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2019年5月 6日 (月)

無帰還力学 ターンテーブルddモータの3相誘導電動機の考察 7

5060恩師が亡くなった。若き日に「人間、破格たれ!」を教わり、破格とは限りなき自由な発想と思想で、どうやら恩師の教えを最後まで守れそうだ。真に火中の栗を拾う本普請の教師で、時には本気で殴り、時には共に泣き、今時の評点を気にする教師とは根本的に違う。こうゆう独創的な教師は戦後の波乱万丈から生まれた経緯もあり、国が豊かになり段々升目に押し込むような教育方針では、出現し難い教師と思う。物質的豊かさと心の問題をどう上手く折り合いを付けていくかが、現代を生きる我らに課せられた命題と思う。

50613相誘導電動機は自動車のエンジンに似ている。ボアとストロークの関数でエンジンの特性は決まり、今回は以前入手したhitachiの650wを回してみる。出力は大きくなりロングストロークの小径ボアタイプはどのような特性になるか、データを取ってみる。

5062先ずは儀式でシャフトの端面にm4のタップを切る。ミルトさんが居ないため1人でやるが垂直にならず難しい。まあ実験だからいいか。お隣にあるモータはmjのk川さんがお送りくださった、重た~いエディカレントモータ。ここまで準備して後はamp研究会で回す。

5063amp研究会当日、前日から甲府へカルメン・マキさんのライブに1泊で出かけていたkuraiman社長氏とパーカショニストのnakaさんが、高速参勤交代で戻り参加してくれた。他には久しぶり参加の住職にt-mon君にミルトさん、このメンバーが歴史的な出来事を目撃することになる。先ずは無負荷運転で、この段階で見通しはつく。ストロボ盤のシマシマがあんまり安定しない。まあ、回ることは回るが無負荷のせいと判断する。

5064そこで一気に負荷を搭載することにした。ここで名工ミルトさんの登場、相変わらず手際良くラックスマンのpd-171試作プラッターを取り付ける。元々ダメ元だから気楽に調整をしていると見事に回り、思わず「事件です!事件です!」と叫ぶが、amp研究室のメンバーは「???」であまり興奮しない。「世界初!」と強調しても「はあ~?」とつれない。パーカショニストのnakaさんの工場で沢山使われている3相誘導電動機が、ターンテーブルのddモータに使える突拍子もない事態に、にわかには理解し難いのかも知れない。それでも理解しようとkuraiman社長氏は熱心に覗き込んでいた。終始事態を目撃しているミルトさんはコトの重大性を把握している。

506533回転の証拠画像。但し若干行きつ戻りつ的に見えてプラッターとストロボ盤の取り付け精度も怪しいのでなんとも言えない。ロンストローク小ボアでは少々調整の難しいところもあり万全とは言えないが、3相誘導電動機の使用可能範囲は大いに広がった。

50663相誘導電動機の駆動電圧はおおよそ2.4vrms。


5067 その時の駆動電流はおおよそ0.7arms、モータ出力は√3eicosΘ=3.5w、650wのモータが1/185になると33回転で回るのだ。相変わらず3相のバランスも狂っており前述のメカニカル精度と合わせて、まあ合格となる。

50782機種の3相誘導電動機を回してみた結論は、ショートストロークの大口径ボアの勝ちと決まった。これは自力で設計して作る場合の扁平モータが正しいことの証明にもなり、ddターンテーブル用の3相誘導電動機は平たい顔族の画像のような扁平モータの探索になる。

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