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2018年9月 1日 (土)

無理難題力学 ソニーのピックアップBU-1Cのレーザダイオード交換

1それでもBU-1C搭載の中古cdp(cdプレーヤ)は4台に及び、これを増やすとなるとcdpの残骸だらけで、さすがに後始末に困る。ピックアップBU-1Cのレーザダイオードがシャープ製のGaAlAsダブルヘテロダイオードのLT022MCで、1個700円程度で問題なく入手できる。たった700円でcdpが未来永劫使えるなんて凄過ぎ...な~んて思ったのがそもそもの間違いなのだ。世の中そんなにうまい話は転がっていない。

2レーザダイオードの取り出しはフレキシブル基板のハンダポイントを外す。リニアモータ関連で4箇所、レーザダイオードで3箇所、fg(フレームグランド)で1箇所、これをハンダ吸い取り器で丁寧に吸い取る。
3フレキシブル基板を外すとレーザダイオードの取り付け部が顔を出し、ロックペイントが何やら難しさを暗示させる。エイッ!と気合でネジを外す。ここを躊躇するとネジをナメテしまい取れなくなるから要注意。
。。
4これがレーザダイオード固定金具。
5スプリングでレーザダイオードが飛び出してくる。実に精度感が漂い美しいメカニズムで感心しきり。新品のレーザダイオードの足を取り外し品に合わせて切り詰めてハメかえる。後は逆の手順で組み立てれば、もうお終い。
6通電するがrf出力は出ない。世の中そんなにうまい話は転がっていない訳で、1.6μmピッチの追従精度を0.1μmとすればレーザ光軸のエーミング精度は1μm以下で調整しなくてはならず、はなっから無理難題力学だった。厳密に調整して取り付けられたレーザダイオードを外した時点で、BU-1Cは破壊したコトになる。何とかなりませんかね?専用の調整治具を作り測定器を用意すれば可能でしょうが、お代が。結局は最初に戻り、BU-1C搭載の中古cdpを沢山手元に置いておく手法になる。
7このまんま引き下がったのではオークションに投じたお代が無駄になり、徹底したピックアップの解析をすることにした。解析については何れ詳報しよう。BU-1Cはアメリカでプレミアムなんでしょうが、新品未使用品が600ドルで売られている。89,800円のcdプレーヤにも搭載されていたのだから、かなり原価的には難しい商品だったと想像できる。
8一番大きなパーツのアルミダイキャストの複雑なボディは、マシニングで基準面を削り出してからレーザユニットの高精度の穴あけをしており、とてもじゃあないがコンシューマのパーツとは思えない。この反省から原価低減に邁進する訳だが、それに連れて音も悪くなっていったのでしょう。まあお好きにどうぞだが、BU-1シリーズのピックアップを超える製品はその後も出てきませんから、ハイエンドの高額さだけに目が眩まないように。カートリッジで言うならば、オルトフォンのspuゴールドリファレンスとかemtのtsd-15くらいの身分で考えていますがね。

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