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2019年5月 8日 (水)

無帰還力学 ターンテーブルddモータの3相誘導電動機の考察 了

5079カルメン・マキさんはベトナム反戦運動盛んなりし頃の1969年にデビュー、我らは勝手に反戦の女神と決めてファンになった。当時の合言葉に「do not kill in Vietnam」がある。amp工房へ入ると出迎えるのが画像の「do not kill in Vietnam」画(f80号)とジョン・コルトレーンです。絵のタイトルは「愚行の輪」シリーズで当時の連作になり、この未熟な作画を見ると1968年11月9日とあり県芸術祭出展作品で、土方定一先生には皮肉にも技術が高いと評価して頂いた。今改めて観ると描写技術は確かに稚拙だがアイディアは面白く、奇想天外さは今般のターンテーブルddモータの3相誘導電動機化に繋がっているように思う。徒党を組むのも嫌いだから1人プロジェクトxで反戦の意思表示をして描き続けた。1986年に初めてワシントンdcを訪れ、ベトナム戦争戦没者慰霊碑(Vietnam Veterans Memorial)へ駆けつけた。何メータも続く大きな石の墓標に刻まれた多くの名前の中から、我が子の名前を見つけ手をあてがい泣き崩れている老婆の姿を見た時、自分の中の「do not kill in Vietnam」は思い上がりと気付かされ、この件の落とし前はついた。

5068いよいよ3相誘導電動機ddターンテーブル化実験も佳境で、先日のamp研究会では水晶粒防振構造のプラッターを組み込み、本番同等のテストをした。「底板をΦ350mmの紙管へ入れて側面からネジ止めしよう」「いや、紙テープで張っただけで強度は出る」と自信満々に名工ミルトさんは水晶粒防振プラッターを組み上げる。紙テープをベタベタ貼るだけだから直ぐに組みあがり、3相誘導電動機のロングシャフトへネジ止めする。余りの速さにミルトさんに脱帽!

5069それに水晶粒を充填するのだが、3相誘導電動機の固定はせず頭でっかちは不安定極まりない。モータを暴走させたら一発でひっくり返る。そこがほれ、速度帰還が掛かっていないから決して暴走はしない。sp10もdp-80も速度帰還をしくじるとブンブン回り、これも無帰還力学の勝利なのだ。元々Φ300mmの紙管で高さ100mmが約20kg、横着して純銅電解コンデンサ用のΦ350mmでやったから20kgは優に超えるが、実験には丁度良い。

5070続いて蓋をしてその中央へストロボ盤を貼り付け、これで完成となる。

 

5071もう慣れたもので遠慮会釈なく直ぐに3相誘導電動機を回す。見事に回りショートストローク大口径ボアは実に安定している。

5072こちらが論より証拠画像。ラックスマンpd-171試作プラッターの時と同じで実にスムーズに回転する。

5073念のため参考データを採っておく。3相誘導電動機の駆動電圧はおおよそ4.5vrms。

 

5074 その時の駆動電流はおおよそ0.5arms、モータ出力は√3eicosΘ=4wとなる。

5075強大慣性負荷&粘性負荷を搭載しても何ら問題なく回り、興奮しているのはあんぷおやじ1人だけで、amp研究室のメンバーは極めて冷静にニコニコしている。5月5日のamp研究会は3相誘導電動機の650wを回し、実負荷搭載の200wまで回して成功させ歴史的な日となった。これにてターンテーブルddモータの3相誘導電動機の考察は了とし、次の登場は製品化の開発時となる。そして今急がねばならないラインアンプへと突入です。

50763相誘導電動機は3相の内、1相が欠けても回る。これがトランスのv結線みたいなものだがその活きた2相に過電流が流れプロテクタがしっかりしていないと、何れ焼損する。今回はあえて2相で回す実験をしたが、パラメータさえ変更すれば33回転の同期もとれ滑らかに回る。パワーは1/10以下と大幅に落ちているからモータ焼損はあり得ないし、この手法はステレオアンプで回せるメリットがあり、経済型を追求する場合にはあり...かな?

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