とてもオーディオ用とは思えないトロイダル電源トランスにたまげる。dcsは元々プロ機のメーカだからコンシューマと違ってタフで無骨となっている。実はここが大問題でオーディオ用と称して細工した高額なトロイダル電源トランスが必ずしも良い音でもない。更にこの工業用にも似たトロイダル電源トランスでこの品格のある音を出している、とゆうコトは水晶粒防振ofc純銅巻き線トロイダル電源トランスとofc純銅電解コンデンサを投入すれば、電源が音を出していると決めたあんぷおやじ流儀では断然音が良くなる...はず。
マザーボードにdc電源部がマウントされ、それのトランス2次側acコネクター部。埼玉のm氏が直結されている。菅野先生が褒めた音はこうゆう地味な作業の積み重ねから生まれており、ただ買って置いただけではハイエンドオーディオはとてもじゃあないが、鳴らない。

重要な水晶粒防振ofc純銅巻き線トロイダル電源トランスを作るために現状の電圧を丁寧に調べる。先ずは5v系の電圧でセンタータップの半分、7.5vrms。
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次はセンタータップ両端の電圧、15vrms。このサイン波の途中で凹んだ部分に、なんだいとんでもない電源トランスだな!と思ったが、原因については後で。
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次は±15vアナログ系の電圧でセンタータップの半分、18vrms。
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次はセンタータップ両端の電圧、36vrms。サイン波であるべきものが台形波では、もう参りました!
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これが60hzの信号で、従って外部で直流を作っての投入は出来ない。この信号はcpu及びdspへ送り込んであり、うっかり電源改造で消滅するとdcs Elgarは動作しなくなる。ただそれだけではなくて、5v主電源系のnmosfetのゲート駆動にも使われ、同期整流に似た回路となりリップルフィルターと睨んでいた電源が大容量電解コンデンサを使わずレギュレートする回路のように見えてきて、これは一体?上記サイン波の途中で凹んだ部分はnmosfetがonして一気に電流が流れ、トランスの性能が悪いため追いついていなかった。ここは面白そうだが解析は後回しとする。

もっとも基本的な話だが基板は4層以上、内層に電源がどれだけ走っているか分からないが2層や4層があるかも知れない。コンシューマではまず無くロボットやnc制御装置と同じ基板で、音質にここも大きく寄与しているのかも知れない。もはや両面基板の時代ではないのだろう。