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2019年3月 6日 (水)

音色力学 電磁鋼板とパワーチャンネルデバイダ

6xパーマロイは良い音だ!
アモルファスは良い音だ!
と電磁鋼板の音まで聴き分ける凄耳の御仁が居られるが、こっちは駄耳で電磁鋼板の音まで分からないから銅線の音を聴いて決めている。電磁鋼板の選択には大いなる理由と都合がある。最大比透磁率はアモルファス&パーマロイで300,000もあり、透磁率に換算しても0.5とやたらとデカい。インダクタンスを大きく取りたい時は透磁率と巻き数の2乗に比例するからアモルファス&パーマロイの方が有利となり、f特も広がる。所が磁気飽和に対しては弱いので注意が必要となるし、アモルファス&パーマロイ電磁鋼板は大いに高額となり、いい加減な計算式では発注できない。結局我田引水力学で方向性or無方向性電磁鋼板(透磁率はアモルファスに比して2桁小さい)をいい加減な計算式で発注している。但しインダクは大きく取れないからf特は悪い。しかしこれらの方向性&無方向性電磁鋼板の良い所はニブイ所にあり、その鈍さで素人細工は救われている。

5今般パワーチャンネルデバイダを思いつき、カルダス水晶粒防振トロイダルコイルを作らなくてはならないハメになり、名工ミルトさんの分も含めて10個以上の発注をする。そこで再び磁気特性の計算式をやり直し、計算確度の向上に努めた。方向性や無方向性電磁鋼板の飽和磁束密度はアモルファス(1.5)やパーマロイ(1.0)に比べて2.0以上と大きいので使いやすい。計算手順は先ず磁化力h=0.05ax1,600t/1.162=69(am)を出して、その時の透磁率0.0095を導き出す。続いて直流電流の磁束密度b=(0.0095/1.162)x1,600tx0.05a=0.65T(テスラ)を出し、交流磁束密度bpeak=100vrms/4.44x3.14x20hzx1,600t=0.12T、合計磁束密度は0.77Tと解が出た。その時の磁化力は80(am)でB-Hカーブ上でも余裕がある。仮にこれをパーマロイにすると飽和磁束密度の1.0を直ぐにオーバーして使えない。

0めでたくパワーチャンネルデバイダのカルダス水晶粒防振トロイダルコイルの見通しがついたところで、設計に移る。パワーチャンネルデバイダとはスピーカのネットワークをそのまんまチャンデバに使うことで音色力学上最強として、通常のcrによるチャンデバとは大違いになる。ここでのトレードオフはコイルの巨大化とコンデンサの小容量化にあり、トロイダルコアはカルダスケーブルの3.5スクエアを巻いてムンドルフなんかのゼロコイルより更にゼロコイルとする為にΦ350を使い、コンデンサはofc純銅オイルコンを小容量にして製作を可能とした。

1インピーダンスは2k固定にして計算する。mj誌の岸川さんの6db落ちクロス対称型で計算した。


2ltspiceのシュミレーション結果。長年の夢だった300hzクロスで、なぜ夢か?とゆうと、515bダブルウーファ用ネットワークを300hzにしたらコイルとコンデンサが巨大化してDuelund社の純銅コンデンサを山盛りに使うと片チャネルで軽く100万円を越してしまい無理です。

3コイルはカルダスコイルで最強、それにDuelund社の純銅コンデンサを越えるofc純銅水晶粒防振オイルコンデンサの見通しが付き、音色力学では最強になる。

4カルダス水晶粒防振トロイダルコイルはΦ350mm、ofc純銅水晶粒防振オイルコンデンサはΦ250mm、巨大化だけは避けられないが、まあいいか。画像のものが左右で2セット必要になり、ラインアンプでパワーアンプして20v以上を印加している為、ここでの古典管アンプは必要なく、カルダス水晶粒防振トロイダルアッテネータでレベル調整されてパワーアンプへ供給される。

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