはrfampのicに内臓される回路。古いbu-1の回路にはドロップアウトが備わっていないだけだから、まあいいか。
Rfxところがどっこい、rfampとメインボードを繋ぐケーブルのメインボード側モレックス?コネクター(黄色丸印)のサイズが違い互換しない。なんてこった!苦労して調べて...ソニーのドキュメントのあり方に問題ありで、回路図上にコネクターが明記されていない。通常回路図上にコネクターのcnナンバーと各ピンファンクションを明記する。所がコネクターは基板のパターン図にあり、そこを追っかけてピンファンクションを判断する。まあ日立とソニーの違いだから仕方がないか。rfampはドロップアウトを除いてほぼ互換する。但しbuー1ではレーザオン回路が直接cdインスイッチでやっているが、bu-1cではその回路が無い。そこでbu-1のレーザオン回路のcnj104は短絡しておく。
Bu1cこっちがbu-1cのcdメカだがspcc亜鉛メッキ鉄板に黒塗装?が施されており、古くなると剥がれ落ちて汚らしいし、これらの剥がれごみが精密メカに入り込んでトラブルを起こす。流石のソニーも30年後にcdを蘇らせるなどとは想定外でしょう。
Bu1こっちがbu-1の古い方のcdメカだが、ご覧のようにspcc亜鉛メッキ鉄板のままでサビも無い。rfamp側のコネクターは互換するのでbu-1のケーブル類は使うのを止めてbu-1cのケーブルで接続して、先のcnj104の短絡にドロップアウト回路は無いのでメインボードのcnp204は放置しておく。この作業を終えていざ通電、見事に回り何事も準備万端怠らずなかれ。
0悪態をついたが、素晴らしいドキュメントのお陰でソニーのcd用ピックアップbu-1とbu-1cは見事に互換し、使える中古機体の品種が豊富になりもう安心。金田先生ほどでもないが、あんぷおやじ流儀をエントリーするとcdpの価格が上がると研究員から指摘があり、今般の互換性解析は中古市場に無尽蔵にあるbu-1とbu-1cだから、その懸念の解消にもなる。
102だいたいが我ら素人細工のcd改造が何とかなるのもソニーの技術力が素晴らしくて可能な話で、我らに技術力がある訳ではない。ここを錯覚したら大間違いで、単に我らはソニーに乗っかっているだけ。世界に誇れるソニーの技術力に感嘆しながら思うに、最近は日本の生産技術力が負けたとか、研究力が落ちたとか、ネガティブな意見の評論家も居るが、もっと日本人を信用したらどうだろうか。生産技術力向上に、新しい発明研究に昼夜問わず寝食忘れている真面目な人々をお忘れなく。

|

2018年8月28日 (火)

交流力学 cdスピンドルモータacモータ化手法

0ソニーのcdメカをベースユニットにして、新たにcdスピンドルモータのacサーボモータ化を妄想している。bu-1cピックアップとトラック送りのリニアモータとスベリガイドの重要パーツはそのまんま使い、スピンドルモータとofc純銅シャシーは新調する。cdメカのように極めて繊細なサーボ機構においてdcブラシレスモータの磁石付きは極めて遺憾だが、お代の制約から致し方ない。

1早速ブラシレスdcモータを解体して調べる。おーっ!平面対向型のモータではありませんか。この手のモータの歴史は古く、磁石付きモータでありながらコギングトルクは小さくターンテ-ブルやfddで多く使われた方式。効率が落ちることと大容量では磁石方向にストレスが掛かり問題が起きる。

Tecそう言えばテクニクスの新型ターンテーブルもこの方式で、今のエンジニアは昔を知らないからあたかも新規開発の方式のように錯覚している。sp10の分布巻きにスキューの掛かったスロット、産業用でも成しえない凄いモータを開発していた昔のテクニクスは尊敬していましたがね。

2着磁の状態を磁気シートで観察すると8極であることが分かり、8極4スロット90度位相の2相ブラシレスdcサーボモータとなる。200rpm~500rpmとして4電気角だから、(500rpm/60)x4=33,333erpsとなり1駆動サイン波は30msecとなり、低速側では75msecとなる。

3基板の外観図でコイルの裏側の鉄板も磁気回路構成物。ホール素子は90度位相で取りつけられこのホール素子の差動出力で直接電気角制御をしている。


4x回路図はこれ。今ならば1チップモータドライブicに置き換わるがディスクリートで作られている。一応cdから速度帰還が掛かりpll制御していると考え、spdin情報でこっちのサーボシステムを構築すれば良い。

5それでは実際にcdを回転させてspdinの電圧を観測してみよう。最内周の500rpmに近い状態がこれ。負の指令電圧だが620mvとなっている。それにしてもこれだけガタガタ動いた速度指令電圧はcdのデータ読み取りがそれだけ難しいことの表れで、見事としか言いようがない。

Dp3000acモータは新規開発ほど予算が無い...(大手モータ屋さんにacサーボモータの開発を依頼すれば、開発費と金型代で1,000万円は掛かる)いやまるで無いし、作る台数も知れているのでdp-3000(dp80は大きすぎるし高価だから使わない)のモータを流用しよう。速度マイナ-帰還は精密加工専門のm氏の所でジュラルミンの円盤に速度情報を刻みフォトセンサーで読み取る。sh2cpuのadコンバータで速度指令電圧を読み込み、100khz電流制御と1khz速度制御を行う。速度制御は本体のpllとのスタガでサンプリング時間(遮断周波数)は決定される。交流モータにして大幅にコギングが減り、それに各部精密加工しなおしてメカ精度を上げ、仕上げに水晶粒防振構造化する。このリクエストは名工ミルトさんからで、「bu-1cに付いている貧弱なdcモータは何とかなりませんかね~」

|

2018年8月27日 (月)

振動力学 パブロ・カザルスの憂鬱

Casals昔、すみやにえらくクラシックに詳しい上品な店員さんが居て、何かと教えていただいた。「バッハ無伴奏カザルスを聴いてごらん」「ようがす、頂いていきやしょう」これがキンキンカンカンして、とてもじゃあないが聴いていられない。なんて酷い録音なんだろう?やがてハイエンドオールcelloになったが同様で、殆ど聴かなくなってcdも行方不明。jazz喫茶amp工房になった2004年、すみやにはその店員さんがまだおられ「あの~、カザルスの録音は酷いですが...」「音ではなくて音楽を聴いてごらん」「ようがす、emiを頂いていきやしょう」その後すみやは解体状態で、2度のその店員さんに会うことは無い。音楽を聴こうとするが悲しいオーディオマニアの習性で「音」に拘る、パブロ・カザルスの憂鬱であります。

Ampさて時代はどんどん変わりamp工房はオール水晶粒防振構造の時代へと突入している。daコンバータも新装なった日曜日、maレコーディングのバッハ無伴奏をamp研究所のメンバーに聴いてもらう。パーカショニストのnakaさんが「凄い演奏です」とつぶやき、それならばと満を持してオリジナルのパブロ・カザルスの無伴奏をかける。kuraiman社長氏が「100年も前にカザルスは録音していたのね~」とたまげる。「この次々と沸きあがるチェロの演奏は余人をもって替えがたしで、ここに究極します」と付け加えた。ようやく、やっとパブロ・カザルスの憂鬱から振動力学により解放されて、少しは音楽が聴けるようになったが、まだ路半ばに思う。amp研究員の現在の研究は、cdピックアップの水晶粒防振構造化の最高難度になって、額に汗して悪戦苦闘中であります。

|

2018年8月26日 (日)

振動力学 cdピックアップとドライブユニットの水晶粒防振構造化

100a2x ソニーが最初に作ったcd用のピックアップはkss-100aで、ダイキャストを削り出した堅牢なボディを持ち高精度メカの極致のような印象を与え、時代力の成せる技の傑作に見える。リニアガイドは上下に2本(黄色丸印)で我らが作るロボットの形態と同じ、両軸ともリジッドで芯出しの必要がある面倒な構造になり加工精度と組み立てに工数を要する。リニアスライドはメタルブッシュの軸受けとなって滑らかに移動する。

100にも係わらず、トラッキング送り機構はその後の主流となるラックピニオンで、ウオームギアで回転方向を変換し、ギアトレインでピニオンギアを回し、バックラッシュを除去をしたラックで直線送りとなっている。こんなの好き々なんでしょうが、ギアトレインはバックラッシュの要因だし振動が出やすい。何よりもグリスを噛んだギアトレインは粘性負荷となりサーボ性能を落とす。よって残念ながらkss-100aはamp工房の標準cdメカにならない。

Bu1c後に発表されたbu-1cやkss-190aは画期的リニアモータ送りとなっているが、採算が合わないのかその後ラックピニオン方式へ吸収されていった。よって前出の2機種をamp工房で扱う標準cdメカと決めた。これらは大量に作られたからジャンク品を安く手に入れ、玉石混合から玉を拾い出せばよい。

Tsd15xxcdピックアップとドライブユニットの水晶粒防振構造化には前哨戦がある。emtのカートリッジtsd-15の水晶粒防振構造化は、かゆい所に手が届く防振方式で他の手法とは効果の次元が違う。とゆう訳でcdのセンサー部たるcdピックアップとドライブユニットの水晶粒防振構造化の研究を始める。bu-1cやkss-190aを眺めていると水晶粒防振構造化の宝庫だが、精密時計修理のような難しい作業になる。

|

2018年8月24日 (金)

電源力学 スーパーdaコンバータ開発構想いや妄想?了

0wadiaのdaコンバータはdspを使ったデジタルフィルターを搭載しており注目していた。1990年代初めにwadia12を使っていたが、bbのdf1700デジタルフィルターでdspではなかった。懺悔だが、wadia12も使いこなせないまま手放してしまった。なんてこたあない、ロボットでも軽いfir型やma型フィルターを使っていたからwadiaに興味があっただけ。一時デジタルフィルターレスが流行って何台か仕入れたが、キメが粗すぎの痩せた音に参って不良在庫になってしまった。自作の時のデジタルフィルターは何も考えずnpcのsm5843かbbのdf1700を使っている。今ならdsp搭載のcpuでfirフィルターは組むことになり、益々音はソフトウエアになるのね~。

2スーパーdaコンバータ開発構想いや妄想は古典的16bit dac bbのpcm53jg-vセラミックパッケージが良い。以前も言っているように±18vまで電圧は掛けられて、しかも電圧出力は±10vの5maまで流せるopamp内蔵型daコンバータ。

1xx低域は制限を付けて30hzまでとすれば30hzのインピーダンスは10/0.005=2kΩとなり、Φ350mmの水晶粒防振構造トロイダルコア段間アイソレーショントランスを直接入れられる。勿論opampのアナルグフィルターを入れるが、cdのデジタルノイズはコモンモード的に発生するからトランスを入れるに限る。いやcrフィルターで良いじゃあない、crフィルターでデジタルノイズがとれりゃあ世話ねえや。ウエスタンなどのライントランスをcdの出力に入れれたりするが、水晶粒防振構造トロイダルコア段間アイソレーショントランスは目的が違い、あくまでもコモンラインを分離してデジタルコモンモードノイズを除去する。従って1次と2次のストレーキャップは限界まで小さい。

Dac5xxxスーパーdaコンバータ開発構想いや妄想のシステム図がこれ。回路は誰でもdacでcs8412にdf1700にセカンドpll、これにシステム図には無いが、シリパラ変換とshamp信号を出す。アキュフェーズのデジタル側でのアイソレーションに対して、アナログアイソレーションアンプとする。これで聴いたコトのない分厚くノイズの無い妙なる再生音を出したろ!

3昨夜名工ミルトさんが密談にみえた。「音がまた一段と広がり素晴らしい!」「daコンバータなんかいじったところでたかが知れている、効果絶大はcdメカの水晶粒防振構造だぜ!」とんでもないコトに気付いてしまい(メカニカル移動平均フィルターでmechanical moving average filterとなる)、以下ヒソヒソと密談をした。成功したら詳報し、失敗したら黙して語らず。かくして、やはりやっぱりスーパーdaコンバータ開発構想は妄想で終わりました。

|

2018年8月23日 (木)

隠匿力学 コルトレーンの隠された録音

0x「これ買いましたねん!」kuraiman社長氏が取り出したcdは、コルトレーンのロストアルバムだった。コルトレーンフリークとしたら大いに焦り「えっ、そんなのあったんだ~!」と平静を装う。続いて出されたファースト・メディテーションズ Limited Editionには、もう参りました。ラインアンプの修理も終わり早速ロストアルバムをかける。「あ!ヴァン・ゲルダーの録音ではない、ギャリソンがこんなにブルンブルンする訳が無い」聴いている内に3度もこのセリフが口を突いて出る。どう考えてもおかしい?それにしてもkuraiman社長氏宅の音は太い。

1すかさずアマゾンへロストアルバムを手配した。早速聴いてみるが、とんでもない事態で1963年のampex350の時代にモノラルなのだ、何度聴いても音は中央に集まっている。それに音は鈍い、これは一体?だからロストアルバムと銘打って商魂逞しいが、結局の所本命にはならないのだ。ただ演奏は凄いものがあり、インパルスのAxxでレコードとして切り出されていないのは残念だ。

3浪速のコルトーレーン家のフジオカさんのライナーノーツでその謎が解けた。しかもフジオカさんが仕掛け人だったとは。別れた妻のナイーマの持っていた7インチモノラルテープをcd化したもので、ヴァン・ゲルダーはレコーディングの度に確認用でコルトレーンに渡していたのだ。奇跡的と言えば奇跡的なんでしょうが。鈍くて狭い音空間の謎は解けた。

5「あ!ヴァン・ゲルダーの録音ではない、ギャリソンがこんなにブルンブルンする訳が無い」は、kuraiman社長氏の416-8aウーファ箱が水晶粒で完全防振構造になっている為の分解能の高さで、amp工房ではショートホーンの中低域持ち上がり現象で、ボン突く。なんだいヴァン・ゲルダーのベース録りは下手などと失礼なコトを言っていたが、又してもこっちが悪かった。

|

2018年8月21日 (火)

電源力学 スーパーdaコンバータ開発構想いや妄想?2

Dac4x何を持って優位性を出せるか?30年も前だが、清水市商工会議所の依頼で講演をしたことがある。マイクロコンピュータ黎明期で何でもマイコンの時代だがビジネスに結びつかず、そこをどうすべきか?の内容でありました。daコンバータも同じで、icを集めただけのオリジナリティの無い回路では勝てないし、デジタルフィルターレスなどセオリー無視した回路でも勝てないし、一見して出来てしまうがハイエンドメーカを超えるとは到底思えない。これが過剰便利、誰でもic時代の怖さなのだ。独自性を出すならばdaコンバータ部をディスクリートで作るしかない。そこでdaコンバータをディスクリートで作る前提で、アキュフェーズの電流加算型daコンバータを解析してみる。

Dg4_2電流スイッチのicは懐かしのインターシルを使っている。インターシルはディスプレイ用のicで随分世話になった。icl8018~20までありパッケージと精度が違う。アキュフェーズは中間のicl8019を使用している。注目すべきはアナログicだから±20vまで印加できる。
Dg3中身の構造がこれ。マルチエミッタで1-2-4-8の重み付けが面白い!
Dg2参考回路がこれ。12bit分だが16bitも同じ原理でbit数を増やせる。下位の電流の少ない所に高精度電流スイッチを配して、上位は精度が多少悪くても問題ない。このdaコンバータの精度を決めるのがマルチカレントミラーのエミッタ抵抗と分圧回路の精密抵抗で、ここは苦労するに違いない。
0但しモノリシックの半金属抵抗(ポリシリコン)よりは音の良い抵抗が使えるから、音色的にカイゼン出来る可能性は大となる。msbの電流値も1maと大きいので扱い易い。アキュフェーズはlsb側に精密ポテンショメータを配して、微調整をやっている。昔、ye(安川)データのfdd自動組み立てラインを受注したことがあり、ポテンショメータの調整などは計測器を組み込み自動で調整した。このように精密ポテンショメータの調整をロボット化しないと工数ばっかり食って商業ベースに乗り難く、遂には誰でもicへと舵きりをしている。
2daコンバータをもう一度作ったろ!と意気込み盛んだったが、解析が進むにつれて段々意気消沈。理屈では分かるがこれを自作するファイトは風前になり、スーパーdaコンバータ開発構想はやはり妄想でありました。ただこのまま引き下がるも癪で、恥ずかしながらアキュフェーズの電流加算型ディスクリートdaコンバータを買い直して、アナログの±20v近辺の重要な電源を驚異のカルダス電源トランスに改造して、如何に凄かったかを証明しよう。

|

2018年8月19日 (日)

電源力学 スーパーdaコンバータ開発構想いや妄想?

8005x試聴室から各研究棟からフォロアの至る所にb&wのスピーカが置いてあり、挙句ゴミ捨て場には試験に落っこちたb&wのスピーカユニットがゴロゴロ捨ててあった。これにはたまげて、お断りして不良ユニットを沢山頂いた。15年以上も前のマランツの話で、しかし音は置いただけのオーディオショップと変わらず、ハイエンドメーカでもこれで良いのか?と内心思った。なんだいb&wのスピーカなんてたいしたこたあねえや!と思って、当時技術担当のe氏宅へ招かれた。b&w800が妙なる音色で鳴り、えっ!これは一体?e氏曰く自分の所のアンプでは上手く駆動できずアキュフェーズにした、とのコトで以来アキュフェーズは信用するコトにしている。

Dg5前衛daコンバータの全敗歴史はモノリシックicのせいで、なんせ電源が±5v程度では力強い音は出ない。昔ロボットで使っていたpcm53は16bitで古い!と言われてしまうが、驚くなかれ±18vのopampのアブソリュートマキシマムと同じ電圧なのだ。但しこの手のdaコンバータはデグリッジ処理が必要となる。某社の開発でこのアブソリュートマキシマム電圧を加えたら、こっぴどく叱られた。まあ気持ちは分からん訳でもないが、良い音を出すために多少の犠牲は...アマチアイズムはプロでは通用しません、念のため。

Dg1pcm53を使った初期のcdにsonyのcdp-553esd等があり、良い音が出るはずなのだが。回路図から±14v印加されていることが分かる。オーバーサンプリングしてシリパラ変換してフィルターを軽くし、±18vまで印加すれば最強のdaコンバータになると思うし、サンプホールドアンプ以降は真空管で作ろう。どうも力強さは2の次で分解能に行きたがり、繊細なdaコンバータが多すぎる。

Dc801その信用しているアキュフェーズは世界に稀なる電流加算型ディスクリートdaコンバータを次々と開発して、技術力の高さを見せた。ディスクリートとなればアマチアが作るR-2Rでも同じだが、精度と抵抗の音色で苦労し最後は電源が問題だが、工夫次第で可能性は大である。今となれば笑い話だが、高額なAccuphase DP-80L/DC-81Lと安価なDP-11が手元にあり、DP-11の方が良いと判断して前者は処分してしまった。何で処分したかって?音は鈍く切れは悪く...まあ、ハイエンドを鳴らすのは難しく評価も難しい。こんな経験を重ねれば評論家にもなれるでしょうが、その前に原資と力が尽きてしまう。

|

2018年8月17日 (金)

全敗力学 未だ勝てないdaコンバータ開発

Dacdaコンバータとの付き合いは長く1975年頃に遡る。日立清水最初のマテリアルハンドリングロボットは習志野工場から納入された。そのアナログサーボアンプに10bitのテレダインネクサスのハイブリッドdaコンバータが使われており、手の平サイズのデカイdaコンバータだった。以来ad、da、mpx、サンプルホールドアンプなどデータアクイジションシステム用のicを、デジタルサーボアンプに置き換わる時代まで使い続けた。無骨なセラミックパッケージに金メッキの足、これらのicは迫力があり存在感があった。

Rdacx オーディオ分野ではセンスがないのかも知れないが、未だ勝てないのがdaコンバータの開発で、投資金額を考えたらとうにハイエンドdacを何台も買えたに違いない。フツーのdaコンバータを開発すれば良かったが、それでは画像のcelloのr-dacやdcsに勝てない。

2_2画像はofc純銅素材を金型彫りしてpcm63kとインターフェスicを銅に埋め込み、筐体は10mm板厚のジュラルミンをマシニング加工と凝りに凝ったが、大枚と難度を投じた割には「音は別に」で参りました!

Daxこの反省を生かしgndラインのみofc純銅10mm板として基板を貼り付け両面基盤とした。20bit pcm1702に真空管iv変換と凝ったが、苦労の割りに「音は別に」で参りました!

1この反省を大いに生かして全ての電源を分離独立させて最強の電源となり、まるでパワーアンプみたいで自慢したが「音は別に」で参りました!

316bit時代から本格的に作り始めて、どうも音質とbit数には何ら関係性の無いことに薄々気付き始めた。もっともブルーノートのレキシントン盤のような音をcdから出そうとした目標が間違っていた。それに気が付いて、daコンバータの開発からきっぱりと足を洗った。

4さて、先日m+aさんのcdを聴いてから改めてdaコンバータを努力しなければいけないコトを痛感した。jbl2440の2インチホーンが実に繊細な音で、本人のチューニング技術とアキュフェーズのdaコンバータの成せる技と理解した。最終章のdaコンバータとはどうあるべきか?思案は続く...

|

2018年8月15日 (水)

機構力学 ソニーのピックアップBU-1CとKSS-190Aと送り機構 了

0参考機構
トラッキングサーボ機構で多く登場するのがラック&ピニオン方式で、ラックは2枚重ねでスプリングでテンションが掛けてforとrevのギアバックラッシュの除去をしている。当然サーボ剛性はバネ定数となり低下する。ここにボールネジや角ネジを使うとサーボ剛性は向上するが、バックラッシュの除去で苦労する。もっと大きな問題がギアとかネジの回転振動で、レコードのターンテーブルもこの問題から逃げるためにメタルブッシュ滑り軸受けにしている。

1左の黒がピックアップBU-1C搭載のcdメカで、spcc黒メッキに樹脂が一体成形された凝った作り、右の銀がピックアップKSS-190A搭載のcdメカでアルミダイキャスト製。一見して黒のBU-1Cの方がダメかと思ったが、アルミよりは鉄の方が良いと今は判断している。

2背面のトラッキングリニアモータ送り機構は全く同じで、ピックアップのBU-1CとKSS-190Aの違いとスライドユニット設計上の僅かな違いのみ。駆動コイル(黄色丸印)側を手で掴み移動させると実に滑らかに動き、リニアモータの凄さが分かる。リニア平行ガイドに変なストレスが掛かるため、出力端のピックアップを手で動かすことは出来るだけ避ける。

Lt022mcさて、メカものは一生モノにはなり難く何らかのメンテナンスが付きまとう。ピックアップKSS-190A搭載のcdメカは10台近く古い機体を在庫しているので、この心配は無い。BU-1C搭載のcdメカは在庫が少なく、これを増やすとcdpの残骸だらけで流石に気が引け、レーザーダイオードの交換で対処しようと考えている。BU-1CのGaAlAsダブルヘテロダイオードはシャープのLT022MCで、1個700円程度で問題なく入手できる。たった700円で未来永劫使えるなんて、凄すぎ。

|

2018年8月13日 (月)

機構力学 ソニーのピックアップBU-1CとKSS-190Aと送り機構

2出展:nachi
大先輩は日立精機だからボールネジ送り機構に拘ったが、メタルリニアガイドでスチールベルト送りなどが3次元測定器では常識的手法であり、ボールネジ送り機構化には随分と時間が掛かった。大先輩も向こうへ行かれてしまった現在、世界最高性能クラスの送り機構はリニアモータになった。先日もターンテーブルの軸受けを開発中のm氏曰く「現代超精密加工ではリニアモータ送りとなっている」と話していた。画像はボールネジを使った静圧ネジ方式とリニアモータ方式の比較で、リニアモータ式の優位性を証明している。よって高精度送り機構はリニアモータ式が必須の時代となった。

Bu1c1984年にソニーはトラッキングにリニアモータ送り機構を搭載したcdプレーヤを発表している。天才エンジニアが居たのか?cd黎明期に傑作cdメカが出来ていたとは驚きで、同時に頂点を極めた感がある。その完成形がピックアップBU-1Cを搭載したcdp-303es(定価99,800円)など何機種かある。ところが原価低減など色んな理屈をつけてラックピニオン駆動のネジ送り機構へと後退して行った。それに駆動モータは1個50円くらいのマブチモータになるし。この悲劇的出来事は何事も無かったかのように、時代は駆け足で過ぎてゆく。

1いままでの話はどちらかと言うとローエンドの話で、しかしハイエンドでもパルスモータ送り機構(注)があったりして驚くが、それぞれ一長一短があり、まあお好きにどうぞ!としておきます。cdメカは作る気は無いのでamp工房ではBU-1C+リニアモータとKSS-190A+リニアモータの2機種に限定して使用している。これらには詳細なドキュメントがあり、最悪レーザダイオードの交換も出来る安心感がある。こちらの画像はKSS-190A+リニアモータになり、1軸のロボットの2リニアガイドと全く同じに出来ている。駆動軸はメタルブッシュ軸受けでリニアガイド上をスライドさせて、もう1つのリニアガイド上を転がりローラを使ってフリーにしてあり、なんだいソニーはロボット屋さんか?実はロボット屋さんでコントローラまで開発が及ばなかったのか、1時期あんぷおやじ流儀ロボットコントローラをoemで品川工場へ納入した。だからソニーのcdメカはロボットで、1984年に現代も及ばない最先端を走っていた。余談だが、エソテリックのVRDSメカは高剛性で支持しているが、ピックアップ送り機構を高分解能リニアモータと位置速度センサーにガラススケールを使えば、終わらんとしているcd世紀の最高傑作になると思う。
注:
パルスモータ送り機構
ロボット黎明期、大量に
パルスモータ送り機構のロボットを開発販売したが、時折発生する脱調に悩まされ現場に昼夜問わず1週間も張り付いたり、東奔西走したり、個人的恨みがパルスモータにはある。


|

2018年8月12日 (日)

対応力学 MA recordingsの対応如何にや?了

M046ax体調不良は目が真っ赤になり大魔神のような形相で、チビ達が怖がるに違いないから目医者へ行って来た。目は最重要でこの赤目では直ぐに疲れてしまい、鬼暑の今は何も出来ずパソコンの前に居座るだけ。画像のm046aが未入荷のcdで、タッド・ガーファンクルさんからm+aさんに「連絡不行き届きで申し訳ない」とメールが入り、usaから送ってくれるコトになった。注文はusaでも在庫がある場合の発送は高井戸で、まあいいか。タッドは東京に本拠地を置いて、日本贔屓でそれなりの対応に安堵した。

Max15年ほど前に韓国オーディオフェアへ画像の前衛オーディオ(注)を出品して、その時の試聴用cd20枚が全部MA recordingsで、たまたま視察に来いたタッドがそんなにmaのcdを持っているのは珍しいと声を掛けてきた、と韓国の友人から聞いた。MA recordingsはマイナーなレーベルだが、何とか式で録音に励んでいる方々には是非聴いてもらいたい、空間の音まで見事に取り込んだ秀作と思う。
注:前衛オーディオとは?
日立電線のofc純銅Φ16mm丸棒スピーカ配線上にトランジスタを乗せてあり、スピーカ配線の放熱器&トランジスタ??と前衛した。

|

2018年8月11日 (土)

対応力学 MA recordingsの対応如何にや?

Macd現代録音は基本的にMA recordingsとしている。理由はマイクを出来るだけ減らし、空間の音も取りこんだ自然の録音が気に入っている。今般cdを6枚米国へ注文したが5枚しか納入されず、m+aさんが問い合わせ中であります。以前45rpmLPでAcoustic Soundsへ相当数注文したことがあり、この時も1枚不足で、プアーな英語で問い合わせしたが、なしのつぶてで以来購入は止めた。あの国はいい加減で参ってしまう。果たしてMA recordingsの対応如何にや?

|

2018年8月10日 (金)

修理力学 日立精機マシニングセンタVK-45サーボアンプ修理5

Hacm鬼暑ではパソコン前に居座るに限る。努力すれば何とかなるのが現代で、ネットを丹念に検索したら遂に日立精機マシニングセンタVK-45のサーボモータへ辿り着いた。静岡市の仲間の加工屋さんへ行って調べれば勿論分かるが、体調不良だし鬼暑の中、切り子と油まみれのカバーを外してはチョット勇気がいる。日立精機でありながら山洋のサーボアンプに山洋のacサーボモータを使うのは、これ如何に?習志野とタイアップしてサーボアンプもacサーボモータも開発すべきだった、と思いますがね。現在のacサーボモータと違って(基本は同じ)速度帰還用にタコゼネレータを持ち、acサーボモータの電気角制御用にu,v,w相の位置センサーを持つ。位置帰還用はサムタクのオプティカルエンコーダを持ち、a,b,z相の通常のエンコーダ出力となる。このサムタクとゆうメーカは産業用では度々登場する。基本をきちんと守った山洋のacサーボモータとサーボアンプではモータは焼損など起こさないと確信するが、サーボアンプが壊れたのでは...

|

2018年8月 9日 (木)

素材力学 ofc純銅素材か?高性能電磁鋼板か?

0x長年研究開発に携わっているとつくづく発明の難しさと危うさを実感し、決して発明狂にならないように常に警戒している。「発明」の2文字には我身を滅ぼす妖しい魅力と怖さがある。まあそれでも0.1%~0.2%程度の確率で何とか発明的研究開発を成功させたから、それで良しとしよう。jazzオーディオの研究などムダだらけで、既にviolaのアンプ購入費位は投資している。そうなんです、賢いアナタならviolaのアンプを購入して早々良い音で聴いている、でしょう。

0_2今回の研究テーマはofc純銅素材vs高性能電磁鋼板になる。お手本はウエスタンエレクトリックだが、ウェスタン全てが良い訳ではなく、中に僅か傑作があり歴史を作っている。傑作インプットトランスのwe-618bは電磁鋼板に80%supermalloy(高性能パーマロイ電磁鋼板、高価なニッケルが80%含有)を使っている。こんな小さなコアに巻き線するとストレーキャップの塊になってしまうが、巻き線技術と80%supermalloyで高域を50khzまで延ばしているからたいしたものだ。

01最近のテクニクスを見ていると隔世の感がある。大企業は定年制で狂人的発明者も既に居なくなり、凄い技術は継承されること無くオーディオ製品を開発している。画像は1991年にmj誌に載ったパナソニックのofc純銅巻き線トランスで、傑作と思うが何時の間にか歴史から姿を消した。
2以上の2例から音を支配するのは、ofc純銅素材か?高性能電磁鋼板か?になり電磁鋼板3種と銅線3種で実験をしてみた。無方向性電磁鋼板、方向性電磁鋼板、xxx電磁鋼板の3種で答えはofc純銅素材の圧勝であった。但し電源、段間、出力トランスの話でインプットトランスはその難しさから未だ実験に至っていない。
4論より証拠が上記無方向性電磁鋼板トロイダルコアにカルダスケーブルを巻いた、衝撃のカルダストランスで証明した。電磁鋼板の無方向性電磁鋼板、方向性電磁鋼板、アモルファス、パーマロイ、ファインメットは磁気特性において支配的で、周波数特性や損失において差を付け、音色に関しては電気銅、ofc純銅の素材力学が支配していると現時点では考える。
3m+aさんが「ネットワークコイルを返します」「え、ありがとう」なんてこたあない、ネットワークコイルをあげたコトをすっかり忘れていた。ネットワークコイルはΦ1.0mm位から上のサイズが多いので、電源トランスか出力トランスにはofc純銅素材として巻き線に使える。とゆう訳で素材力学では、水晶粒防振構造トロイダルコアトランスにおいてインプットトランスと段間トランスを除いてofc純銅巻き線とする。

|

2018年8月 8日 (水)

振動力学 m+aさんの水晶粒防振構造オーディオシステム

0Sound Lab electrostatic speaker A1を薦める著名な評論家の先生は、A1を駆動する最適なパワーアンプを「Jeff Rowland 」としていた。同級生のオーディオショップの店主に相談すると、たまたま「Jeff Rowland Model5」出物があり直ぐに入手した。2Ωでは400wを超えてA1をまあまあ上手く駆動して安堵した。necのキャンタイプトランジスタを使っていたような記憶があり、無帰還のせいかトランジスタアンプにしては緩い音の記憶がある。やがてオールcelloの日本刀のような線の細い切れ味抜群な音に変わっていくが、なんとも懐かしいJeff Rowland Model5で、実は現在であればこのパワーアンプをチューニングして一生モンになっていたはず。

1_2m+aさんからmaのcdの入手を聞き受け取りに出向いた。Jeff のプリとパワーアンプを使用したハイエンドオーディオシステムで、聴き慣れたJeff のフワッとした特徴を残しながら、切れ味シャープで繊細緻密、人柄の表れた素晴らしい音に脱帽。チェロの上の音の同鳴りも出ているし、ピアノも低弦が沈み込むし、何よりmaのcdの録音差を一発で見抜く音色感度の高さは、m+aさんのチューニング技術と水晶粒防振構造の賜物と思える。極めてハイレベルな音で一聴では理解できないかも知れない。幾ら大枚積んでもハイエンドシステムでこうゆう音は手に入り難し。
3最近作られたcdトランスポートの水晶粒防振構造の威力をまざまざと見せ付けられた。さすがに元ロボットエンジニアで、コンストラクションの見事さはあの苦しい時代に培われた技術なのだ。オーディオシステムの激変区はセンサー部と決めているが、又してもm+aさんがそれを証明した。

|

2018年8月 7日 (火)

振動力学 ヴィンテージマイクの分析と水晶粒防振構造マイク編

U47現代マイクのu47fet(真空管式ははなくてfetトランジスタ式)でもラージダイアフラム構造でヴィンテージu47の復刻版になり、オリジナルのwe300bと復刻版のwe300bの関係みたいなもので、どちらを選ぶかはそれぞれの思いと事情により、早い話が好き嫌いとしておこう。こっちの事情は1950年~1967年の古い録音のjazzだから、ヴィンテージのu47に限る。。。。
M7ノイマンu47の構造1
u47用のラージダイアフラムのm7マイクカプセルは直径25.4mmもあり、素人考えながら1インチドームツイータほどもあるダイアフラムを音楽的に動かすには音力を必要として、だから音は分厚かったのだろう。

U47schxノイマンu47の構造2
回路図で入手難のTelefunken VF14の使い方が良く分かり、これを見れば作る気はしなくなるのが正解で、現代部品で作ったところでたかが知れている。Telefunken VF14のヒータ電流50maはファンタムの105vから抵抗分圧をして駆動しており、そんなアホナ!となり、回路が音に与える影響はたいしたこたあないコトを如実に物語っている。ヴァン・ゲルダーに対抗する録音マニアならば1本1万ドルの投資をしよう。

Vf14dtノイマンu47の構造3
ニセモノが多く出回っているTelefunken VF14のスペック。ヒータ電力は60vx50ma=3.0wで6267の1.26wよりデカイのは何やら意味がありそう。5極管は好きではないが、VF14は大いに謎めいて興味津々!。。

U47specノイマンu47の構造4
周波数特性を見れば35hz~15,000hzだから、ヴェンゲルダーサウンドはまあ10khzから15khzの再生能力があれば十分となる。「何を言ってんの、奇数次高調波で20khzも30khzも欲しいのだ!」気持ちは分かるがノイマンu47のそれだけの能力は無い。現代超高性能マイクでbkの4939(4hz~100khz)やサンケンのco-100k(20hz~100khz)クラスを使わない限り周波数特性は定番の20hz~20khzになり、録音特性は20khzが限界となる。それでもハイレゾとはこれ如何に?ハイレゾ尊重主義の方は録音マイクを調べられたし。もっともマイクの周波数特性を上げるとゆうコトは振動板が小さく軽くなり1/4インチ(6.35mm)だから高感度にできるが...これで分厚いjazzは?

Cont3xakg c-12の構造1
音の良いコンテンポラリー盤のマイクは、やはりヴィンテージの代表格akg c-12も使用している。興味深いのは録音機材で、テープはampex、カッティングはウエストレイク、akg c-12を除いてはロイ・デュナンもヴァン・ゲルダーと同じだが、音の厚みはヴァン・ゲルダーの勝ちで、この差はakg c-12ではないだろうか?周波数特性は30hz~15,000hzでほぼマイクの特性。

C12akg c-12の構造2
構造は殆どu47に同じ。ヘッドアンプの真空管が6072aの双3極管でTelefunken VF14の5極管とは大きく違い、ここも音の差の大いなるヒントがあるような気がする。

11おまけだが、ノイマンu47にしてもakg c-12にしても、ダイアフラム部の構造体とそれ以外の部分を選別した細目の水晶粒を使い防振構造化したら、それは々凄い音で録れるのは間違いない。カートリッジと同じでセンサー部たるマイクの水晶粒防振は絶大な効果を発揮する。マイクケーブルとファンタム電源も勿論水晶粒防振構造化し電源は水晶粒防振トロイダルアイソレーショントランスを使う。これらの成果は解像度のアップも勿論あるが色艶が付き実に音楽的になり...想像を絶する。近所に録音スタジオを持つプロのレコーディングエンジニアのt井氏が居り、使わなくなったヴィンテージマイクを借用して実験をしてみよう。(t井氏はu47を始めヴィンテージマイク活用の生き証人で滅法詳しい)このマイク構造も特許モンだが出す予定は無いので、一応著作物としておく。

|

2018年8月 6日 (月)

ジャパンレプタイルズショー2018_Summerに参加!了

Rep趣味嗜好の世界はjazzもオーディオでもレプタイルズでも同じで、生きものや菊屋ファミリーが沢山居て準備から販売まで手伝ってくれる。昨年まではお客さんでブースの外に居た大阪のmさんは、今年は長男を連れてブースの内側の住人へ、近所のkうなぎ屋さんのご主人は昨年からブース内、東海大海洋のk君は爬虫類に滅法詳しく将来は自然保護の仕事に就きたいと熱く語り、東京からカップルで参加のyさんはこの道のプロで客あしらいも見事で感心しきり、しんがりはサボテンの向こうのボブ・クラーク さんでボール・パイソン(ボールのように丸くなるニシキヘビ)の生みの親で、毎年夏冬に応援でオクラホマから駆けつけてくれる。打ち上げの宴会にも参加してくれて義理人情の日本式ビジネスもすっかり板についる。こっちは家人と何も出来ないので椅子に腰を据えて、ご来店のお客さんを観る。2018年鬼暑の夏、人間模様もまた不思議なり。

|

2018年8月 5日 (日)

ジャパンレプタイルズショー2018_Summerに参加!2

1会場の外は長蛇の列で、今だ人気の衰えないジャパンレプタイルズショーでありました。「お元気ですか?」iZookawazoo の園長の白輪さんから声を掛けられる。「kawazooを開園されたり、テレビのバラエティ番組に登場してレプタイルズの周知活動に尽力されている行動力には頭が下がりますね」「いや~、創意工夫を怠ると飽きられてしまいますからね」と、いつも情熱を絶やさないizooの園長さんでした。

2生きものや菊屋 の今年の目玉は長さ4m、推定重量50kg、胴回りは子犬ほどもあるニシキヘビで、テレ朝の中継では女史アナウンサーが首に巻いて「ヤバイ!」と思ったが、全員笑顔の内テレビ中継は終了した。平たい顔族も最近は小顔になり可愛らしい女子が真っ先にボールパイソンを買いに見えたり、イレズミのロッカーみたいな強面がイグアナに夢中だったり、リストカットがちらっと見えてしかしこれら爬虫類に癒されて人生取り戻したのか?さまざまな人間模様が今年もジャパンレプタイルズショー2018_Summerに出現している。

|

2018年8月 4日 (土)

ジャパンレプタイルズショー2018_Summerに参加!

Rep1ジャパンレプタイルズショー2018_Summer(8月4日、5日)は静岡市のツインメッセで開催し、次男坊の「生きものや菊屋」へ応援に参加です。オクラホマからボール・パイソンの世界的権威者ボブ・クラークさんが応援に駆けつけてくれるし、izoo園長の白輪さんとも再会するし、植物ハンターで世界を駆け巡るレゲエさんとも再会します。爬虫類と希少植物の年に一度のお祭りです。両日ツインメッセの8番ブースに居ますので、ご来場の方はお声を掛けてください。

|

2018年8月 3日 (金)

迫力力学 MA Recordings cd の威力

0清水市庵原の出身で言葉の汚さにボスからも注意を受ける始末で...お~ッ、シメタ!気の弱そうな男子の店員さんが居る。「こね~だ、98円のとうもろこしを買ったけどさあ、まずくって食えねえ~っけ」「は~...」「これも安いけど美味いかね?」「いや、これはヤメた方が...」「じゃあ、高いヤツをもらうよ!」気の弱そうな店員さんは迫力に押されて正直に答えてしまった。前回は迫力満点のおばさんの店員さんにやられて、「安いけど美味いですか?」「美味いよ!」と当たり前の顔をされてしまい、迫力でつい98円トウモロコシを何本も買ってしまった。

Ma1_2MA Recordingsのcdを教えてくれたのが静岡オーディオラボの店主で、今頃になってその凄さが理解できては遅きに失した感はあるが、改めて店主に感謝する次第。入手が1993年だから実に25年も掛かった。綺麗な音で絵画でゆうなれば印象派の如しで多彩だが重くない、これが25年間持ち続けた印象。これの激変が始まったのがSound Lab electrostatic speaker A1復活劇の時からで、「あれ、MA Recordingsって何か凄いではないか?」

Ma4xxその録音システムはマイクの数も少なくシンプルで、ヴァン・ゲルダーの時代に近いシステムと考える。マイクは世界のスタンダードのノイマンのu87とbkの4006の2種で、多分これが全てなのだろう。おおよその使い分けはjazzはノイマンのu87、クラシックやギターなどがbkの4006となっている。

U47xx迫力のある音はヴァン・ゲルダーサウンドで、ノイマンのu47で録音した。レキシントン盤もインパルスコルトレーンもみんなu47の音なのだ。ポイントはラージダイアフラムで重たく感度が鈍いから、コルトレーンもマイルスも力一杯吹いた。続いてのポイントはヘッドアンプのTelefunken VF14真空管で、ここで見事に音は分厚くなる。(この真空管は27,500本しか製造されていないから超貴重品で入手は滅法難しい)

Ma5xxノイマンのu87やbkの4006などの現代マイクは、上記ヴィンテージもんのu47には適いっこなくて、音に迫力は無いと思っていた。ところが水晶粒防振構造の衝撃のカルダストランスになってからは、MA Recordings cdの綺麗で多彩だが軽く迫力の無かった音が、色艶が深く付き重くはならないが迫力は十分に出て「これは凄い録音だ!」。サントリーホールにbosendorfer imperial 290が置いてあるとは知らなかったが、青丸印の同じピアノでマイクが違う、この差に注目です。

|

2018年8月 2日 (木)

修理力学 日立精機マシニングセンタVK-45サーボアンプ修理4

Ncxnc装置はyasnac(安川電機)製でこの時代円弧補間用LSIにkm3701と3702の東光を使っており...以前のエントリーから。この部分のブロック図も入手したが、せいせい回路図も出してよ!生き証人がどんどん向こうへ行ってしまう現代、残された骨董マシニングセンターの全てを公にして、やはり残されてやる気のあるエンジニアに託すのが一番良いと思うが。円弧直線補間がkm3701、偏差カウンターがkm3702、それと直結が16bitのdac703と顔馴染みが揃っている。この部分で今更壊れるところは無い。ポテンショメータはdac703のゼロ調整とゲイン調整で基本通り。ゲインはともかくゼロ調に関しては現場で再調整していた方が良い。次の時代になるとこの部分はdaコンバータを除いてソフトウエアになるからハードウエアはどんどん少なくなり、信頼性は向上する。

Daハイレゾと騒いでいるが、古っ臭いjazzならばローレゾの方が良いに決まっている。とゆう訳でdac701のセラミックパッケージ16bitのdaコンバータは最強なのだが、著名な先生方が使用しないから埋もれたままで...まあいいか。日立精機マシニングセンタVK-45がお役御免になったらdac703を3個頂戴しよう...あ!こっちの方が先にお役御免だわ。

|

2018年8月 1日 (水)

修理力学 日立精機マシニングセンタVK-45サーボアンプ修理3

Amp_2とにかく資料を出来るだけ多く集めよう。サーボアンプの電流センサーを見ると昭和63年となっているから1988年となり、その他の関連からサーボアンプの製造は1988年に間違いない。送られてきたサーボシステムブロック図を見ると、u,v,wの磁極位置センサーとtg(タコゼネ)がサーボアンプに入力されている。ここが重要で全てが分かり、オプティカルエンコーダはncコントローラにのみ入っている。よって詳細な電気角制御は出来ないから、u,v,wの磁極位置センサーのよる矩形波駆動となる。そんなもんなのかね~、ミクロンオーダーの加工機でサイン波駆動をやらなくても、良しとしている。もっともブラシ付きdcサーボモータのコミュテーションと同類と言えば同類だな。余談だが、情報や世間の技術常識を知らないあんぷおやじ流儀は、やり過ぎで斬新性はずば抜けているがお足にならないことおびただしく、もっとフツーにやれば...

|

« 2018年7月 | トップページ | 2018年9月 »