« 音色力学 古典管ラインアンプ カニンガムcx350 13 | トップページ | 量子力学 古典管フィラメント考 1 »

2019年6月 9日 (日)

音色加減算力学 オーディオ単純化成否の謎

5090毎度の登場です。
オルフィレウスの永久運動機械に衝撃を受けたフラーフェザンデ教授は、慌ててアイザック・ニュートンへ見分の書簡を送り意見を求めた。書簡を見たアイザック・ニュートンは「永久運動機械を作るものは無から有を得ようとしている」とバッサリ切り捨てた。「無から有を得ようとしている」についてはまさしくあんぷおやじの話で、アイザック・ニュートンに何と言われようとライフワークで「無から有を得よう」と180度と270度にゲインを持った高効率発電機の研究に余念はないし、アイザック・ニュートンに何と言われようと「希薄な有から確かな有を得よう」とオーディオに寝食忘れている。この無と有が織り成す彩が全ての物事を複雑にも単純にもしている。今回はオルフィレウスの謎に匹敵する、音色加算減算力学におけるオーディオ単純(シンプル)化成否についての謎の?お話です。

5091音色力学に徹すると色んなことが見えてきて、実に明快になる。画像はopa541の中身の回路で、出力はnpnのアッパーアームとロアアームで出しており金田式に大同小異、もっともロボットのサーボアンプはデジタルでもアナログでもnchの上下になる。音的にopampがディスクリートを超えられない理由に、シリコンの内臓抵抗とコンデンサがあり、この音色が問題なのだ。ディスクリートの場合は自在にニッケルクロム線抵抗や銅コンデンサなどが使えて、音色では有利となる。昔、金田式のバッテリーアンプの実験をしていた時にふと思いついて、416-8aのマグネットカバー上にアンプを設置してスピーカのリード線を100mmと最短にしてみた。どうだ凄いだろ!と音を出したら実につまらない音で考え込んでしまった。単純化とは?直結とは?しかしこの実験は有意義で、単純化した時の問題点の解明が出来た。

5093以来トランジスタアンプを作る場合はacアンプ(上画像の赤丸印にカップリングの良質コンデンサを入れる)を常として、半金属のシリコンで音色が劣化するのを抑えた。ただ当時は抵抗についてノーアイディで、ディールの巻き線抵抗を使い音色改善するのが精一杯だった。トランジスタアンプを作る場合はトム・コランジェロがやるように良質のコンデンサをベタベタ付けて、シリコン半金属の音色支配から逃げよう。但しトム・コランジェロはコンデンサの選択を間違えたから、celloのパフォーマンスは超駆動力を持つが線が細い。論より証拠で、自分のパフォーマンスは銀線改造で失敗したが、割烹わかすぎの若旦那のパフォーマンスでは音の良いコンデンサをベタベタ貼り付けて音色を大きく改善できた。

50991violaのブラボーに東芝製のモールドトランジスタが使われるに至っては、トランジスタの2sa649が良いとか、mosfetが良いとか、sicが良いとか、それらは所詮シリコン半金属手の平に乗った孫悟空の世界の話で、全く大した問題ではない。ここまでの音色加算減算力学でお分かりのように、シリコン半金属の音色の悪さをofc純銅オイルペーパーコンデンサや銅マンガニンセン抵抗で消毒して、音色のカイゼンを計るのが良い方法と思いますが。

5098音色はともかく、トランジスタアンプで素晴らしいのは駆動力となる。単純化とは真逆の膨大な部品で複雑化したviolaのブラボーは、現代の電気ヒータの如き低能率スピーカもなんなく駆動してしまう。しかしブラボーでもトム・コランジェロはコンデンサの選択を間違えた。幾ら駆動したとしても音色力学だけは古典管アンプに敵わなず、半金属シリコントランジスタの限界もある。もっとも、トム・コランジェロにofc純銅オイルペーパーコンデンサや銅マンガニンセン抵抗をブラボーへ搭載されたのでは到底太刀打ちできないから、余裕で余力を残してくれたのだろう。

5097 伊豆のdcアンプマニアさんには電線病(伝染)と言われる始末だが、これには「416-8aのマグネットカバー上にアンプを設置してスピーカのリード線を100mm」としたことが生きている。当時の回路部品は無個性の音色の薄い部品が多く、その上半金属シリコンに音色を支配されているから、つまらない音になった。それをダイエイ電線のようなフツーの電線を使ったのでは、音色マイナス成分の大き過ぎで音色の向上は望めない。そこでカルダス水晶粒防振ケーブルなどで欠落した音色を補っている。

5092次が真空管アンプの音色力学で、回路技術に凝っている頃は出来るだけ直結にしたが、直結度が増えるほど鮮度と駆動力は向上するものの音色は面白くなくなった。これはなぜだろうか?真空管の構成素材はプレートの黒化ニッケルが筆頭に鉄やタングステンに銅等の複合素材で出来ており、この段階で半金属シリコンよりは音色は良いが、銅素材だけよりは落ちる。直結にすることでカップリングのコンデンサや良質抵抗で補っていた音色が、真空管の素材だけになり音はつまらなくなる、と決めた。従って、画像の佐久間さんのアンプは銅トランス(赤丸印)が真空管の間に入るため、音色の支配力が真空管から銅寄りになり、良くなるのだ。

5095ここからは更に我田引水力学で説明しよう。weの7aアンプが究極のオーディオ単純(シンプル)化であり、これを実現すれば佐久間さんの音色力学を超えられる。このアンプ上で音色劣化は真空管構成素材とアッテネータの真鍮素材になる。一方で音色は銅をordinarilyとすれば青丸印のトランスで元に戻され、その段数により音色加算減算力学が行われると想定できる。weの7aアンプより単純化はチョッと無理な気もするが現在進行中であり、その成果は追々公開しよう。
音色加算減算力学の公式
音色(db)=(抵抗音色+コンデンサ音色)x段数ートランジスタ段数
音色(db)=トランス音色x段数ー真空管段数

以上のように、音色加算減算力学におけるオーディオ単純(シンプル)化成否の謎について挑んでみたが如何かな?まあ、かなり強引な仮説と実験結果による私見だが、これらのことをオーディオ駆け出しの若い頃から質問しても、誰からも明快で論理的な回答をもらっていないから仕方がない。「300bはなぜ音が良いのか?」「2a3はなぜ音が良いのか?」「カルダスゴールデンリファレンスはなぜ音が良いのか?」無数にある...

 

|

« 音色力学 古典管ラインアンプ カニンガムcx350 13 | トップページ | 量子力学 古典管フィラメント考 1 »