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2018年8月21日 (火)

電源力学 スーパーdaコンバータ開発構想いや妄想?2

Dac4x何を持って優位性を出せるか?30年も前だが、清水市商工会議所の依頼で講演をしたことがある。マイクロコンピュータ黎明期で何でもマイコンの時代だがビジネスに結びつかず、そこをどうすべきか?の内容でありました。daコンバータも同じで、icを集めただけのオリジナリティの無い回路では勝てないし、デジタルフィルターレスなどセオリー無視した回路でも勝てないし、一見して出来てしまうがハイエンドメーカを超えるとは到底思えない。これが過剰便利、誰でもic時代の怖さなのだ。独自性を出すならばdaコンバータ部をディスクリートで作るしかない。そこでdaコンバータをディスクリートで作る前提で、アキュフェーズの電流加算型daコンバータを解析してみる。

Dg4_2電流スイッチのicは懐かしのインターシルを使っている。インターシルはディスプレイ用のicで随分世話になった。icl8018~20までありパッケージと精度が違う。アキュフェーズは中間のicl8019を使用している。注目すべきはアナログicだから±20vまで印加できる。
Dg3中身の構造がこれ。マルチエミッタで1-2-4-8の重み付けが面白い!
Dg2参考回路がこれ。12bit分だが16bitも同じ原理でbit数を増やせる。下位の電流の少ない所に高精度電流スイッチを配して、上位は精度が多少悪くても問題ない。このdaコンバータの精度を決めるのがマルチカレントミラーのエミッタ抵抗と分圧回路の精密抵抗で、ここは苦労するに違いない。
0但しモノリシックの半金属抵抗(ポリシリコン)よりは音の良い抵抗が使えるから、音色的にカイゼン出来る可能性は大となる。msbの電流値も1maと大きいので扱い易い。アキュフェーズはlsb側に精密ポテンショメータを配して、微調整をやっている。昔、ye(安川)データのfdd自動組み立てラインを受注したことがあり、ポテンショメータの調整などは計測器を組み込み自動で調整した。このように精密ポテンショメータの調整をロボット化しないと工数ばっかり食って商業ベースに乗り難く、遂には誰でもicへと舵きりをしている。
2daコンバータをもう一度作ったろ!と意気込み盛んだったが、解析が進むにつれて段々意気消沈。理屈では分かるがこれを自作するファイトは風前になり、スーパーdaコンバータ開発構想はやはり妄想でありました。ただこのまま引き下がるも癪で、恥ずかしながらアキュフェーズの電流加算型ディスクリートdaコンバータを買い直して、アナログの±20v近辺の重要な電源を驚異のカルダス電源トランスに改造して、如何に凄かったかを証明しよう。

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