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2018年8月15日 (水)

機構力学 ソニーのピックアップBU-1CとKSS-190Aと送り機構 了

0参考機構
トラッキングサーボ機構で多く登場するのがラック&ピニオン方式で、ラックは2枚重ねでスプリングでテンションが掛けてforとrevのギアバックラッシュの除去をしている。当然サーボ剛性はバネ定数となり低下する。ここにボールネジや角ネジを使うとサーボ剛性は向上するが、バックラッシュの除去で苦労する。もっと大きな問題がギアとかネジの回転振動で、レコードのターンテーブルもこの問題から逃げるためにメタルブッシュ滑り軸受けにしている。

1左の黒がピックアップBU-1C搭載のcdメカで、spcc黒メッキに樹脂が一体成形された凝った作り、右の銀がピックアップKSS-190A搭載のcdメカでアルミダイキャスト製。一見して黒のBU-1Cの方がダメかと思ったが、アルミよりは鉄の方が良いと今は判断している。

2背面のトラッキングリニアモータ送り機構は全く同じで、ピックアップのBU-1CとKSS-190Aの違いとスライドユニット設計上の僅かな違いのみ。駆動コイル(黄色丸印)側を手で掴み移動させると実に滑らかに動き、リニアモータの凄さが分かる。リニア平行ガイドに変なストレスが掛かるため、出力端のピックアップを手で動かすことは出来るだけ避ける。

Lt022mcさて、メカものは一生モノにはなり難く何らかのメンテナンスが付きまとう。ピックアップKSS-190A搭載のcdメカは10台近く古い機体を在庫しているので、この心配は無い。BU-1C搭載のcdメカは在庫が少なく、これを増やすとcdpの残骸だらけで流石に気が引け、レーザーダイオードの交換で対処しようと考えている。BU-1CのGaAlAsダブルヘテロダイオードはシャープのLT022MCで、1個700円程度で問題なく入手できる。たった700円で未来永劫使えるなんて、凄すぎ。

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