« 機構力学 ソニーのピックアップKSS-190Aの水晶粒防振構造化 | トップページ | 電源~音色力学 Accuphase DC-81 DAコンバータ電源最強化手法2 »

2018年9月14日 (金)

電源力学 水晶粒防振構造トロイダル電源トランス重ね巻きの問題点

1開発においては目や耳より嗅覚が最重要器官と考えており、その心は?開発でしばしばしくじり色んなモノを焼き焦がし炙り、それを嗅覚がいち早く察知して重大事故を未然に防ぐ。自分で発明して自分でトラブッていりゃあ世話ないね~。水晶粒防振構造トロイダル電源トランスの重ね巻きで局部過熱が発生した。勝手にあみ出した手法では、コアメーカさんにもトランスメーカさんにも相談できずウンウンしているが、まあ何回かしくじっているうちに解決するでしょう。画像のofcアイソレーショントランスを2a3パワーアンプ用電源トランス220vに巻き直しです。

3_2

ofcアイソレーショントランスは100vの入出力で、1次入力の100vはそのままにして2次側の巻き線を120v分追加の重ね巻きして220vとする。作業は簡単で直ぐに終わり、電圧試験でスライダックを使い序々に電圧を上げる。出力が200vくらい出たから、あと20v分を巻こう!その時何やら炙られた臭いが...

4_2前代未聞の事件で全く分からない。仕方がないので解いて巻きなおすと、今度は別な箇所で炙られた臭いが...何度もこの繰り返しが続いた。


5

下の巻き線の両隣に上巻き線が平行になった時、過熱する現象を遂に掴んだ。内径と外径の差で外径側は間延びして巻くことになり、そこへ上の層の巻き線が落っこちて同列に並ぶと、短絡状態の循環電流が流れて焼ける。何とも難しい現象で焼ける症状を確定するまでに時間が掛かってしまった。

2

重ね巻きの場合は巻き層間にテープ巻きが必須となる。その層間テープは水晶粒を貼り付けて巻き、上下層間も水晶粒防振構造とすれば良い。この手法では防振効果は余り期待出来ないが、無いよりはまし位に考える。欠点とゆうより重ね巻きは水晶粒防振構造上好ましくないので、基本的にやらない。こうゆうケースではトロイダルコアの径をどんどん大きくして対処する。

6やっと出来上がり470Ωの負荷抵抗を接続して電圧を測定する。220v/470Ω=470maと約0.5aの負荷電流を流してみる。エージングしても全く問題ない。

7_2こちらが負荷接続の電圧波形。巻き数と電圧は実に精度良く比例してくれて、トロイダルトランスが教科書通りできることの証明となった。ただデカいだけのウドの大木だが、子供でもトランスが出来てしまう簡単さも素晴らしい。奇想天外な開発は失敗の連続で、99%の失敗の上に成り立つ1%の成功と言うが、今時の成果主義の管理体制では99回も失敗すれば間違いなく左遷される。我ら自由人は99%の失敗、大いに結構であります。

|

« 機構力学 ソニーのピックアップKSS-190Aの水晶粒防振構造化 | トップページ | 電源~音色力学 Accuphase DC-81 DAコンバータ電源最強化手法2 »