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2019年4月28日 (日)

無帰還力学 ターンテーブルddモータの3相誘導電動機とヒステリシスシンクロナスモータの考察3

4278無帰還力学を推し進めると、ターンテーブルのddモータは3相誘導電動機と3相ヒステリシスシンクロナスモータしかない。3相誘導電動機はトップランナー制度のヤリ玉に挙げられて、もはや省エネ時代に生き残る術は無く時代の移り変わりを思う。増してやヒステリシスシンクロナスモータなんかとうに消滅している。時代はハイレゾで隅々まで情報で埋め尽くされ、企業も人生も何だか息苦しくなっているね~。せめてjazzオーディオ人生に心躍らせたい。とゆう訳でcdpの軟弱ブラシレスdcサーボモータを蹴散らす、1hp(1馬力)級の3相誘導電動機の登場です。先ずはロングシャフトが必須で尚且つかご型ロータへ直結された高剛性構造、且つケーシングは鋳物orアルミダイキャスト製の全閉型と特殊な条件で探し、ようやくモータの新品を入手した。画像のようにシャフトのラインまで水晶粒へ埋めてしまう(音さえ静かなら水晶粒内でシャフトは回転させたい)から、水晶粒が侵入しない全閉で放熱フィン付きとなる。この手の特殊3相誘導電動機は回転数制御自在なpwmインバータの登場する前時代の製品で、現在は中々無い。「まだ回るかどうか分からない内に余分な心配しているのね~」、心配ご無用色々秘策ありな。

4272防水構造だからエンドブラケットのインロー勘合部はシリコンシーラントが塗り込まれ、全く分解できる気配は無い。感心できるのは国産の品質管理で、ボルトはトルクレンチで締めてあるので同じ力で緩めることが出来る。思案に熟慮を重ねエイッ面倒だ!ここから破壊大魔王で大ハンマーとノミを取り出し、僅かな突起物へノミを当てて叩く。何度か繰り返していたらシリコンシーラントが破壊し、インローが抜け始めた。何せロータが抜けなかったら何も出来ず、回らない場合終わりになってしまうから意地でも分解した。余談だが、誘導電動機のケーシングにもやたら詳しい。1967年に日立製作所に入社して、先ずは現場実習で配属先が習志野モータ工場用のケーシングを鋳物していた鋳造課だった。後にはその全自動化ラインの制御までやった。

4273x実に簡単な構造で電子産業革命以前の枯れたモータだ。あっちこっちにゴム製の防水構造のシールやパッキンが付いており、音に悪いので全部撤去した。

4274巻き線を追っかける。3相誘導電動機の巻き線ほど難解なものは無く、自分で設計して巻いたほうが早い。jazz先輩のk奈さんの所はモータ巻き線の専門屋さんで、そこにトクさんと呼ばれた巻き線の職人さんが居て、ひと睨みで大抵の巻き線は理解していたから凄かった。スロット数は小型3相誘導電動機に多い36スロットで極ピッチとコイルピッチが等しくないので短節巻きに見えるが、いずれ暇なときに解析しよう。

4275こちらがかご型ロータでやたらとでかい。それにしても国産の工業製品の美しいこと。少しでも変芯があれば長期間で破壊するから、回転体のダイナミックバランスは素晴らしい。上部のフツーのベアリングは取り外してメタル軸受けに交換する。下側のフツーのベアリングは撤去して軸底に円錐の穴加工して、その中に鋼球を入れる。このシャフト部はパーカショニストのnakaさんにバフ研磨してもらう。

4276デノンdp-3000,2相エディカレントモータと大きさの比較をする。荷物が届いた時「何で送料が2,000円や!」とブツブツ言いながら持ち上げた途端、気楽に持ったものだから落としかかり2,000円の意味が理解できた。我らはラグビー党で「継続は力なり」とか、伏見工業山口先生の「信は力なり」とか名言を聞くが、オーディオでは「重い(思い)は力なり」としておこう。

4277昔、3相誘導電動機のターンテーブル応用化で入手した0.65kwモータと大きさと構造比較をする。0.65kwモータは開放型で水晶粒に埋め込むには手間が掛かるが、ロングシャフトタイプは水晶粒に埋没させるのが絶好な構造となっており、無限にある3相誘導電動機からすれば奇跡の1台となる。次回はこれを如何に回したろ...か。

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