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2019年6月19日 (水)

振動力学 カニンガムcx350古典管パワーアンプ 続1

6171古典管カニンガムcx350は打てば響く凄い球で、潜在能力の高さに無限の可能性を感じてしまう。なぜ50管なのか?その取り憑かれ方にこそ個人の摩訶不思議な事情がある。あんぷおやじ流儀は、cx350のナスs-19型は水滴形状で振動力学で有利だし、cx345よりパワーは出るし、1928年~1932年までの真空管製造技術は黎明期で、無骨な手作りだが時代を切り開く使命に燃えたエネルギー感が如何にも期待に答えそう。また同じ50管が数社で作られているから未知なる発掘の可能性も秘めている、等など。とまあ、勝手に決めているのだが、古典管属はwe300aを始めみんな凄いのでしょう。その凄さをどう生かせるかは、アナタの努力と創造主のご沙汰次第です。古典管ラインアンプカニンガムcx350はエントリーno13まで進み、突然cx350管パワーアンプに変身してしまった。アフタアワーズ、名工ミルトさんに密談で寄ってもらう。「ミルトさんねえ~、ラインアンプもパワーアンプも全部同じにしよう、違いは出力トランスだけになります」「ようがす!」こうして密談は成立。基本はcx350の単管アンプだから、ラインアンプもパワーアンプも同じが正解なのだ。

6172とゆう訳で横道に逸れよう。
アムクロンのce2000txは古典管cx350パワーアンプのドライブ段として機能しており、両者の接続にはカップリングフィルムコンデンサが使われている。ここをofc純銅オイルペーパーコンデンサにすれば完璧になる。しかしコンデンサは無いし...思案しているとハタと気が付いた。インプットトランスがあるじゃあないか!これはmcトランスの実験用で、現在の巻き線は1次300t2次2500tでトランスゲインは18dbもあり、これならばドライブトランスとして使える。

6173早速接続して音出しをすると、音のやせた状態が解消し太くなった。これはカップリングフィルムコンデンサの宿命で、ofc純銅オイルペーパーコンデンサにしない限りは解消はしない。ofc純銅コンデンサよりも強力はインプットトランスになり、フツーの銅ポリウレタン線を巻いてもコンデンサ類より遥かに良い。インプットトランスを使うことで回路の抵抗やコンデンサは姿を消した。アムクロンce2000txはドライバ段だったものがラインアンプに変身してインプットトランスの1次側を駆動し、2次側はー80vとcx350のグリッドに接続すればもうお終い。全般的に銅素材を増やすと音がボケて膨らむ、これを真鍮や銀を使って締めに掛かると、銅の妙なる音色に生涯会えない。ボケて膨らんだ音をどうエネルギーに変えるか?

6177x上画像のパワーアンプは抵抗を1本も使っていない。コンデンサは電源の電解コンデンサのみで古典管回路には1本も使っていない。これで1922年~1927年製造のwe 7aアンプの再現は見事に成功した。実に97年前のアンプの方が音の良い方式!とは誰1人思うまい。電子工学の正当性は動作における正当性と一致するが、音楽駆動力とは一致しない。現代電子工学からすれば「こんな回路で!」となるでしょうが、抵抗やコンデンサの出現理由が分かれば、少しはwe 7aアンプを理解してもらえると思う。

6174「we274bやux-280古典整流管の方が31df6ファーストリカバリ・ダイオードより素材力学的に音が良いはず?」と思い始めて探しに掛かるが、あっ!いかんまた悪い癖...先ずは手持ちの整流管5dj4で音質を調べることにした。材質はニッケルプレート(黒化=カーボン)とフィラメントのタングステン酸化バリウムの構成で、まあ半金属のsiよりは音色力学は良いと理屈は言っている。

6175う~んと唸ってしまう。音色では勝る所もあるが、肝心の重心が20cm上がってしまった。ここなのね~、ニッケルやタングステンは音を強固で硬質的にして良いのだが、重心の上がる方向は流儀に反する。かくして整流管計画は瞬間に終わってしまい、ux-280に大枚叩かなくて良かった。原因は整流管の内部抵抗で、数10Ωありこれが電源密結合を阻害する。

6190 オーディオ4種の神器でも最重要は電源密結合で、ここをあだや疎かにするなかれ。整流管は回路図上電源トランスの近傍に書くのが常識で、ここで錯覚に落ちやすい。実際にはcx350の頭上にあるわけで、これを目の上のたんこぶと言う。いっそ古典管を交流で動かしてたんこぶが取れれば凄い音になること、間違いなし。

6176_1整流管がダメとなれば「ルテニュウムコンタクターの高速メカニカル整流器の開発」を急いで、半金属のシリコンダイオード31df6を除去するしかない。ここのところ高速メカニカル整流器もアイディアが進みフツー(若干高速型)のリレーのコイルを巻きなおして低電圧大電流で高速型に改造して、接点にはofc純銅を貼り付ける。これを銅の筒に入れて水晶粒防振をして、ピンを付けコネクターでワンタッチ交換できるようにして消耗品対策も怠らない。

6178余談だが、
段々上海駿河屋さんの音に似てきた。過激暴力的jazz表現は他に類を見ない凄さで、たいていは理解の前に拒絶する。特に緻密繊細なハイエンド思考者には全く受け入れられない。見抜いたのは割烹わかすぎの若旦那で「凄過ぎ!」と讃えた。ただストラディバリがノコギリを弾く感には参ってしまう。その過激さに緻密さと透明度を加え、ストラディをノコにしなくなったのがamp工房なのだ。

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