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2019年5月 2日 (木)

無帰還力学 ターンテーブルddモータの3相誘導電動機とヒステリシスシンクロナスモータの考察5

5010「とにかくもう1台モータが出ているから直ぐに落札して下さい!」名工ミルトさんにメールを入れて、すかさず「帰りに寄ってください」とtelする。定刻通りミルトさんがやって来て「モータの画像を見た途端にピンときた、しかしアイドラ駆動か?ベルト駆動か?それがダイレクト駆動なんて...」と絶句する。3hz前後の超低周波駆動は微振動を伴うからddターンテーブル化するには極めて難しく、しかし無帰還で音楽振動が取れないものを負帰還で速度制御した所で改善にはならない。要するに裸特性が良くて無帰還が鉄則になる。これは磁石付きddと同じでどうにもならない。それほどddターンテーブルにおける音楽再生は難しい。最近流行の簡易ベクトル制御、dq指令値を与えαβ軸変換ならば演算式も少なく簡単で電気角位置帰還と電流帰還によって低速の速度制御が実現できて魅力的...いやまずい、あくまでも無帰還力学に拘ろう。

5012先日のamp研究会はミルトさん宅の世界初サイン波駆動emt930がどのように音が変化したか、確認しに出かけることにした。参加者はkuraiman社長氏、パーカショニストのnakaさん、t-mon君、ミルトさんにあんぷおやじ。amp工房で実験した機材を正式にセットしてあった。3相サイン波発生器ag1200の電源の取り方でコロコロ音が変わると、随分と重大な事態をミルトさんは把握しており、水晶粒防振カルダス電源のベストから受電するようにしてあった。

5013ミルトさん宅のレコードを聴くのは久しぶりで評価できないので、先週ガボール・ザボjazz ragaオリジナル盤を旧emt930で聴いたt-mon君が評価した。「ぜんぜん音が変わりました、音が太いです」はt-mon君で、こっちはjazz ragaオリジナル盤にこんなエネルギーがあったとは、度肝を抜かれた。もうここまでくればシメたもので音が良い悪いの領域を通り越して、ミルト流儀の音になっているから素晴らしい。もうお分かりですね、ターンテーブルはモータで音が変わりモータで音を決める。凄いモータを作れば凄い音が出る。

50113相サイン波発生器ag1200をミルトさんに譲ってしまい、アポロ計画のファンクションジェネレータでは3相サイン波の発生が上手いかず、仕方無しに高額なテクトロの2ch、awg2021自在波形生成ジェネレータを入手した。fgモードをいくらいじっても2相間の位相差など発生のしようもなくて、あえなくムダになってしまった。もう他力本願はイカン!ag1200も気に入らないとこだらけだしawg2021は更に悪いし、こうなりゃあ開発用の古いパソコンを生かしてsh2acpuの開発環境を復活させ、最強の3相サイン波発生装置を作ろう。前出2機種は12bitのdaコンバータ、こっちは音楽用も兼ねて16bitのdaコンバータにしてある。

5014安川モートルの社長を務められた音楽仲間の先輩は退職後国へ引っ込んで、更に年賀状交換は本年度で終えましょうと挨拶がきていた。段々人脈も金脈も?遠のき、コトを起こそうとした時パワーが出ない。それでも分布巻きのモータのキモは小倉を訪ねたときに十分に勉強してあるから、財産は残っている。今回は見逃すが、最終的には3相コイルの完全なるバランスを取る。

5016世界初?だらけなのだが3相誘導電動機で33回転を回したとき、結構クリチカルで振動が出たり止まったりしていた。未だレコードをかけるレベルではなく安定的に33回転が回るかの検証中で、特に3相のバランスがトルクリップル=振動に繋がるから3相の駆動電流を完全にバランスするようにサーボ系を調整する。テクトロの2ch、awg2021自在波形生成ジェネレータが使い物にならないのでアポロ計画に戻し外部に回路を付けて3相バランスするようにしなければならない。

5015そこまでやってもすべり制御では33回転の同期も取れず音楽振動が出るようならば、もうかご型ロータは諦めよう。

5017最後の切り札がロータの入れ替えになる。見城先生研究室で作られていたヒステリシスシンクロナスモータのロータを参考にニッケル合金で作る。コバルト鋼よりは入手し易いしお代も安い。多分ddターンテーブル用の交流モータではこれが最強になる。


そこでミルトさんと密談する。
d4studio さんはスタジオに旋盤とフライス盤を持ち込んだぜ」
「我らも安い中古の旋盤を折半で購入して自前で加工しよう」
「そうなりゃあ、ヒステリシスシンクロナスモータのロータなんか簡単に加工できる」
「で、その大型旋盤を何処へ設置します?」
「...」

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