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2018年11月11日 (日)

Santana Abraxas 天の守護神 48年目の落とし前

0_3美術部の同級生はシャンソン化粧品へ入社し、sbsのtvに出るほどの大活躍をしていた。そのご褒美で1970年にハワイへ休暇旅行をもらった。その時のハワイ土産がこのSantana - Abraxas 天の守護神で、サンタナのラテンロックに打ちのめされた。もっと打ちのめされたのがレコードのジャケットで、まあイラストと言えばイラストだが(ジャケットに描かれた絵は、マティ・クラーワイン「Mati Klarwein」が1961年に描いた受胎告知「Annunciation」を使用)こんなの描けない!と思った。マティ・クラーワインはマイルスのビッチェズ・ブリューも描いている。その後レコードのジャケットに多く登場するが、この受胎告知は超えられない。

2xxSantana - Abraxasのブルースペックcdの宣伝の片棒を担いだが、ブルースペックcdがいやらしくてシマッタ!と長年思っていた。ある時レコーディングエンジニアのanaiさんに相談すると「あんぷおやじさ~ん、一般のオーディオ機器ではこの程度に音作りしていないとうまく聞こえないのね~」これには大いに納得した。

3_2Santana - Abraxas のレコードは米盤オリジナル(kc30130、マト2g/2d)も45rpm盤も音が悪い(ソニー盤など最悪)。増してやブルースペックcdはいやらしいし、天の守護神が全然守護神ではない。デジタルの最大のウイークポイントの振動とノイズに切り込んで、48年目の落とし前で「音楽にデジタルもアナログもない!」としたら、ようやくいやらしいブルースペックcdのSantana - Abraxas が聴けた。聴けたがまだ少しうるさくいやらしく、振動とノイズ対策にはまだ目残しがあるようだ。それにジャケットのマティ・クラーワインの絵画に近いものは描けるようになり、これも48年経って落とし前をつけた。

1こちらがブルースペックcd宣伝の巻頭で、菅野先生がペンを取られています。何年か前のオーディオフェアで柳沢先生にお会いして、菅野先生の状況をお聞きしました。1日も早いご回復を...

11月12日追記:
mjのk川さんから菅野先生の訃報がもたらされました。巨星落つ!ご冥福をお祈りします。
ステレオサウンド社からの訃報
「菅野 沖彦 先生におかれましては、かねてより病気療養中のところ、平成30年10月13日 享年八十六歳にて永眠されました。」

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