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2018年12月26日 (水)

振動力学 トロイダルトランス平面対向巻き実践編

5何年振りかにロボットベンチャー時代の同僚でjazzベーシストのs氏が訪ねてくれた。s氏はisoの審査員で、全国を廻ると我らが作り上げたロボットが至る所で活躍しており、感慨深いものがあったようだ。革命的なロボットで、間違いなくロボットの世界には足跡を残した。足跡を残せていないのがオーディオ界で、こっちは革命的なことを次々とやっているがどうも嗜好の世界は答えが出し難い。それでも少なからず理解者が居て、上海駿河屋さんからお褒めの言葉を頂いた。単純があんぷおやじ流儀で、褒められれば1粒で100mは走る。そうこうしている内に名工ミルトさんから「トランスが出来た~、今晩行きます!」と連絡が入り出社する。

1これがミルトさん作、本番用のカルダスケーブルを使用した「ofc純銅フィボクリスタル防振トロイダル電源トランス」となる。美しい、とにかく美しい。これを守らねば本末転倒になり、重ね巻きの状況が発生したらもう1個トランスを追加して、それでも足りなければ更に追加しトランスが何個でも構わない。一重巻きの平面対向巻きに拘ろう。1/2巻き線はac35vで88.7maとなり35/0.0887=395Ωは1hと出て合格。
2早速負荷試験に入る。今回からマルチアンプシステムを想定して消費電力を現状の200wから300wに変更したため、340wの負荷を印加した。
3
2次電流で3.4a位を流し温度飽和とトロイダルトランスの振動を観察する。流石に3a強の電流を流すとブ~ンの振動音は僅かに出るが、フィボクリスタル防振すれば外からは振動音は聞こえない。約1時間通電でofc純銅フィボクリスタル防振トロイダル電源トランスの温度上昇をみるが殆ど発熱無しで、3.5スクエアのカルダスワイヤーは素晴らしい。銅損による電圧降下もvsfの0.75スクエアに対し1.5vも違い威力が分かる。ミルトさんは試験結果に満足し、嬉々として岐路に着いた。
4icやlsiが支配し、ネットでたいていの情報が手に入る現代は言うなれば不幸な時代で、いくら新方式のアンプだ!daコンバータだ!と謳ってもコピー領域から抜け出せない。オーディオ開発者たる者、他人は誤魔化せても自分は誤魔化せないからオーディオに絶対的自信が持てず、大きな声の屁理屈や計算式でオーディオ素人を煙に巻こうとする。コルトレーンの前に誤魔化しなど通用せず、原点に立ち返りjazzオーディオの成すべき役割を素直に考えよう。

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