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2018年10月28日 (日)

振動力学 オーディオの究極は球体になる その2

1_2jamstecから大学へ戻った身内は生粋の地震研究者で、余分なコトは言わない。言わないが調べていくと、なんとアメリカのサイエンス誌に論文が掲載されており驚いた。その昔、深海3,000mでドリルを回すモータを開発して欲しいと頼まれたが、無理難題でもあり本業多忙な状況では取り組めなかった。東大地震研にしてもjamstecにしても研究開発に割ける予算はハデに伝わってくるほど潤沢ではなくて、研究者はそこの苦労も絶えない。もっと開発資金が潤沢で無いjazzオーディオ研究所amp工房は、無い方が発明には有利と団塊最後のヤセ我慢に耐えている。

2_2さて、球体と円筒がオーディオにおいて最重要と気付く原点についておさらいしてみよう。先ずは古典管で以前のエントリーから「ナス管s-21型とst-19型について振動力学的に考えると中々面白い。なぜst-19型にしたかの推論だが、ガラス管の強度を増すためと容易に想像がつく。450のs-21型はプレートが長くなり必然的に丸ボールから流線型のナスになり水滴の法則になった。自然の法則からすれば最古の丸ボールとナス水滴型が正解で、s-21型の方がst-19型より振動分布の均一性と寄生振動が起きにくい、などから音が良いとなる...」古典管(真空管)の振動に強い形状は球体と水滴型になる。

3x次はスキャンスピークのスピーカシステムで、初めて紙管の円筒筐体を使い水晶粒防振構造化した。いまだにこれを超える音色の緻密なスピーカは聴いたことは無いが、現在は解体中で聴けない。スピーカの水晶粒防振構造化を考えた時、素直に紙管となった。耐圧で円筒が有利は、外部からの圧力(振動)に対しても力分散が均一で、同じ水晶粒を使用しても効率の良い防振が出来る。

4そして円筒型カルダストランス、これも上記理由と同じでトロイダルコアが丸だったから素直に円筒にした。名工ミルトさんは「同じように作っているがamp工房と音が違う」とこぼしていた。ミルトさんは部屋の広さの関係で立方体へカルダストランスを入れてあり、amp工房より水晶粒防振効果効率が落ちて作り直すと決めたようだ。

5kuraiman社長氏のcdp-337esdを円筒型水晶粒防振筐体に作り変えたら防振効果は抜群で、オーディオシステム全体の印象すら変えてしまった。その原型がコンデンサタワー最上部のdp-11で、名工ミルトさんが自分のcdより音が良いとたまげていたが、これも円筒防振の成果なのだ。下部のofc純銅電解コンデンサもコンデンサ自身が円筒なため紙管の円筒になり、防振効果の効率は良い。

6しんがりは冗談からコマのAccuphase DP-80 CDトランスポートの防振カバーで、ここから全てが始まりそうな予感を受けた。この防振カバーは2段階の製作となり、各段階の防振効果の比較が出来たから何が音をよくするか、明快に分かった。最初から理想的に作ってしまったなら、単に音が素晴らしく良くなった!だけで終わっていただろう。

7第一段階は円筒上部の平面に水晶粒を詰めた。そこの効果は僅かで、耳の良いt-mon君と30年も聴き続けたcdのお陰であんぷおやじが分かる程度の薄い効果だった。第二段階は円筒周囲へ水晶粒を充填した。これは効果絶大で誰でも分かる。ここでjamstecの「しんかい6,500」に繋がり深度6,500mまで耐えられる構造は円筒であることに気が付き、これだ!究極のdcs Elgar DAコンバータでも成しえなかった表現力は、円筒の防振効果の威力だった。

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