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2019年5月12日 (日)

音色力学 古典管ラインアンプ カニンガムcx345 2

5125芸術に常識的進化などほとんど無く非常識的進化=その時代の前衛としてきた。画像はニューヨークMoma美術館にあるダリの「記憶の固執」で、高校生時代に強烈にインスピレーションを授かった絵画、どうやら人生の生き方まで変えられたフシがある。この時は撮影している我が姿も写り込みダリ芸術へ参加してきた。その後イタリアルネッサンスに更なる衝撃を受けるが、人生最終章で時既に遅しだった。ただイタリアルネッサンスの巨匠達は芸術家で科学者であることが多く、現代オーディオはテクノロジーと芸術の融合だからイタリアルネッサンスに大いにヒントがあるように思う。余談だが、ダリ時計を本気で作ろうと思った時期があった。たいていは外形がグニャと曲がったものばかりで面白くなく、機械針で3次元的にグニャとした時計は面白いと考えた。

5121音色力学は真空管に尽きる。更に時代の音エネルギーは空気(空気感などではなく実際の空気)が支配していると決めたから、空気が未だ汚染されていない1930年代の古典管に限るとした。かくして古典管ラインアンプにカニンガムのcx345を使って製作は始まった。おまけになるが、優秀な発明家でもビジネスはからっきしダメ、そうゆうタイプ発明家のカニンガムやデフォレストを大いに支持するのであります。

5122Φ400mmのとろいトロイダルコアを使って水晶粒防振構造の出力トランスは現在名工ミルトさんが製作中。以前の検討段階のエントリーではcx345をプッシュにして出力トランスもプッシュにしていたが、とろいトロイダルコアのお陰でシングルアンプで進ことになった。

5128アンプ回路図はこれ。あんまり何にも無く簡単だから議論の対象にもならない。この回路は無に近づけた手法で、音色力学を探求するとこれしかない。入力はΦ350mmトロイダルトランスアッテネータ(ヴォリューム)で可変され、同じくΦ350mmのトロイダルインプットトランスで14dbにゲインされcx345に入る。グリッドバイアスはこのインプットトランスから注入する。出力トランスは2k:2kのパワートランスで20ma程度の電流供給能力を持ち次ぎ段のパワーチャンデバを駆動する。抵抗とコンデンサは1本も使っていない。

5129電源回路はこれ。整流器の半導体離脱の研究は未だ先で、今回は音色を悪くする半導体の使用量を限界まで減らした。定電圧回路で使用していたmj15024と15025は今回から止めて、その代りΦ350mmかΦ300mmのカルダストロイダルチョークコイルを投入した。dd、tt用3相誘導電動機のサイン波発生でsh2cpu開発環境が復活すれば、半導体離脱整流器の開発は一気に進む。

5127昨日はt-mon君のラインアンプ開発で、古典管の動作特性を採り回路方式の決定をやった。我らと同じトロイダルトランスを使うラインアンプは流石に費用が掛かり過ぎで、中学生には無理。そこで銅マンガニン線プレート抵抗とカップリング純銅オイルコンデンサを使うcr結合方式にしてある。rca171では目標ゲインの10dbまで到達出来ず6dbで、これでも十分だが余裕を持たせるためにrca112に替えて合格となった。歪み率はグリッドバイアス0vで一番低かったが、グリッドに1ma程度の電流が流れる為フツーの負バイアスにした。重厚長大とまあフツーのラインアンプ2機種は同時進行です。

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