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2019年3月31日 (日)

”live”at the honeyscklerose 安部久美子さん録音現場立会い

0_3少し前になるがラグビー部先輩の母君でjazzヴォーカリストのハニーサックルロ-ズ安部さんから「cdを作りたいのでアドバイスを...」と言われ、迷わず「それならばt2audiostudioの坪井さんが適任ですよ!」と申し上げた。「坪井さんは、口ばっかりや知ったかぶりやテキトーが多い中で、叩き上げで筋金入りのレコーディングエンジアで清水の片田舎に埋もれている人ではない」とも付け加えた。ノイマンu47の真空管Telefunken VF14やコンテンポラリー盤のakg c-12のダイアフラムについて議論できる御仁にはお目にかかったことも無く、音色力学とjazzエネルギーを正当に理解している録音エンジニアで、氏とタッグを組めば最強のjazz cdは出来ると思うが...原資が無い。それにしても清水(市)は才能溢れた人々の多いことよ。それが誇りに思えるし、港町で次郎長が有名だが文化的に進んだ土地でもあった。

1_8 録音日の2日目に立ち会った。結果の音は聴いているが録音機材を見るのは初めてだし、坪井さんの録音スタジオでなくハニーサックルローズのライブ録音に興味が沸いた。デジタル録音機はalesisのadat hd24を2台使用している。

2_7 ミキサーはヴィンテージ名機studer 900、opampもまだdip8タイプの5532クラスでオーディオ的にも音が良い。坪井さんは昔オーディオマニアだからopampにもやたら詳しい。

3_7 これがライブ現場の配線風景で凄いね!

4_7 jazz録音の決め手がマイクでこのチョイスが録音エンジニアの腕の見せ所、先ずは尊敬するヴァン・ゲルダー、次はtbmの神成さん、次は最近急上昇のt2audiostudioの坪井さん、次はmaレコーディングとなる。ピアノの胴に突っ込んだのが超有名なakg c-12ラージダイアフラムでロイ・デュナンが使った時代のものではないが、既にヴィンテージとなっている。

5_4 ピアノ上部から狙ったマイクがbk4006で、maレコーディングのタッド・ガーファンクルも好んで使っており、クラッシック系でも信用しているマイクとなる。これが坪井さんの音作りの肝なのだ。

6_4 ピアノのマイクセッティング状況。

7_2 録音機材をあやつるトトロ坪井さん。

8_2 ピアノは二村先生で、ハニーサックルローズでは御馴染み。何テイクも録って再生しながらを繰り返している。二村先生が最後のテイクを聴いた後「前の方が良いですね」と言われ、すかさずモニターしていた小生も圧倒的に前の方が良いと感じて「前の方が良いです!」と思わず言ってしまった。

9_1 ボーカルを前日録り終えて余裕の安部さん。坪井さんが録り終えた安部さんのボーカルを再生してくれたが生より良い。ここには重要な意味がありpaを使ったjazzライブでは生とは言えないし、名人が録った録音は音楽バランスが見事で生より良くなる。親しいjazz仲間でなければ体験できないライブ録音で、これが我がamp工房のjazzオーディオの大いなる糧とならん。

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2019年3月29日 (金)

加振力学 ファンクションジェネレータhp3325a

1_7 ロボット仲間のm氏が県総の帰りに寄ってくれた。お互い県総(県立総合病院)へ通う身の上となり、開発者人生いささか年をとり過ぎた。「できるかどうか分かりません!」「やるのだよ、やれよ!」はm氏の部下との会話で、現代の若者の多くは安全主義者になりつつあるのか?石橋を叩いていたのではロボットのiaiは生まれなかった。日本の生産技術力が年々低下して嘆かわしい、と評論家殿がのたもうているが「あんたがやれよ!」と言いたい。振動力学は防振もあるが加振もあり両輪なのだ。今般はm氏との共同研究で加振力学となり、周波数、波形、加振レベルとなればshコアでdaコンバータを使っても自在に出来るが、汎用性でファンクションジェネレータhp3325aを使うことにした。

2_6 ファンクションジェネレータhp3325aから強烈に焦げる臭いがして青ざめる。m氏にはサイン波、矩形波、ノコギリ波が出ることだけを説明し、帰られてから慌てて解体する。この3325aの年代になるとcpuが全てを支配してdaコンバータでサイン波などを出力している。先ずはhfampとdaコンバータの搭載されたアナログボードを取り出す。赤丸印のhfampが焼けている。

3_6 鼻歌交じりにトランジスタアンプのトランジスタが壊れたのでしょうから手持ちのトランジスタに交換すれば良い、などと思っていたらスペックは20mhzもあり、おいおい高周波アンプでオーディオアンプなんかじゃあない。nchの2n3866なんかftが500mhzもあり、手持ちのトランジスタに適合するものなどありゃあしない。一気に緊張感が走り、トランジスタ全数チェックを行うとトランジスタは生きている。画像の抵抗が焼損しただけで、果たして原因は?画像の金属タンタルコンデンサに1980年代の製造時からまとわり付いていたハンダクズが劣化して、移動の際の振動でリード線と金属ケースの間で短絡を起こし、抵抗に過大な電流を流しただけでトランジスタには関係なかった。ハンダクズを撤去する。

4_6 20mhzのアンプは簡単には出来ないし、しかも高速ゆえ電流アンプになっている。これに比べたら高々100khzのオーディオアンプなんか簡単なものだ。しかし抵抗1本の焼損で店中嫌な臭いが漂うのだから凄いものだね。焼けても断線はしていないからエージングを続けて様子をみた。

5_3 問題なしとなり焼損抵抗の交換になるが、12Ωの抵抗なんてありゃあしない。そこでコパルの多回転巻き線抵抗の200Ωを調整して12Ωとし取り付けた。ヒューレット・パッカードの3325aの技術は素晴らしく、我らの技術レベルより数段上に思う。ディスクリートの20mhzアンプが仮に1チップで出来る時代であれば技術力の低下は免れず、日本の生産技術力の低下の一端にも便利icが原因しているやも。

6_3加振力学で振動出力する周波数はせいぜいkhzが上限だから手持ちの1kwアムクロンのパワーアンプでも可能だし、何kw単位になるのであればプリウスモータ10kwを回したサーボアンプ(デジタルアンプ)が登場する。ロボット仲間のm氏から相談を受けている加振力学は未知でやってみなければ分からない。だから研究を重ねるので、分かっていることをやるのはオーディオも含めて全く面白くない。判断を誤りがちな善悪ではなくて、面白いか?面白くないか?が人生最終章の選択肢なのだ。

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2019年3月27日 (水)

音色力学 tsd15mcトランスとイコライザアンプ 了

0_2通院が続き食事療法をした所で直ぐにはカイゼンしない...それじゃあいっそ旨いものを食べてしまえ!と御殿場インター直ぐにある名鉄菜館へamgを飛ばす。kuraiman社長氏も大変気に入ったようで、日本人向けの中華料理と思う。名鉄菜館は30数年来の常連だが、他にステーキはルセール、蕎麦はきしがみ、うなぎは三味、イタリアンはサレペペと決めているから決定は至極シンプル。名鉄菜館のねらい目は春と秋のフェアで毎度シェフに力が入り、今春はカニ、フカヒレ、アワビと贅沢三昧ですぞ。
1_5驚異のリマスターcd「Light In The Attic Records」のGabor Szabo Jazz Ragaは事件で、こんなcdが出来てしまえば苦労してレコード再生に時間と大枚投じなくてもよくなる。気を取り直し、最重要な音色力学を徹して探求してみよう。となればイコライザもパワーイコライザとして純銅を多用するように設計する。水晶粒防振純銅カルダスインダクタンスが出来、容量が大きくなければ水晶粒防振ofc純銅オイルペーパーコンデンサは出来る。となれば勢いイコライザはlcr型となり岡本研究所の定数を参考にパワーイコライザを考える。
2_4先ずはオリジナル定数の600Ωに対し2kΩのインピーダンスにしてみると、コンデンサ容量は下がりインダクタンス容量は上がり、作り易くなる。但し後述も銅マンガニン抵抗を多く巻かねばならず、音色力学でやや不利となる。
3_4 それでは次にインピーダンスを100Ωにしてみる。今度はコンデンサがデカくなり過ぎでこれも少々問題あり。但し銅マンガニン抵抗線は太いサイズが巻けて有利となる。
4こちらが2kΩと100Ωのイコライザカーブのシュミレーション結果で、ターンオーバー(赤丸印)とロールオフ(青丸印)のriaaのカーブ誤差は僅少。
5以上の結果からlcrイコライザの音色力学上の問題点は抵抗のみで、ここの検討をする。現在は銅マンガニン線を使用しているが、実績では下手なプレートチョーク(Qの悪いモノ)より良い音がしていた。そこでここを掘り下げてみよう。
6先ずは銅マンガニン線の成分を見てみる。銅マンガニン線成分「マンガニン10~13%」「ニッケル1~4%」残りが銅となる。電流ブレーキはマンガニンで約30倍の抵抗率となる。他の抵抗線に銅ニッケル線があり成分は「マンガニン0.5~2.5%」「ニッケル42~48%」残りが銅となって結果は、やはり銅マンガニン線となってしまった。
7この抵抗(マンガニン)により音色を悪くするいやらし問題があるから、トランス結合でofc純銅に拘る訳です。従って銅マンガニン線を使用する際は太い線材を使い振動にも強くし、水晶粒防振をする。その為に出来るだけ抵抗値を低くしたパワーイコライザにしなければならない。
8過去にΦ0.1mmの銅マンガニン線を使って2kΩを製作し水晶粒防振構造化した例があり、最強の抵抗だった。まあ難点は巨大化することだが。イコライザインピーダンスは100Ω~2kΩの間でトレードオフして決めることになる。唯一抵抗を使わなければならないイコライザも、銅マンガニン線の太線を巻ける可能性が出てきて大いに希望が持てる。cdで出現した音を超えるレコードの音は果たして?

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2019年3月25日 (月)

骨董力学 Hewlett-Packard Model 203 A ファンクションジェネレータ 了

2_3ヴィンテージ測定器のジャンク品は動作するかどうか分からないが、先ずは綺麗にしてから電気的動作試験に入るようにしている。またヒューレット・パッカードやテクトロのヴィンテージモノは回路図が開放されており、国産品と違いも安心して取り扱える。さて電気的動作になるが案の定だいぶガタがあり、まともに動かない。主出力はdcオフセットが大きく付いており、更に可変位相出力は異常なdc電圧出力となって回路が破壊しているようだ。チェックの為に底板を開けるが、1960年代後半の実装技術は概ねこのようなもので、我々も真似して多くを作った。基板の引き出し治具を作るほど気合は入らないので、このコネクターピンと基板から直接リード線を出して調べることにした。
3_3主出力は簡単そうで後回、先ずは可変位相出力を見る。rfampのフェーズシフタ(トランスでやっている)から追っかけると、いきなりトランジスタ出力が出ていない。画像の黄色丸印のpchトランジスタがbce全部導通なし。
5_1破壊した2n3638は時代物のトランジスタだが既にシリコントランジスタになっている。時代は古いがsw電流は300maも流せる。
4_3回路図ではこの部分。pchの電流を流せるトランジスタもゴロゴロ持っている中から、如何にもタフそうな日立のb716(これとて30年も前のトランジスタ)に交換した。
6_1これで直った、と思ったが未だダメで次ステージへ。今度はモジュレーションアンプでトランジスタを調べるが全て正常。
7そうなれば調整とゆうことになりdistortionの半固定ボリューム(赤丸印)を調整する。何とか可変位相出力が出たが1日放置しておいたら又してもngで、どうやらdistortionの半固定ボリュームも接触不良かも知れない。続いてdcampのゼロ調整を主出力と可変位相出力の両方、時間を掛けて丁寧に行う。
8xこれがその出力画像。右上(赤丸印)のフェーズシフタを調整すると位相が0度から360度まで連続可変出来て素晴らしい。ファンクションジェネレータにこれだけ滑らかに位相の調整できるのもはない。差動トランスでやっているからで、アナログ回路の真骨頂と言える。
9位相差90度にすればリラクタンスシンクロナスモータが回せるし、位相差120度にしてw相をu相とv相を加算してひっくり返せば120度位相の3相交流が生成でき、dp-80などターンテーブル用モータが回せる。金田式で3相交流の発生器がなければこれらを使えば良い。大袈裟?いや位相差と周波数が自在に可変できるからターンテーブルモータ制御は面白いことになる。デジタルのファンクションジェネレータに位相差出力のものもあるが、操作がキーボードでは滑らかでない。distortionの半固定ボリュームに接点復活剤をかけ、グリグリ回し接触カイゼンをしてどうやら安定に入ったようだ。アポロ計画時代のヴィンテージ機器が蘇り、また1つ良い事をした。

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2019年3月23日 (土)

骨董力学 Hewlett-Packard Model 203 A ファンクションジェネレータ

1_3アポロ計画で活躍したHewlett-Packard Model 203 A ファンクションジェネレータがガラクタ同然で出ていた。見る影も無く汚らしく、まあ表現はジャンク品となっていたが思わず身請けしてしまった。時代が過ぎ去るとはこうゆうコトで誰も見向きもしない。こっちはアナログ式ファンクションジェネレータでは最高峰と決めていたので、レストアするコトにした。画像のパネル面は既に清掃が終わり綺麗になっている。コツはクレンザーとピカールを使うことで、塗装面や金属面にキズを付けない。
2_2一番の汚れが周波数設定用ダイアルと位相設定用ダイアルで、汚いことおびただしい。ダイアルを外そうと6角イモネジを回そうとするが尺貫法のアメリカはインチネジでレンチが合わない、やむを得ずパネルに付いたままダイアル面をピカールで研磨することにした。これが難物で汚れに腐食が進み研磨深さが深く、ダイアル2個の研磨に休み休みやったから1日も費やした。
3_2外見からは想像できない内部の芸術品は、基板の文字から1966年製と読めた。オーディオマニアが欲しがるディップマイカコンに古いキャンタイプトランジスタが多用されている。アッテネータは音の良いアーレン・ブラッドレー、電源トランスの作りは美しい。
5何よりも驚いたのが発振周波数可変用の大型バリコンで、半世紀も経っても新品のように美しい。
6筐体全体の清掃研磨に加えて各操作機構の動作調整を行い完了した。次は電気的動作の確認作業となる。アメリカの底力か?時代背景か?モノが美しい時代は存在していて、その凄さを後世へ伝えていかねばならない。
ココログの惨状はユーザーの言葉の「恥を知れ!」で表現されており、やる気の無い管理会社「ノジマ」に呆れる。当方での被害はエントリー時の大変さは諦めるとしても、勝手に変な画像が上がったり表示位置が狂うのは困りますね!

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2019年3月21日 (木)

音色力学 jay mcshann live in tokyo 1990 奇跡の1枚

0上海駿河屋さんからsosが入り夕方出社する。待ち時間にファンクションジェネレータhp203aの骨董品(別エントリー予定)を夢中になって磨きを掛けていると、だいぶ早い時間に「ごめんください!」と誰かがお店にみえた。えらく早いな~?と思いながら研究室を出るとt2audiostudioの坪井氏が「出来ました!」とニコニコしている。
Mv04xこちらがt2audiostudio風景。
中断...今回のココログリニューアルは最悪で操作する度に怪しい挙動をしてブログがまともに書けない。全くおおきにお世話や!こっちはコンピュータ嫌い人間でマニュアルなんかイチイチ読んじゃあいられない。それにしてもココログソフトのように高級言語での記述は文章形式のソフトウエアになるから、文才の無い御仁には無理でバグだらけになる。しかし誰でも書けるから上手いも下手も混在で、何とかしてよこの風潮。現状では面倒だが画像を1個アップロードする毎に〆てやれば何とかなる。
1_1閑話休題
前々からお話のあった坪井氏録音のcd jay mcshann live in tokyo 1990が漸く日の目をみた。このジェイ・マクシャンのcd化についてはjazzプロデューサーのモリ氏も押していて期待はしていた。坪井氏に「それじゃあ先ず聴いてみましょう」とフィボクリスタル半球型防振スタビライザをセットし、cd再生を最高レベルにする。音が出た瞬間に「あ~!」音色力学エネルギーに打ちのめされて「坪井さんこれ凄いよ!」と叫ぶ。ライン出力をカシオのdatでとったとしているが、ステューダーa810が絡まねばこうゆう音になる。デジタルが悪いコトは何も無くカシオのポータブルdatだって良いのだ。だからアマチア録音家の音の良いのは分かっているが、世界に冠たるjazzミュージシャンの録音や亡くなってしまったコルトレーンなど聴きたいjazzは無いから無理。音楽&jazzが一義で素晴らしい演奏且つ音の良いcd、それが jay mcshann live in tokyo 1990で坪井氏に感謝したい。
2ガボール・ザボの奇跡の1枚jazz ragaを比較の為にかけると、ルディ・ヴァンゲルダーの音色と良く似ている。ピアノは宙を突き抜けベースはブルンブルン胴鳴りして理想のベースが出現する。ヴォーカルも入ると4つの音が重なりフォルテ時うるさい。たいてはうるさいとなれば「このcdはうるさく録音が悪い!」と評価しがちだが、実はオーディオシステムに問題点がありフン詰まりを起こしてうるさいのだ。だからこのうるさいが出たらシメタもので、cdはjazzエネルギーが満ち満ちている。音の良し悪しの勘違いは良くあるが、鮮度抜群でも干からびて痩せた音は最悪となる。datの録音からcdに落とし込むまでがレコーディングエンジニア坪井氏の真骨頂で、説明は受けたがプロの話は難しくただ感心していた。このジェイ・マクシャンのcdはレコーディングエンニア坪井氏渾身の1枚で、ガボール・ザボの奇跡の1枚jazz ragaに続いてamp工房奇跡の1枚とならん。
3坪井氏が帰られて間もなく駿河屋さんがモンスターラインアンプを抱えての登場。早速ジェイ・マクシャンのcdを聴いてもらうとたまげて「凄い!」の連発。続いて「この品の無くエゲツ無く無骨なまでのエネルギーがjazzで、最近は良い子のjazzになり過ぎている」jazzミュージシャンは言うことが面白いし参考になる。用件はラインアンプ用のアッテネータにウエスタンエレクトリックを使ったが、シャフトカップリングの径が僅かに小さ過ぎでボール盤で加工して欲しい、とのことだった。
4_1 「ようがす」と引き受けてボール盤を引きずり出す。回路がなんたらとかトランジスタがなんたらとか、全部吹っ飛んでしまうのが音色力学で部品の素材となる。ウエスタンのアッテネータはニクロム巻き線抵抗でワイパー部は巨大で、現存するアッテネータでは最強に思う。あんぷおやじ流儀はこの駿河屋さんの無鉄砲さを見ていて気がつき、研究を重ねたのだ。作業後再びジェイ・マクシャンのcdのjazzエネルギーを浴び、呆然としている駿河屋さんとあんぷおやじでした。

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2019年3月19日 (火)

測定器力学 オーディオのicu(集中治療室)

0何十年も扱っているオシロスコープを壊してしまうなど思いもしなかった。全く素人じみて情けないが、マニュアルなど全く読まない悪癖が原因であります。最初はtds784cで続いてtds3012で、これには流石に参りました。韓国で440vエレベータ15kwサーボモータのテストをした時、dc電圧で回生時600vを超えて測定していたがtds3012はビクともしなかった。テクトロは壊れ易くレクロイは壊れない。これは一体なぜ?そこで何十年も経った今、オシロスコープの入力仕様を調べてみた。

01tds3012のbncジャックに150vrms catⅠとあり、これはスパイクノイズを含めてカテゴリーⅠでは800vまで耐えるとある。今までは平気でdc電圧400vを測定していたが、これはマズイ。tds784cでは300vcatⅡ、レクロイの4354では400vpeakのcatⅡとなって、レクロイが格別強い訳でもない。上記トロイダルトランスは巻き線が2500tもあり、テスト時配線が外れてジージー音が出て、この時とんでもな高電圧が発生して壊していたのだ。

1現在は映像の世紀で見たものを信ずる時代だから、オシロスコープを沢山用意して「全部見てやろうシステム」にしてある。一番上のtds3012は赤丸印のch1がぶっ飛び、一番下のtds784cはch1,3がぶっ飛んでいる。真ん中のレクロイは電圧測定の方法やその他で難があり...(脳がテクトロ化されておりレクロイは体質に合わない)、システム崩壊で何とかしなくてはならない。

2そこで先ずは真ん中のレクロイを入れ替えることにして、オークションでtds754c(784cのサンプリング遅い機種)の出物を入手した。併せて電圧1/10回路を作りトランスなどスパイクノイズの出るものは必ずこの回路を経由させる用システム変更した。

3とまあ、ここまでは正統的で良かったが「まあいいや!」とテキトーに入札しておいたtds784d dpo(デジタル・フォスファー・オシロスコープ Digital Phosphor Oscilloscope)を落札してしまい、終活でモノを減らさなくてはいけない状況に逆行してしまった。dpoではtds3012を使っており、便利この上ないが液晶だから遅い。このtds784dは名機でブラウン管の美しさと速度は特筆モンで、測定器マニアの真骨頂と相成った。

4dpo(デジタル・フォスファー)は模擬カートリッジ出力(5mv)をノイズから導き出し視覚化して素晴らしく、tds3012の比ではない。5mvでもこの程度にノイズに埋もれる。0dbを1vとしたならば1/200でdaコンバータに例えれば8bit相当になる。ハイレゾで24bitならば絶対と安心する御仁も、24bitのdaコンバータを作ってみれば下位の何bitかは空気みたいなものに気がつくはず。

5お陰さんで測定器力学オーディオのicu(集中治療室)が完成して、アンプ製作時の視覚化により便利さと楽しさが倍増した。プローブの新品は今やオシロスコープよりも高い時代だから、自前用で1:1のプローブ〔黄色丸印)を何本か作り節約した。サンプリングの高分解能も高速cpuボードの開発をほとんどやっていない現在、十分過ぎる性能になった。オシロスコープ入力のカテゴリーⅠやⅡには十分注意しよう。
niftyのココログが全面リニューアルとなり過剰親切で大いに迷惑している。オペレーシュンが変われば慣れるまでに時間は掛かり、不便も慣れてしまえば便利だからイラン心配はして欲しくない。肝心なソフトウエアのバグの方がよっぽど罪なのに、皆でやれば怖くない...バグが肯定される文化(バグは出ても仕方ない)は大いにおかしい。

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2019年3月17日 (日)

音色力学 驚異のリマスターcd 「Light In The Attic Records」のGabor Szabo Jazz Raga 2

Szaboxjazzの初心者に良きメンターは必要に思う。新清水駅裏近くの現社会保険事務所の場所、1967年は清水のjazzのメッカ「jazz喫茶5spot」があった。マスターのk氏はjazzの初心者に親切で、連日Gabor SzaboのDreamsをかけて面白さを教えてくれた。これがきっかけでGabor Szaboにどっぷりと嵌まってしまった。今回の驚異のリマスターcd「Light In The Attic Records」のGabor Szabo Jazz Ragaは、50年来のガボール・ザボフリークにとって衝撃は大き過ぎで、連日夢中になってcdを聴き込んでいる。レコードより情報が多いとは一体何なんだろうか?カートリッジで溝を擦るのでは音楽情報は欠落するのだろうか?

Tobyx_2Gabor Szaboはギブソンのj-160eとtobyのエレキアンプ(椅子代わりにしている)を良く使っていた。j-160eに関してはジョン・レノンが使っていた同年代の1964年製を入手して音色を調べた。このa-9128 Jazz Ragaの裏ジャケットにはj-160eが写っているがこれは間違いで、Jazz Ragaで演奏したギターはグレッチのアコギにマグネチックピックアップを後付けしたものが正解です。tobyのエレキアンプの情報は全く無く、画像のものが現存する貴重な資料で再掲しておく。gabor szaboが使用していたtoby ampは、Toby Music Systems, Inc.,のtoby hat box ampかtoby gtr ampとなる。

Szaboxガボール・ザボはビートルズの影響を強く受けており、Jazz Ragaではグレッチのアコギとシタールをオーバー・ダビングしている。インパルスのオリジナル盤a-9128をかけると、水晶粒防振構造化したdp-80とtsd-15からは、シタールの重ねが鈍く聴こえて、究極のターンテーブルシステムではオーバー・ダビングまで分かる、と威張っていたら「Light In The Attic Records」のGabor Szabo Jazz Ragaでは色艶鮮やかでオーバー・ダビングなど区別のしようもなく、ターンテーブルシステムの未熟さをはからずも暴露してしまった。レコードも負けちゃあいられないから、ターンテーブル、mcトランス、フォノイコライザ、これらの進化を急がねばならない。

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2019年3月15日 (金)

音色力学 出力トランスと磁束密度と磁化力と透磁率

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絵描きのなりそこないは数式にも弱い。ロボットもオーディオも数式一義で気に入らない。何の因果か連日磁気回路の計算式に明け暮れているが、謎は深まるばかりで次なる文章を見つけ「比透磁率μsは一定値とならず複雑なカーブとなり...正確な計算はほとんど困難といっても過言ではないでしょう」に同調はするが、何とかしたいね~。計算もままならない内にトロイダルコアを大量に発注してしまい、しくじったらどうしよう?ここが芸術家の特技で勘だけはよろしい。特に透磁率の高いΦ350mmトロイダルコアは絶妙なバランスの上に成り立っており、我ながら傑作に思う。

3低域を出すにはインダクタンスを大で巻き数を多く、透磁率大、断面積大、磁路長さは短くとなる。所がコアに流せる最大電流は磁路長さは長く、透磁率小、巻き数は少なくする。所が交流磁束密度は周波数が高く、断面積大、巻き数は多く。所が直流磁束密度は透磁率小、巻き数少なく、電流は少なく、磁路長さは長いほうが良い。とまあ、各パラメータが複雑に絡み合っているから簡単には計算できない。この各パラメータの絶妙なバランスがΦ350mmトロイダルコアとなる。

4パワーチャンデバのクロスは300hzで288-16gは300hz以上。Φ350mmトロイダルコアの交流磁束密度は「周波数は高く」が利いてきて巻き数は大幅に少なく、上画像のようにcx345管シングルアンプdc34maで0.3tにしかならない。さらにcx350管シングルアンプdc55maでも交流磁束密度だから同様になる。直流磁束密度は流れる電流によって決まるからcx350の方が大きい。トータル磁束密度でも0.83tで飽和磁束密度の半分にしかならないから完璧で、シングルアンプでも磁気ギャップは要らない。

2しかし問題は515b用で300hz以下。Φ350mmトロイダルコアは「周波数は低く」にやられて巻き数は多くなり、cx350管dc50maの磁化力は40(am)にもなり、いきなり磁束密度は1.6tにまで跳ね上がり磁気飽和でアウト!磁気ギャップの必要性に迫られるがこれもアウト!そこで次なるトロイダルコアは透磁率が小さく、磁路長さは長く、断面積の大を手配した。それがニューカマーのΦ400mmコアで、但し重量はコアだけで16kgもあるシロモノ。要するにスピーカに低音用と高音用があると同じで、出力トランスも低音用と高音用に分けるのが正解。巻き数は1100tと多いが透磁率が小さいお陰で合計磁束密度は0.9tにしかならず、余裕は十分にある。これで低音用出力トランスも磁気ギャップは無し。

5くだくだとつまらない説明をしたが、実はここに音色力学の最大のポイントがある。288-16g用は300hz以上でΦ350mm高透磁率トロイダルコアに少ない220t巻き、2次は15tを3平行巻き、515b用は300hz以下でΦ400mm低透磁率トロイダルコアに長さを稼いで1100t巻き、2次は70tを2平行巻きとする。ここです、ここなんです。288-16g用も515b用も全てカルダスケーブルの2スクエア~3.5スクエアが巻けて、更にトランスのQは現存するどのトランスよりも高く最強の出力トランスとなる。芸術家の勘は全ての経路をカルダスケーブル化可能にした。

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2019年3月13日 (水)

音色力学 驚異のリマスターcd 「Light In The Attic Records」のGabor Szabo Jazz Raga

0_2昨日は通院日で夕方出社すると、「Light In The Attic Records」のGabor Szabo Jazz Ragaのcdと、tbm藤井さんプロデュースの剛さんミスティのcdが見事なパッケージで届いていた。名工ミルトさんの仕業で、これが名工と形容する所以であり感謝でした。早速かけるがオリジナルcdに遜色なく、余すとこなくリマスターの威力を発揮して、もう参りました!ただし、フツーのcdpやdaコンバータでは多分うるさく聴こえて正当な評価にはならないし、Gabor Szaboの研究を50年もやっている変人も居ないから、この正当な評価はamp工房においてのみと想像する。

SzaboJazz Ragaは虎の子インパルスのオリジナル盤a-9128オレンジレーベルの同じものを2枚(1枚はシュリンクだぜ!)持っているが、見事に吹き飛んだ。海外出張すれば空いた時間にオリジナル盤探しで、どれだけ苦労したことか。成田空港の階段でスーツケースがパンクして、レコード盤50枚位をばら撒いて大恥かいたこともあった。

Att_2出展:Light In The Attic Records
これはもう事件です!
そして執念でこのcdを探し当てた中学1年生t-mon君のお手柄です。魔法の正体は「Light In The Attic Records」の散らかったスタジオ?を見れば一目瞭然で、1960年代初めのイングルウッド・クリフスのルディ・ヴァン・ゲルダースタジオと同じampex350でリマスターしていたのだ。だから常々信念として、録音したampex350真空管デッキでマスターテープを回してcdを作れば、デジタルにもなっているからレコードオリジナル盤より優れた音質のcdが出来る。
Ampex350出展:history of recording
この持論独論が正に証明された。まあ、Gabor Szabo Jazz Ragaなどとゆうマイナーなテープだから、メンテナンスされたampex350でも許可が出たと思う。頼むからコルトレーンもビル・エヴァンスもampex350を回してcdを作って頂きたい。レコードのriaaは情報を入れられないレコードとゆう仕組みの限界で、真空管による音の分厚さはあるものの情報は欠落していたのだ。馬鹿げたレキシントン盤のリマスターをやる財力があれば、この真実に気付き是非ampex350を回してレキシントン盤を越えるcdを作ってもらいたい。
350軽薄短小のトランジスタはjazzをことごとくダメにしたから、重厚長大の真空管とトランスへ踏み切るに躊躇は無い。重ねて言う「1950年代から1960年代のjazzのリマスターにStuder A810トランジスタを使うのは止めて、是非ampex350真空管を回して欲しい!」
コルトレーンとjazzと真空管と、凄い時代だった。
万歳Light In The Attic Records!
Xxx3月14日追記
名工ミルトさんに来て頂き「Light In The Attic Records」のGabor Szabo Jazz Ragaについて議論したが、結局は奇跡の1枚とゆうことで決着がついた。「Light In The Attic Records」の他のcdも調べたが我々に馴染みの無いモノばかり。ヴァン・ゲルダー録音に関してはこれだけで、レコードインパルスオリジナル盤と対比評価出来るのもこの1枚だけ。何の思惑もなしにサイケ調で選択したか?奇跡の1枚に間違いない。

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2019年3月11日 (月)

音色力学 tsd15mcトランスとイコライザアンプ1

0名工ミルトさんがt-mon君を連れてmcトランスの実験にみえた。そのt-mon君はGabor Szabo(ガボール・ザボ)「Jazz Raga」のcdを執念で探し当てたようで、持参してきた。音出しした瞬間に「これはエライことだ!」ガボールザボフリークはたまげるのでありました。名門インパルスのリマスタcdの比ではない。こうゆう事件は余り遭遇したことが無く、これだから音の良いcdの出現に困り果てる。レコードオリジナル盤に比して情報量は桁違いで、音色は突き抜け、楽器の定位は空間に広がり固定される。一体50年間何をしてきたのだろうか?

01詳細に調べてみた。発行元はLight In The Attic...llcで小さな会社だ。小さな会社でレコードオリジナル盤を遥かに超える音質が出来る魔法とは一体?全く痛快に思うが2度と手に入らないcdだからミルトさんにお願いしてコピーしてもらうことにした。「この音を聴いたら家で聴けません...」はt-mon君「ここに至るまでに50年も掛かった...そうゆうコトですよ」するとミルトさんが「50年掛けても出来ませんね」

1emt tsd15用のmcトランスはパートリッジを使っているが、音色は結構気に入っている。水晶粒防振構造化の際に解体したら、パーマロイの30角位のコアに膨大な巻き線が施され防振のしようがなかった。且つQも大いに悪そうなコイルだった。それを見てmcトランスなんか出来ようもないと諦めていた。ところが高透磁率のスーパコアのせいで出力トロイダルトランスは磁気飽和を起こしてしまい難儀していた。そうだこれを逆手に取ろう!かくして高透磁率のコアで高巻き線の出力トロイダルトランスをmcトロイダルトランスに変身させた。

2mcトロイダルトランスは1次巻き線50Ωでカルダス3.5スクエアを使い、2次巻き線52kΩはΦ0.3mmのポリウレタン線を使い、レシオは32倍となりtsd15の0.2mvを6.4mvまで昇圧する。2次巻き線の一端にはマイナスのバイアスを加えて抵抗は使わない。それを2c52へ入れて増幅、プレートチョークはΦ350mmのトロイダルコアにΦ0.3mmポリウレタン線を巻いて140h以上を作る。

6x_2回路図はこれ。cr型イコライザはインピーダンスを2kΩのパワー型イコライザとする為に2c52の回路図の1段を増やした。cr型イコライザが通常の100kΩクラスならばこの2c52の出力に接続できる。2kΩにすれば抵抗成分は全て銅マンガニン線で巻くことが出来る。

3x_2オシレータsg55を使って2mvを出すのがやっと。ノイズに埋もれて確認のしようがない。Qが低いせいか?1次均等巻きのせいか?20khzを簡単にクリアした。どうせ10khzしか聴こえないから十分過ぎる性能。次なる問題は低域でここはインダクタンスで決まり、オシレータがついていけなくて何とか10hzを出せたし20hzでは安定している。我らの使用領域の50hzでは全く問題ない。

4mcトロイダルトランスの見通しがついた所でミルトさんの登場。テクニクスのslにオルトフォンのmc20がついた物が調子が悪く出力が出ない。「店にカートリッジを取りに戻ります」と戻られた。雨の中、次にみえた時は何とemt930を持ち込んでくれた。高額で重量級のemtの持込には感謝。

5denonのテスト用レコードをかけてtsd15の動作確認をする。音を聴いた訳ではないがカルダス3.5スクエアの1次巻き線の威力は出力トランスで証明済みで、今はcd、cdと騒いでいるが、mc用水晶粒防振カルダストロイダルトランスとパワー型crイコライザ素子で、レコードオリジナル盤の真骨頂が実現できるかも知れない。

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2019年3月 8日 (金)

音色力学 電磁鋼板と極限古典管パワーアンプ

0電磁鋼板の相関図で一目瞭然に分かり、我らが日立のファインメットが一番優秀で世界に誇れる技術と思う。そのファインメット出力トランスの評判はすこぶる良く、早速仕入れて音を聴いたがフツーのノグチのトランスよりも別にで大いに悩んだ。これは電磁鋼板と音色に直接的な関係性がないコトを暗示していた。インダクタンスは透磁率に左右されるため、ファインメットやパーマロイは少ない巻き線でインダクタンスが十分に取れて小型化できる。その点方向性電磁鋼板は大型になり、多分この形状差が振動力学に影響すると思えるから、ファインメットやパーマロイでも大型ならば方向性電磁鋼板を越えられると思う。また少ない巻き線でインダクが十分に取れればQはカイゼンされ音は良くなる。振動力学とコイルの素材とQがトランス音色の決め手になるのでしょう。でありますから、無方向性電磁鋼板->方向性電磁鋼板->アモルファス&パーマロイ電磁鋼板->ファインメット電磁鋼板の順で音が良くなるに決まっているし、レコード->cd->sacd->ハイレゾの順でも音が良くなるに決まっている。テクノロジーの進化と音の良くなり方は必ず比例していると信念している。従ってその順になっていないならば大いに問題点が潜んでおり、ビジネスチャンスなのでしょう。出でよ本物の新世代エンジア!

7交流の磁束密度の計算を繰り返していたらとんでもないコトを発見した。CQ出版社「トロイダル・コア活用百科」の29ページ、コア内磁束密度の計算式で√2π=4.44だから次式のπは不要でvrms/4.44xfxsxnが正解、やられた!我ら磁気素人はこのような参考書がバイブルで、経典が間違っていたのでは洒落にもならない。頼むよ~執筆者...1年以上もやっていた計算式がパーで、今から全部の計算式のやり直しと「トロイダル・コア活用百科」は信用出来ないから他の計算式の間違い発見になる。直ぐに2箇所の間違いを発見!

2_2ウエスタンの7aアンプは部品点数が極限の古典管パワーアンプで、これならば音色力学上問題点が直ぐに分かり解決し易い。これが通常のトランジスタアンプでは無限と思えるほど音色構成部品の組み合わせがあり、その偶然性又はトム・コランジェロの凄腕によりviolaのようなアンプが出来る。我らに残された時間は少ないから和食のように素材の味を前面に出した手法に限り、極限古典管パワーアンプ構想となった。その回路図がこれ。

3_2プッシュプル用の水晶粒防振トロイダルトランス巻き線手法の見通しがついた為、古典管パワーアンプはこの画像の部品構成となる。ドライブトランス1個、cx350管又はデフォレスト450管2個、出力トランス1個となり、抵抗コンデンサは1個も使っていない。この画像に電源部は無いが、電源部にはやむを得ず抵抗コンデンサと半導体の使用はあるものの、最小限に止めるべく検討中。

4極限古典管パワーアンプの最大のポイントは水晶粒防振トロイダルトランスの巻き線素材で、ターン数が数百ターンを超える場合はofcΦ1.0のポリウレタン線を使い、それ以下の場合はカルダスケーブルの3.5スクエアと2.0スクエアを使う。

Mks2付録:単位系変換
昔、某大学と共同研究でブラシレスdcモータの低速時におけるセンサレス制御をdq変換でやっていた時、演算式提出の教授はmks単位系、こっちはcgsやmksのごちゃ混ぜで1年間棒に振ったことがあった。単位のディメンジョンを合わせるコトは先ず第一歩で、そこをきちんとしないと始まらない。μの透磁率の表記は怪しいものが多く、磁気回路計算の根幹に関わる部分でここは明快にしよう。さて「トロイダル・コア活用百科」について悪態をついたが、少しは終息の兆しも見えており更なる真の計算式の探求となる。通常の出力トランス設計法は伝統に上に成り立った経験則で、我らのゼロからのスタートではないから間違いは無いが、開発した気分にもならないし面白くは無いね。

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2019年3月 6日 (水)

音色力学 電磁鋼板とパワーチャンネルデバイダ

6xパーマロイは良い音だ!
アモルファスは良い音だ!
と電磁鋼板の音まで聴き分ける凄耳の御仁が居られるが、こっちは駄耳で電磁鋼板の音まで分からないから銅線の音を聴いて決めている。電磁鋼板の選択には大いなる理由と都合がある。最大比透磁率はアモルファス&パーマロイで300,000もあり、透磁率に換算しても0.5とやたらとデカい。インダクタンスを大きく取りたい時は透磁率と巻き数の2乗に比例するからアモルファス&パーマロイの方が有利となり、f特も広がる。所が磁気飽和に対しては弱いので注意が必要となるし、アモルファス&パーマロイ電磁鋼板は大いに高額となり、いい加減な計算式では発注できない。結局我田引水力学で方向性or無方向性電磁鋼板(透磁率はアモルファスに比して2桁小さい)をいい加減な計算式で発注している。但しインダクは大きく取れないからf特は悪い。しかしこれらの方向性&無方向性電磁鋼板の良い所はニブイ所にあり、その鈍さで素人細工は救われている。

5今般パワーチャンネルデバイダを思いつき、カルダス水晶粒防振トロイダルコイルを作らなくてはならないハメになり、名工ミルトさんの分も含めて10個以上の発注をする。そこで再び磁気特性の計算式をやり直し、計算確度の向上に努めた。方向性や無方向性電磁鋼板の飽和磁束密度はアモルファス(1.5)やパーマロイ(1.0)に比べて2.0以上と大きいので使いやすい。計算手順は先ず磁化力h=0.05ax1,600t/1.162=69(am)を出して、その時の透磁率0.0095を導き出す。続いて直流電流の磁束密度b=(0.0095/1.162)x1,600tx0.05a=0.65T(テスラ)を出し、交流磁束密度bpeak=100vrms/4.44x3.14x20hzx1,600t=0.12T、合計磁束密度は0.77Tと解が出た。その時の磁化力は80(am)でB-Hカーブ上でも余裕がある。仮にこれをパーマロイにすると飽和磁束密度の1.0を直ぐにオーバーして使えない。

0めでたくパワーチャンネルデバイダのカルダス水晶粒防振トロイダルコイルの見通しがついたところで、設計に移る。パワーチャンネルデバイダとはスピーカのネットワークをそのまんまチャンデバに使うことで音色力学上最強として、通常のcrによるチャンデバとは大違いになる。ここでのトレードオフはコイルの巨大化とコンデンサの小容量化にあり、トロイダルコアはカルダスケーブルの3.5スクエアを巻いてムンドルフなんかのゼロコイルより更にゼロコイルとする為にΦ350を使い、コンデンサはofc純銅オイルコンを小容量にして製作を可能とした。

1インピーダンスは2k固定にして計算する。mj誌の岸川さんの6db落ちクロス対称型で計算した。


2ltspiceのシュミレーション結果。長年の夢だった300hzクロスで、なぜ夢か?とゆうと、515bダブルウーファ用ネットワークを300hzにしたらコイルとコンデンサが巨大化してDuelund社の純銅コンデンサを山盛りに使うと片チャネルで軽く100万円を越してしまい無理です。

3コイルはカルダスコイルで最強、それにDuelund社の純銅コンデンサを越えるofc純銅水晶粒防振オイルコンデンサの見通しが付き、音色力学では最強になる。

4カルダス水晶粒防振トロイダルコイルはΦ350mm、ofc純銅水晶粒防振オイルコンデンサはΦ250mm、巨大化だけは避けられないが、まあいいか。画像のものが左右で2セット必要になり、ラインアンプでパワーアンプして20v以上を印加している為、ここでの古典管アンプは必要なく、カルダス水晶粒防振トロイダルアッテネータでレベル調整されてパワーアンプへ供給される。

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2019年3月 3日 (日)

音色力学 ラインアンプ用アッテネータの考察

00 佐久間さんは音色力学の探求者で遂にアッテネータの解に辿りついた。音色力学の優れた巻き線型8Ωのアッテネータ(赤丸印)を使うためには、先ずインピーダンス変換用トランス5k:8Ω(青丸印)を投入し、出力側に16Ω:30k(黄色丸印)でインピーダンスを戻した。8Ωクラスの巻き線抵抗は巻き線の線径も太く、材質はニッケルクロム線で少なくともカーボンや金皮より音色は優れている。佐久間さんは何のためにトランスを多用しているか?解は音色の為に...である。

02あんぷおやじ流儀は巻き線型のアッテネータが基本で、更に巻き線を擦るワイパー部は金を貼り付けている。しかしながら巻き線はニッケルクロムで銅線ではない。残念ながら音色の優れた銅線は抵抗線にはならない。そこで水晶粒防振トランス式アッテネータを開発することにした。その構想図がこれ!ダ・ヴィンチの手稿のように全て手描きを基本としている。天才ダ・ヴィンチほど上手くないが、紙とエンピツさえあれば何処でも描けるのがいい。
3Φ350mmのトロイダルコアを水晶粒防振して、Φ1.0mmのofc線を1次2次共に360ターン巻く。60hzのインピーダンスは2kΩとなり2k/2kのトロイダルトランスが出来る。2次側(表面)のofcΦ1.0mmの表面はヤスリで削り接触可能としておく。ブラシ部はofcΦ10mmの丸棒から作り、巻き線ピッチは2.8mmで隣同士接触しないようにピッチを揃えて巻く。
1これで最強のラインアンプ用アッテネータが出来る。水晶粒防振構造で大型となり、ツマミとゆよりハンドルを回すイメージとなる。佐久間さんのトランス多用アッテネータの真意を理解出来ない御仁には、あんぷおやじ流儀のアッテネータに「そんなバカな!」となるに違いない。
2_2名工ミルトさんには銅マンガニン線を巻いて作ろうと相談していたが、構想図を描いていたら銅マンガニン線にしてもトロイダルトランスにしても掛かる工数が変わらないことに気付きここは一番、究極の水晶粒防振トロイダルトランス式アッテネータでやろうと決心した。
Sho構想、いや妄想を巡らしていたらミルトさんがコーヒーを飲みにみえた。そこで最近の分解能のカイゼン証明でゲルギエフのリムスキー、シェヘラザードをかけた。所々うるさい部分があり「これらが究極のアッテネータでカイゼンされる」と説明する。すると「佐渡裕さんのベルリンフィルが放映されて...」「たしかショスタコの5番だよね」とブルースペックcdを持ち出す。いやらしいブルースペックcdと思っていたのはこっちが悪く、良い音で演奏しているが未だうるさい。「うるさくない景色を見てみたい」ミルトさんがつぶやき「そう、最後に見てみよう、それには入り口から出口まで水晶粒防振と純銅素材に徹する手法しかない」とバーンスタイン、ショスタコ5番の現在音を記憶した。

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2019年3月 1日 (金)

音色力学 ラインアンプ用水晶粒防振構造トロイダルコアトランス

0ハイエンド時代の1980年代後半から1990年代の画像は少ない。現代のようなデジカメの無い時代だから、よっぽどでないと写真は撮らない。この画像は、ある著書に載る際にプロのカメラマンがポラロイド撮影したもので、オーディオルーム全体の雰囲気が分かるように撮影している。これが失敗したマルチアンプシステムで、ハイエンドマルチの難しさを痛感した。しかしこの時altecのような高能率スピーカは駆動し過ぎてはダメを学び、後の管球アンプへ繋がる先行投資と納得している。

01おっと、又しても発明?いや人のやっていないことをやるのだから全てが発明になる。まあ突然閃いて思いついてしまうのだから、構想設計には時間を掛けたほうが良い。重ね巻きは内側と外側で円形磁界の交差量に違いがあり同一のコイルにならない。とゆう訳で平行巻きとしていたが、50kクラスの平行巻きは無理。画像のように巻き数中心でカットして左半分を内側巻き線にしたら、右半分は外側巻き線とする。これで磁気バランスが取れてプッシュプルトランスの全ての巻き線が解決する。
3こちらがラインアンプ回路図でインプットトランス2個が1個となり、トロイダルコアが全体システムで20個位不足になる所を救われた。通常のラインアンプとは違い出力は次段のパワーチャンデバに供給する為、cx345のプッシュプルパワーアンプとなる。5151b用と288-16g用各出力は0.5w程度になる。
1出力電圧も27v強を予定している。先日d4studioさんが見えた時、トロイダルトランスの余りの大きさにたまげ「ブログでは大きさが伝わってこなかった」と言われていた。Φ450mmのカルダストランスでは40kgはあるから、持つにやっとの状況。だから妙なる音色が出なければ滑稽以外の何物でもない。
2トロイダルトランスは優秀だが優秀過ぎて使い辛い面もある。一番の問題は直流と交流が重畳した時の磁気飽和でこれさえ無いシステムを構築するならば、我らのような素人細工でも問題ない。ロボットにしてもオーディオにしても複合技術だから全てに精通することは無理であります。ならばシステム自体を崩壊させて素人細工で出来るようにすれば良く、ロボットベンチャーが成功した要因もここにある。

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