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2019年5月30日 (木)

音色力学 古典管ラインアンプ カニンガムcx350 9

5241_1オーディオには場違いな画像だが、サボテン工房で苦労して育てたガラパゴスウチワサボテンが開花して、国内初の快挙?(国内での開花報告は不明)と勝手に決めている。我らの仲間には世界を又にかけた植物ハンターもいるが状況は厳しく、ワシントン条約CITES(Convention on International Trade in Endangered Species of Wild Fauna and Flora)で動植物の移動は厳しく制限される。そゆう背景からガラパゴス物は希少価値から大いに珍重されている。オーディオならば音質改良に何ヶ月単位でも答えは出るが、サボテンは5年くらいで開花を向かえ交配して種を蒔き次の開花に5年、品種改良の期間は10年サイクルと掛かり、とてもじゃあないが寿命は足りない。ガラパゴス諸島から端を発しガラケーなどと不届きな発言をよく聞くが、何とかson鵜匠の紐(光ファイバー)の先の鵜にならないだけマシと粋がっていると、孫から「スマホ無いの?」と聞かれれば「買います買います...」。ガラパゴス諸島での動植物の不正採取が後を絶たない現実が、オリジナリティ一義の示唆であり、またビジネスチャンスと心得るべし。

5282出展:タムラ製作所
タムラ製作所とはロボットのサーボアンプ用電流センサーで長い付き合いをしているから、自然と贔屓にしている。また、トロイダルトランスの設計ではスペックを参考にさせてもらっているが、とてもじゃあないがこんなに優秀なトランスは出来ない。最新ではアモルファス電磁鋼板を使用したf-5000シリーズで佐久間さんも使用している超高透磁率のトランス、何と10hzから-3dbとなっており脱帽!高い方は100khzと群を抜いて伸びており、いらん世話くらいなワイドレンジなのに、誰だいトランスがナローレンジと言ったのは?

5283xシングルの場合のインダクタンスに興味があって今回改めてf-5002のデータを見ている。インダクタンスは18hとなっているから10hzにおけるzは1.1kΩ程度、これに負荷抵抗3kΩを並列すると800Ωまで下がってしまいインピーダンス特性(グラフには無いが)はご覧のようになる。このインピーダンス特性で分からないのが低域で、インダクタンスが18hとさほど大きくなくても10hzまで出せるノウハウは?また超高透磁率で巻き数は少ないとすれば、高域の100khzまで伸びているのは納得できる。しかもですよ、10hzのトランスの歪が0.01%で、これは敵いません。cx350シングルアンプの出力振幅は、仮に8Ωの定格出力を4wとした場合、e=√wxrで5.7vとなる。これにインピーダンス比3kΩ:8Ωから巻き数比が19:1と出て、5.7vx19=107vとなる。この時の交流電流は10hz時のzが800Ωですから、107/800=133maと出る。但しこれはrmsだからピーク値は133max√2=189maとなる。非透磁率300,000のアモルファスコアでdc100ma、ac200maも流して飽和しないのは磁気ギャップが相当にあるのか?

5284そこで我が方のトロイダルトランスを見直してみる。900ターンx2で1800ターン、これでインダクタンスは12hx2=24hとなる。所がミルトさんはac180vと250vで測定しているため透磁率のゾーンの違う所と判断して、ac100v60hzで再測定してもらうことにした。このac100vとは前述のcx350の励振電圧となり、このディメンジョンに合わせる。真夜中ミルトさんに構わずtelする。「あんぷおやじー、夜勤はダメですよ!」と心配してくれる。「いやね、今日は胃カメラを飲んだため麻酔で午後はず~と寝てて、夜中に目を覚ましたので作業ですよ」。暫くしてtelあり、それによるとac100vで10Ωの両端電圧が347mv、電流は34.7maとなりz=2.881kΩと出た。これでインダクタンスを計算すると、7.7hとなる。これを計算式に当てはめるとL=900x900x0.0064x0.0018/1.162=8hとなり、やっと計算と実測が一致した。

5285 従って2層分加算しても15h程度で、インダクタンスは足りず3層巻いて23hと出てようやく条件が整う。ここにタムラのf-2005のスペックがあるが、30hz保証で21h、我等のトランスは性能が悪いからこれより多いインダクタンスにする。ミルトさんの巻き直しはΦ1.00mmポリウレタン線の手配中で、入荷次第巻いてくれるそうです。タムラ仕様の検証から、また当方の実験から見えてくるコトは繰り返しになるが低域が欲しければ巻き線を沢山巻き、トランスのコアボリュームは大きくする。

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