音色力学 cdp-337esd カートリッジを作る 番外編
ここに1枚のレコードがある。
トーレンスからレドンドビーチへ向かう道すがら小さな中古レコード屋さんがあり、たまに寄ってはimpulse盤を物色する。「A-9146 Gabor Szabo - The Sorcerer 1967」があり、残念ながらもうオレンジレーベルは無く赤黒レーベルを買った。
A-9146 Gabor Szabo - The Sorcerer 1967
Jimmy Stewart, Gabor Szabo, guitar; Louis Kabok, bass; Marty Morrell, drums; Hal Gordon, percussion.
"The Jazz Workshop", Boston, MA, April 14 & 15, 1967
The Beat Goes On
Little Boat (O Barquinho)
Lou-ise
What Is This Thing Called Love
Space
Stronger Than Us
Mizrab
Comin' Back
後にオレンジレーベルのオリジナル盤は買い直した。このspaceが上手く再生できれば本望で、オーディオ店主にお願いした。「ようがす!」とハイエンドで挑んだが再生できずハイエンドから足を洗った。オーディオ人生の分かれ目は音楽をとるか音をとるかになり、どっちが良いかではなくオーディオへのアプローチの仕方が変わる。幸いお足のかからない音楽(jazz)ありきで今日に至っている。
kuraiman社長氏のcdp-337esd カートリッジを作るの巻き番外編で、フィボクリスタルの防振カバーを作ることにした。そのために壊れたディスプレイボードは水晶粒へ埋没させ、リモコン受信部を露出させた。
音のためにはアクセサリーなど必要ない、と潔いkuraiman社長氏は結果的に良い音を手に入れる。
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円筒型cdpの背後は、rca端子とacインレットとシンプル。
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不細工な黒い塊の防振カバーも赤フェルトを張ると、結構見栄えは良い。あんまり重いもんだからエンチョーで取っ手を入手して付けた。
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フィボクリスタル防振カバーの効果は絶大で、ソニーのcdp-337esdはここに極まれリ。元々89,800円のcdpはハイエンドから見れば、なんだいと言ったようなシロモノだがハイエンドにも出せない音が出る。しかしハイエンドの凄いのは分解能力と音駆動能力で、ここは337esdがいくらがんばっても到達できない。オーディオが音楽ありきの方なら、十分過ぎるcdp-337esdのフルチューニングヴァージョンとなった。
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