振動力学 トロイダルトランス平面対向巻き実践編
何年振りかにロボットベンチャー時代の同僚でjazzベーシストのs氏が訪ねてくれた。s氏はisoの審査員で、全国を廻ると我らが作り上げたロボットが至る所で活躍しており、感慨深いものがあったようだ。革命的なロボットで、間違いなくロボットの世界には足跡を残した。足跡を残せていないのがオーディオ界で、こっちは革命的なことを次々とやっているがどうも嗜好の世界は答えが出し難い。それでも少なからず理解者が居て、上海駿河屋さんからお褒めの言葉を頂いた。単純があんぷおやじ流儀で、褒められれば1粒で100mは走る。そうこうしている内に名工ミルトさんから「トランスが出来た~、今晩行きます!」と連絡が入り出社する。

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2次電流で3.4a位を流し温度飽和とトロイダルトランスの振動を観察する。流石に3a強の電流を流すとブ~ンの振動音は僅かに出るが、フィボクリスタル防振すれば外からは振動音は聞こえない。約1時間通電でofc純銅フィボクリスタル防振トロイダル電源トランスの温度上昇をみるが殆ど発熱無しで、3.5スクエアのカルダスワイヤーは素晴らしい。銅損による電圧降下もvsfの0.75スクエアに対し1.5vも違い威力が分かる。ミルトさんは試験結果に満足し、嬉々として岐路に着いた。
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